Clipchampでエクスポートできない原因と対処法を症状別に解説

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「エクスポートボタンを押しても0%から動かない」「途中で止まってしまう」「エラーが出て完了できない」──Clipchampのエクスポートは、複数の原因でトラブルが起きやすい操作のひとつです。
この記事では、エクスポートできない症状のパターンごとに原因と解決方法を解説します。


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まず試す基本の対処3つ

症状を問わず、最初に試すべき基本操作は次の3つです。
これだけで解決するケースも多くあります。

1. Clipchampを再起動する
デスクトップアプリ版を完全に終了して再起動するか、ブラウザ版ではCtrl+F5でページを強制リロードします。
一時的なメモリリークや処理の詰まりが原因の場合、これで解決することがあります。

2. PCを再起動する
OSレベルで溜まった処理の滞留やメモリ不足をリセットする効果があります。

3. エクスポート中は他のタブを閉じる
ブラウザ版でエクスポート中に別のタブを開いたり切り替えたりすると、ブラウザがClipchampの処理優先度を下げてエクスポートが止まることがあります(Microsoft公式サポートより)。
エクスポートが始まったら、Clipchampのタブを最前面に表示したままにしておきます。


症状別の原因と対処法

症状①:0%から動かない・途中で止まる

エクスポートのバーが全く動かない、または一定の%で止まったまま進まない場合は、次の順番で試します。

ハードウェアアクセラレーションをオフにする(個人アカウント版のみ)
ClipchampはデフォルトでGPUを使ったハードウェアアクセラレーションでエクスポート処理を高速化しようとしますが、グラフィックスカードとの相性によっては逆にエクスポートが失敗する原因になります(Microsoft公式サポートより)。

設定手順:

  1. Clipchampの左メニューから「設定」を開く
  2. 「エクスポート」の項目を開く
  3. 「ハードウェアアクセラレーション」のトグルをオフにする

デスクトップアプリ版からブラウザ版に切り替える
デスクトップアプリ版でエクスポートできない場合、ブラウザ版(app.clipchamp.com)でMicrosoftアカウントにログインして同じプロジェクトをエクスポートすると成功することがあります(Microsoft公式サポートより)。
ブラウザ版で成功した場合、問題はデスクトップアプリ側にあります。

Cドライブの空き容量を確認する
Clipchampはエクスポート処理中にCドライブへ一時ファイルを作成します。
使用可能な空き容量がプロジェクトで使う動画ファイルのサイズを下回ると、エクスポートが止まる原因になります(Microsoft公式サポートより)。
不要ファイルを削除して空き容量を確保してから再試行します。


症状②:特定のプロジェクトだけエクスポートできない

他のプロジェクトは正常にエクスポートできるのに、特定のプロジェクトだけ失敗する場合は、素材ファイルに問題がある可能性があります。

問題のある素材ファイルを特定する
プロジェクトのコピーを作成し、素材を1つずつ削除しながらエクスポートを試します。
エクスポートが成功したタイミングで削除した素材が問題の原因です(Microsoft公式サポートより)。

素材ファイルをMP4(H.264)に変換し直す
MP4形式であっても、コーデックがClipchampに対応していない場合があります。
たとえば、YouTubeからダウンロードしたMP4ファイルにはAV1コーデックが使われることがありますが、ClipchampはAV1をサポートしていないためエクスポートエラーの原因になります。
HandbrakeなどのフリーソフトでH.264コーデックのMP4に変換し直してからインポートします。

プロジェクトを複数に分割してエクスポートする
長いプロジェクトを複数の短いプロジェクトに分割し、それぞれを個別にエクスポートできるか確認します(Microsoft公式サポートより)。
どのセクションでエラーが起きるかを絞り込めるほか、分割したファイルを後でつなぎ合わせることもできます。


症状③:4K動画が含まれているとエクスポートできない

Clipchampはエクスポート解像度の最大が1080pのため、4K素材をそのまま使うと処理負荷が高くなり、スペックの低いPCではエクスポートが失敗することがあります(Microsoft公式サポートより)。

HandbrakeやVLCなどで、4K素材を1080pのMP4(H.264コーデック)に変換してからインポートします。
どうせ1080pで出力されるため、画質への影響はほぼありません。


症状④:アプリが固まってエクスポート画面まで進めない

Clipchampを起動しても編集画面が開かない、またはエクスポートボタンを押した後にアプリが固まって操作できなくなる場合は、アプリ本体の修復を試します。

Windowsのアプリ修復機能を使う手順:

  1. Windowsの「スタートメニュー」→「設定」→「アプリ」を開く
  2. 「インストール済みアプリ」または「アプリと機能」からClipchampを探す
  3. 「⋯(三点リーダー)」→「詳細オプション」をクリックする
  4. 「修復」をクリックする
  5. 修復で解決しない場合は「リセット」をクリックする(リセットすると未保存のプロジェクトデータが消える場合があるため注意)

(Microsoft公式サポートより)


対処法の実施順序まとめ

どの症状でも共通して、次の順番で試すと効率よく問題を切り分けられます。

  1. PCを再起動する
  2. エクスポート中は他のアプリ・タブをすべて閉じる
  3. Cドライブの空き容量を確認する
  4. ハードウェアアクセラレーションをオフにする(個人版のみ)
  5. デスクトップアプリ版 → ブラウザ版に切り替えてみる
  6. 素材ファイルをMP4(H.264)に変換し直す
  7. プロジェクトを短く分割してエクスポートする
  8. アプリを修復またはリセットする

Clipchampが対応していないファイル形式・コーデック

エクスポートできない原因の一部は、素材ファイル側にあります。
Clipchampが推奨する入力形式は次のとおりです(Microsoft公式情報より)。

種別推奨形式
動画MP4・MOV・WebM
音声MP3・OGG・WAV
対応コーデック(動画)H.264・H.265(HEVC)など ※AV1は非対応

なお、AVI・MKV・FLV・WMVなど他の形式もインポート時に自動変換されますが、変換処理に時間がかかるため、あらかじめMP4に変換しておくとスムーズです。


それでも解決しない場合

上記の対処法をすべて試しても解決しない場合は、Microsoftのサポートチームに問い合わせることができます(個人アカウントのみ、法人アカウントは別窓口)。
問い合わせ時に問題が起きているプロジェクトのファイルを提供できると、原因特定が早くなります。


参考情報源:

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