「PDFを開くたびに左側の『すべてのツール』が邪魔!」
「Photoshopのツールバーが突然消えた!」
Adobeソフトを使っていると、ツールパネルやツールバーの表示で困ることってありますよね。
特にAdobe Acrobatの新UIで追加された「すべてのツール」パネルは、毎回手動で閉じなければならず、多くのユーザーが不便に感じています。
この記事では、Adobe製品別に「すべてのツール」や各種ツールバーを非表示にする方法、または消えたツールバーを復元する方法を徹底解説します。
どのAdobeソフトの問題ですか?
まずは、あなたが使っているAdobeソフトを確認しましょう。
それぞれ解決方法が異なります。
Adobe Acrobat / Acrobat Reader
PDFを開くと左側に「すべてのツール」パネルが表示される → これを非表示にしたい
Photoshop / Illustrator
作業中に左側のツールバーやパネルが突然消えた → これを復元したい
では、それぞれの解決方法を見ていきましょう。
Adobe Acrobat「すべてのツール」を非表示にする方法
Adobe Acrobatの新UIでは、PDFを開くたびに左側に「すべてのツール」パネルが表示されます。
文書の表示エリアが狭くなって、とても作業しづらいですよね。
方法1:環境設定で自動的に非表示にする
最も確実な方法は、環境設定を変更することです。
Windows版の場合
- 画面左上の「メニュー」(三本線のアイコン)をクリック
- 「編集」→「環境設定」を選択
- 左側のメニューから「文書」を選択
- 「文書を開くとき、すべてのツールパネルの最後の状態を記憶」にチェックを入れる
- 「OK」をクリックして設定を保存
Mac版の場合
- 画面上部のメニューバーから「Acrobat」→「環境設定」を選択
- 左側のメニューから「文書」を選択
- 「文書を開くとき、すべてのツールパネルの最後の状態を記憶」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
重要な追加ステップ
設定を変更したら、必ず次の手順を実行してください。
- PDFを開いた状態で「すべてのツール」パネルを閉じる(パネル右上の「×」をクリック)
- Acrobatを完全に終了する
- 再度Acrobatを起動する
これで、次回からPDFを開いても「すべてのツール」パネルは表示されなくなります。
方法2:設定がうまくいかない場合の対処法
環境設定に「文書を開くとき、すべてのツールパネルの最後の状態を記憶」が表示されない場合や、チェックを入れても効果がない場合は、次の方法を試してください。
チェックボックスの一時的な解除と再設定
- 「編集」→「環境設定」→「文書」を開く
- 「前回のビュー設定を復元」と「すべてのツールパネルの最後の状態を記憶」の両方のチェックを外す
- 「OK」をクリック
- PDFを開いた状態で「すべてのツール」パネルを閉じる
- もう一度「編集」→「環境設定」→「文書」を開く
- 今度は「前回のビュー設定を復元」と「すべてのツールパネルの最後の状態を記憶」の両方にチェックを入れる
- 「OK」をクリックして文書を閉じる
この手順で設定がリセットされ、次回から正しく動作することが多いです。
方法3:旧UIに戻す
どうしても新UIが使いづらい場合は、旧UIに戻すこともできます。
Windows版
画面上部の「表示」メニュー→「新しいAcrobatを無効にする」を選択
Mac版
画面左上の「表示」メニュー→「新しいAcrobatを無効にする」を選択
Acrobatを再起動すると、以前の使い慣れたインターフェースに戻ります。
方法4:一時的に非表示にするショートカットキー
毎回完全に非表示にしたくない場合は、必要に応じてショートカットキーで切り替えることもできます。
Shift + F4 キーを押すと、「すべてのツール」パネルの表示/非表示を切り替えられます。
Photoshop / Illustratorのツールバーが消えた時の復元方法
PhotoshopやIllustratorで作業中に、突然ツールバーが消えてしまうことがあります。
でも焦らなくて大丈夫です。ほとんどの場合、簡単に元に戻せますよ。
すべてのツールバーとパネルが消えた場合
原因
誤って「Tab」キーを押してしまった可能性が高いです。
Tabキーを押すと、すべてのパネルが一時的に非表示になります。
解決方法
もう一度「Tab」キーを押してください。
これだけで、消えたツールバーとパネルがすべて元に戻ります。
ツールバーだけが消えた場合(Photoshop)
解決方法
- 画面上部のメニューバーから「ウィンドウ」を選択
- 「ツール」をクリックしてチェックを入れる
これでツールバーが再表示されます。
ツールバーを左端に固定したい場合は、ツールバー上部の余白部分をクリックしたまま左端にドラッグしてください。
左側が青色になったタイミングでドロップすると、ツールバーが固定されます。
ツールバーだけが消えた場合(Illustrator)
解決方法
- 画面上部のメニューバーから「ウィンドウ」を選択
- 「ツールバー」→「詳細」(または「基本」)を選択
「基本」は18種類のツールが表示され、「詳細」は30種類のツールが表示されます。
普段の作業で使うツールが多い場合は「詳細」を選択することをおすすめします。
メニューバーも含めてすべて消えた場合
原因
フルスクリーンモードになっている可能性があります。
解決方法
「F」キーを1回押してください。
または「ESC」キーを押すことでもフルスクリーンモードを解除できます。
ワークスペースをリセットする方法
パネルの配置がぐちゃぐちゃになってしまった場合は、ワークスペースをリセットすると初期状態に戻せます。
Photoshopの場合
- 画面上部のメニューバーから「ウィンドウ」→「ワークスペース」を選択
- 「初期設定をリセット」をクリック
Illustratorの場合
- 画面上部のメニューバーから「ウィンドウ」→「ワークスペース」を選択
- 現在使用しているワークスペースの名前を選択し、「〇〇をリセット」をクリック
これで、すべてのパネルとツールバーが初期状態の配置に戻ります。
ツールバーが消える主な原因
なぜツールバーやパネルが消えてしまうのでしょうか?
主な原因を知っておけば、今後同じトラブルを避けられますよ。
1. キーボードの誤操作
Tabキー
すべてのパネルを一時的に非表示にします。
作業中にShiftキーと間違えて押してしまうことが多いです。
Fキー
画面表示モードを切り替えます。
何度か押すと、フルスクリーンモードになってメニューバーまで消えてしまいます。
2. パネルの閉じるボタンを誤クリック
Photoshopのツールバーをよく見ると、左上に小さな「×」ボタンがあります。
固定されていないツールバーは、この×ボタンを誤ってクリックすると閉じてしまいます。
3. ワークスペースの切り替え
Photoshop/Illustratorには、作業内容に応じたワークスペース(パネルの配置プリセット)があります。
誤って別のワークスペースに切り替えると、ツールバーの配置が変わってしまいます。
4. Adobe Acrobatの新UI
Adobe Acrobatの場合は、バグや仕様変更ではありません。
新UIでは、初期設定で「すべてのツール」パネルが毎回表示されるように設計されています。
ユーザーからは不評の声が多く、Adobeのコミュニティフォーラムでも最も多く報告されている問題の1つです。
ツールバーを消さないための予防策
一度設定を整えたら、今後トラブルが起きないように対策しておきましょう。
ワークスペースをロックする
Photoshop/Illustratorでは、ワークスペースをロックすることで、誤ってパネルを動かしてしまうのを防げます。
ロック方法
- 理想的なパネル配置を作成する
- 「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「ワークスペースをロック」を選択
これでパネルが固定され、誤操作で移動することがなくなります。
ショートカットキーを覚える
万が一ツールバーが消えても、ショートカットキーを覚えておけば慌てずに済みます。
| 操作 | ショートカットキー |
|---|---|
| すべてのパネル表示/非表示 | Tab |
| フルスクリーンモード解除 | F または ESC |
| Acrobatツールパネル表示/非表示 | Shift + F4 |
| メニューバー表示/非表示(Acrobat) | F9 |
| ツールバー表示/非表示(Acrobat) | F8 |
Adobe Acrobatの環境設定を定期的に確認
Acrobatをアップデートすると、環境設定がリセットされることがあります。
アップデート後は、「文書を開くとき、すべてのツールパネルの最後の状態を記憶」の設定が有効になっているか確認しましょう。
それでも解決しない場合の最終手段
上記の方法を試してもツールバーが復元しない場合は、以下の方法を試してください。
1. ソフトウェアを再起動する
一時的な不具合なら、ソフトを一度完全に終了して再起動することで解決することがあります。
2. パソコンを再起動する
ソフトウェアの再起動でも解決しない場合は、パソコン自体を再起動してみましょう。
3. Adobeソフトウェアの修復インストール
Acrobatの場合
- 「ヘルプ」→「インストールの修復」を選択
- 画面の指示に従って修復を実行
- パソコンを再起動してAcrobatを起動
4. ツールバーをカスタマイズしてリセット
Photoshopの場合
- 「編集」→「ツールバー」を選択
- 「初期設定に戻す」をクリック
これで、ツールバーが初期状態に戻ります。
5. 環境設定ファイルをリセット
Photoshop/Illustratorの場合
起動時に「Ctrl + Alt + Shift」キー(Macは「Command + Option + Shift」キー)を同時に長押しすると、環境設定をリセットするか確認されます。
「はい」を選択すると、すべての設定が初期状態に戻ります。
ただし、この方法を使うとカスタマイズした設定もすべて消えてしまうので、最終手段として使ってください。
よくある質問
Q. Acrobatの「すべてのツール」パネルを完全に削除できますか?
残念ながら、完全に削除することはできません。
ただし、環境設定で非表示にすることで、次回から自動的に表示されないようにすることは可能です。
Q. PhotoshopやIllustratorでカスタマイズしたツールバーを保存できますか?
はい、できます。
Photoshopでは「編集」→「ツールバー」からツールをカスタマイズし、「プリセットを保存」で保存できます。
Illustratorでは「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「新規ワークスペース」で、カスタマイズした配置を保存できます。
Q. Acrobatのツールバーが消えた場合はどうすればいいですか?
F8キーを押すか、「表示」→「表示切り替え」→「ツールバー項目」→「ツールバーを表示」を選択してください。
Q. どのバージョンのAcrobatで「すべてのツール」パネルが導入されましたか?
2023年にリリースされた新UIから導入されました。
旧UIに戻すことで、以前の使い慣れたインターフェースに戻すこともできます。
まとめ
Adobeソフトの「すべてのツール」やツールバーの表示問題について解説しました。
Adobe Acrobat「すべてのツール」を非表示にする方法:
- 環境設定で「文書を開くとき、すべてのツールパネルの最後の状態を記憶」にチェック
- パネルを閉じた状態でAcrobatを終了
- うまくいかない場合はチェックの解除→再設定を試す
- Shift + F4 キーで一時的に表示/非表示を切り替え
Photoshop/Illustratorのツールバーを復元する方法:
- すべて消えた場合:Tabキーを押す
- ツールバーだけ消えた場合:ウィンドウメニューから再表示
- フルスクリーンモードの場合:FキーまたはESCキーを押す
- ワークスペースをリセットして初期状態に戻す
普段から以下の対策をしておくと安心です。
- ショートカットキーを覚えておく
- ワークスペースをロックする
- Acrobatの環境設定を定期的に確認する
ツールバーが消えても、ほとんどの場合は簡単な操作で元に戻せます。
この記事で紹介した方法を、状況に合わせて試してみてくださいね。

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