Clipchamp(クリップチャンプ)で「一時停止」と検索する方は、主に3つのことを知りたい場合が多いです。
「プレビューを一時停止するショートカットキーが知りたい」「動画の一部を静止画のように止めたい(フリーズフレーム)」「動画内のしゃべりの間(無音部分)をAIで自動削除したい」——この記事では、これら3パターンをすべて解説します。
【基本】プレビュー再生を一時停止する方法

編集中にプレビュー動画を止めたいときは、キーボードのスペースキーを押すだけです。
再生中にもう一度スペースキーを押すと一時停止、停止中に押すと再生が再開されます。
プレビュー操作に使える主なショートカットキー
Clipchampでは45種類のキーボードショートカットが用意されています(Microsoft公式サポート「Clipchampのキーボード ショートカット」)。
再生・編集で特によく使うものをまとめました。
| 操作 | Windows / Chromebook | Mac |
|---|---|---|
| 再生/一時停止 | Space | Space |
| 先頭にシーク | Ctrl + ← | CMD + ← |
| 末尾にシーク | Ctrl + → | CMD + → |
| 1コマ戻る | ← | ← |
| 1コマ進む | → | → |
| クリップを分割 | S | S |
| 削除 | Delete または Backspace | Delete |
| 元に戻す | Ctrl + Z | CMD + Z |
一時停止してから←/→キーを押すと1コマずつ移動できるため、正確な位置でクリップをカットしたいときに便利です。
【編集】動画の特定シーンを静止画のように止める(フリーズフレーム)
「この瞬間を数秒間止めたい」というときに使う効果がフリーズフレームです。
フリーズフレームとは、動画の特定のフレームを静止画として一定時間表示させる編集効果のことです。
Clipchampにフリーズフレーム機能はある?
Clipchampにはフリーズフレームの組み込み機能がありません。
ただし、「静止画を書き出してタイムラインに挿入する」という手順で同じ効果を再現できます。
フリーズフレームを再現する手順(Windows)
- Clipchampでプロジェクトを開き、タイムラインに動画を配置する
- プレビューを再生し、止めたいフレームでSpaceキーを押して一時停止する
- ←/→キーで正確なフレームに合わせる
- キーボードのPrtScr(PrintScreen)キーを押してスクリーンショットをクリップボードにコピーする(ノートPCの場合はFn + PrtScrが必要な場合がある)
- スタートメニューからペイントを開き、Ctrl + Vでスクリーンショットを貼り付ける
- ペイントのトリミング機能でプレビュー部分のみを切り出して保存する(PNG形式推奨)
- Clipchampに戻り、保存した静止画をメディアとしてインポートする
- タイムライン上で、止めたいフレームの位置をSキーで分割する
- 分割点に静止画クリップを挿入し、表示時間を任意に調整する
静止画の表示時間は、クリップの右端をドラッグすることで伸縮できます。
1〜3秒程度が一般的な使用時間の目安です。
Macユーザーの場合
MacではCommand + Shift + 4を使うとドラッグで任意の範囲をスクリーンショットできます。
iPhoneで撮影した動画の場合は、MacのPhotosアプリからエクスポートする際に自動でH.264形式に変換されるため、そのままClipchampにインポートしてフレームを取得できます。
【AI機能】動画内の一時停止(無音・間)をAIで自動削除する
話している動画を撮ると、思わぬ間(ま)や無音部分が入ることがあります。
ClipchampにはAIオートカット(沈黙の削除)という機能があり、音声の無音部分を自動で検出してカットしてくれます。
AIオートカットの概要
- 機能名:沈黙の削除 / オートカット(Auto Cut)
- 対象:3秒以上の無音または一時停止部分
- 料金:すべてのユーザーが無料で利用可能(2024年7月にGA)
- 対応メディア:インポートした動画・音声ファイル、エディター内で録画したカメラ映像・画面録画・音声録音など(Microsoft公式サポート「How to use silence removal」)
AIオートカットの使い方(手順)
- Clipchampでプロジェクトを開き、音声が含まれる動画や音声ファイルをタイムラインに追加する
- タイムラインツールバーにあるスパークル(✨)アイコンをクリックする
- 表示されたメニューから「オートカット」ボタンをクリックする
- ポップアップウィンドウで、書き起こしに使用する言語を選択する(日本語の場合は「日本語」を選択)
- 必要に応じて「不適切な言語をフィルター」のチェックボックスを設定する
- 「書き起こし」ボタンをクリックしてAI処理を開始する
- AIが自動的に3秒以上の無音・一時停止部分を検出し、タイムライン上でハイライト表示する
- 検出された一時停止の数が画面に表示されるので、矢印ボタンで1つずつ確認できる
- 削除したくない部分は「無視」、削除する場合は「削除」をクリックする(「すべて削除」で一括削除も可能)
- 編集が完了したら、エクスポートボタンをクリックして動画を保存する
AIオートカットは音声が含まれていないと使用できません。
また、3秒未満の無音部分は検出対象外のため、自然な間が短い会話はカットされにくい設計になっています。
AIオートカットが特に役立つ場面
- ウェビナーや講義動画の無駄な間を一括削除したいとき
- Webカメラで録画したトークビデオを短くまとめたいとき
- 長時間の画面録画から要点だけを抽出したいとき
- ポッドキャスト動画のテンポを上げたいとき
まとめ
Clipchampの「一時停止」には3つの使い方があります。
プレビューの再生停止はスペースキー、動画内の静止演出はスクリーンショット+静止画挿入で再現、無音・間の削除はAIオートカット機能でワンクリック対応が可能です。
特にAIオートカットは無料で使えるうえ、手作業が不要な便利な機能なので、トーク動画やチュートリアル動画を作る際にぜひ活用してみてください。
Clipchampの基本的な使い方については、Clipchamp公式ヘルプセンターもあわせてご覧ください。
参考情報源:
- Microsoft公式サポート「Clipchampのキーボード ショートカット」
- Microsoft公式サポート「How to use silence removal」
- Clipchamp公式ブログ「How to remove silences from audio and video with AI」
- Clipchamp公式「AI video editing features」
- Petri IT Knowledgebase「M365 Changelog: Microsoft Clipchamp: Remove pauses and silences in your videos」(2024年4月)

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