Clipchampで編集が終わったのに、エクスポートが終わらない。
「1時間以上待っているのに進まない」「短い動画なのになぜこんなに遅い?」と困った経験がある方も多いはずです。
この記事では、Clipchampのエクスポートが遅くなる原因と、速度を改善する具体的な対処法をまとめて解説します。
エクスポートが遅くなる主な原因

Clipchampのエクスポートは、PCのCPUとGPUを使ってデバイス上でローカル処理されます(Microsoft公式サポートより)。
そのため、PCのスペックや環境によって速度が大きく変わります。
主な原因は次のとおりです。
1. PCのスペックが不足している
Clipchampが推奨するPCスペックは、RAM 8GB以上(16GB推奨)、64ビットOS、最新世代のグラフィックスカードです(Microsoft公式サポートより)。
特に動画のエクスポートはCPUとGPUへの負荷が高く、スペックが低いPCほど処理に時間がかかります。
2. 使用している動画ファイルが大きい・多い
4K動画や長時間動画、複数の素材を使ったプロジェクトは、処理量が増えてエクスポートに時間がかかります。
Clipchampはエクスポート解像度の最大が1080pのため、4K素材を読み込んでも最終的に1080pへ変換する処理が発生します(Microsoft公式サポートより)。
3. ブラウザタブを切り替えている
ブラウザ版でエクスポート中に別のタブを開いたり切り替えたりすると、ブラウザがClipchampの処理優先度を下げるため、エクスポート速度が落ちたり止まったりすることがあります(Microsoft公式サポートより)。
4. 他のアプリが同時に動いている
PCのメモリやCPUを他のアプリが占有していると、Clipchampに回せるリソースが減って処理が遅くなります。
5. ブラウザの拡張機能やキャッシュが干渉している
広告ブロッカーや翻訳プラグインなどのブラウザ拡張機能がClipchampの動作に干渉するケースが確認されています(Microsoft公式サポートより)。
6. Cドライブの空き容量が不足している
Clipchampはエクスポート時に一時ファイルをCドライブに作成します。
空き容量がプロジェクトで使用している動画ファイルのサイズを下回ると、処理が遅くなったり止まったりします(Microsoft公式サポートより)。
エクスポートを速くする7つの対処法
対処法1:エクスポート中はタブを切り替えない
ブラウザ版を使っている場合、エクスポートが始まったらClipchampのタブを最前面に表示したままにしておきます。
他のタブに移動するだけで速度が落ちるため、エクスポート中はそのままPCをほかの作業に使わないようにするのが理想的です。
対処法2:不要なアプリをすべて閉じる
エクスポートを開始する前に、ブラウザの不要なタブとPCで起動している他のアプリ(動画プレイヤー・ブラウザの追加ウィンドウ・音楽アプリなど)をすべて閉じます。
Clipchampが使えるCPU・GPUのリソースが増えて処理速度が向上します。
対処法3:Cドライブの空き容量を確認する
エクスポートには、プロジェクトで使う動画ファイルのサイズを超える空き容量が必要です。
Cドライブの空き容量が少ない場合は、不要なファイルを削除するか外付けドライブに移動してから再試行します。
対処法4:ハードウェアアクセラレーションをオフにする(個人アカウント版のみ)
Clipchampはデフォルトでグラフィックスカードによるハードウェアアクセラレーションを使用してエクスポートを高速化しようとしますが、グラフィックスカードとの相性によって逆に遅くなることがあります。
設定手順:
- Clipchamp左メニューの「設定」を開く
- 「エクスポート」の項目を開く
- 「ハードウェアアクセラレーション」のトグルをオフにする
(Microsoft公式サポートおよび概根きつね氏のnote記事より)
対処法5:4K素材を1080pに圧縮してから使う
ClipchampはMP4・MOV・WebMなどの形式に加え、AVI・MKVなど多くの形式に対応していますが、4K動画をそのまま使うとエクスポート処理が重くなります。
HandbrakeなどのフリーソフトでMP4(H.264コーデック)の1080pに変換してからインポートすることで、エクスポート時間が大幅に短縮できます。
対処法6:ブラウザの拡張機能を無効にする
広告ブロッカーや翻訳プラグインなどの拡張機能が処理を遅くしている場合があります。
すべての拡張機能を一時的に無効にした状態でエクスポートを試してみます。
また、シークレットモード(プライベートブラウズ)では正常に動作しないことがあるため、通常モードで使用します(Microsoft公式サポートより)。
対処法7:長いプロジェクトを分割してエクスポートする
3〜5時間ほどの長尺動画は、そのままエクスポートすると何時間もかかることがあります。
プロジェクトを複数の短いパーツに分けてエクスポートする方法が、処理時間の短縮に効果的です。
なお、ブラウザ版はデスクトップアプリ版よりエクスポートが速いという報告もあります。
デスクトップアプリ版で遅い場合は、app.clipchamp.comにアクセスするブラウザ版を試してみる価値があります(ユーザー検証情報より)。
Clipchampの推奨スペック
エクスポート速度に影響するPCスペックの目安は次のとおりです(Microsoft公式サポートより)。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| RAM(メモリ) | 8GB | 16GB以上 |
| OS | 64ビット | Windows 10 / 11 64ビット |
| ブラウザ | Chrome / Edge 64ビット | 最新バージョン |
| グラフィックスカード | — | 最新世代のGPU |
| ディスク空き容量 | 動画サイズ以上 | 十分な余裕を持った空き容量 |
まとめ
Clipchampのエクスポートが遅い主な原因は、PCスペックの不足・動画ファイルが重い・エクスポート中のタブ切り替え・Cドライブの空き容量不足の4点に集約されます。
まず「他のアプリを閉じる」「タブをそのままにしておく」「Cドライブの空き容量を確認する」の3つから試してみてください。
それでも改善しない場合は、ハードウェアアクセラレーションのオフや素材ファイルの事前圧縮・変換を検討してみましょう。
参考情報源:


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