歴代総理大臣一覧|初代から現在まで全102代を徹底解説

「日本の総理大臣って、これまで何人いたの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?

実は、1885年に初代・伊藤博文が就任してから、2025年現在まで102代の総理大臣が誕生しています。
ただし実際の人数は66人。
同じ人が何度も総理になることがあるので、代数と人数にはズレがあるんですね。

この記事では、歴代総理大臣の一覧と、知っておきたい興味深い記録やエピソードを紹介します。

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総理大臣とは?日本のトップリーダー

内閣総理大臣は、日本の行政府のトップです。
国会で指名され、天皇が任命する形で就任します。

明治時代の1885年、それまでの太政官制度が廃止され、内閣制度がスタート。
このときに初代総理大臣として伊藤博文が就任しました。

当初は天皇の側近として超然内閣(政党に左右されない内閣)として始まりましたが、大正時代に本格的な政党内閣が誕生。
戦後は日本国憲法のもとで、国会で選ばれる現在の形になりました。

知っておきたい!総理大臣の興味深い記録

史上初の女性総理大臣が誕生

2025年10月21日、高市早苗が第102代内閣総理大臣に就任しました。
これは日本史上初めての女性総理大臣です。

約140年の歴史の中で、ついに女性のトップリーダーが誕生したんですね。

最年少は44歳、最年長は77歳

最年少で総理大臣になったのは、初代の伊藤博文。
なんと44歳で就任しました。
この記録は140年経った今でも破られていません。

一方、最年長は鈴木貫太郎の77歳。
太平洋戦争の終戦を導いた重要な総理です。

ちなみに戦後で最も若かったのは安倍晋三で52歳でした。

通算在職日数の記録

最も長く総理を務めたのは安倍晋三。
通算3,188日(約8年8ヶ月)で、歴代最長記録です。

第1次安倍内閣(2006〜2007年)と第2次〜第4次安倍内閣(2012〜2020年)の2回に分けて就任し、特に2回目は連続で7年8ヶ月も務めました。

逆に最短は東久邇宮稔彦のわずか54日。
終戦直後の混乱期に組閣しましたが、すぐに総辞職しました。

同じ人が何度も総理になる?

「代数」と「人数」にズレがあるのは、同じ人が複数回就任するからです。

最多記録は吉田茂の5回。
伊藤博文、山県有朋、桂太郎、西園寺公望なども4回就任しています。

鳩山由紀夫の祖父・鳩山一郎も3回就任しました。

出身地トップは山口県

歴代総理を出身地で見ると、山口県が8人でトップ。
伊藤博文、山縣有朋、桂太郎、寺内正毅、田中義一、岸信介、佐藤栄作、安倍晋三がここから出ています。

2位は東京都、3位は広島県です。
明治維新で活躍した長州藩(現在の山口県)出身者が多いのが影響していますね。

時代ごとの特徴

明治時代(1885〜1912年):藩閥政治の時代

明治時代は、薩摩藩(鹿児島)や長州藩(山口)出身者が中心でした。
伊藤博文、黒田清隆、山縣有朋、桂太郎など、維新の功労者たちが政治を担いました。

「元老」と呼ばれる重鎮たちが天皇を補佐し、次の総理を推薦する仕組みでした。

大正時代(1912〜1926年):政党政治の芽生え

大正デモクラシーの流れで、本格的な政党内閣が登場。
1918年、原敬が「平民宰相」として衆議院議員から初めて総理になりました。

それまでは貴族院議員や華族出身が多かったので、これは画期的な出来事でした。

昭和戦前(1926〜1945年):軍部の影響力

軍部の影響が強まり、陸軍・海軍の意向が政治を左右する時代に。
東条英機など軍人出身の総理も誕生しました。

近衛文麿は3度組閣しましたが、日中戦争の長期化や大政翼賛会の設立など、戦時体制を強化しました。

昭和戦後(1945〜1989年):保守政治の確立

戦後は民主化が進み、日本国憲法のもとで新しい政治体制がスタート。
1955年に自由民主党(自民党)が結成されてからは、自民党の総理が長く続きました。

吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘など、戦後復興から高度経済成長を支えた総理たちが活躍しました。

平成(1989〜2019年):政権交代の時代

1993年、細川護熙が非自民連立政権を樹立し、38年ぶりに政権交代が実現。
2009年には民主党の鳩山由紀夫が総理に就任し、再び政権交代が起こりました。

ただし民主党政権は短命に終わり、2012年に安倍晋三が返り咲いて自民党が政権を奪還しました。

令和(2019年〜):新時代の幕開け

令和に入ってからは、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄、石破茂、高市早苗と続いています。
特に高市早苗は日本初の女性総理として、新しい歴史を刻みました。

歴代総理大臣一覧表

氏名就任期間在職日数就任時年齢出身地所属政党(就任時)
1伊藤博文(第1次)1885.12.22〜1888.4.3086144山口県無所属
2黒田清隆1888.4.30〜1889.10.2554447鹿児島県無所属
3山縣有朋(第1次)1889.12.24〜1891.5.649951山口県無所属
4松方正義(第1次)1891.5.6〜1892.8.846156鹿児島県無所属
5伊藤博文(第2次)1892.8.8〜1896.8.311,48550山口県無所属
6松方正義(第2次)1896.9.18〜1898.1.1248261鹿児島県無所属
7伊藤博文(第3次)1898.1.12〜1898.6.3017056山口県無所属
8大隈重信(第1次)1898.6.30〜1898.11.813260佐賀県憲政党
9山縣有朋(第2次)1898.11.8〜1900.10.1971160山口県無所属
10伊藤博文(第4次)1900.10.19〜1901.5.1020459山口県立憲政友会
11桂太郎(第1次)1901.6.2〜1906.1.71,68153山口県無所属
12西園寺公望(第1次)1906.1.7〜1908.7.1492056京都府立憲政友会
13桂太郎(第2次)1908.7.14〜1911.8.301,14360山口県無所属
14西園寺公望(第2次)1911.8.30〜1912.12.2148061京都府立憲政友会
15桂太郎(第3次)1912.12.21〜1913.2.206265山口県立憲同志会
16山本権兵衛(第1次)1913.2.20〜1914.4.1642160鹿児島県無所属
17大隈重信(第2次)1914.4.16〜1916.10.990876佐賀県立憲同志会
18寺内正毅1916.10.9〜1918.9.2972164山口県無所属
19原敬1918.9.29〜1921.11.41,13362岩手県立憲政友会
20高橋是清1921.11.13〜1922.6.221267東京都立憲政友会
21加藤友三郎1922.6.12〜1923.8.2444061広島県無所属
22山本権兵衛(第2次)1923.9.2〜1924.1.712870鹿児島県無所属
23清浦奎吾1924.1.7〜1924.6.1115773熊本県無所属
24加藤高明1924.6.11〜1926.1.2859764愛知県憲政会
25若槻礼次郎(第1次)1926.1.30〜1927.4.2044659島根県憲政会
26田中義一1927.4.20〜1929.7.280563山口県立憲政友会
27浜口雄幸1929.7.2〜1931.4.1465259高知県立憲民政党
28若槻礼次郎(第2次)1931.4.14〜1931.12.1324465島根県立憲民政党
29犬養毅1931.12.13〜1932.5.1615676岡山県立憲政友会
30斎藤実1932.5.26〜1934.7.877473岩手県無所属
31岡田啓介1934.7.8〜1936.3.961166福井県無所属
32廣田弘毅1936.3.9〜1937.2.233158福岡県無所属
33林銑十郎1937.2.2〜1937.6.412360石川県無所属
34近衛文麿(第1次)1937.6.4〜1939.1.558145東京都無所属
35平沼騏一郎1939.1.5〜1939.8.3023871岡山県無所属
36阿部信行1939.8.30〜1940.1.1614063石川県無所属
37米内光政1940.1.16〜1940.7.2218959岩手県無所属
38近衛文麿(第2次)1940.7.22〜1941.7.1836248東京都無所属
39近衛文麿(第3次)1941.7.18〜1941.10.189349東京都無所属
40東條英機1941.10.18〜1944.7.221,00957東京都無所属
41小磯国昭1944.7.22〜1945.4.726064栃木県無所属
42鈴木貫太郎1945.4.7〜1945.8.1713377大阪府無所属
43東久邇宮稔彦1945.8.17〜1945.10.95457京都府無所属
44幣原喜重郎1945.10.9〜1946.5.2222673大阪府無所属
45吉田茂(第1次)1946.5.22〜1947.5.2436867高知県日本自由党
46片山哲1947.5.24〜1948.3.1029259和歌山県日本社会党
47芦田均1948.3.10〜1948.10.1522060京都府民主党
48吉田茂(第2次)1948.10.15〜1949.2.1612570高知県民主自由党
49吉田茂(第3次)1949.2.16〜1952.10.301,35370高知県民主自由党
50吉田茂(第4次)1952.10.30〜1953.5.2120474高知県自由党
51吉田茂(第5次)1953.5.21〜1954.12.1056974高知県自由党
52鳩山一郎(第1次)1954.12.10〜1955.3.1910071東京都日本民主党
53鳩山一郎(第2次)1955.3.19〜1955.11.2224972東京都日本民主党
54鳩山一郎(第3次)1955.11.22〜1956.12.2339872東京都自由民主党
55石橋湛山1956.12.23〜1957.2.256572東京都自由民主党
56岸信介(第1次)1957.2.25〜1958.6.1247360山口県自由民主党
57岸信介(第2次)1958.6.12〜1960.7.1976961山口県自由民主党
58池田勇人(第1次)1960.7.19〜1960.12.814360広島県自由民主党
59池田勇人(第2次)1960.12.8〜1963.12.91,09761広島県自由民主党
60池田勇人(第3次)1963.12.9〜1964.11.933764広島県自由民主党
61佐藤栄作(第1次)1964.11.9〜1967.2.1783163山口県自由民主党
62佐藤栄作(第2次)1967.2.17〜1970.1.141,06365山口県自由民主党
63佐藤栄作(第3次)1970.1.14〜1972.7.790668山口県自由民主党
64田中角栄(第1次)1972.7.7〜1972.12.2216954新潟県自由民主党
65田中角栄(第2次)1972.12.22〜1974.12.971854新潟県自由民主党
66三木武夫1974.12.9〜1976.12.2474767徳島県自由民主党
67福田赳夫1976.12.24〜1978.12.771471群馬県自由民主党
68大平正芳(第1次)1978.12.7〜1979.11.933868香川県自由民主党
69大平正芳(第2次)1979.11.9〜1980.6.1221769香川県自由民主党
70鈴木善幸1980.7.17〜1982.11.2786469岩手県自由民主党
71中曽根康弘(第1次)1982.11.27〜1983.12.2739664群馬県自由民主党
72中曽根康弘(第2次)1983.12.27〜1986.7.2293965群馬県自由民主党
73中曽根康弘(第3次)1986.7.22〜1987.11.647368群馬県自由民主党
74竹下登1987.11.6〜1989.6.357663島根県自由民主党
75宇野宗佑1989.6.3〜1989.8.106966滋賀県自由民主党
76海部俊樹(第1次)1989.8.10〜1990.2.2820358愛知県自由民主党
77海部俊樹(第2次)1990.2.28〜1991.11.561659愛知県自由民主党
78宮澤喜一1991.11.5〜1993.8.964472広島県自由民主党
79細川護熙1993.8.9〜1994.4.2826355熊本県日本新党
80羽田孜1994.4.28〜1994.6.306458長野県新生党
81村山富市1994.6.30〜1996.1.1156170大分県日本社会党
82橋本龍太郎(第1次)1996.1.11〜1996.11.730258岡山県自由民主党
83橋本龍太郎(第2次)1996.11.7〜1998.7.3063159岡山県自由民主党
84小渕恵三1998.7.30〜2000.4.561661群馬県自由民主党
85森喜朗(第1次)2000.4.5〜2000.7.49162石川県自由民主党
86森喜朗(第2次)2000.7.4〜2001.4.2629762石川県自由民主党
87小泉純一郎(第1次)2001.4.26〜2003.11.1993859神奈川県自由民主党
88小泉純一郎(第2次)2003.11.19〜2005.9.2167361神奈川県自由民主党
89小泉純一郎(第3次)2005.9.21〜2006.9.2637163神奈川県自由民主党
90安倍晋三(第1次)2006.9.26〜2007.9.2636652山口県自由民主党
91福田康夫2007.9.26〜2008.9.2436571群馬県自由民主党
92麻生太郎2008.9.24〜2009.9.1635868福岡県自由民主党
93鳩山由紀夫2009.9.16〜2010.6.826662北海道民主党
94菅直人2010.6.8〜2011.9.245263山口県民主党
95野田佳彦2011.9.2〜2012.12.2648254千葉県民主党
96安倍晋三(第2次)2012.12.26〜2014.12.2472958山口県自由民主党
97安倍晋三(第3次)2014.12.24〜2017.11.11,04460山口県自由民主党
98安倍晋三(第4次)2017.11.1〜2020.9.161,05163山口県自由民主党
99菅義偉2020.9.16〜2021.10.438471秋田県自由民主党
100岸田文雄2021.10.4〜2024.10.11,09464東京都自由民主党
101石破茂2024.10.1〜2025.10.2138667鳥取県自由民主党
102高市早苗2025.10.21〜(現職)64奈良県自由民主党

※在職日数は各期の合計
※年齢は就任時の満年齢

まとめ:140年の歴史を彩った総理大臣たち

この記事では、日本の歴代総理大臣102代を紹介しました。

ポイントをおさらい

  • 1885年に初代・伊藤博文が就任してから、2025年現在まで102代
  • 実際の人数は66人(同じ人が複数回就任するため)
  • 最年少は伊藤博文の44歳、最年長は鈴木貫太郎の77歳
  • 最長在任記録は安倍晋三の3,188日(約8年8ヶ月)
  • 2025年、高市早苗が史上初の女性総理に就任

明治維新から戦前、戦後の復興、高度経済成長、バブル崩壊、そして現代まで。
総理大臣たちは激動の時代を生き、日本の舵取りを担ってきました。

それぞれの総理が直面した課題は異なりますが、みな日本の未来を考えて政治に取り組んできたんですね。

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