「Threadsアプリが重くてスクロールがカクカクする…」
「投稿の読み込みが遅すぎてイライラする…」
「アプリがすぐに落ちてしまう…」
MetaがリリースしたThreadsアプリ。Twitterに似た新しいSNSとして注目を集めていますが、動作が重い、遅いと感じることがありますよね。
今回は、Threadsアプリが重くなる原因と、すぐに試せる10の改善方法を詳しく解説します。この記事を読めば、快適にThreadsを楽しめるようになりますよ!
Threadsアプリとは?

まず簡単に、Threadsについて確認しておきましょう。
Threadsは、Meta(旧Facebook)が2023年7月にリリースした、テキストベースのSNSアプリです。最大500文字のテキスト投稿ができ、写真や5分までの動画も共有できます。
Instagramアカウントと連携しており、Instagramのフォロワーを引き継げるのが特徴です。Twitterに似た使い心地で、リアルタイムな会話や情報共有が楽しめます。
しかし、アプリのリリース初期から「動作が重い」「ラグがある」「遅い」といった声が多く聞かれています。
Threadsが重い・遅い主な原因
Threadsアプリの動作が重くなる原因は、いくつか考えられます。
原因1:アプリのキャッシュが溜まっている
Threadsアプリを長期間使用していると、キャッシュデータが蓄積されます。
キャッシュは、一度読み込んだ画像やデータを一時的に保存して、次回の読み込みを速くするための仕組みです。しかし、キャッシュが溜まりすぎると、逆にアプリの動作が重くなったり、正常に表示されなくなったりします。
特に、毎日たくさんの投稿を見ている人や、画像・動画を多く閲覧している人は、キャッシュが溜まりやすいです。
原因2:スマホのメモリ不足
複数のアプリを同時に開いていたり、バックグラウンドで多くのアプリが動作していたりすると、スマホのメモリ(RAM)が圧迫されます。
Threadsアプリは、画像や動画を多く扱うため、それなりのメモリを消費します。メモリが不足すると、アプリの動作が遅くなったり、固まったりすることがあります。
原因3:ストレージ容量の不足
スマホ本体のストレージ(保存容量)がいっぱいになっていると、アプリ全般の動作が遅くなります。
写真や動画、アプリをたくさん保存していると、ストレージが圧迫されます。空き容量が少なくなると、Threadsアプリが正常に動作できなくなることがあります。
原因4:アプリのバージョンが古い
Threadsアプリのバージョンが古いと、バグや不具合が残っている可能性があります。
Metaは定期的にアプリをアップデートして、バグ修正や性能向上を行っています。最新版にアップデートしていないと、動作が不安定になったり、重くなったりすることがあります。
原因5:OSのバージョンが古い
iPhoneのiOSやAndroidのバージョンが古い場合も、アプリの互換性に問題が生じることがあります。
古いOSでは、最新のThreadsアプリが最適に動作しない可能性があります。特に、数世代前のOSを使っている場合は注意が必要です。
原因6:通信環境が不安定
Wi-Fiやモバイルデータ通信の速度が遅かったり、不安定だったりすると、Threadsの読み込みが遅くなります。
Threadsはリアルタイムで投稿を読み込むため、安定したインターネット接続が必要です。電波が弱い場所や、通信制限がかかっているときは、特に重く感じます。
原因7:サーバー側の混雑
Threadsのサーバー自体が混雑していたり、メンテナンス中だったりすることもあります。
特に、大きなニュースがあったときや、バイラル投稿が話題になっているときは、多くの人が同時にアクセスするため、サーバーに負荷がかかって動作が遅くなることがあります。
この場合は、ユーザー側では対処できないため、時間をおいてから再度アクセスするしかありません。
原因8:スマホ本体の発熱
スマホが熱くなっていると、端末が自動的に処理速度を落として温度を下げようとします。
長時間Threadsを使っていたり、充電しながら使っていたりすると、スマホが発熱しやすくなります。その結果、アプリの動作が重くなることがあります。
原因9:バックグラウンドで動作しているアプリが多い
画面に表示していなくても、バックグラウンドで動作しているアプリがあると、スマホのリソースを消費します。
特に、位置情報を常に使うアプリや、音楽ストリーミングアプリなどは、バックグラウンドでもメモリやバッテリーを消費し続けます。
原因10:VPNを使用している
VPN(仮想プライベートネットワーク)を使っていると、通信が暗号化されるため、通信速度が低下することがあります。
VPNサーバーが混雑していたり、遠い場所にあったりすると、さらに遅延が発生します。その結果、Threadsの読み込みが遅くなることがあります。
Threadsの動作を改善する10の対処法
それでは、Threadsアプリが重い・遅いときの具体的な対処法を見ていきましょう。
対処法1:アプリを再起動する
最も簡単で効果的な方法は、アプリを一度完全に終了して、再起動することです。
一時的な不具合やメモリの問題が解消されることが多いです。
iPhoneの場合
画面下から上にスワイプして途中で止めます(ホームボタンがある機種は、ホームボタンを2回押します)。起動中のアプリ一覧が表示されるので、Threadsアプリのプレビュー画面を上にスワイプして終了します。ホーム画面からThreadsアプリを再度開きます。
Androidの場合
画面下から上にスワイプして途中で止めます(機種によっては、マルチタスクボタンをタップします)。起動中のアプリ一覧が表示されるので、Threadsアプリのプレビュー画面を上にスワイプして終了します。ホーム画面またはアプリ一覧からThreadsアプリを再度開きます。
対処法2:アプリのキャッシュを削除する
キャッシュを削除することで、動作が軽くなることがあります。
iPhoneの場合
残念ながら、iPhoneではアプリ単体のキャッシュだけを削除する機能がありません。アプリを一度削除(アンインストール)して、再インストールする必要があります。
ただし、アンインストールするとログイン情報や設定がリセットされるので、事前にInstagramアカウント情報を確認しておきましょう(ThreadsはInstagramアカウントでログインします)。
ホーム画面でThreadsアプリを長押しして、「Appを削除」をタップします。App Storeから再度Threadsアプリをダウンロードします。Instagramアカウントでログインし直します。
Androidの場合
Androidでは、アプリをアンインストールせずにキャッシュだけを削除できます。
「設定」アプリを開きます。「アプリ」または「アプリと通知」をタップします。アプリ一覧から「Threads」を探してタップします。「ストレージ」をタップします。「キャッシュを削除」または「キャッシュをクリア」をタップします。
キャッシュを削除しても、ログイン情報や設定は残るので安心してください。
対処法3:スマホを再起動する
アプリだけでなく、スマホ本体を再起動することも効果的です。
バックグラウンドで動作しているプロセスがリセットされ、メモリが解放されるため、全体的な動作が改善します。
iPhoneの場合
音量ボタン(上または下)とサイドボタンを同時に長押しします。「スライドで電源オフ」が表示されたら、スライダーをドラッグします。電源が完全に切れたら、サイドボタンを長押しして再起動します。
Androidの場合
電源ボタンを長押しします。「再起動」または「電源を切る」を選択します(「電源を切る」を選んだ場合は、再度電源ボタンを押して起動します)。
対処法4:アプリを最新版にアップデートする
アプリが最新版でない場合は、アップデートしましょう。
iPhoneの場合
App Storeを開きます。画面右上のアカウントアイコンをタップします。下にスクロールして、アップデート可能なアプリを確認します。Threadsに「アップデート」ボタンが表示されていればタップします。
Androidの場合
Google Play ストアを開きます。画面右上のアカウントアイコンをタップします。「アプリとデバイスの管理」をタップします。「アップデート利用可能」の下に、Threadsが表示されていれば「更新」をタップします。
自動アップデートをオンにしておくと、常に最新版が使えるので便利です。
対処法5:OSを最新版にアップデートする
スマホのOS自体が古い場合は、最新版にアップデートしましょう。
iPhoneの場合
「設定」を開きます。「一般」→「ソフトウェアアップデート」をタップします。アップデートが利用可能であれば、「ダウンロードしてインストール」をタップします。
Androidの場合
「設定」を開きます。「システム」または「端末情報」をタップします。「システムアップデート」または「ソフトウェア更新」をタップします。アップデートが利用可能であれば、画面の指示に従ってインストールします。
OSのアップデートには時間がかかるので、Wi-Fi接続時に、充電しながら行うのがおすすめです。
対処法6:バックグラウンドアプリを終了する
使っていないアプリを終了して、メモリを解放しましょう。
先ほど説明したアプリの再起動と同じ手順で、起動中のアプリ一覧を表示し、Threads以外のアプリも終了します。
特に、ゲームアプリや動画アプリなど、メモリを多く消費するアプリは終了しておくと効果的です。
対処法7:ストレージ容量を確保する
不要なアプリ、写真、動画を削除して、空き容量を増やしましょう。
容量の確認方法
iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」、Androidの場合は「設定」→「ストレージ」で、現在の使用状況を確認できます。
空き容量を増やす方法
使っていないアプリを削除する、重複している写真や不要な写真・動画を削除する、写真や動画をGoogleフォトやiCloudなどのクラウドストレージに移動する、古いメッセージやダウンロードファイルを削除する。
一般的に、ストレージの空き容量は全体の10〜20%程度は確保しておくのが理想です。
対処法8:通信環境を改善する
インターネット接続を見直しましょう。
Wi-Fiを使っている場合
ルーターの近くに移動する、ルーターを再起動する(電源を切って30秒待ち、再度電源を入れる)、5GHz帯のWi-Fiに接続する(2.4GHz帯より高速で安定している)。
モバイルデータ通信を使っている場合
通信制限がかかっていないか確認する(契約プランのデータ使用量を確認)、電波が良好な場所に移動する、Wi-Fiに切り替える。
Wi-Fiとモバイルデータをテストしてみる
Wi-Fiで遅い場合は一度オフにして、モバイルデータ通信で試してみる。逆に、モバイルデータ通信で遅い場合はWi-Fiに切り替えてみる。どちらかで改善すれば、ネットワーク側に問題があることが分かります。
対処法9:VPNをオフにする
VPNを使用している場合は、一時的にオフにしてみましょう。
VPNをオフにすることで通信速度が向上し、Threadsの動作が改善することがあります。
VPNのオフ方法
VPNアプリを開いて、「切断」または「オフ」ボタンをタップします。または、iPhoneの場合は「設定」→「VPN」からオフにできます。Androidの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「VPN」からオフにできます。
VPNをオフにすると、通信が暗号化されなくなるので、公共Wi-Fiなどではセキュリティリスクが高まります。使い終わったら再度オンにすることをおすすめします。
対処法10:スマホが熱くなっている場合は冷ます
スマホが熱を持っている場合は、使用を中断して冷ましましょう。
直射日光を避けて涼しい場所に置く、充電を中断する、スマホケースを外す、電源を切って完全に冷ます(急激に冷やすのは避けてください。結露の原因になります)。
スマホが適温に戻ってから、再度Threadsを使ってみてください。
それでも改善しない場合の対処法

上記の方法を試しても改善しない場合は、以下を試してみましょう。
サーバー状況を確認する
Threadsのサーバーに問題がある可能性があります。
DowndetectorなどのWebサイトで「Threads」を検索すると、他のユーザーも同じ問題を抱えているか確認できます。Twitterで「Threads 重い」「Threads 遅い」などと検索して、同じ症状の報告がないか確認します。
サーバー側の問題であれば、ユーザー側では対処できないため、しばらく時間をおいてから再度試してみてください。
ログアウトしてログインし直す
一度Threadsからログアウトして、再度ログインすることで改善することがあります。
Threadsアプリを開きます。プロフィール画面(画面右下のアイコン)をタップします。画面右上のメニューアイコン(二本線)をタップします。「ログアウト」を選択します。再度アプリを開いて、Instagramアカウントでログインします。
使用しているデバイスのスペックを確認
古い機種や、スペックの低いスマホを使っている場合、Threadsアプリが快適に動作しない可能性があります。
Threadsは比較的新しいアプリで、最新の技術を使っているため、古い端末では動作が重くなることがあります。特に、4〜5年以上前の機種を使っている場合は、端末の買い替えも検討したほうが良いかもしれません。
Metaのサポートに問い合わせる
どうしても解決しない場合は、Threadsの開発元であるMetaのサポートに問い合わせましょう。
Threadsアプリ内の「設定」→「ヘルプ」→「問題を報告」から、具体的な症状を報告できます。使用している機種、OSのバージョン、症状が発生する状況などを詳しく伝えると、適切な対応が期待できます。
Threadsを快適に使うための予防策
普段から以下のことを心がけると、Threadsアプリが重くなるのを予防できます。
定期的にアプリのキャッシュを削除する
週に1回程度、キャッシュを削除する習慣をつけましょう。特に、Threadsを毎日頻繁に使う人は、こまめなキャッシュ削除がおすすめです。
アプリとOSを常に最新版に保つ
自動アップデート機能をオンにしておくと、常に最新版が使えます。最新版では、バグ修正や性能向上が行われているため、快適に使えます。
不要なアプリやデータを定期的に整理する
月に1回程度、スマホ全体の整理をしましょう。使っていないアプリを削除する、古い写真や動画を整理する、不要なダウンロードファイルを削除する、などを習慣化すると良いです。
バックグラウンドアプリを溜めない
アプリを使い終わったら、こまめに終了する習慣をつけましょう。特に、メモリを多く消費するゲームや動画アプリは、使用後すぐに終了するのがおすすめです。
良好な通信環境で使う
できるだけWi-Fi環境で使用する、電波の良い場所で使う、通信制限がかからないようにデータ使用量を管理する、などを心がけましょう。
まとめ:Threadsが重いときは順番に対処法を試そう
Threadsアプリが重い・遅いときの原因と対処法をまとめます。
主な原因
キャッシュの蓄積、メモリ不足、ストレージ不足、アプリやOSのバージョンが古い、通信環境の問題、サーバーの混雑、スマホの発熱、バックグラウンドアプリ、VPN使用。
すぐに試せる対処法
アプリの再起動(最も簡単で効果的)、スマホ本体の再起動、キャッシュの削除(Androidは簡単、iPhoneは再インストールが必要)、アプリとOSを最新版にアップデート、バックグラウンドアプリを終了、ストレージ容量を確保、通信環境の改善、VPNをオフ、スマホを冷ます、ログアウト・ログイン。
どうしても改善しない場合
サーバー状況を確認(Downdetector、Twitterなど)、時間をおいて再度試す、Metaサポートに問い合わせ、デバイスの買い替えを検討。
Threadsは比較的新しいアプリで、今後もアップデートによって性能が向上していくと思われます。それまでの間は、この記事で紹介した対処法を試して、快適に使ってくださいね!
もし友達や家族も同じ問題で困っていたら、ぜひこの記事をシェアしてあげてください!


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