Clipchampのブラウザ版・デスクトップアプリ版・iOSアプリ版の違いを解説

Clipchampは、Microsoftが提供する無料の動画編集ツールです。
実は「Webブラウザで使うだけ」ではなく、3種類の提供形態があり、対応OSや機能の範囲がそれぞれ異なります。
この記事では、Clipchampのブラウザ版・デスクトップアプリ版・iOSアプリ版の違いを整理して解説します。


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Clipchampの3つの提供形態

Clipchampは以下の3つの形態で提供されています(Clipchamp公式製品ページより)。

提供形態アクセス方法対応OS
ブラウザ版(Web版)app.clipchamp.com にアクセスWindows・Mac・Linux(PC)
デスクトップアプリ版Microsoft StoreからインストールWindows 10・11のみ
iOSアプリ版App StoreからインストールiPhone(iOS 14以降)

まずはPC用の2形態(ブラウザ版とデスクトップアプリ版)の違いから見ていきましょう。


ブラウザ版(Web版)とは

ブラウザ版は、app.clipchamp.comにアクセスするだけで使えるWebアプリです(Clipchamp公式サイトより)。
ソフトウェアのインストールが不要で、ChromebookやMacなどWindowsPC以外でも利用できるのが最大のメリットです。

対応ブラウザはGoogle ChromeとMicrosoft Edge(Chromiumベース)のみです。
SafariやFirefoxには対応していないため、Macユーザーは事前にChromeかEdgeのインストールが必要になります(Microsoft公式サポートより)。

タブレットやスマートフォンのモバイルブラウザからはデスクトップエディターが動作しない点も注意が必要です。

ブラウザ版の特徴まとめ

  • インストール不要でどのPCからでも利用可能
  • Windows・Mac・Linux対応
  • Google ChromeまたはMicrosoft Edgeが必須
  • Safari・Firefoxは非対応
  • スマートフォン・タブレットのブラウザからは利用不可

デスクトップアプリ版とは

デスクトップアプリ版は、Microsoft StoreからインストールするPWA(プログレッシブウェブアプリ)です。
Windows 11にはあらかじめ標準搭載されており、スタートメニューかタスクバーから「Clipchamp」を検索するだけで起動できます(Microsoft公式サポートより)。
Windows 10でも、Microsoft Storeから無料でインストールできます。

ただし、Macには対応しておらず、WindowsPC専用の形態となります。

ブラウザ版とデスクトップアプリ版の機能差

ブラウザ版とPWA版で機能や操作性に違いはなく、どちらで編集してもほぼ同じ体験が得られます。
差としては、PWAのほうがウィンドウ上部のツールバーがスッキリして少しだけ表示領域が広く感じる程度です。
アカウントを紐づけすればどちらから動画を制作してもデータが同期されるため、好みに合わせて利用できます。

「PWA」とは?

PWAとは「プログレッシブウェブアプリ」の略で、アプリのような外観と操作感のあるウェブサイトのことです。
見た目やアイコンは通常のアプリと同じですが、内部はWebテクノロジーで動作しています。
デスクトップアプリの使用はオプションであり、バックグラウンドでもWebテクノロジーを使用しています。

つまり、Clipchampのデスクトップアプリ版は、Webベースのシステムをアプリの形に包んだものです。
ブラウザ版と本質的には同じ仕組みで動いています。

デスクトップアプリ版の特徴まとめ

  • Windows 10・11のみ対応(Mac非対応)
  • Windows 11は標準搭載(Windows 10はMicrosoft Storeからインストール)
  • 機能・操作性はブラウザ版と同じ
  • ウィンドウ上部のツールバーがない分、作業領域が若干広い
  • アカウント連携でブラウザ版とプロジェクトを共有可能

ブラウザ版 vs デスクトップアプリ版:比較表

比較項目ブラウザ版デスクトップアプリ版
対応OSWindows・Mac・LinuxWindows 10・11のみ
インストール不要必要(Microsoft Store)
対応ブラウザChrome・Edge必須不要(アプリ内で動作)
編集機能同じ同じ
画面の広さツールバーありツールバーなし(若干広い)
プロジェクト同期アカウント連携で共通アカウント連携で共通
オフライン利用不可不可(Webベースのため)
MacOS対応対応非対応

iOSアプリ版とは

iOSアプリ版は、App Storeからインストールできるスマートフォン向けのネイティブアプリです(Clipchamp公式製品ページより)。
iOS 14以降に対応しており、完全な機能を使うにはiPhone X以上が推奨されています(Microsoft公式サポートより)。

2024年8月14日に大幅アップデート(Mobile 2.0)が行われ、機能が拡充されました(Clipchamp公式ブログより)。

Androidには対応していないため、スマートフォンで使えるのはiPhoneユーザーのみとなります。

iOSアプリ版の主な機能

  • 自動キャプション(字幕の自動生成)
  • 自動コンポーズ(AI が選んだ素材を自動で動画に構成)
  • テンプレートを使ったSNS向けショートビデオ作成
  • トリミング、フィルター、テキスト、BGM、エフェクトの追加
  • テキスト読み上げ(ボイスオーバー)
  • ロイヤリティフリーのストックコンテンツ利用(App Store掲載情報より)

PC版との違い

iOSアプリ版は、PCのブラウザ版・デスクトップアプリ版と比べて、SNS向けのシンプルな編集に特化した構成になっています。
PCでできる画面録画機能や複雑なタイムライン編集には対応していないため、本格的な動画編集にはPC版の使用が適しています。


3形態すべてに共通するポイント

インターネット接続が必須です。
3つの形態はすべてWebテクノロジーをベースにしているため、オフラインでは利用できません。

動画データはサーバーに送信されません。
ビデオエディターでは、処理のためにメディアファイルをサーバーにアップロードする必要がないため、ファイルの操作を迅速に行うことができます。
動画はユーザーのデバイス内でローカル処理されるため、プライバシーの面でも安心して使えます。

Microsoftアカウントでのサインインが必要です。
個人用はMicrosoftの個人アカウント(または無料登録)で利用できます。


どのバージョンを選ぶべきか

動画編集の目的・環境に応じて選択してください。

Windowsユーザーはデスクトップアプリ版を使うと、ブラウザを開く手間が省けて起動が素早くなります。

MacユーザーやChromebookユーザーはブラウザ版一択です。
ChromeかEdgeを使ってapp.clipchamp.comにアクセスしてください。

iPhoneでサクッとSNS動画を作りたい方にはiOSアプリ版が適しています。
外出先で撮影した動画をその場で編集してSNSに投稿するような使い方に向いています。

PC版(ブラウザ版・デスクトップアプリ版)で本格的に動画を作り、iOSアプリ版で外出先の軽い編集を補う、という併用スタイルも効果的です。


参考情報源:

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