「会議に参加したらカメラが真っ黒になった」「自分の映像が相手に届いていない」「プレビューでは映るのに会議に入ると映らない」……Microsoft Teamsのビデオトラブルはよく起きる問題です。
この記事では、自分のカメラが映らない・相手のビデオが映らない・会議途中で映らなくなるという3つのパターンごとに、原因と対処法をわかりやすく解説します。
まず確認:どのパターンで映らないか
トラブルの種類によって対処法が異なります。まず自分の状況を確認しましょう。
| パターン | よくある原因 |
|---|---|
| 自分のカメラが相手に映らない | アクセス許可の設定不備・他のアプリがカメラを占有・デバイス未選択 |
| 相手のビデオが自分に映らない | 受信設定のオフ・回線不安定・Teamsの一時不具合 |
| プレビューは映るが会議中に映らない | Nahimicオーディオドライバーとの競合・Teamsアプリの不具合 |
パターン①:自分のカメラが相手に映らない
自分のカメラが相手に届いていない場合、以下の順番で確認してください。
手順1:他のアプリがカメラを使っていないか確認する
カメラは同時に複数のアプリから使用できません。
Zoom・Google Meet・Skype・Windowsのカメラアプリなど、カメラを使っている可能性があるアプリをすべて終了してから、Teamsを再起動してください。
手順2:Windowsのプライバシー設定を確認する(Windows 10 / 11)
Windowsのプライバシー設定でTeamsへのカメラアクセスが無効になっていると、映像が表示されません(Microsoft公式サポートページより)。
- 「スタートメニュー」→「設定」→「プライバシー」を開く
- 左メニューの「カメラ」をクリックする
- 「アプリがカメラにアクセスできるようにする」をオンにする
- 一覧に「Microsoft Teams」が表示されている場合は、そのトグルもオンにする
ブラウザ版を使っている場合は「デスクトップアプリがカメラにアクセスできるようにする」をオンにしてください(SNSデイズ参照)。
手順3:Teamsのカメラデバイス設定を確認する
Teamsが誤ったカメラデバイスを認識している場合、映像が出ないことがあります。
- Teamsの右上「・・・(設定とその他)」→「設定」をクリックする
- 「デバイス」→「カメラ」セクションを開く
- 使用したいカメラが選択されているか確認する
- 選択されていなければ正しいカメラを選択し直す
外付けUSBカメラを使っている場合は、一度USBケーブルを抜き差しして再接続すると認識されることがあります(VAIO公式サポートページより)。
手順4:物理的なシャッターを確認する
ノートパソコンの一部モデルには、カメラを物理的に遮断する「プライバシーシャッター」が搭載されています。
カメラレンズの上部に小さなスライダーがある場合は、開いているか確認してください。
また、キーボードのファンクションキーにカメラアイコンがある場合、Fn + そのキーでカメラをオン/オフできます(Microsoft Q&Aより)。
手順5:Teamsを再起動・PCを再起動する
上記を試しても解決しない場合は、Teamsを完全に終了してから再起動してください。
タスクバーのTeamsアイコンを右クリック→「Teamsを終了する」で完全終了できます。
それでも改善しない場合はPC自体を再起動します。
パターン②:相手のビデオが自分に映らない
自分のカメラは映っているのに、相手の映像だけが表示されない場合の対処法です。
手順1:「ビデオの着信」設定を確認する
Teamsには「ビデオの着信をオフ」にする設定があり、これが有効になっていると他の参加者の映像が受信されません(Microsoft Q&Aより)。
- 会議コントロールバーの「・・・(その他のオプション)」をクリックする
- 「ビデオの着信をオフ」にチェックが入っていないか確認する
- オフになっている場合はクリックして「ビデオの着信をオン」に切り替える
手順2:回線・通信環境を確認する
通信が不安定な場合、映像の受信が止まることがあります。
Wi-Fiの電波状況を確認し、可能であれば有線LANに切り替えるか、ルーターを再起動してください。
手順3:会議から一度退出して再参加する
Teamsの一時的な不具合で映像が受信されないケースがあります。
会議を一度退出して再参加することで改善する場合があります(クラウドインフォボックス参照)。
パターン③:プレビューは映るが会議中に映らない(黒画面になる)
「参加前のプレビューでは自分のカメラ映像が映るのに、会議に入ると黒いまま」というトラブルは、特定の原因がわかっています。
原因:Nahimicオーディオドライバーとの競合
Nahimic(ナヒミック)は、一部のゲーミングPCや高性能ノートPCにプリインストールされているオーディオ強化ソフトウェアです。
新しいMicrosoft Teamsとこのドライバーが競合すると、会議中にビデオのレンダリングが失敗し、映像が真っ黒になる現象が発生します(Microsoft Learn公式情報より)。
発生するタイミングの例:
- 会議に参加してビデオをオンにしたとき
- 会議中に画面共有が行われたとき
- ビデオをオフにしてから会議中にオンにしたとき
対処法:Nahimicの除外リストにTeamsを追加する
Microsoft公式の回避手順は以下のとおりです(Microsoft Learnより)。
- Teamsを完全に終了する
- エクスプローラーを開き、アドレスバーに
%PROGRAMDATA%と入力してEnterキーを押す - フォルダ内を検索して「BlackApps.dat」というファイルを探す
- 「BlackApps.dat」をメモ帳などのテキストエディタで開く
- ファイルが開けない場合は、右クリック→「プロパティ」→「セキュリティ」タブでフルコントロール権限を付与してください
- ファイルに以下の2行を追加して保存する
ms-teams.exe
msedgewebview2.exe
- Teamsを再起動する
対処法②:Nahimicをアンインストールする
「設定」→「アプリ」から「Nahimic」と検索し、アンインストールする方法も有効です。
ただし、PCメーカーによっては自動的に再インストールされる場合があります(Microsoft Q&Aより)。
対処法③:ブラウザ版Teamsを一時的に使う
上記の対処が難しい場合、Google ChromeまたはMicrosoft Edgeからteams.microsoft.comを開いて、ブラウザ版Teamsとして参加すると映像が正常に表示されます。
それでも解決しない場合
上記の対処をすべて試しても解決しない場合は、以下を順番に試してください。
- カメラドライバーのアップデート:デバイスマネージャー→「カメラ」→対象カメラを右クリック→「ドライバーの更新」。またはPCメーカーの公式サイトから最新ドライバーをダウンロードしてインストール
- Windowsのアップデート:「設定」→「Windows Update」から最新の更新プログラムを適用する
- Teamsのリセット:「設定」→「アプリ」→「Microsoft Teams」→「詳細オプション」→「リセット」を実行する
- Teamsの再インストール:Teamsを再インストールする方法を参考に、キャッシュ削除も含めて完全に再インストールする
よくある質問
Q. Teamsのテスト通話でカメラが映るか事前確認できますか?
A. できます。Teamsの設定→「デバイス」→「テスト通話を発信する」から確認できます。アプリ版のみ対応で、ブラウザ版では使用できません(Teamsのカメラ設定方法参照)。
Q. バーチャル背景だけ映って自分が映らない場合は?
A. カメラドライバーとTeamsの相性問題が原因の可能性があります。ドライバーの更新またはTeamsのキャッシュ削除・再インストールをお試しください(Microsoft Q&Aより)。
Q. ZoomやGoogle Meetでは映るのに、Teamsだけ映らない場合は?
A. Nahimicドライバーとの競合(パターン③)、またはWindowsのプライバシー設定でTeamsだけアクセス許可が無効になっている可能性があります。手順2の設定を再確認してください。
まとめ
Teamsでビデオが映らないトラブルは、多くの場合「他のアプリがカメラを占有している」「Windowsのアクセス許可が無効」「Nahimicドライバーとの競合」のいずれかが原因です。
まずパターンを特定し、対応する手順を順番に試すことで大半のケースは解決できます。
Teamsの機能や会議設定についてはあわせてMicrosoft Teamsの機能一覧もご覧ください。
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