「2本の動画を1本にまとめたい」「画面を左右に分割して2つの動画を同時に流したい」「動画の上に別の動画を重ねたい」…。
Clipchampで2つの動画を扱う方法は、目的によって3パターンに分かれます。
この記事では、それぞれの操作手順を用途別にわかりやすく解説します。
Clipchampで2つの動画を扱う3つの方法
まず、どの方法が目的に合っているかを確認しましょう(Clipchamp公式情報より)。
| やりたいこと | 方法 | タイムラインの配置 |
|---|---|---|
| 1本目→2本目の順番で再生したい | 動画を結合(順番につなげる) | 同じトラックに横並び |
| 2つの動画を画面左右に同時に流したい | スプリット画面(左右分割) | 別トラックに縦並び |
| 動画の上に別の動画を小さく表示したい | ピクチャインピクチャ(重ねる) | 別トラックに縦並び+サイズ調整 |
目的が決まったら、該当の方法にジャンプしてください。
動画をインポートする(共通の準備)
どの方法でも、まず動画をClipchampに読み込む必要があります(Clipchamp公式・Microsoft公式サポートより)。
- Clipchampを起動し、「新しいビデオを作成」をクリックする
- 左側ツールバーの「メディア」タブをクリックする
- 「メディアのインポート」ボタンをクリックする
- 使用したい動画ファイルを2本選択して読み込む
ポイント: OneDriveに接続して動画を読み込むこともできます。
アセットあたり4GB未満のファイルに対応しています(Clipchamp公式より)。
方法1:2つの動画を順番につなげる(結合)
「1本目の動画が終わったら2本目が始まる」という形に結合する方法です。
最もシンプルな操作で、タイムラインに並べるだけで自動的に1本の動画になります(Clipchamp公式ブログ・Microsoft公式サポートより)。
手順
- メディアタブに読み込んだ1本目の動画をタイムラインにドラッグ&ドロップする
- 2本目の動画を、1本目の右側にドラッグ&ドロップする
- 2本のクリップが隣り合って自動的につながれ、1本の動画になる
- プレビューで再生して順番を確認する
順番を変更したい場合
タイムライン上でクリップをドラッグ&ドロップすれば、順番をいつでも入れ替えられます。
何度でも変更でき、変更のたびに即座にプレビューに反映されます(Clipchamp公式ブログより)。
クリップ間にすき間ができた場合
トリミング後などにクリップとクリップの間にすき間(黒い空白)が生じることがあります。
すき間にカーソルを合わせてキーボードの Delete キーを押すか、表示されるゴミ箱アイコンをクリックすると、すき間を削除できます(Clipchamp公式ブログより)。
トランジション(切り替え効果)を追加する
2本の動画の境目をなめらかにつなぎたい場合は、トランジションを追加できます(Clipchamp公式ブログより)。
- タイムライン上の2つのクリップの間にカーソルを移動させると「+」ボタンが表示される
- 「+」ボタンをクリックする
- 右側にトランジションの一覧が表示されるので、好みのスタイルをクリックする
- 継続時間もあわせて設定できる
方法2:2つの動画を画面左右に並べる(スプリット画面)
「ビフォーアフターを左右に見せたい」「2つの視点を同時に流したい」というときに使う方法です。
2本の動画が同時に再生されます(Clipchamp公式ブログより)。
タイムライン配置のコツ
方法1との最大の違いは、同じトラックに横並びではなく、別々のトラックに縦並び(上下に重ねる)で配置することです。
こうすることで2本が同時に再生されます(Clipchamp公式ブログより)。
手順
- 1本目の動画をタイムラインにドラッグ&ドロップする(1段目のトラック)
- 2本目の動画を、1本目の上のトラックにドラッグ&ドロップする
- タイムライン上で2本の動画が縦に並んだ状態になっていることを確認する
- 上のトラックの動画をクリックして選択状態にする
- プレビュー画面でコーナーをドラッグして動画のサイズを調整する(横半分になるよう縮小する)
- 動画をドラッグして画面の左半分または右半分に移動させる
- 下のトラックの動画も同様にサイズ・位置を調整して、もう片方の半分に配置する
- プレビューで2本が左右に並んで再生されているか確認する
ポイント: 縦型(上下に並べる)のレイアウトも同様の手順で作れます。
位置調整の際にプレビュー画面で直接ドラッグできるので、感覚的に配置できます(Clipchamp公式ブログより)。
スプリット画面の用途例
- ビフォーアフター比較動画
- 2つの視点からのリアクション動画
- ゲームプレイと顔カメラの同時表示
- 左側にテキスト・右側に動画のレイアウト
方法3:動画の上に別の動画を重ねる(ピクチャインピクチャ)
「メインの動画の右下に小さく別の動画を表示したい」というときに使う方法です。
左右に並べるのではなく、大きい動画の上に小さい動画を重ねる形になります(Clipchamp公式ブログより)。
手順
- 背景(メイン)にしたい動画をタイムライン下段にドラッグ&ドロップする
- 前面に表示したい動画を、タイムラインの上段にドラッグ&ドロップする
注意: タイムラインの上に配置した動画が、プレビューの前面(手前側)に表示されます。
上下の配置と表示の前後が対応しているので覚えておきましょう(Clipchamp公式ブログより)。
- 上段の動画をクリックして選択状態にする
- プレビュー画面のコーナーをドラッグし、動画を小さなサイズに縮小する
- 画面の右下や好みの位置にドラッグして配置する
- プレビューで仕上がりを確認する
ピクチャインピクチャの用途例
- 解説動画+手元のアップ
- ゲーム画面+リアクション顔カメラ
- ポッドキャスト動画でのロゴ表示
- メイン映像+サブカメラのアングル
仕上げとエクスポート
編集が完了したら、プレビューボタンで全体を再生して最終確認します。
問題がなければ右上の「エクスポート」ボタンをクリックし、解像度を選択してダウンロードします(Clipchamp公式・Microsoft公式より)。
| 解像度 | 用途の目安 |
|---|---|
| 480p | 容量を小さくしたいとき |
| 720p | SNS投稿・一般的な用途 |
| 1080p | 高画質で保存したいとき(推奨) |
| 4K | 有料プランのみ |
注意: Clipchampのエクスポート形式はMP4のみです(Clipchamp公式より)。
WMV・MOV・AVIなど他の形式で保存したい場合は、別の変換ツールが必要になります。
よくある疑問(Q&A)
Q:つなげられる動画の数に上限はある?
A:ありません。必要な数だけ動画をタイムラインに追加できます(Clipchamp公式ブログより)。
Q:動画の途中だけを切り出してつなげることはできる?
A:できます。タイムライン上でクリップの端をドラッグするか、「スプリット」ツールで必要な区間を切り出してから結合できます。
Q:2本の動画の長さが違うとどうなる?
A:スプリット画面・ピクチャインピクチャで2本の長さが異なる場合、短い方が終わった後は長い方だけが再生されます。
長さを揃えたい場合はトリミングツールで調整してください。
Q:音声はどうなる?
A:2本の動画を重ねると、両方の音声が同時に流れます。
どちらか一方の音を消したい場合は、対象のクリップをクリックしてプロパティパネルの「音声」タブで音量を0にしてください。
まとめ
Clipchampで2つの動画を扱う方法は3パターンです。
順番に再生するなら、同じトラックに横並びにドラッグ&ドロップするだけで自動的に結合されます。
左右に並べて同時再生するスプリット画面は、別々のトラックに縦並びで配置してからサイズ・位置を調整します。
動画を重ねるピクチャインピクチャは、上段トラックに乗せた動画が前面に表示されるという仕組みを押さえておくと迷わず操作できます。
いずれもドラッグ&ドロップを中心とした直感的な操作で実現できるのがClipchampの強みです。
Clipchampの基本的な使い方はMicrosoft Clipchampとは?Windows標準の動画編集ソフトを完全マスター!で詳しく解説しています。
参考情報源:

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