Clipchampの一時保存・自動保存の仕組みと使い方【途中保存・再開・素材管理まで解説】

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「Clipchampに保存ボタンが見当たらない」「編集を途中でやめたけどデータは残っているの?」と疑問に感じたことはありませんか?
Clipchampには手動の保存操作が存在せず、自動保存(オートセーブ)が常に動いています。
この記事では、Clipchampの自動保存の仕組み、編集の再開方法、素材ファイルを誤って消さないための注意点まで詳しく解説します。


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Clipchampに「保存ボタン」がない理由

Clipchampを使い始めると、他の動画編集ソフトにある「保存」ボタンが見当たらないことに気づきます。
これはバグではありません。

Clipchampは編集中に数秒ごとに自動でプロジェクトを保存する仕組みになっており、手動で保存ボタンを押す必要がない設計です(Microsoft公式サポート「ビデオの作業中にビデオを保存する」より)。

タイムラインに加えたカット・テキスト追加・BGM設定などの編集内容は、操作のたびにリアルタイムでアカウントに保存されています。
途中でブラウザを閉じたり、PCをシャットダウンしたりしても、編集の続きをそのまま再開できます。


自動保存される内容・されない内容の違い

Clipchampの自動保存について、何が保存されるかを正確に理解することが大切です。

項目保存されるか
タイムライン上の編集内容(カット・テキスト・BGMなど)◯ 自動保存される
プロジェクト構造・タイトル・ファイル名◯ 自動保存される
素材ファイル(動画・音声・画像ファイル本体)△ PC上に残す必要あり(※)

(※)個人アカウントの場合、デフォルトでは素材ファイルの本体はPC上に保存されたままで、クラウドにはアップロードされません。
編集内容(タイムライン情報)はClipchampのサーバーに保存されますが、素材ファイルを移動・削除すると再リンクが必要になります(Microsoft公式サポート「メディアファイルを格納および処理する方法」より)。


自動保存が正常に機能するための条件

自動保存にはインターネット接続が必須です。
オフライン環境では編集の進捗が保存されないため、後から開いたときに内容が失われている場合があります(Microsoft公式サポートより)。

また、以下の点にも注意してください。

  • シークレットモード(プライベートブラウジング)では使用しない:Clipchampの公式サポートが明示的に禁止しています。シークレットモードではプロジェクトが正常に保存されません
  • 1つのブラウザタブでのみ開く:複数タブでClipchampを同時に開くと、どちらの編集状態が保存されるか不定になります
  • VPN・プロキシを使用している場合は無効化を検討する:接続が不安定になりやすく、自動保存が失敗するケースがあります

途中保存したプロジェクトを再開する方法

編集を途中でやめたプロジェクトは、以下の手順で再開できます。

  1. Clipchampを起動する(デスクトップアプリまたはブラウザ版)
  2. ホーム画面の「あなたの動画」に、これまで編集したプロジェクトが一覧表示されている
  3. 再開したいプロジェクトのサムネイルをクリックする
  4. 前回の編集状態がそのまま再現されるので、すぐに続きから作業できる

プロジェクトを再開したとき「ファイルを再リンクしてください」と表示される場合は、次のセクションを参照してください。


「ファイルを再リンク」と表示されたときの対処法

Clipchampの個人アカウントでは、素材ファイル(動画・画像・音声)の本体はPC上のフォルダに保存されています。
プロジェクトを再開したときに、以下のいずれかの操作をしていると「ファイルを再リンクしてください」と表示されます。

  • 素材ファイルを別のフォルダに移動した
  • 素材ファイルを削除した
  • 別のPCでプロジェクトを開こうとしている

再リンクの手順:

  1. 「ファイルを再リンク」のメッセージが表示されたら、指示に従って素材ファイルを選択する
  2. ファイルが入っているフォルダを選択すると、関連するすべての素材が一括で再リンクされる

再リンクを防ぐ方法:

素材ファイルをまとめた専用フォルダを1か所に固定し、そのフォルダを移動・削除しないことが最も確実な対策です。


一時ファイルの保存場所とストレージ管理

Clipchampは編集中にメディアファイルを一時ファイルとしてPCに保存します。
プロジェクトが増えたり、大きな動画を多数扱うと、この一時ファイルがCドライブのストレージを大量に消費することがあります。

一時ファイルの保存場所

デスクトップアプリ版の場合:

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Packages\Clipchamp.Clipchamp_yxz26nhyzhsrt\LocalState\EBWebView\Default\IndexedDB

ブラウザ版(EdgeまたはChrome)の場合:

ブラウザのキャッシュ領域に保存されます(Microsoft公式サポート「一時ファイルをコンピューターに保存する理由」より)。

一時ファイルを手動で削除する方法

一時ファイルが増えすぎてストレージを圧迫している場合は、以下の方法で削除できます。

デスクトップアプリ版のリセット手順:

  1. Win + Iキーで設定を開く
    2.「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
  2. 「Microsoft Clipchamp」を選択し「詳細オプション」をクリックする
  3. 「リセット」をクリックする

注意: リセットを実行すると、既存プロジェクトのキャッシュも削除されます。
実行前に、編集中のプロジェクトがないことを確認してください。

また、一時ファイルを削除してもプロジェクトの編集データそのものは消えません
次回プロジェクトを開いたとき、素材ファイルが再ダウンロード・再キャッシュされます(素材がPC上に残っていれば問題ありません)。


完成した動画を保存する方法(エクスポート)

自動保存されるのは「編集途中のプロジェクト状態」です。
完成した動画をMP4ファイルとしてPCに保存するには、別途エクスポートの操作が必要です(Microsoft公式サポート「Clipchampでのビデオのエクスポートと保存」より)。

エクスポートの手順:

  1. 編集画面の右上にある「エクスポート」ボタンをクリックする
  2. 解像度(480p/720p/1080p/4K)を選択する(無料アカウントは1080pまで)
  3. 書き出しが完了したら「コンピューターに保存」をクリックする
  4. 保存先とファイル名を指定して保存する

エクスポート完了後、動画はデフォルトで「ダウンロード」フォルダに保存されます。


コンテンツバックアップ機能とOneDriveとの統合(2025年8月以降)

コンテンツバックアップ(有料機能)

個人アカウントで「コンテンツバックアップ」を有効にすると、素材ファイルもクラウドに保存されます。
これにより以下のメリットが得られます(Clipchampヘルプセンター「コンテンツバックアップの使い方」より)。

  • PC上の素材ファイルを削除・移動してもプロジェクトを再開できる
  • ファイルの再リンク作業が不要になる
  • 別のPCからでも同じプロジェクトを編集できる

コンテンツバックアップはClipchamp Premiumプラン(有料)の機能です。

OneDriveとの統合(2025年8月下旬〜)

2025年8月下旬から、個人アカウントのClipchampはOneDriveとの統合が始まっています。
プロジェクトは自動的にOneDriveに保存・管理されるようになり、別デバイスからでもアクセスしやすくなっています(Microsoft公式サポート「Clipchampクラウドストレージに関するよくある質問」より)。

  • 無料アカウント: OneDriveの5GB分のクラウドストレージを使用
  • Microsoft 365 Personal/Family加入者: 1TBのクラウドストレージを使用

職場・学校アカウントの場合

職場や学校のMicrosoft 365アカウントでClipchampを使用している場合、素材ファイルはデフォルトで職場のOneDrive/SharePointに自動バックアップされます。
別のPCで同じプロジェクトを開いても、素材が自動的に読み込まれます。


プロジェクトの別バージョンを保存したいとき

「同じ動画の異なるバージョンを作りたい」という場合は、プロジェクトのコピーを使う方法が有効です。

  1. Clipchampのホーム画面で、コピーしたいプロジェクトの「…」メニューを開く
  2. 「コピーを作成」を選択する
  3. コピーされたプロジェクトが「あなたの動画」に追加される
  4. それぞれ別々に編集・エクスポートできる

まとめ

Clipchampの一時保存・自動保存について、重要なポイントをまとめます。

  • Clipchampは手動の保存操作不要で、数秒ごとに自動保存される
  • 自動保存にはインターネット接続が必須(オフライン環境では保存されない)
  • 自動保存されるのは編集内容で、素材ファイルの本体はPC上に残す必要がある
  • 途中のプロジェクトはホーム画面の「あなたの動画」からいつでも再開できる
  • 完成した動画をPCに保存するにはエクスポート操作が別途必要
  • 一時ファイルが増えてストレージを圧迫したらアプリのリセットで整理できる

Clipchampの基本的な使い方についてはMicrosoft Clipchampとは?Windows標準の動画編集ソフトを完全マスター!もあわせてご覧ください。
また、起動できないトラブルの際はClipchampが開けない原因と対処法を参考にしてください。


参考情報源:

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