Adobe AcrobatやAcrobat ReaderでPDFを開くと、画面の左右にツールバーやパネルが表示されて邪魔に感じることはありませんか?
「画面が狭くなる」
「毎回閉じるのが面倒」
「常に非表示にできないの?」
この記事では、Adobeのツールバーを非表示にする方法と、次回から自動的に非表示にする設定を詳しく解説します。
非表示にできるツールバー・パネルの種類

Adobeアプリには、複数のツールバーやパネルがあります。
左側のパネル
- すべてのツール(新UI):左側に表示される縦長のツールパネル
- ナビゲーションパネル:しおりやページサムネイルが表示される
右側のパネル
- ツールパネル:編集ツールや注釈ツールが表示される
- プロパティパネル:選択したオブジェクトの詳細設定が表示される
上部
- メニューバー:「ファイル」「編集」などのメニュー
- ツールバー:よく使う機能のボタンが並ぶ
下部
- フローティングツールバー:画面下部に表示される半透明のツールバー
新UIと旧UIの違い
2023年以降、Adobe Acrobatは新しいUI(ユーザーインターフェース)に変更されました。
新UI(2023年以降)
- 左側に「すべてのツール」が表示される
- 左上に三本線アイコン(≡)(ハンバーガーメニュー)がある
旧UI(2023年以前)
- 右側にツールパネルが表示される
- 上部に「表示」メニューがある
新UIでは、設定項目の場所が変わっているため、旧UIの手順では非表示にできません。
新UIを無効にして旧UIに戻す方法
新UIが使いにくい場合、旧UIに戻すことができます。
手順
- Adobe AcrobatまたはAcrobat Readerを開く
- 左上の三本線アイコン(≡)をクリック
- 「新しいAcrobat Readerを無効にする」をクリック
- Acrobatを再起動
これで、従来のUIに戻ります。
旧UIに戻した後は、次の「旧UIでの設定方法」を参照してください。
旧UIでツールバーを非表示にする方法(2023年以前)
旧UIでは、環境設定から簡単に非表示設定ができます。
手順
- 「編集」→「環境設定」をクリック(WindowsはCtrl+K、MacはCmd+K)
- 左側のメニューから「文書」を選択
- 以下の項目にチェックを入れる:
- 「文書を再び開くときに前回のビュー設定を復元」
- 「ツールパネルの現在の状態を記憶」
- 「OK」をクリック
- 画面左側と右側のパネルを◀ボタンで閉じる
- 右下の|→ボタンで右側のアイコンも非表示にする
- Acrobatを閉じる
次回からは、パネルが閉じた状態でPDFが開きます。
新UIでツールバーを非表示にする方法(2023年以降)
新UIでは、設定方法が変わっています。
すべてのツールパネルを非表示にする
- PDFを開く
- 左側の「すべてのツール」の右上にある×ボタンをクリック
これで、左側のツールパネルが非表示になります。
次回も非表示を維持する設定
- 左上の三本線アイコン(≡)をクリック(Windowsの場合)、または「表示」メニューをクリック(Macの場合)
- 「環境設定」を選択
- 左側から「文書」を選択
- 「文書を再び開くときに前回のビュー設定を復元」にチェックを入れる
- 「すべてのツールパネルの現在の状態を記憶」にチェックを入れる(バージョンによって項目名が異なる)
- 「OK」をクリック
- 「すべてのツール」を×ボタンで閉じる
- Acrobatを閉じる
次回からは、閉じた状態で開きます。
閲覧モードですべてのツールバーを一括非表示にする
すべてのツールバーとパネルを一時的に非表示にしたい場合、閲覧モードが便利です。
手順
Windows:Ctrl + H
Mac:Cmd + H
または
- 左上の三本線アイコン(≡)をクリック(Windows)、または「表示」メニューをクリック(Mac)
- 「閲覧モード」を選択
これで、画面がすっきりして、PDFだけが表示されます。
元に戻す方法
もう一度Ctrl + H(またはCmd + H)を押すか、フローティングツールバーの閉じるボタンをクリックします。
ショートカットキーで素早く非表示にする
毎回手動で閉じる場合、ショートカットキーが便利です。
主なショートカットキー
- F8:ツールバーの表示/非表示
- F9:メニューバーの表示/非表示(Mac)
- Shift + F4(WindowsはShift + Fn + F4):ツールパネルの表示/非表示
- Ctrl + H(Cmd + H):閲覧モード
ショートカットキーを覚えておくと、一瞬で非表示にできます。
設定がうまくいかない場合の対処法
「設定したのに、次回開いたらまたツールバーが表示される」という場合、以下を試してください。
対処法1:チェックボックスを一度外してから再度オンにする
- 「編集」→「環境設定」→「文書」を開く
- 「文書を再び開くときに前回のビュー設定を復元」と「ツールパネルの現在の状態を記憶」のチェックを外す
- 「OK」をクリック
- ツールバーを閉じる
- もう一度「環境設定」→「文書」を開く
- 両方の項目にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
- Acrobatを閉じる
この手順で、設定が正しく保存されることがあります。
対処法2:レジストリを編集する(Windows、上級者向け)
警告:レジストリの編集は慎重に行ってください。間違えるとシステムに問題が起こる可能性があります。
Acrobat Proの場合
- Windows + Rキーを押して「regedit」と入力
- レジストリエディタを開く
- 以下の場所に移動:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Adobe\Adobe Acrobat\DC\AVGeneral - 「bExpandRHPinViewer」の値を「0」に変更
Acrobat Readerの場合
- 同様にレジストリエディタを開く
- 以下の場所に移動:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Adobe\Acrobat Reader\DC\AVGeneral - 「bExpandRHPinViewer」の値を「0」に変更
これで、右側のツールパネルがデフォルトで非表示になります。
対処法3:最新バージョンにアップデートする
古いバージョンでは、設定が正しく保存されないことがあります。
最新バージョンにアップデートすると、問題が解決する場合があります。
対処法4:旧UIに戻す
新UIで設定がうまくいかない場合、旧UIに戻すのが最も簡単です。
左上の三本線アイコン(≡)→「新しいAcrobat Readerを無効にする」で、旧UIに戻せます。
フローティングツールバーを非表示にする方法
画面下部に表示されるフローティングツールバーを非表示にしたい場合。
手順
- フローティングツールバーの右端にある上向き矢印アイコンをクリック
これで、フローティングツールバーが上部のツールバーに統合されます。
メニューバーを非表示にする方法(Mac)
Macでメニューバーを非表示にする場合。
手順
F9キーを押す
または
- 「表示」メニューをクリック
- 「表示切り替え」→「メニューバー」をクリック
もう一度F9キーを押すと、再表示されます。
よくある質問
Q1. ツールバーを非表示にしたのに、次回開いたらまた表示されます
A. 環境設定で「文書を再び開くときに前回のビュー設定を復元」にチェックが入っているか確認してください。
それでもダメな場合、一度チェックを外してから再度オンにする(対処法1)を試してください。
Q2. 新UIと旧UIはどちらが使いやすいですか?
A. 好みによりますが、多くのユーザーは旧UIの方が使いやすいと感じています。
新UIでツールバーの非表示設定がうまくいかない場合、旧UIに戻すのがおすすめです。
Q3. 閲覧モードとは何ですか?
A. すべてのツールバーとパネルを一時的に非表示にするモードです。
Ctrl + H(またはCmd + H)で一瞬で切り替えられます。
Q4. 設定項目が見つかりません
A. バージョンによって項目名が異なります。
以下のような名前で表示されます:
- 「ツールパネルの現在の状態を記憶」
- 「すべてのツールパネルの最後の状態を記憶」
- 「Remember last state of All tools pane when opening documents」
Q5. 左側のツールパネルだけ非表示にできますか?
A. はい、できます。
左側の「すべてのツール」の右上にある×ボタンをクリックすると、左側だけ非表示になります。
Q6. ショートカットキーが覚えられません
A. 最も重要なのはCtrl + H(閲覧モード)だけです。
これだけ覚えておけば、すべてのツールバーを一括で非表示にできます。
Q7. 毎回手動で閉じるのが面倒です
A. 環境設定で「前回のビュー設定を復元」を有効にすれば、自動的に非表示が維持されます。
それでもダメな場合、旧UIに戻すか、レジストリを編集してください。
Q8. PDFを開くたびに必ず非表示にしたい
A. 環境設定で「前回のビュー設定を復元」を有効にして、すべてのツールバーを閉じた状態でAcrobatを終了してください。
これで、次回から自動的に非表示になります。
まとめ
Adobe ツールバーを非表示にする方法をまとめます。
一時的に非表示にする方法:
- Ctrl + H(閲覧モード)ですべてのツールバーを一括非表示
- ×ボタンで個別に閉じる
次回も非表示を維持する方法:
- 環境設定で「文書を再び開くときに前回のビュー設定を復元」をオン
- 環境設定で「ツールパネルの現在の状態を記憶」をオン
- すべてのツールバーを閉じる
- Acrobatを閉じる
うまくいかない場合:
- 新UIを無効にして旧UIに戻す
- チェックボックスを一度外してから再度オンにする
- レジストリを編集する(上級者向け)
多くのユーザーが同じ悩みを抱えており、Adobeのコミュニティフォーラムでも頻繁に質問されています。
今後のアップデートで、もっと簡単に設定できるようになることを期待しましょう。
それまでは、この記事で紹介した方法を試してみてください!

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