【AQUOS高温緊急停止】突然シャットダウンする原因と対処法|冷却方法から予防策まで完全解説

プログラミング・IT

「スマホが急に『高温緊急停止』と表示されて電源が落ちた!」
「充電中にAQUOSが熱くなって使えなくなる…」
「車のダッシュボードに置いたら高温でシャットダウンしてしまった」

AQUOSスマートフォンを使っている方の中には、こんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。

高温緊急停止とは、スマホが過熱状態になると、端末を守るために自動的にシャットダウンする保護機能です。

安全機能ではありますが、大切な電話を受けられなかったり、ナビが使えなくなったりと、不便なことも多いですよね。

この記事では、AQUOSスマートフォンの高温緊急停止が起こる原因、今すぐできる対処法、そして再発を防ぐ予防策を、初心者の方でも分かるように詳しく解説します。


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  1. 高温緊急停止とは?
    1. 基本的な仕組み
    2. 何度で停止するのか?
    3. スマホが熱くなる場所
  2. 高温緊急停止が起こる8つの原因
    1. 原因1:高温環境での使用・放置
    2. 原因2:充電しながらの使用
    3. 原因3:高負荷アプリの長時間使用
    4. 原因4:スマホケースが熱を閉じ込める
    5. 原因5:複数アプリのバックグラウンド動作
    6. 原因6:5G通信の負荷
    7. 原因7:放熱設計の問題(AQUOS wish4など)
    8. 原因8:バッテリーの劣化
  3. 高温緊急停止が起きた時の対処法(今すぐできる!)
    1. ステップ1:すぐに使用を停止
    2. ステップ2:涼しい場所に移動
    3. ステップ3:スマホケースを外す
    4. ステップ4:自然冷却で30分〜1時間待つ
    5. ステップ5:電源を入れる
    6. ステップ6:原因を確認して対策
  4. 絶対にやってはいけないこと
    1. ❌ 冷蔵庫・冷凍庫に入れる
    2. ❌ 保冷剤・氷を直接当てる
    3. ❌ 水に浸ける
    4. ❌ 高温のまま充電する
    5. ❌ 無理やり電源を入れる
  5. 高温緊急停止を防ぐ10の予防策
    1. 予防策1:高温環境を避ける
    2. 予防策2:充電しながら使わない
    3. 予防策3:画面輝度を下げる
    4. 予防策4:バックグラウンドアプリを終了
    5. 予防策5:5Gをオフにする
    6. 予防策6:スマホケースを見直す
    7. 予防策7:アプリとOSを最新に保つ
    8. 予防策8:定期的に再起動
    9. 予防策9:高負荷アプリは短時間で
    10. 予防策10:夏場は特に注意
  6. 機種別の対策(AQUOS wish4の場合)
    1. AQUOS wish4の高温緊急停止問題
    2. wish4専用の対策
    3. それでも改善しない場合
  7. バッテリー劣化が原因の場合
    1. バッテリー劣化の確認方法
    2. バッテリー交換の検討
  8. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:高温緊急停止は故障ですか?
    2. Q2:高温緊急停止を繰り返すとスマホは壊れる?
    3. Q3:一度緊急停止したら、すぐ使っても大丈夫?
    4. Q4:高温緊急停止が起こらないようにする設定は?
    5. Q5:夏だけ緊急停止する。これは正常?
    6. Q6:充電中に緊急停止。充電は止めるべき?
    7. Q7:保証で修理できる?
    8. Q8:冬でも高温緊急停止することはある?
  9. まとめ

高温緊急停止とは?

基本的な仕組み

高温緊急停止(thermal emergency shutdown)とは、スマートフォンの温度が一定以上に上昇した際に、端末を保護するために自動的に電源を切る安全機能です。

表示されるメッセージ例:

高温緊急停止
温度が高くなっています
シャットダウンします

または

高温のため緊急停止します

目的:

  • バッテリーの膨張・爆発を防ぐ
  • 内部部品(CPU、基板など)の破損を防ぐ
  • ユーザーの火傷を防ぐ
  • データの破損を防ぐ

何度で停止するのか?

一般的な温度基準:

温度帯状態スマホの動作
0〜35°C正常動作範囲通常通り使える
36〜40°Cやや高温警告が表示されることも
41〜45°C高温注意画面輝度低下、性能制限
46°C以上危険域高温緊急停止

注意:

  • 機種によって基準温度は異なる
  • 内部温度センサーで測定(外気温ではない)
  • AQUOS wish4は30°C超えで停止するとの報告も

スマホが熱くなる場所

発熱源:

  1. バッテリー
  • 充電時、放電時に熱を発生
  • 最も熱くなりやすい部分
  1. CPU・GPU
  • 処理を行う際に熱を発生
  • ゲームや動画視聴で高温に
  1. ディスプレイ
  • 画面が明るいほど発熱
  • 長時間点灯で熱を持つ
  1. 5G通信モジュール
  • 5G通信時に大きく発熱
  • バッテリーと同時稼働で高温に

触って熱い場所:

  • カメラ周辺(CPU・GPUの真上)
  • 背面上部(バッテリー付近)
  • 画面全体(ディスプレイ)

高温緊急停止が起こる8つの原因

原因1:高温環境での使用・放置

具体例:

夏の車内に放置

  • 車内温度:60°C〜80°C
  • ダッシュボード上:さらに高温
  • 数分で高温緊急停止

直射日光の下で使用

  • 画面が日光を吸収して高温に
  • カメラレンズが集光して局所的に高温
  • 黒いケースはさらに熱を吸収

炎天下での長時間ナビ使用

  • GPS + 画面表示 + 日光で急激に発熱
  • 車のダッシュボードに固定すると熱が逃げない

高温多湿の場所

  • 夏のエアコンがない室内
  • サウナ、温泉施設の脱衣所
  • 厨房など熱源がある場所

発生しやすい時期:

  • 7月〜9月(真夏)
  • 外気温30°C以上の日

原因2:充電しながらの使用

なぜ危険?

充電中はバッテリーが発熱しています。
そこにスマホの使用による発熱が加わると、急激に温度が上昇します。

特に危険な行為:

充電しながらゲーム

  • CPU・GPUがフル稼働
  • バッテリーも充電で発熱
  • 2つの熱源が同時に稼働

充電しながら動画視聴

  • 長時間の画面点灯
  • データ通信も継続
  • 放熱が追いつかない

充電しながらビデオ通話

  • カメラ、マイク、画面、通信すべて稼働
  • 最も負荷が高い

温度上昇の目安:

  • 通常充電:+5〜10°C
  • 充電しながら使用:+15〜25°C
  • 急速充電しながら使用:+20〜30°C以上

原因3:高負荷アプリの長時間使用

高負荷アプリの例:

重い3Dゲーム:

  • 原神
  • PUBGモバイル
  • ウマ娘 プリティーダービー
  • プロジェクトセカイ

長時間動画視聴:

  • YouTube(高画質)
  • Netflix、Amazonプライムビデオ
  • TikTok(連続視聴)

動画撮影・編集:

  • 4K動画の撮影
  • 長時間のライブ配信
  • 動画編集アプリの使用

AR・VR系アプリ:

  • ポケモンGO(AR使用時)
  • Google Lens
  • その他カメラ系アプリ

発熱の仕組み:

  1. CPUとGPUがフル稼働
  2. 画面が高輝度で点灯し続ける
  3. データ通信も継続
  4. 放熱が追いつかず温度上昇

原因4:スマホケースが熱を閉じ込める

熱がこもりやすいケース:

厚手のケース

  • 手帳型ケース
  • 耐衝撃ケース
  • ラバー素材のケース

密閉型ケース

  • 全面を覆うタイプ
  • 防水ケース
  • ぬいぐるみケース

なぜ熱がこもる?

スマホは背面から熱を放出するように設計されています。
しかし、ケースがあると:

  1. 背面からの放熱が妨げられる
  2. 熱がスマホとケースの間に閉じ込められる
  3. 内部温度がどんどん上昇

温度差の実験結果:

  • ケースなし:40°C
  • 薄いケース:43°C(+3°C)
  • 厚手ケース:48°C(+8°C)
  • 手帳型ケース:52°C(+12°C)

原因5:複数アプリのバックグラウンド動作

バックグラウンドで動くアプリの例:

  • SNSアプリ(通知取得)
  • 位置情報アプリ(常時追跡)
  • 天気アプリ(定期更新)
  • ニュースアプリ(自動更新)
  • メールアプリ(同期)
  • クラウド同期アプリ

問題点:

使っていないアプリでも、バックグラウンドでは動作しています。
複数のアプリが同時に動くと:

  1. CPUが常に稼働
  2. メモリを圧迫
  3. 通信も継続
  4. じわじわと温度上昇

確認方法:
設定 → アプリ → 実行中のアプリ
を見ると、何が動いているか分かります。

原因6:5G通信の負荷

5Gが発熱しやすい理由:

  1. 消費電力が大きい
  • 4Gの1.5〜2倍の電力を消費
  • バッテリーへの負荷が大きい
  1. 通信モジュールが発熱
  • 高周波の電波を送受信
  • アンテナ部分が高温に
  1. 5G対応エリアが限定的
  • 4Gと5Gを頻繁に切り替え
  • 接続を探し続けて発熱

特に危険なのは:

  • 5G通信しながら動画視聴
  • 5G通信しながら大容量ダウンロード
  • 5Gテザリング

原因7:放熱設計の問題(AQUOS wish4など)

AQUOS wishシリーズの特徴:

AQUOS wishは低価格スマホで、コストを抑えるために:

  • 放熱設計が簡略化されている
  • 放熱シート・ヒートパイプなしの機種も
  • 筐体が小さく熱がこもりやすい

特にAQUOS wish4の報告:

「30°C超えると高温緊急停止する」というユーザー報告が多数あります。

wish2、wish3との違い:

  • wish2、wish3:高温緊急停止は稀
  • wish4:頻繁に緊急停止する報告あり

原因として考えられること:

  • MediaTek Dimensity 700の発熱特性
  • 放熱設計の変更
  • 温度センサーの閾値設定が低い

原因8:バッテリーの劣化

古いバッテリーは発熱しやすい

バッテリーは使えば使うほど劣化します。
劣化したバッテリーは:

  1. 内部抵抗が増加
  2. 充電・放電時の発熱が増える
  3. 異常な発熱を起こす

バッテリー劣化のサイン:

  • 購入から2年以上経過
  • 充電サイクル500回以上
  • バッテリーの減りが早い
  • 充電が遅くなった
  • スマホが異常に熱くなる

高温緊急停止が起きた時の対処法(今すぐできる!)

ステップ1:すぐに使用を停止

やること:

すべての操作を停止

  • アプリを閉じる
  • 動画を止める
  • ゲームを終了

充電を停止

  • 充電ケーブルを抜く
  • ワイヤレス充電パッドから外す

通信をオフ

  • 機内モードにする
  • またはWi-Fi・モバイルデータをオフ

なぜ必要?
これ以上の発熱を防ぐためです。

ステップ2:涼しい場所に移動

適切な冷却場所:

室温20〜25°Cの部屋

  • エアコンの効いた室内
  • 日陰の涼しい場所
  • 風通しの良い場所

平らな場所に置く

  • テーブルや机の上
  • 金属製のトレイ(放熱効果あり)

やってはいけないこと:

絶対にNG!冷蔵庫・冷凍庫に入れる

  • 急激な温度変化で結露が発生
  • 内部に水滴がつく
  • 基板がショートして故障

保冷剤を直接当てる

  • 結露の原因
  • 冷えすぎて故障

水をかける

  • 防水スマホでも内部に水が入る可能性
  • 完全に故障

ステップ3:スマホケースを外す

手順:

  1. スマホケースを外す
  2. 画面保護フィルムはそのままでOK
  3. 裸の状態で冷却

なぜ効果的?

ケースは熱を閉じ込めます。
外すことで、背面から熱が逃げやすくなります。

ステップ4:自然冷却で30分〜1時間待つ

冷却時間の目安:

発熱レベル冷却時間
やや熱い(40〜45°C)10〜20分
かなり熱い(46〜50°C)30分〜1時間
非常に熱い(51°C以上)1時間以上

冷却中にできること:

扇風機やエアコンの風を「間接的に」当てる

  • 直接風を当てない
  • 室温を下げて冷却を促進

金属トレイの上に置く

  • アルミトレイなど
  • 金属は熱伝導率が高い

何もせず放置

  • 一番安全

触って確認:

  • 背面を触ってみる
  • 人肌程度(36°C以下)になればOK

ステップ5:電源を入れる

手順:

  1. 十分に冷えたことを確認
  2. 電源ボタンを長押し
  3. 起動を待つ

起動しない場合:

  1. もう少し冷却時間を延ばす(さらに30分)
  2. 充電ケーブルを繋いでみる
  3. それでも起動しない場合は故障の可能性

ステップ6:原因を確認して対策

確認すること:

□ 高温環境にいなかったか?
□ 充電しながら使っていなかったか?
□ 重いアプリを使っていなかったか?
□ ケースが厚すぎないか?
□ バッテリーが劣化していないか?

次の対策:
原因に応じて、後述の予防策を実施してください。


絶対にやってはいけないこと

❌ 冷蔵庫・冷凍庫に入れる

なぜダメ?

  1. 結露が発生
  • 急激な温度変化で水滴が発生
  • 内部の基板に水滴がつく
  • ショートして故障
  1. 冷えすぎる
  • スマホの動作温度範囲外(0°C以下)
  • バッテリーが劣化
  • 液晶が故障する可能性

実際の事故例:
「冷蔵庫で冷やしたら起動しなくなった」
「結露で水没マークが出て保証対象外に」

❌ 保冷剤・氷を直接当てる

なぜダメ?

  • 冷蔵庫と同じ理由
  • 結露が発生
  • 局所的に冷えすぎ

もしやるなら:
タオルで何重にも包んで、間接的に冷やす
(それでもリスクあり)

❌ 水に浸ける

なぜダメ?

  • 防水スマホでも長時間の水没はNG
  • 充電端子から水が入る
  • 完全に故障

❌ 高温のまま充電する

なぜダメ?

  1. さらに発熱
  2. バッテリーが膨張する危険
  3. 最悪の場合、発火

注意:
冷えるまで絶対に充電しないでください。

❌ 無理やり電源を入れる

なぜダメ?

  • 高温状態のまま稼働すると内部部品が破損
  • CPUやメモリが焼ける可能性
  • データが破損

高温緊急停止を防ぐ10の予防策

予防策1:高温環境を避ける

具体的な対策:

車内に放置しない

  • たとえ数分でも危険
  • ダッシュボードは特にNG
  • グローブボックスもNG(風がない)

直射日光を避ける

  • 日陰で使う
  • カバンの中に入れる
  • 日傘を使う

ナビ使用時の対策

  • スマホホルダーは風通しの良いタイプを選ぶ
  • エアコンの吹き出し口に固定
  • 定期的に休憩を入れる

夏の車内での対策:

  1. エアコンで車内を冷やす
  2. スマホもカバンから出して冷やす
  3. 冷えてから使用開始

予防策2:充電しながら使わない

ルール:

充電中は操作しない

  • 充電が終わってから使う
  • または充電を止めてから使う

緊急時のみOK

  • 電話がかかってきた
  • 重要なメッセージ
  • 短時間の操作

代替案:

  • モバイルバッテリーを持ち歩く
  • 充電完了後に使う
  • 予備のスマホを持つ

予防策3:画面輝度を下げる

設定方法:

  1. 手動で下げる
  • クイック設定から調整
  • スライダーで50%以下に
  1. 自動調整をオン
  • 設定 → ディスプレイ → 明るさの自動調整
  • 環境に合わせて自動調整

効果:

  • 画面からの発熱が減る
  • バッテリー消費も減る
  • 目の疲れも軽減

予防策4:バックグラウンドアプリを終了

手順:

Android(AQUOS)の場合:

  1. 画面下から上にスワイプ(マルチタスクボタン)
  2. 起動中のアプリ一覧が表示
  3. 使わないアプリを上にスワイプして終了
  4. 「すべて閉じる」をタップ

または:

設定 → アプリ → 実行中のアプリ → 不要なアプリを停止

終了すべきアプリ:

  • 使っていないゲームアプリ
  • SNSアプリ(通知だけなら無効に)
  • 位置情報アプリ
  • クラウド同期中のアプリ

予防策5:5Gをオフにする

手順:

  1. 設定 → ネットワークとインターネット
  2. SIM → 優先ネットワークタイプ
  3. 「4G」または「LTE」を選択

効果:

  • 発熱が減る
  • バッテリー持ちが良くなる
  • 通信速度は若干遅くなる

いつ5Gをオフにすべき?

  • 夏の暑い日
  • 長時間の外出時
  • ナビ使用時
  • 発熱が気になる時

予防策6:スマホケースを見直す

おすすめのケース:

薄型ケース

  • TPU素材
  • 厚さ1mm以下

通気性の良いケース

  • メッシュタイプ
  • 穴あきデザイン
  • バンパーケース(背面が開いている)

放熱ケース

  • 金属製ケース(アルミ)
  • 熱伝導性の高い素材

避けるべきケース:

  • 厚手の手帳型ケース
  • ラバー素材の厚手ケース
  • ぬいぐるみケース

発熱時の対策:
一時的にケースを外す

予防策7:アプリとOSを最新に保つ

なぜ重要?

ソフトウェアのアップデートには:

  • バグ修正
  • 発熱対策の改善
  • CPUの効率化
  • バッテリー管理の最適化

が含まれています。

アップデート方法:

OSアップデート:
設定 → システム → システムアップデート → 今すぐチェック

アプリアップデート:
Google Play → メニュー → マイアプリ&ゲーム → すべて更新

予防策8:定期的に再起動

効果:

  • メモリがクリアされる
  • バックグラウンドアプリが終了
  • システムがリフレッシュ
  • 発熱が軽減

推奨頻度:

  • 週に1回
  • または発熱が気になる時

再起動方法:
電源ボタン長押し → 再起動

予防策9:高負荷アプリは短時間で

ルール:

30分使ったら10分休憩

  • ゲーム:30分プレイ → 10分休憩
  • 動画:30分視聴 → 10分休憩

発熱を感じたらすぐ休憩

  • 背面が温かくなってきた
  • カメラ周辺が熱い
  • バッテリー残量の減りが早い

休憩中にやること:

  • スマホを置いて冷やす
  • バックグラウンドアプリを終了
  • 画面を消す

予防策10:夏場は特に注意

夏場の特別ルール:

外出時

  • カバンの中に入れる
  • ポケットに入れない(体温で温まる)
  • 使う時だけ取り出す

室内

  • エアコンで室温を下げる
  • 扇風機の風が当たる場所に置く
  • 窓際は避ける

車内

  • ダッシュボードに絶対置かない
  • エアコン吹き出し口近くに設置
  • 使わない時はカバンに

機種別の対策(AQUOS wish4の場合)

AQUOS wish4の高温緊急停止問題

特徴:

AQUOS wish4は「30°Cを超えると高温緊急停止する」という報告が多数あります。

wish2、wish3では問題なかった方でも、wish4で頻繁に緊急停止が起こっているケースがあります。

wish4専用の対策

対策1:5Gを常時オフ

wish4のMediaTek Dimensity 700は5G通信時の発熱が大きいため:

  • 設定で4Gに固定
  • 5Gは必要な時だけオン

対策2:画面輝度を常に50%以下

  • 自動調整をオフ
  • 手動で50%以下に固定
  • 夜間モードを活用

対策3:ゲーム・動画は極力避ける

wish4は放熱設計が簡略化されているため:

  • 重いゲームは他の端末で
  • 動画は短時間のみ
  • 負荷の高い作業は控える

対策4:夏場の使用を控える

  • 30°C超えの日は最低限の使用
  • 電話とメッセージのみ
  • ナビは別の端末を使う

それでも改善しない場合

選択肢:

  1. 機種変更を検討
  • AQUOS sense8
  • AQUOS R8
  • 他メーカーの機種
  1. 修理・交換
  • 初期不良の可能性
  • 保証期間内なら交換
  • ショップに相談
  1. 設定で割り切る
  • 最低限の機能のみ使う
  • サブ機として使う

バッテリー劣化が原因の場合

バッテリー劣化の確認方法

症状:

□ 購入から2年以上経過
□ 充電サイクル500回以上
□ 充電の減りが異常に早い
□ 充電が遅い・できない
□ バッテリーが膨らんでいる
□ 異常な発熱

確認アプリ:
AccuBattery(Google Play)

バッテリー交換の検討

交換費用:

修理先費用期間
メーカー公式8,000〜15,000円1〜2週間
キャリアショップ10,000〜20,000円1〜2週間
街の修理店5,000〜10,000円即日〜3日

注意点:

  • 保証期間内なら無料の場合も
  • 非正規店での修理は保証対象外に
  • データは事前にバックアップ

よくある質問(FAQ)

Q1:高温緊急停止は故障ですか?

A:基本的には故障ではありません。

高温緊急停止は、スマホを守るための正常な保護機能です。

ただし、以下の場合は故障の可能性があります:

  • 常温(25°C以下)でも頻繁に停止する
  • 軽い作業だけで停止する
  • 冷却後も起動しない

この場合は修理を検討してください。

Q2:高温緊急停止を繰り返すとスマホは壊れる?

A:直接的には壊れませんが、寿命は縮みます。

高温緊急停止自体は保護機能なので、むしろ故障を防いでいます。

しかし:

  • 高温状態を繰り返すとバッテリーが劣化
  • CPUやメモリにもダメージ蓄積
  • 結果的に寿命が縮む

予防策を実施して、高温にならないようにしましょう。

Q3:一度緊急停止したら、すぐ使っても大丈夫?

A:30分〜1時間は休ませてください。

表面が冷えても、内部はまだ熱い可能性があります。
すぐに使うと:

  • 再び高温になる
  • バッテリーにダメージ
  • 故障のリスク

十分に冷やしてから使いましょう。

Q4:高温緊急停止が起こらないようにする設定は?

A:緊急停止自体を無効にすることはできません(安全のため)。

しかし、発熱を抑える設定はあります:

省電力モード:
設定 → バッテリー → 省電力モード(バッテリーセーバー)

パフォーマンス制限:
設定 → システム → 開発者向けオプション → プロセスの制限

ただし、根本的な解決は使用環境と使い方の見直しです。

Q5:夏だけ緊急停止する。これは正常?

A:正常です。

夏は外気温が高く、スマホも温まりやすくなります。
特に:

  • 外気温30°C以上
  • 直射日光の下
  • 車内

では緊急停止が起こりやすいです。

対策:

  • 日陰で使う
  • 室内で使う
  • 涼しい場所に置く

Q6:充電中に緊急停止。充電は止めるべき?

A:すぐに充電を止めてください。

充電中の緊急停止は危険信号です。
そのまま充電を続けると:

  • バッテリーが膨張
  • 発火の危険
  • 完全に故障

対処法:

  1. すぐに充電ケーブルを抜く
  2. 涼しい場所で冷やす
  3. 冷えてから充電再開
  4. 繰り返す場合は修理へ

Q7:保証で修理できる?

A:使用環境が原因の場合は保証対象外です。

保証対象になる場合:

  • 常温で通常使用しているのに頻繁に停止
  • 初期不良
  • 製造上の欠陥

保証対象外の場合:

  • 高温環境での使用
  • 充電しながらの使用
  • 落下・水没などの物理的損傷

まずはショップに相談してみましょう。

Q8:冬でも高温緊急停止することはある?

A:あります。

冬でも以下の場合は高温になります:

  • 充電しながら重いゲーム
  • 暖房の効いた部屋でストーブの近く
  • 厚着のポケットの中(体温+衣服の保温)
  • 布団の中での使用

冬だからといって油断は禁物です。


まとめ

AQUOSスマートフォンの高温緊急停止について解説しました。

この記事のポイント:

高温緊急停止とは

  • スマホを守る安全機能
  • 温度が46°C以上で作動(機種により異なる)
  • AQUOS wish4は30°C超えで停止との報告も

8つの主な原因

  1. 高温環境での使用・放置(車内、直射日光)
  2. 充電しながらの使用
  3. 高負荷アプリの長時間使用(ゲーム、動画)
  4. スマホケースが熱を閉じ込める
  5. 複数アプリのバックグラウンド動作
  6. 5G通信の負荷
  7. 放熱設計の問題(特にwish4)
  8. バッテリーの劣化

緊急停止時の対処法(6ステップ)

  1. すぐに使用を停止
  2. 涼しい場所に移動
  3. スマホケースを外す
  4. 自然冷却で30分〜1時間待つ
  5. 電源を入れる
  6. 原因を確認して対策

絶対にやってはいけないこと

  • 冷蔵庫・冷凍庫に入れる(結露で故障)
  • 保冷剤・氷を直接当てる
  • 水に浸ける
  • 高温のまま充電
  • 無理やり電源を入れる

10の予防策

  1. 高温環境を避ける
  2. 充電しながら使わない
  3. 画面輝度を下げる
  4. バックグラウンドアプリを終了
  5. 5Gをオフにする
  6. スマホケースを見直す
  7. アプリとOSを最新に保つ
  8. 定期的に再起動
  9. 高負荷アプリは短時間で
  10. 夏場は特に注意

AQUOS wish4特有の対策

  • 5Gを常時オフ
  • 画面輝度を50%以下
  • ゲーム・動画は極力避ける
  • 夏場の使用を控える
  • 改善しない場合は機種変更も検討

バッテリー劣化の場合

  • 2年以上使用で劣化の可能性
  • バッテリー交換を検討(8,000〜15,000円)
  • AccuBatteryアプリで状態確認

最後に:

高温緊急停止は、スマホがあなたに「休ませて!」と言っているサインです。

無理に使い続けると:

  • バッテリーが劣化
  • 本体が故障
  • 最悪の場合、発火の危険

スマホも人間と同じで、休息が必要です。

今日から実践できること:

  1. 充電しながら使うのをやめる
  2. 画面輝度を下げる
  3. 夏場は日陰で使う
  4. 定期的にバックグラウンドアプリを終了

この記事が、あなたのAQUOSライフに役立てば幸いです!

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