Clipchampで動画を圧縮する方法!ファイルサイズを小さくする手順を解説【Windows 10/11】

Windows

「Clipchampで動画を圧縮したい」「エクスポートしたMP4のサイズが大きすぎる」——そんな悩みを持つ方は多いはずです。
Microsoft Clipchampには、ビットレートや圧縮率を直接指定する専用の圧縮機能はありません。
ただし、「解像度を下げる」「不要な部分をカットする」という2つの方法を組み合わせることで、動画のファイルサイズを効果的に小さくできます。
この記事では、Clipchampで動画を圧縮する手順と各解像度の目安、注意点を詳しく解説します。


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Clipchampの圧縮機能について知っておくべきこと

専用の圧縮機能は現在なし

Clipchampにはかつて「Clipchamp Utilities」という動画圧縮・変換ツールが存在しましたが、2021年にサービスが終了しています(複数ソースより確認)。
現在のClipchamp(Windows標準搭載版)では、ビットレートや圧縮率を数値で指定する機能はなく、ファイルサイズを縮小するには「解像度の変更」と「カット編集」という間接的な方法をとることになります。

エクスポート形式はMP4のみ

Clipchampでエクスポートできるファイル形式はMP4だけです(他形式への変換は非対応)。
形式を変えてサイズを縮小する用途には使えないので注意してください。

ファイルサイズが逆に大きくなる場合がある

元の動画がすでに高効率なコーデックで圧縮されている場合、Clipchampで書き出すと出力ファイルが元より大きくなることがあります(Microsoft公式サポート「出力ビデオ ファイルが元のファイルよりも大きくなる理由」より)。
これはClipchampが使用するコーデックの特性によるもので、仕様上の制限です。


Clipchampで動画を圧縮する2つの方法

方法1:解像度を下げてエクスポートする

もっとも簡単かつ効果的な方法です。
エクスポート時に解像度を下げることで、ファイルサイズを大幅に削減できます。

手順

  1. Clipchampを起動し、「新しいビデオを作成」をクリックする
  2. メディアのインポート」をクリックし、圧縮したい動画ファイルを選択する
  3. インポートした動画をタイムラインへドラッグ&ドロップする
  4. 編集が不要な場合はそのまま右上の「エクスポート」をクリックする
  5. 解像度の選択画面が表示されるので、用途に合った解像度を選ぶ
  6. コンピューターに保存」をクリックして保存先を指定する

解像度別のファイルサイズ比較

実際の圧縮効果の参考として、Guiding Tech(英語メディア)の実測データを示します。
130MBの動画を720pで書き出したところ、71MBに縮小できたと報告されています。

解像度圧縮効果主な用途無料で使えるか
480p最大(最小サイズ)確認用・デモ・社内共有
720pSNS(Instagram/TikTok)・一般共有
1080pYouTube・プレゼン・保存用
4Kなし(最大サイズ)高品質アーカイブ❌(有料版のみ)

Microsoft公式サポートによると、各解像度の特徴は次のとおりです。

480pは選択できる最小解像度で、承認確認用の下書き送付や帯域幅を抑えたい用途に最適です。
720pはInstagram・TikTokなどSNS投稿に適した解像度で、ファイルサイズが小さく、画質も十分実用的です。
1080pはYouTubeやプレゼン動画など、品質を重視する用途に向いています。


方法2:不要な部分をカット・トリミングして動画を短くする

動画の再生時間を短くすることでもファイルサイズを削減できます。
冒頭のブレや末尾の無音部分など、不要なシーンを削除しましょう。

トリミング(前後をカット)する手順

  1. タイムライン上のビデオクリップにカーソルを合わせる
  2. クリップの先頭または末尾に「両方向矢印(↔)」が表示されたら、左右にドラッグする
  3. 必要な長さに調整したら完了(ドラッグ幅の分だけ動画が短くなる)

分割して中間部分を削除する手順

  1. 再生ヘッドを削除したい箇所の始点に移動する
  2. タイムライン上のクリップを右クリックし「スプリット」を選択する
  3. 再生ヘッドを削除したい箇所の終点に移動し、再度「スプリット」を選択する
  4. 不要な区間のクリップをクリックして選択し、Deleteキーを押して削除する

方法1+方法2を組み合わせると効果的

「不要部分をカットして動画を短くする」+「低解像度でエクスポートする」を同時に行うことで、ファイルサイズの削減効果が最大化されます。
SNS向けの短い動画を作る際などに特に有効です。


エクスポート時の解像度選びの目安

用途に合わせて、下記の表を参考に解像度を選んでください。

用途推奨解像度
メール・社内共有・確認用480p
Instagram / TikTok / X(Twitter)720p
YouTube / Vimeo1080p
プレゼン資料への埋め込み720p ~ 1080p
高品質な長期保存1080p(4Kは有料版)

注意点:Clipchampで圧縮できないケース

圧縮済みの動画は効果が薄い場合がある

スマートフォンで撮影したHEVC(H.265)動画など、すでに高効率コーデックで圧縮されているファイルは、Clipchampで書き出すと逆にファイルサイズが大きくなることがあります。
Microsoft公式サポートでは、このような場合はHandBrakeなど外部ツールを使ってMP4(H.264)に変換してからClipchampに取り込むことを推奨しています。

バッチ(一括)圧縮には非対応

Clipchampは複数の動画を一括圧縮する機能を持っていません。
複数ファイルを圧縮したい場合は、一つずつ作業する必要があります。

ビットレートの直接指定はできない

Clipchampではビットレートを数値で設定する機能がありません。
細かい圧縮設定が必要な場合は、動画エンコーディングの仕組みを理解した上でHandBrakeなどの専門ツールを使うことを検討してください。


よくある質問(Q&A)

Q. 圧縮したら画質はどれくらい落ちますか?
解像度を下げれば相応に画質は低下します。
1080p→720pへの変更は画質の変化がわかりにくい場合も多いですが、1080p→480pへの変更はPCの大画面で再生するとぼやけが目立ちます。
最終的な用途(スマホで見る・PCで見る・プロジェクター投影など)に合わせて選んでください。

Q. エクスポートしたらファイルサイズが元より大きくなりました。なぜですか?
元の動画がH.265(HEVC)など高効率コーデックで圧縮されていた場合、ClipchampがH.264(AVC)コーデックで書き出すため、ファイルサイズが増加することがあります。
この場合はHandBrake等で事前にH.264のMP4に変換してから取り込むと改善する場合があります(Microsoft公式サポートより)。

Q. MP4以外の形式で圧縮・保存はできますか?
現在のClipchampはMP4形式のみに対応しています。
MOV・AVI・MKVなど別形式で保存したい場合は、他のツールを使う必要があります。

Q. Clipchampで動画がうまく開けない・ダウンロードできない場合は?
インストール自体に問題がある場合は、Clipchampがダウンロード・インストールできない場合の対処法を参照してください。


まとめ

Clipchampで動画ファイルサイズを小さくするには「解像度を下げてエクスポートする」「不要部分をカットして動画を短くする」の2つを組み合わせるのが基本です。
SNSへの投稿なら720p、メール送付や確認用なら480pが目安になります。
ただし、元ファイルのコーデックによっては書き出し後にサイズが増加するケースもあるため、HandBrakeでの事前変換も選択肢に入れておきましょう。
Clipchampの基本的な使い方や全機能についてはMicrosoft Clipchamp完全ガイドを参考にしてください。


参考情報源:

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