「コントローラーをPCに繋いだけど動かない」「Steamでボタン配置を変えたい」「スティックのズレが気になる」…。
PCゲームでコントローラーを使いたいのに、設定でつまずくことはよくあります。
この記事では、Windows11へのコントローラー接続から、動作確認・キャリブレーション、Steamでの詳細設定まで、順番に丁寧に解説します。
PCゲームのコントローラー接続方法
まず、PCへのコントローラーの繋ぎ方を確認しましょう。
接続方式は大きく3つに分かれます(各メーカー公式情報・Microsoft公式より)。
| 接続方式 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| 有線USB | 挿すだけで即認識・遅延なし | 安定重視の人 |
| Bluetooth | ケーブルレスで快適・ペアリングが必要 | 無線にしたい人 |
| 専用ワイヤレスアダプター | Bluetoothより低遅延・安定性高い | Xbox使用者など |
有線USB接続
USB-Aケーブルでコントローラーを接続するだけです。
Windows11は自動的にドライバーをインストールするため、基本的に追加の操作は不要です(Microsoft公式より)。
ただし、近年のPCではUSB-Cポートが主流になっていることもあるため、変換アダプターが必要になる場合もあります。
Bluetooth接続
Bluetooth接続のペアリング手順は以下の通りです(Microsoft公式より)。
- コントローラーのペアリングボタンを長押しし、ランプが点滅したらペアリングモードになっているのを確認する
- PCの「設定」→「Bluetoothとデバイス」を開く
- 「Bluetooth」をオンにする
- 「デバイスを追加」→「Bluetooth」を選択する
- 一覧にコントローラーが表示されたら選択して接続完了
ペアリング時のコツ: 周囲のスマートフォンやヘッドセットなど余計なBluetoothデバイスを一時的にオフにすると、接続の成功率が上がります(複数の実践者による報告より)。
Xboxワイヤレスアダプター
Xbox純正のワイヤレスアダプターを使う方法です。
最大8台のXboxコントローラーを同時接続でき、Bluetoothよりも低遅延・高安定性が特徴です(Microsoft公式より)。
専用USBドングルを別途購入する必要がある点が唯一のデメリットです。
Windows11での動作確認方法
接続後は、コントローラーが正常に動いているかをWindows標準機能でチェックできます。
ゲームコントローラー設定画面を開く手順
Windows11では、コントロールパネルの仕様が変わったため、以下の手順で開きます(Windows11公式情報より)。
- タスクバーのWindowsロゴを右クリック→「設定」を開く
- 左メニュー「Bluetoothとデバイス」を選択する
- 「デバイス」を選択する
- 関連設定の「その他のデバイスとプリンターの設定」を選択する
- コントローラーのアイコンを右クリックして「ゲームコントローラーの設定」を選択する
- 「プロパティ」をクリックする
注意: Windows11では「Bluetoothとデバイス」のデバイス画面から直接コントローラーをクリックしても調整機能が開きません。
「その他のデバイスとプリンターの設定」経由で開く必要があります(各種情報より確認済み)。
テストタブで動作確認
「プロパティ」画面の「テスト」タブを開くと、スティックやボタンの入力を視覚的に確認できます。
ボタンを押したときに画面上のランプが光れば正常です。
キャリブレーション(軸ズレの修正)方法
長期間使用したコントローラーは、スティックが勝手に動く「ドリフト現象」が起きることがあります。
軽度のズレであれば、Windowsの標準機能で修正できます(キャリブレーション)。
キャリブレーション手順
- 上記の「ゲームコントローラーの設定」→「プロパティ」を開く
- 「設定」タブを選択する
- 「調整」ボタンをクリックする
- デバイスの調整ウィザードが起動するので「次へ」を選択する
- コントローラーのボタンをどれでも1回押す
- Z軸(Lトリガー/Rトリガー)を個別に押し込む
- X軸(右スティック)を左右に十分に倒す
- Y軸(右スティック)を上下に十分に倒す
- 各軸が50%付近で振動せずに静止するよう確認して「次へ」を進める
- 完了後、「テスト」タブで動作を確認する
注意: 軸ズレが大きい(ドリフトが激しい)場合は、この機能では修正しきれないことがあります。
その場合はSteamのコントローラー調整機能か、コントローラーの買い替えを検討してください(各種技術情報より)。
Steamでのコントローラー設定
PCゲームのプラットフォームとして広く使われているSteamでは、より細かいコントローラー設定が可能です。
Steam入力を有効にする
Steamの機能をフルに使うには、「Steam入力」の有効化が必要です(Steam公式ドキュメントより)。
- Steamを起動して「設定」を開く
- 「コントローラー」を選択する
- 使用するコントローラーに対応した項目にチェックを入れる
| コントローラー | 選択する項目 |
|---|---|
| PS4 / PS5 | PlayStation設定サポート |
| Xbox | Xbox設定サポート |
| Switch Pro | Switch Pro設定サポート |
| その他 | 一般的なゲームパッド設定サポート |
ポイント: 複数の設定サポートに同時チェックを入れると、Steamが誤認識する場合があります。
使用するコントローラーに対応した1つだけ有効にするのが基本です(Steam公式より)。
ゲームごとのボタン割り当てを変更する
Steam上では、ゲームタイトルごとにボタン配置をカスタマイズできます(Steamコントローラー設定機能より)。
- Steamライブラリでゲームを右クリック→「プロパティ」を開く
- 「コントローラー」タブで「Steam入力を有効にする」を選択する
- ゲーム起動後、Shift + Tab でSteamオーバーレイを開く
- 「コントローラーレイアウト」からボタン割り当てを変更する
割り当て可能な操作の種類は以下の通りです(Steam機能情報より)。
- ゲームパッド機能: A/B/X/Yボタン、トリガー、バンパーなど標準ボタン
- キーボード入力: 任意のキー・キーの組み合わせも設定可能(例:Ctrl+S でクイックセーブ)
- マウス操作: 左右クリック、スクロールホイール、マウス移動
- システムアクション: スクリーンショット撮影、Steamオーバーレイの呼び出し
便利な機能: 自分でゼロから設定しなくても、他のユーザーが作成・公開した設定を「コミュニティレイアウト」から流用することができます。
人気ゲームでは多数の設定が共有されているため、まず試してみるのがおすすめです。
スティックのデッドゾーン・感度を調整する
デッドゾーンとは、スティックを少し傾けても反応しない「遊び」の範囲のことです。
これを調整することで、スティックの誤入力防止や操作感の改善ができます。
Steamでのデッドゾーン調整手順(Steam公式情報より)。
- コントローラーレイアウト設定から調整したいスティックを選択する
- 「追加設定」を選択する
- 「デッドゾーン」→「デッドゾーンタイプ」を「デフォルト」または「カスタム」に変更する
- 「テストを開始」ボタンで実際に動かして入力値を確認する
デッドゾーン設定の目安は以下の通りです。
- デッドゾーン内部(入力開始位置): 10〜20程度が一般的。スティックを戻したときの微妙な入力を無視したい場合に大きめに設定
- 感度カーブ「リニア」: スティックの傾け方に関わらず一定の速度で動く。デフォルト設定
- 感度カーブ「アグレッシブ」: 低速域の動きが少なく、素早い操作向き
コントローラー別の注意点
Xboxコントローラー
WindowsはXbox系コントローラーとの相性が最もよく、PCゲームで採用されている入力方式「XInput」に標準対応しています(Microsoft公式より)。
USBで接続すればほとんどのゲームで追加設定なしに使えます。
詳細なカスタマイズ(スティック感度・ボタン割り当てのプロファイル管理など)は「Xboxアクセサリ」アプリ(Microsoft Store から無料入手)から行えます(Microsoft公式より)。
PlayStation(DualShock4 / DualSense)
SteamではPS4/PS5コントローラーに対応しており、設定サポートを有効にすることで使えます。
ただし、多くのPCゲームはボタン表示がXbox準拠のため、画面上のボタン表記と実際のボタンが異なる場合があります(Steam情報より)。
Steamコントローラー設定完全ガイドも参考にしてください。
XInput vs DirectInput の問題
PCゲームのコントローラー入力方式には「XInput」と「DirectInput」の2種類があります(Windows技術情報より)。
- XInput: Xbox系コントローラー向け。Steam上のゲームは基本的にXInput
- DirectInput: 古いゲームや一部の日本製ゲームで使用。PS系コントローラーはこちらが多い
入力形式が合っていないと、コントローラーは認識されてもゲーム内で動かないことがあります。
DirectInputゲームでXInputコントローラーを使いたい場合は、SteamのSteam入力機能で変換するか、変換ツール「x360ce」を使う方法があります(技術情報より)。
コントローラーが動かないときの対処法
接続しても動かない場合の主なチェックポイントをまとめます(各種トラブルシューティング情報より)。
まず確認すること:
Windowsのデバイスマネージャーで「ヒューマン インターフェイス デバイス」または「ゲームコントローラー」欄にコントローラーが表示されているか確認する。
黄色い感嘆符が付いている場合はドライバーに問題があります。
よくある原因と対処:
- USBポートを変えてみる: 別のUSBポートに差し替えると認識される場合があります
- PCを再起動する: Windows Updateやドライバー更新後は再起動で解決することが多い
- ドライバーを更新する: デバイスマネージャーから対象デバイスを右クリック→「ドライバーの更新」
- Steamの設定サポートを確認する: 使用中のコントローラー以外の設定サポートにチェックが入っていると誤認識の原因になる
- DirectXを更新する: タスクバー検索に「dxdiag」と入力し、バージョンを確認する。2024年時点での最新はDirectX 12
Steamでのコントローラー認識トラブルはSteamでコントローラーが認識されない原因と解決方法に詳しくまとめています。
SteamでXboxコントローラーがおかしい時の対処ガイドもあわせてご参照ください。
まとめ
PCゲームのコントローラー設定は、大きく3つのステップで完結します。
まず、有線USBまたはBluetoothでコントローラーをPCに接続します。
次に、Windowsの「ゲームコントローラーの設定」から動作確認・キャリブレーションを行います。
最後に、Steamで「Steam入力」を有効化し、ゲームごとのボタン割り当てやデッドゾーンを自分好みに調整します。
Xboxコントローラーが最も設定の手間が少なくおすすめですが、PSやSwitchのコントローラーもSteam経由で十分に使いこなせます。
困ったときはSteamのコミュニティレイアウトから他のユーザーの設定を試してみるのもよい方法です。
Windowsでゲームパッドを使う全般的な方法はWindowsでゲームパッドを使う方法完全ガイドでも詳しく解説しています。
背面ボタンの活用方法はSteamの背面ボタン設定完全ガイドをご覧ください。
参考情報源:

コメント