「プロフィール画像を変更したのに、相手には古い画像が表示されたまま」「自分の画面では更新されているのに、会議では以前の写真のまま」——これはTeamsを使っているとよく起こる問題です。
実はこれらの多くは、Teamsのキャッシュ仕様によるもので、仕様を理解すれば慌てずに対処できます。
この記事では、反映されない原因を整理したうえで、状況別の具体的な対処法をわかりやすく解説します。
プロフィール画像が反映されない主な原因
まず、なぜ反映されないのかを整理しておきましょう。
原因がわかれば、どの対処法を試すべきかが見えてきます。
原因1:キャッシュの仕様(最も多い原因)
Microsoft Teamsには、パフォーマンスと容量最適化のためのキャッシュの仕組みが設計されています。
Microsoft Learnの公式ドキュメントによると、キャッシュの保持期間は以下の通りです(Microsoft Learn「Teams でユーザー情報が更新されない」より)。
| データの種類 | キャッシュの最大保持期間 |
|---|---|
| Teamsサービス(サーバー側)の一般情報 | 最大3日間 |
| クライアント側の表示名・電話番号など | 最大28日間 |
| プロフィール写真 | 最大60日間 |
つまり、プロフィール写真は最大60日間キャッシュされる仕様です。
この仕様は「設計通りの動作(by design)」とMicrosoftが公式に認めているため、正常な状態でも反映が遅れることがあります。
自分の画面では新しい画像が表示されていても、相手の画面では古い画像やイニシャルが表示されているのは、相手側のキャッシュが原因です。
原因2:変更が完全に反映されていない(待ち時間)
プロフィール画像の変更は、Microsoft 365の全サービスに順次同期されます。
Teamsだけでなく、OutlookやPeopleカードなど複数のサービスに伝播するため、最大24時間から数日かかる場合があります。
変更直後に確認しても反映されていないのは、この同期待ちの可能性があります。
原因3:画像の要件を満たしていない
アップロードした画像が以下の要件を満たしていない場合、保存できないか、表示が崩れることがあります。
- ファイル形式: .jpg / .png / .gif のいずれか
- ファイルサイズ: 4MB未満
これ以外の形式(.webp、.bmp など)や、4MBを超えるファイルはTeamsで正しく処理されません。
原因4:管理者のポリシーによる制限
組織のIT管理者が、ユーザーによるプロフィール画像の変更を制限しているケースがあります。
この場合、設定画面から画像の変更ができないか、変更しても元に戻ってしまいます。
原因5:ゲストユーザー・外部ユーザーの制限
外部の組織からゲストとして参加しているアカウントは、プロフィール画像の変更権限が制限されていることが多いです。
対処法:状況別に試す手順
対処法1:時間を置く(変更直後の場合)
変更から24時間以内であれば、まず1日程度待ってみましょう。
特に相手の画面での反映は、相手側のキャッシュが切れるまで待つのが基本です。
急ぎでなければ、これだけで解決するケースも多くあります。
対処法2:サインアウト→サインインを試す
キャッシュをリセットする最も手軽な方法です。
Microsoft Learn公式でも推奨されている対処法です(Microsoft Learn「Teams でユーザー情報が更新されない」より)。
- Teamsアプリ右上のプロフィール画像または「・・・」をクリックする
- 「サインアウト」を選択する
- サインアウト完了後、再度Teamsを起動してサインインする
サインアウト/サインインだけで解消するケースが最も多いため、最初に試してみてください。
対処法3:Teamsのキャッシュを手動で削除する(Windows)
サインアウト/サインインで解決しない場合は、キャッシュフォルダを直接削除します。
新しいTeams(New Teams)の場合:方法A(アプリのリセット)
- Windowsの検索ボックスで「設定」を開く
- 「アプリ」→「インストール済みのアプリ」を選択する
- 「Microsoft Teams」を検索して見つける
- 右側の「…(その他のオプション)」→「詳細オプション」をクリックする
- 「リセット」セクションで「リセット」ボタンをクリックする
- Teamsを再起動する
新しいTeams(New Teams)の場合:方法B(ファイル直接削除)
- Teamsを完全に終了する(タスクバーのTeamsアイコンを右クリック→「Teamsを終了する」)
- キーボードで「Windowsキー + R」を押し、「ファイル名を指定して実行」を開く
- 以下のパスを貼り付けて「OK」をクリックする
%userprofile%\appdata\local\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe\LocalCache\Microsoft\MSTeams
- 開いたフォルダ内のファイルとフォルダをすべて選択して削除する
- Teamsを再起動する
注意: キャッシュ削除後もチャット履歴やファイルはクラウドに保存されているため、消えません。
対処法4:Teamsのキャッシュを手動で削除する(Mac)
- Teamsを完全に終了する
- 「Launchpad」→「その他」→「ターミナル」を開く
- 以下のコマンドを入力して実行する
rm -rf ~/Library/Application\ Support/Microsoft/Teams
- Teamsを再起動する
対処法5:ブラウザのキャッシュを削除する(Web版利用時)
Web版(ブラウザ)のTeamsでプロフィール画像が反映されない場合は、ブラウザ側のキャッシュを削除してください。
- Chrome: 設定→プライバシーとセキュリティ→閲覧履歴データを削除
- Edge: 設定→プライバシー、検索、サービス→閲覧データをクリア
ブラウザのキャッシュをクリアしたあと、ページを再読み込みして確認してください。
対処法6:相手側にキャッシュクリアを依頼する
自分の画面では新しい画像になっているのに、特定の相手にだけ古い画像が表示されている場合は、相手側のキャッシュが原因です。
相手に上記のサインアウト/サインイン、またはキャッシュ削除を試してもらうことで解消します。
「自分のプロフィール画像を更新したので、Teamsを再起動してもらえますか」と依頼するのが現実的な方法です。
対処法7:画像の要件を確認して再アップロードする
画像がそもそも正しく保存されていない可能性があります。
- ファイル形式が .jpg / .png / .gif であることを確認する
- ファイルサイズが 4MB未満であることを確認する
- 上記を確認したうえで、改めて画像をアップロードし直す
画像サイズが大きい場合は、Windowsの「フォト」アプリやスマホのトリミング機能で圧縮してから試してください。
対処法8:Teamsを再インストールする(最終手段)
上記すべてを試しても解決しない場合は、Teamsのアンインストールと再インストールを試みます。
再インストールしてもチャット履歴やファイルはクラウドに保存されているため消えません。
詳しい手順はMicrosoft Teamsを再インストールする方法を参考にしてください。
場所別:表示されない状況の確認方法
プロフィール画像が「どこで」反映されていないかによって、確認ポイントが変わります。
| 反映されていない場所 | 確認・対処のポイント |
|---|---|
| 自分の画面のアイコン | サインアウト/サインイン、キャッシュ削除 |
| 相手の画面でのアイコン | 相手側のキャッシュクリアを依頼、または待つ |
| 会議中の丸アイコン | キャッシュの影響を受けやすい場所。再起動で改善することが多い |
| Outlookでのアイコン | 同期に時間がかかる。1〜2日待って再確認 |
| Web版Teamsでのアイコン | ブラウザのキャッシュ削除 |
よくある質問(FAQ)
Q. 変更してから1週間以上たっても反映されません。
プロフィール写真は最大60日間キャッシュされる仕様のため、何もしなければ相手側の反映まで最大60日かかります(Microsoft Learn公式より)。
キャッシュ削除や再サインインを試みるか、相手に同様の操作を依頼してください。
Q. 自分の画面では新しい画像なのに、相手の画面では古いままです。
相手側のキャッシュが原因です。相手にTeamsの再起動またはサインアウト/サインインを試してもらってください。
Q. 設定からプロフィール画像を変更できません。
管理者のポリシーによって変更が制限されている可能性があります。IT管理者に確認してください。
またはゲストユーザーとしてTeamsを利用している場合も、変更権限が制限されます。
Q. 削除したプロフィール画像が相手にはまだ表示されています。
画像を削除してもキャッシュが残るため、相手側では古い画像が表示され続けます。
相手のキャッシュが自然に切れるまで最大60日かかります。急ぐ場合は相手にキャッシュ削除を依頼してください。
まとめ
Microsoft Teamsのプロフィール画像が反映されない原因の多くは、キャッシュの仕様によるものです。
プロフィール写真は最大60日間キャッシュされるため、すぐに反映されなくても仕様通りの動作です。
まずは「サインアウト→サインイン」を試み、それでも解決しない場合はキャッシュの手動削除に進むのが効率的な手順です。
相手側に反映されない場合は、相手にも同様の操作を依頼するのが解決の近道です。
Teamsのその他のトラブルや設定については、以下の記事もあわせて参考にしてください。

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