「Googleドキュメントで縦書きの文書を作りたいけど、設定が見つからない…」と困った経験はありませんか?
結論からいうと、Googleドキュメントには縦書き機能が標準搭載されていません。
ただし、外部ツールやアドオンを組み合わせることで、縦書きに近い文書を作成することは可能です。
この記事では、代替手段4つと、それぞれの手順・向き不向きをわかりやすく解説します。
Googleドキュメントに縦書き機能はない

Googleドキュメントの「ファイル」→「ページ設定」では、ページサイズ・余白・ページの向きを変更できますが、文字の方向(縦書き・横書き)を切り替える設定項目はありません。
「表示形式」→「段落スタイル」にも文字方向の変更機能はなく、スマホアプリ版(Android・iOS)も同様です。
これはGoogleドキュメントがもともと英語圏向けに設計されたツールであり、日本語独自の縦書き形式が機能として追加されていないためです。
そのため、縦書きの文書を作るには外部のツールやアドオンを組み合わせる必要があります。
縦書きを実現する4つの代替手段
方法1:オンライン縦書き変換ツールを使う(無料・手軽)
横書きのテキストを縦書きに変換してくれるWebツールを使い、変換後の文字を画像としてGoogleドキュメントに貼り付ける方法です。
インストール不要で無料のため、手軽に試せます。
手順(縦書きくんを使う場合)
- 縦書きくん(instant tools)にアクセスする
- 縦書きにしたいテキストを入力する
- 「縦書きに変換」ボタンをクリックする
- 必要に応じて「縦書き用の記号を使用する」にチェックを入れる
- 変換されたテキストをコピーする
- コピーしたテキストをGoogleドキュメントに直接貼り付けると横書きに戻るため、スクリーンショットで画像として保存する
- Googleドキュメントの「挿入」→「画像」→「パソコンからアップロード」で画像を挿入する
Windowsでのスクリーンショット操作: Windows + Shift + S で範囲を指定して撮影後、Ctrl + V でそのままGoogleドキュメントに貼り付けできます。
向いている用途: 少量のテキストを縦書きにしたいとき、試しに使ってみたいとき
注意点: テキストではなく画像として挿入されるため、文字の検索・コピーができません。
また、文章を後から修正するたびに変換し直す必要があります。
方法2:Googleスプレッドシートを使う(無料・同じGoogleサービス内)
Googleスプレッドシートには「テキストの回転」機能が用意されており、縦書き表示が可能です。
スプレッドシートで縦書きにした文字をスクリーンショットで画像化し、Googleドキュメントに貼り付けます。
手順
- Googleスプレッドシートを開き、縦書きにしたい文字をセルに入力する
- 入力したセルを選択する
- メニューの「表示形式」→「回転」→「縦書き」を選択する
- 文字が縦書きに変わったことを確認する
- スクリーンショット(Windows:
Windows + Shift + S)で縦書き部分を画像として保存する - Googleドキュメントに画像として貼り付ける
向いている用途: 図や表と組み合わせた文書を作りたいとき
注意点: 方法1と同様に、貼り付け後は画像扱いになります。
大量の文章を入力するには手間がかかります。
方法3:Microsoft Wordを使う(縦書き機能あり)
Microsoft WordにはGoogleドキュメントにはない縦書き機能が標準で搭載されています。
Wordで縦書きの文書を作成し、スクリーンショットまたはPDF出力してGoogleドキュメントに組み込む方法です。
Wordで縦書きにする手順(Microsoft 365の場合)
- Wordで文書を開く
- 「レイアウト」タブ→「ページ設定」→「文字列の方向」をクリックする
- 「縦書き」を選択する
または「挿入」→「テキストボックス」→「縦書きテキストボックスの描画」を使うと、文書内の一部だけを縦書きにすることもできます。
向いている用途: Wordが手元にある場合、本格的な縦書き文書を作成したいとき
注意点: Microsoft 365または単体のWordライセンスが必要です(有料)。
Wordで作成した文書をそのままGoogleドキュメントで開くと、レイアウトが崩れる場合があります。
方法4:有料アドオン「Suiteツール」を使う(Google内で完結)
「Suiteツール」はGoogleドキュメント・スライド・スプレッドシートに縦書き機能などを追加できる有料の拡張機能です。
Google Workspace Marketplaceで提供されており、Googleドキュメント内で直接縦書きの操作が完結する点が他の方法との違いです。
主な縦書き関連機能(Google Workspace Marketplaceの記載より)
- 5〜40文字単位での縦書き文字画像変換
- 学年別ルビ(ふりがな)の自動挿入
インストール手順
- Googleドキュメントのメニューから「拡張機能」→「アドオンを取得」を開く
- 「Suiteツール」を検索してインストールする
- 「拡張機能」→「Suiteツール」→「サイドバー」を選択する
- サイドバーから縦書き機能を呼び出して使用する
30日間無料トライアルあり(Suiteツール公式サイトより)。
トライアル終了後は自動で課金されず、継続利用には有料ライセンスの購入が必要です。
最新の料金はSuiteツール公式サイトまたはGoogle Workspace Marketplaceでご確認ください。
向いている用途: 定期的に縦書き文書を作成する人、Googleドキュメントの操作を大きく変えたくない人
縦書き時はページの向きを横向きにするのがおすすめ

縦書きの文書は、一般的に用紙を横向き(ランドスケープ)にして使います。
縦書きにした文字や画像を貼り付けた後、以下の手順でページの向きを変えると見やすくなります。
- Googleドキュメントのメニューで「ファイル」→「ページ設定」をクリックする
- 「ページの向き」を「横」に変更する
- 「OK」をクリックする
各方法の比較
| 方法 | 費用 | 操作の手軽さ | テキストの編集 | 大量テキスト |
|---|---|---|---|---|
| 縦書き変換ツール | 無料 | 手軽 | 不可(画像) | 不向き |
| Googleスプレッドシート | 無料 | やや手間 | 不可(画像) | 不向き |
| Microsoft Word | 有料 | 慣れれば容易 | 可 | 向き |
| Suiteツール | 有料(無料トライアルあり) | 手軽 | 不可(画像) | 一定量まで対応 |
まとめ
Googleドキュメントには縦書き機能が標準搭載されていないため、縦書きの文書を作成するには代替手段が必要です。
少量のテキストを縦書きにしたい場合は、無料の縦書き変換ツールやGoogleスプレッドシートを使う方法が手軽です。
長い文章を本格的に縦書きで扱いたい場合は、Microsoft Wordか「Suiteツール」の利用を検討してみてください。
いずれの方法も、縦書きの文字を貼り付けたあとはページの向きを横向きに変えると、全体のレイアウトが整います。
参考情報源:


コメント