「Clipchampを開こうとしたら、アクセス許可がないと表示されて使えない…」と困っていませんか?
このエラーは、発生している状況によって原因がまったく異なります。
この記事では、Clipchampで「アクセス許可がない」と表示される代表的な4つのケースと、それぞれの解決策を順番に解説します。
Clipchampで「アクセス許可がない」が起きる主な原因
「アクセス許可がない」というエラーは、大きく分けて以下の4つのケースで発生します。
- カメラ・マイク・画面録画の許可がブロックされている
- 職場・学校アカウントで組織がClipchampを無効化している
- Microsoft 365のライセンスが割り当てられていない・反映されていない
- 共有された動画の視聴権限がない
それぞれの対処法を確認していきましょう。
ケース1:カメラ・マイク・画面録画の許可がブロックされている
Clipchampで録画機能やカメラ機能を使おうとしたときに「アクセス許可がない」と表示される場合は、ブラウザまたはWindowsの設定でアクセスがブロックされているケースが多いです。
ブラウザ(EdgeまたはChrome)でアクセス許可を確認する
ClipchampはMicrosoftのサポートページによると、EdgeまたはChromeブラウザでの使用が推奨されています(Microsoft公式サポートページより)。
Edgeの場合:
- Edgeを開き、右上の「…」→「設定」をクリックする
- 左メニューから「Cookieとサイトのアクセス許可」→「すべてのサイト」を選択する
- 検索欄に「clipchamp」または「sharepoint」と入力する
- 該当URLを開き、カメラとマイクが「許可」になっているか確認する
- 変更後、ブラウザを再起動して再度Clipchampを開く
Chromeの場合:
- アドレスバーに
chrome://settings/contentと入力してEnterキーを押す - 「カメラ」または「マイク」をクリックする
- ClipchampのURLが「ブロック」に入っていたら「許可」に移動する
- ブラウザを再起動する
WindowsアプリでClipchampを使っている場合
デスクトップアプリを使用している場合は、Windowsの設定からアクセス許可を確認できます。
- スタートメニューから「設定」を開く
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選択する
- 検索欄に「Clipchamp」と入力する
- 「…」(3点ドット)→「詳細オプション」をクリックする
- カメラとマイクのアクセス許可が「オン」になっているか確認する
- 設定変更後はClipchampを一度終了して再起動する
ケース2:職場・学校アカウントで組織がClipchampを無効化している
会社や学校のMicrosoftアカウントでClipchampを使おうとすると「このデバイスではClipchampが無効になっています」や「アクセス許可がありません」といったメッセージが表示される場合があります。
これは、Microsoft 365の管理者がClipchampへのアクセスをブロックしているために発生します。
確認できること・対処法
- デスクトップアプリが表示されない場合: 管理者がアプリの使用を制限している可能性があります。ブラウザ(EdgeまたはChrome)から
microsoft365.comにアクセスし、アプリ一覧からClipchampが表示されるか確認しましょう - ブラウザでも使えない場合: 組織でClipchampが完全に無効化されています。この場合はIT管理者に問い合わせて、自分のアカウントへのClipchampライセンスの割り当てを依頼する必要があります
- 個人アカウントで使えるか確認する: 職場アカウントでブロックされていても、Clipchamp個人版は個人のMicrosoftアカウントで利用できます
管理者向け補足:
Microsoft 365管理センターの「請求」→「ライセンス」ページから、特定ユーザーへのClipchamp割り当てを変更できます(Microsoft公式サポートより)。
ケース3:Microsoft 365のライセンスが割り当てられていない・反映されていない
正しいライセンスを持っているはずなのに、ClipchampにアクセスできないケースもMicrosoftが正式に報告しています(Microsoft公式トラブルシューティングより)。
対処手順
- ログアウトしてブラウザキャッシュをクリアする
- EdgeまたはChromeの設定から「閲覧データの消去」を開く
- 時間範囲を「すべての期間」に設定する
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れてクリアする
- 24時間待つ
- OneDriveやSharePointのキャッシュが反映されるまでに時間がかかる場合があります
- Microsoftの公式情報によると、最大24時間待ってから再度ログインすることが推奨されています
- 再ログイン後に再確認する
microsoft365.comにアクセスし、アプリ一覧にClipchampが表示されているか確認する
- 24時間経過しても解決しない場合
- プロビジョニング(ライセンス反映)状態が「保留中」または「無効」になっている可能性があります
- IT管理者に報告し、Microsoft 365管理センターからサポートへ問い合わせてもらいましょう
ClipchampのWorkバージョンが利用できるライセンス
Clipchampは、以下のMicrosoft 365ライセンスで利用できます(Microsoft公式サポートページより、2025年7月時点)。
| ライセンス | 対応状況 |
|---|---|
| Microsoft 365 E3 / E5 | 利用可能 |
| Microsoft 365 Business Standard | 利用可能 |
| Microsoft 365 Business Premium | 利用可能 |
| Office 365 E3 / E5(企業向け) | 展開中(2025年7月時点) |
| Microsoft 365 Government(G3/G5) | 利用不可 |
ケース4:共有された動画の視聴権限がない
他のユーザーが作成したClipchampの動画を視聴・再生しようとしたとき、「このビデオを表示するためのアクセス許可がありません」と表示される場合があります。
これは動画ファイルがSharePointやOneDriveに保存されており、自分のアカウントに閲覧権限が付与されていないために発生します。
対処手順
- 動画を共有した相手に連絡し、アクセス権の付与を依頼する
- 動画の共有リンクが「組織内の特定のユーザー限定」で設定されている場合は、共有者が「アクセスの管理」→「アクセスを許可」から追加対応が必要です
- 「全員(外部ユーザーを除く)」など広いアクセス範囲に変更することで、組織内の全員が閲覧できるようになります
それでも解決しない場合の確認ポイント
上記の対処法を試しても改善しない場合は、以下も確認してみてください。
- アプリのバージョンを確認する: デスクトップアプリのバージョンが2.9.x以前の場合、職場・学校アカウントでのログインに対応していません。Microsoft Storeからアップデートしてバージョン3.x以上にする必要があります(MC744123、Microsoft 365 Roadmap ID 387124より)
- ブラウザ拡張機能を無効化する: プライバシー系や広告ブロック系のブラウザ拡張機能が、Clipchampの動作を妨げる場合があります
- サポートに問い合わせる: 個人版Clipchampを使用している場合はClipchamp公式サポートに直接問い合わせできます
まとめ
Clipchampの「アクセス許可がない」エラーは、原因によって対処法が大きく変わります。
カメラ・マイクのアクセス許可はブラウザかWindowsの設定から確認・修正できます。
職場・学校アカウントで使えない場合は、組織の管理者への確認が最短の解決策です。
ライセンスが反映されていない場合は、ログアウト→キャッシュクリア→24時間待機という手順を試してみてください。
Clipchampの基本的な使い方や機能についてはMicrosoft Clipchampとは?Windows 11標準搭載の無料動画編集アプリを徹底解説もあわせてご覧ください。
参考情報源:
- Microsoftサポート「Clipchamp Windowsアプリでカメラとマイクの設定を有効にして変更する方法」
- Microsoftサポート「organization内のユーザーのClipchampを有効または無効にする方法」
- Microsoftサポート「職場または学校アカウントのClipchampのライセンスに関する問題をトラブルシューティングする方法」
- Microsoftサポート「Clipchampのカメラ、マイク、画面録画のアクセス許可のトラブルシューティング」
- Microsoft 365 Roadmap「Clipchamp desktop app: Work account support」(MC744123 / Roadmap ID 387124)


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