「スマホが急に『高温緊急停止』と表示されて電源が落ちた!」
「充電中にAQUOSが熱くなって使えなくなる…」
「車のダッシュボードに置いたら高温でシャットダウンしてしまった」
AQUOSスマートフォンを使っている方の中には、こんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
高温緊急停止とは、スマホが過熱状態になると、端末を守るために自動的にシャットダウンする保護機能です。
安全機能ではありますが、大切な電話を受けられなかったり、ナビが使えなくなったりと、不便なことも多いですよね。
この記事では、AQUOSスマートフォンの高温緊急停止が起こる原因、今すぐできる対処法、そして再発を防ぐ予防策を、初心者の方でも分かるように詳しく解説します。
高温緊急停止とは?
基本的な仕組み
高温緊急停止(thermal emergency shutdown)とは、スマートフォンの温度が一定以上に上昇した際に、端末を保護するために自動的に電源を切る安全機能です。
表示されるメッセージ例:
高温緊急停止
温度が高くなっています
シャットダウンします
または
高温のため緊急停止します
目的:
- バッテリーの膨張・爆発を防ぐ
- 内部部品(CPU、基板など)の破損を防ぐ
- ユーザーの火傷を防ぐ
- データの破損を防ぐ
何度で停止するのか?
一般的な温度基準:
| 温度帯 | 状態 | スマホの動作 |
|---|---|---|
| 0〜35°C | 正常動作範囲 | 通常通り使える |
| 36〜40°C | やや高温 | 警告が表示されることも |
| 41〜45°C | 高温注意 | 画面輝度低下、性能制限 |
| 46°C以上 | 危険域 | 高温緊急停止 |
注意:
- 機種によって基準温度は異なる
- 内部温度センサーで測定(外気温ではない)
- AQUOS wish4は30°C超えで停止するとの報告も
スマホが熱くなる場所
発熱源:
- バッテリー
- 充電時、放電時に熱を発生
- 最も熱くなりやすい部分
- CPU・GPU
- 処理を行う際に熱を発生
- ゲームや動画視聴で高温に
- ディスプレイ
- 画面が明るいほど発熱
- 長時間点灯で熱を持つ
- 5G通信モジュール
- 5G通信時に大きく発熱
- バッテリーと同時稼働で高温に
触って熱い場所:
- カメラ周辺(CPU・GPUの真上)
- 背面上部(バッテリー付近)
- 画面全体(ディスプレイ)
高温緊急停止が起こる8つの原因
原因1:高温環境での使用・放置
具体例:
❌ 夏の車内に放置
- 車内温度:60°C〜80°C
- ダッシュボード上:さらに高温
- 数分で高温緊急停止
❌ 直射日光の下で使用
- 画面が日光を吸収して高温に
- カメラレンズが集光して局所的に高温
- 黒いケースはさらに熱を吸収
❌ 炎天下での長時間ナビ使用
- GPS + 画面表示 + 日光で急激に発熱
- 車のダッシュボードに固定すると熱が逃げない
❌ 高温多湿の場所
- 夏のエアコンがない室内
- サウナ、温泉施設の脱衣所
- 厨房など熱源がある場所
発生しやすい時期:
- 7月〜9月(真夏)
- 外気温30°C以上の日
原因2:充電しながらの使用
なぜ危険?
充電中はバッテリーが発熱しています。
そこにスマホの使用による発熱が加わると、急激に温度が上昇します。
特に危険な行為:
❌ 充電しながらゲーム
- CPU・GPUがフル稼働
- バッテリーも充電で発熱
- 2つの熱源が同時に稼働
❌ 充電しながら動画視聴
- 長時間の画面点灯
- データ通信も継続
- 放熱が追いつかない
❌ 充電しながらビデオ通話
- カメラ、マイク、画面、通信すべて稼働
- 最も負荷が高い
温度上昇の目安:
- 通常充電:+5〜10°C
- 充電しながら使用:+15〜25°C
- 急速充電しながら使用:+20〜30°C以上
原因3:高負荷アプリの長時間使用
高負荷アプリの例:
重い3Dゲーム:
- 原神
- PUBGモバイル
- ウマ娘 プリティーダービー
- プロジェクトセカイ
長時間動画視聴:
- YouTube(高画質)
- Netflix、Amazonプライムビデオ
- TikTok(連続視聴)
動画撮影・編集:
- 4K動画の撮影
- 長時間のライブ配信
- 動画編集アプリの使用
AR・VR系アプリ:
- ポケモンGO(AR使用時)
- Google Lens
- その他カメラ系アプリ
発熱の仕組み:
- CPUとGPUがフル稼働
- 画面が高輝度で点灯し続ける
- データ通信も継続
- 放熱が追いつかず温度上昇
原因4:スマホケースが熱を閉じ込める
熱がこもりやすいケース:
❌ 厚手のケース
- 手帳型ケース
- 耐衝撃ケース
- ラバー素材のケース
❌ 密閉型ケース
- 全面を覆うタイプ
- 防水ケース
- ぬいぐるみケース
なぜ熱がこもる?
スマホは背面から熱を放出するように設計されています。
しかし、ケースがあると:
- 背面からの放熱が妨げられる
- 熱がスマホとケースの間に閉じ込められる
- 内部温度がどんどん上昇
温度差の実験結果:
- ケースなし:40°C
- 薄いケース:43°C(+3°C)
- 厚手ケース:48°C(+8°C)
- 手帳型ケース:52°C(+12°C)
原因5:複数アプリのバックグラウンド動作
バックグラウンドで動くアプリの例:
- SNSアプリ(通知取得)
- 位置情報アプリ(常時追跡)
- 天気アプリ(定期更新)
- ニュースアプリ(自動更新)
- メールアプリ(同期)
- クラウド同期アプリ
問題点:
使っていないアプリでも、バックグラウンドでは動作しています。
複数のアプリが同時に動くと:
- CPUが常に稼働
- メモリを圧迫
- 通信も継続
- じわじわと温度上昇
確認方法:
設定 → アプリ → 実行中のアプリ
を見ると、何が動いているか分かります。
原因6:5G通信の負荷
5Gが発熱しやすい理由:
- 消費電力が大きい
- 4Gの1.5〜2倍の電力を消費
- バッテリーへの負荷が大きい
- 通信モジュールが発熱
- 高周波の電波を送受信
- アンテナ部分が高温に
- 5G対応エリアが限定的
- 4Gと5Gを頻繁に切り替え
- 接続を探し続けて発熱
特に危険なのは:
- 5G通信しながら動画視聴
- 5G通信しながら大容量ダウンロード
- 5Gテザリング
原因7:放熱設計の問題(AQUOS wish4など)
AQUOS wishシリーズの特徴:
AQUOS wishは低価格スマホで、コストを抑えるために:
- 放熱設計が簡略化されている
- 放熱シート・ヒートパイプなしの機種も
- 筐体が小さく熱がこもりやすい
特にAQUOS wish4の報告:
「30°C超えると高温緊急停止する」というユーザー報告が多数あります。
wish2、wish3との違い:
- wish2、wish3:高温緊急停止は稀
- wish4:頻繁に緊急停止する報告あり
原因として考えられること:
- MediaTek Dimensity 700の発熱特性
- 放熱設計の変更
- 温度センサーの閾値設定が低い
原因8:バッテリーの劣化
古いバッテリーは発熱しやすい
バッテリーは使えば使うほど劣化します。
劣化したバッテリーは:
- 内部抵抗が増加
- 充電・放電時の発熱が増える
- 異常な発熱を起こす
バッテリー劣化のサイン:
- 購入から2年以上経過
- 充電サイクル500回以上
- バッテリーの減りが早い
- 充電が遅くなった
- スマホが異常に熱くなる
高温緊急停止が起きた時の対処法(今すぐできる!)
ステップ1:すぐに使用を停止
やること:
✅ すべての操作を停止
- アプリを閉じる
- 動画を止める
- ゲームを終了
✅ 充電を停止
- 充電ケーブルを抜く
- ワイヤレス充電パッドから外す
✅ 通信をオフ
- 機内モードにする
- またはWi-Fi・モバイルデータをオフ
なぜ必要?
これ以上の発熱を防ぐためです。
ステップ2:涼しい場所に移動
適切な冷却場所:
✅ 室温20〜25°Cの部屋
- エアコンの効いた室内
- 日陰の涼しい場所
- 風通しの良い場所
✅ 平らな場所に置く
- テーブルや机の上
- 金属製のトレイ(放熱効果あり)
やってはいけないこと:
❌ 絶対にNG!冷蔵庫・冷凍庫に入れる
- 急激な温度変化で結露が発生
- 内部に水滴がつく
- 基板がショートして故障
❌ 保冷剤を直接当てる
- 結露の原因
- 冷えすぎて故障
❌ 水をかける
- 防水スマホでも内部に水が入る可能性
- 完全に故障
ステップ3:スマホケースを外す
手順:
- スマホケースを外す
- 画面保護フィルムはそのままでOK
- 裸の状態で冷却
なぜ効果的?
ケースは熱を閉じ込めます。
外すことで、背面から熱が逃げやすくなります。
ステップ4:自然冷却で30分〜1時間待つ
冷却時間の目安:
| 発熱レベル | 冷却時間 |
|---|---|
| やや熱い(40〜45°C) | 10〜20分 |
| かなり熱い(46〜50°C) | 30分〜1時間 |
| 非常に熱い(51°C以上) | 1時間以上 |
冷却中にできること:
✅ 扇風機やエアコンの風を「間接的に」当てる
- 直接風を当てない
- 室温を下げて冷却を促進
✅ 金属トレイの上に置く
- アルミトレイなど
- 金属は熱伝導率が高い
✅ 何もせず放置
- 一番安全
触って確認:
- 背面を触ってみる
- 人肌程度(36°C以下)になればOK
ステップ5:電源を入れる
手順:
- 十分に冷えたことを確認
- 電源ボタンを長押し
- 起動を待つ
起動しない場合:
- もう少し冷却時間を延ばす(さらに30分)
- 充電ケーブルを繋いでみる
- それでも起動しない場合は故障の可能性
ステップ6:原因を確認して対策
確認すること:
□ 高温環境にいなかったか?
□ 充電しながら使っていなかったか?
□ 重いアプリを使っていなかったか?
□ ケースが厚すぎないか?
□ バッテリーが劣化していないか?
次の対策:
原因に応じて、後述の予防策を実施してください。
絶対にやってはいけないこと
❌ 冷蔵庫・冷凍庫に入れる
なぜダメ?
- 結露が発生
- 急激な温度変化で水滴が発生
- 内部の基板に水滴がつく
- ショートして故障
- 冷えすぎる
- スマホの動作温度範囲外(0°C以下)
- バッテリーが劣化
- 液晶が故障する可能性
実際の事故例:
「冷蔵庫で冷やしたら起動しなくなった」
「結露で水没マークが出て保証対象外に」
❌ 保冷剤・氷を直接当てる
なぜダメ?
- 冷蔵庫と同じ理由
- 結露が発生
- 局所的に冷えすぎ
もしやるなら:
タオルで何重にも包んで、間接的に冷やす
(それでもリスクあり)
❌ 水に浸ける
なぜダメ?
- 防水スマホでも長時間の水没はNG
- 充電端子から水が入る
- 完全に故障
❌ 高温のまま充電する
なぜダメ?
- さらに発熱
- バッテリーが膨張する危険
- 最悪の場合、発火
注意:
冷えるまで絶対に充電しないでください。
❌ 無理やり電源を入れる
なぜダメ?
- 高温状態のまま稼働すると内部部品が破損
- CPUやメモリが焼ける可能性
- データが破損
高温緊急停止を防ぐ10の予防策
予防策1:高温環境を避ける
具体的な対策:
✅ 車内に放置しない
- たとえ数分でも危険
- ダッシュボードは特にNG
- グローブボックスもNG(風がない)
✅ 直射日光を避ける
- 日陰で使う
- カバンの中に入れる
- 日傘を使う
✅ ナビ使用時の対策
- スマホホルダーは風通しの良いタイプを選ぶ
- エアコンの吹き出し口に固定
- 定期的に休憩を入れる
夏の車内での対策:
- エアコンで車内を冷やす
- スマホもカバンから出して冷やす
- 冷えてから使用開始
予防策2:充電しながら使わない
ルール:
✅ 充電中は操作しない
- 充電が終わってから使う
- または充電を止めてから使う
✅ 緊急時のみOK
- 電話がかかってきた
- 重要なメッセージ
- 短時間の操作
代替案:
- モバイルバッテリーを持ち歩く
- 充電完了後に使う
- 予備のスマホを持つ
予防策3:画面輝度を下げる
設定方法:
- 手動で下げる
- クイック設定から調整
- スライダーで50%以下に
- 自動調整をオン
- 設定 → ディスプレイ → 明るさの自動調整
- 環境に合わせて自動調整
効果:
- 画面からの発熱が減る
- バッテリー消費も減る
- 目の疲れも軽減
予防策4:バックグラウンドアプリを終了
手順:
Android(AQUOS)の場合:
- 画面下から上にスワイプ(マルチタスクボタン)
- 起動中のアプリ一覧が表示
- 使わないアプリを上にスワイプして終了
- 「すべて閉じる」をタップ
または:
設定 → アプリ → 実行中のアプリ → 不要なアプリを停止
終了すべきアプリ:
- 使っていないゲームアプリ
- SNSアプリ(通知だけなら無効に)
- 位置情報アプリ
- クラウド同期中のアプリ
予防策5:5Gをオフにする
手順:
- 設定 → ネットワークとインターネット
- SIM → 優先ネットワークタイプ
- 「4G」または「LTE」を選択
効果:
- 発熱が減る
- バッテリー持ちが良くなる
- 通信速度は若干遅くなる
いつ5Gをオフにすべき?
- 夏の暑い日
- 長時間の外出時
- ナビ使用時
- 発熱が気になる時
予防策6:スマホケースを見直す
おすすめのケース:
✅ 薄型ケース
- TPU素材
- 厚さ1mm以下
✅ 通気性の良いケース
- メッシュタイプ
- 穴あきデザイン
- バンパーケース(背面が開いている)
✅ 放熱ケース
- 金属製ケース(アルミ)
- 熱伝導性の高い素材
避けるべきケース:
- 厚手の手帳型ケース
- ラバー素材の厚手ケース
- ぬいぐるみケース
発熱時の対策:
一時的にケースを外す
予防策7:アプリとOSを最新に保つ
なぜ重要?
ソフトウェアのアップデートには:
- バグ修正
- 発熱対策の改善
- CPUの効率化
- バッテリー管理の最適化
が含まれています。
アップデート方法:
OSアップデート:
設定 → システム → システムアップデート → 今すぐチェック
アプリアップデート:
Google Play → メニュー → マイアプリ&ゲーム → すべて更新
予防策8:定期的に再起動
効果:
- メモリがクリアされる
- バックグラウンドアプリが終了
- システムがリフレッシュ
- 発熱が軽減
推奨頻度:
- 週に1回
- または発熱が気になる時
再起動方法:
電源ボタン長押し → 再起動
予防策9:高負荷アプリは短時間で
ルール:
✅ 30分使ったら10分休憩
- ゲーム:30分プレイ → 10分休憩
- 動画:30分視聴 → 10分休憩
✅ 発熱を感じたらすぐ休憩
- 背面が温かくなってきた
- カメラ周辺が熱い
- バッテリー残量の減りが早い
休憩中にやること:
- スマホを置いて冷やす
- バックグラウンドアプリを終了
- 画面を消す
予防策10:夏場は特に注意
夏場の特別ルール:
✅ 外出時
- カバンの中に入れる
- ポケットに入れない(体温で温まる)
- 使う時だけ取り出す
✅ 室内
- エアコンで室温を下げる
- 扇風機の風が当たる場所に置く
- 窓際は避ける
✅ 車内
- ダッシュボードに絶対置かない
- エアコン吹き出し口近くに設置
- 使わない時はカバンに
機種別の対策(AQUOS wish4の場合)
AQUOS wish4の高温緊急停止問題
特徴:
AQUOS wish4は「30°Cを超えると高温緊急停止する」という報告が多数あります。
wish2、wish3では問題なかった方でも、wish4で頻繁に緊急停止が起こっているケースがあります。
wish4専用の対策
対策1:5Gを常時オフ
wish4のMediaTek Dimensity 700は5G通信時の発熱が大きいため:
- 設定で4Gに固定
- 5Gは必要な時だけオン
対策2:画面輝度を常に50%以下
- 自動調整をオフ
- 手動で50%以下に固定
- 夜間モードを活用
対策3:ゲーム・動画は極力避ける
wish4は放熱設計が簡略化されているため:
- 重いゲームは他の端末で
- 動画は短時間のみ
- 負荷の高い作業は控える
対策4:夏場の使用を控える
- 30°C超えの日は最低限の使用
- 電話とメッセージのみ
- ナビは別の端末を使う
それでも改善しない場合
選択肢:
- 機種変更を検討
- AQUOS sense8
- AQUOS R8
- 他メーカーの機種
- 修理・交換
- 初期不良の可能性
- 保証期間内なら交換
- ショップに相談
- 設定で割り切る
- 最低限の機能のみ使う
- サブ機として使う
バッテリー劣化が原因の場合
バッテリー劣化の確認方法
症状:
□ 購入から2年以上経過
□ 充電サイクル500回以上
□ 充電の減りが異常に早い
□ 充電が遅い・できない
□ バッテリーが膨らんでいる
□ 異常な発熱
確認アプリ:
AccuBattery(Google Play)
バッテリー交換の検討
交換費用:
| 修理先 | 費用 | 期間 |
|---|---|---|
| メーカー公式 | 8,000〜15,000円 | 1〜2週間 |
| キャリアショップ | 10,000〜20,000円 | 1〜2週間 |
| 街の修理店 | 5,000〜10,000円 | 即日〜3日 |
注意点:
- 保証期間内なら無料の場合も
- 非正規店での修理は保証対象外に
- データは事前にバックアップ
よくある質問(FAQ)
Q1:高温緊急停止は故障ですか?
A:基本的には故障ではありません。
高温緊急停止は、スマホを守るための正常な保護機能です。
ただし、以下の場合は故障の可能性があります:
- 常温(25°C以下)でも頻繁に停止する
- 軽い作業だけで停止する
- 冷却後も起動しない
この場合は修理を検討してください。
Q2:高温緊急停止を繰り返すとスマホは壊れる?
A:直接的には壊れませんが、寿命は縮みます。
高温緊急停止自体は保護機能なので、むしろ故障を防いでいます。
しかし:
- 高温状態を繰り返すとバッテリーが劣化
- CPUやメモリにもダメージ蓄積
- 結果的に寿命が縮む
予防策を実施して、高温にならないようにしましょう。
Q3:一度緊急停止したら、すぐ使っても大丈夫?
A:30分〜1時間は休ませてください。
表面が冷えても、内部はまだ熱い可能性があります。
すぐに使うと:
- 再び高温になる
- バッテリーにダメージ
- 故障のリスク
十分に冷やしてから使いましょう。
Q4:高温緊急停止が起こらないようにする設定は?
A:緊急停止自体を無効にすることはできません(安全のため)。
しかし、発熱を抑える設定はあります:
省電力モード:
設定 → バッテリー → 省電力モード(バッテリーセーバー)
パフォーマンス制限:
設定 → システム → 開発者向けオプション → プロセスの制限
ただし、根本的な解決は使用環境と使い方の見直しです。
Q5:夏だけ緊急停止する。これは正常?
A:正常です。
夏は外気温が高く、スマホも温まりやすくなります。
特に:
- 外気温30°C以上
- 直射日光の下
- 車内
では緊急停止が起こりやすいです。
対策:
- 日陰で使う
- 室内で使う
- 涼しい場所に置く
Q6:充電中に緊急停止。充電は止めるべき?
A:すぐに充電を止めてください。
充電中の緊急停止は危険信号です。
そのまま充電を続けると:
- バッテリーが膨張
- 発火の危険
- 完全に故障
対処法:
- すぐに充電ケーブルを抜く
- 涼しい場所で冷やす
- 冷えてから充電再開
- 繰り返す場合は修理へ
Q7:保証で修理できる?
A:使用環境が原因の場合は保証対象外です。
保証対象になる場合:
- 常温で通常使用しているのに頻繁に停止
- 初期不良
- 製造上の欠陥
保証対象外の場合:
- 高温環境での使用
- 充電しながらの使用
- 落下・水没などの物理的損傷
まずはショップに相談してみましょう。
Q8:冬でも高温緊急停止することはある?
A:あります。
冬でも以下の場合は高温になります:
- 充電しながら重いゲーム
- 暖房の効いた部屋でストーブの近く
- 厚着のポケットの中(体温+衣服の保温)
- 布団の中での使用
冬だからといって油断は禁物です。
まとめ
AQUOSスマートフォンの高温緊急停止について解説しました。
この記事のポイント:
✅ 高温緊急停止とは
- スマホを守る安全機能
- 温度が46°C以上で作動(機種により異なる)
- AQUOS wish4は30°C超えで停止との報告も
✅ 8つの主な原因
- 高温環境での使用・放置(車内、直射日光)
- 充電しながらの使用
- 高負荷アプリの長時間使用(ゲーム、動画)
- スマホケースが熱を閉じ込める
- 複数アプリのバックグラウンド動作
- 5G通信の負荷
- 放熱設計の問題(特にwish4)
- バッテリーの劣化
✅ 緊急停止時の対処法(6ステップ)
- すぐに使用を停止
- 涼しい場所に移動
- スマホケースを外す
- 自然冷却で30分〜1時間待つ
- 電源を入れる
- 原因を確認して対策
✅ 絶対にやってはいけないこと
- 冷蔵庫・冷凍庫に入れる(結露で故障)
- 保冷剤・氷を直接当てる
- 水に浸ける
- 高温のまま充電
- 無理やり電源を入れる
✅ 10の予防策
- 高温環境を避ける
- 充電しながら使わない
- 画面輝度を下げる
- バックグラウンドアプリを終了
- 5Gをオフにする
- スマホケースを見直す
- アプリとOSを最新に保つ
- 定期的に再起動
- 高負荷アプリは短時間で
- 夏場は特に注意
✅ AQUOS wish4特有の対策
- 5Gを常時オフ
- 画面輝度を50%以下
- ゲーム・動画は極力避ける
- 夏場の使用を控える
- 改善しない場合は機種変更も検討
✅ バッテリー劣化の場合
- 2年以上使用で劣化の可能性
- バッテリー交換を検討(8,000〜15,000円)
- AccuBatteryアプリで状態確認
最後に:
高温緊急停止は、スマホがあなたに「休ませて!」と言っているサインです。
無理に使い続けると:
- バッテリーが劣化
- 本体が故障
- 最悪の場合、発火の危険
スマホも人間と同じで、休息が必要です。
今日から実践できること:
- 充電しながら使うのをやめる
- 画面輝度を下げる
- 夏場は日陰で使う
- 定期的にバックグラウンドアプリを終了
この記事が、あなたのAQUOSライフに役立てば幸いです!


コメント