Clipchampを開こうとしたら、画面が真っ白のまま動かない、起動ローディング画面から進まない……そんな経験はありませんか?
実はこの問題、いくつかの決まった原因があり、順番に試せばほとんどのケースで解決できます。
この記事では、Clipchampが開けないときの原因と対処法を、試しやすい順に詳しく解説します。
- Clipchampが開けない主な原因
- 対処法1:PCを再起動する
- 対処法2:インターネット接続を確認する
- 対処法3:アカウントへのサインインを確認する
- 対処法4:タスクマネージャーでClipchampを強制終了して再起動する
- 対処法5:アプリの修復・リセットを試す
- 対処法6:Windowsストアアプリのトラブルシューティングを実行する
- 対処法7:Windows Updateを適用する
- 対処法8:グラフィックスドライバーを更新する
- 対処法9:ハードウェアアクセラレーターをOFFにする
- 対処法10:システムファイルチェッカーを実行する
- 対処法11:アプリを再インストールする
- Clipchampの動作に必要な最小環境
- まとめ
Clipchampが開けない主な原因
Clipchampは、Windows 10/11に標準搭載された動画編集アプリです(ブラウザ版も利用可能)。
動画の処理はお使いのPCのローカルで行われますが、アクティブなインターネット接続・アカウントへのサインイン・端末リソースが正常でないと起動できない場合があります。
主な原因は以下のとおりです。
- アプリや関連システムファイルが破損している
- グラフィックスドライバーが古い・非対応になっている
- メモリ(RAM)やストレージの空き容量が不足している
- MicrosoftアカウントまたはGoogleアカウントでのサインインが完了していない
- インターネット接続が不安定または切断されている(編集の進捗保存に必要)
以降では、これらの原因を解消する対処法を順番に紹介します。
対処法1:PCを再起動する
まず最初に試すべき、最もシンプルな方法です。
一時的なシステムのエラーやメモリの詰まりが原因の場合、再起動だけで解決することがあります。
- 開いているアプリをすべて閉じる
- スタートメニュー →「電源」→「再起動」をクリックする
- 再起動後、Clipchampを起動し直す
シャットダウンではなく「再起動」を選ぶのがポイントです。
シャットダウン後に電源を入れても、高速スタートアップ機能が有効だとメモリがリセットされないことがあります。
対処法2:インターネット接続を確認する
Clipchampは動画処理をPC本体のローカルで行いますが、アクティブなインターネット接続が必要です。
接続が必要な主な理由は、編集の進行状況の保存です。
なお、他のオンライン動画エディターとは異なり、大きなファイルのアップロード・ダウンロードに依存しないため、インターネットの速度そのものは動作速度にほとんど影響しません(Microsoft公式サポートより)。
確認手順:
- ブラウザでWebページが普通に開くか確認する
- Wi-Fiの場合、ルーターを再起動してみる
- VPNやプロキシを使用している場合は一時的に無効化する
VPN・プロキシはClipchampの認証やデータ通信を妨げることがあります。
無効化してから再度起動し、問題が解消するか確認してください。
対処法3:アカウントへのサインインを確認する
Clipchampを使用するには、MicrosoftアカウントまたはGoogleアカウントでアプリにサインインする必要があります(富士通FMVサポートより)。
本記事ではMicrosoftアカウントを使用する手順を説明します。
なお、Windows自体にMicrosoftアカウントでサインインしている場合、Clipchampをスムーズに起動できます。
ローカルアカウントでWindowsにサインインしている場合、Clipchampの認証がスムーズに行えないことがあります。
確認・切り替え手順:
- 設定 →「アカウント」→「ユーザーの情報」を開く
- Microsoftアカウントでサインインしているか確認する
- ローカルアカウントの場合は「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」からサインインする
職場・学校アカウントを使用している場合は、Microsoft 365の管理者がClipchampを無効化している可能性もあります。
その際は管理者に確認してください。
対処法4:タスクマネージャーでClipchampを強制終了して再起動する
Clipchampのプロセスがバックグラウンドで止まったまま残っていると、再起動しても正常に開かない場合があります。
Ctrl + Shift + Escキーを押してタスクマネージャーを開く
2.「プロセス」タブで「Clipchamp」を右クリックする
3.「タスクの終了」を選択する- Clipchampを改めて起動する
対処法5:アプリの修復・リセットを試す
Windowsの設定からアプリを修復・リセットできます。
まず修復を試してみて、それでも解決しない場合にリセットを試してください。
リセットはキャッシュや設定を消去しますが、Microsoftアカウント自体のデータは失われません。
なお、リセット後に再ログインが求められる場合があります。
Win + Iキーで設定を開く
2.「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く- 「Microsoft Clipchamp」を見つけ、右の「…」→「詳細オプション」をクリックする
- 「修復」ボタンを押す(データは消えません)
- 修復で解決しない場合は「リセット」ボタンを押す
対処法6:Windowsストアアプリのトラブルシューティングを実行する
Windowsには、Microsoft Storeアプリの問題を自動診断・修正してくれるツールが搭載されています。
Windows 11の場合:
- 設定を開く(
Win + I)
2.「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング」を開く - 「Windows ストアアプリ」の「実行」ボタンをクリックする
- 診断が終わったら画面の指示に従う
Windows 10の場合:
- 設定を開く(
Win + I)
2.「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を開く
3.「追加のトラブルシューティング」→「Windows ストアアプリ」→「トラブルシューティングの実行」をクリックする
対処法7:Windows Updateを適用する
Windowsが古いバージョンのままだと、Clipchampとの互換性の問題が発生することがあります。
- 設定を開く(
Win + I)
2.「Windows Update」を開く
3.「更新プログラムの確認」をクリックする - 利用可能なアップデートをすべてインストールし、再起動する
対処法8:グラフィックスドライバーを更新する
Clipchampは動画処理にGPU(グラフィックス処理装置)を活用します。
グラフィックスドライバーが古いまたは破損していると、起動時にクラッシュすることがあります(Microsoft Q&Aコミュニティより)。
- 「スタートボタン」を右クリック →「デバイスマネージャー」を開く
2.「ディスプレイアダプター」を展開する - グラフィックスカードを右クリック →「ドライバーの更新」をクリックする
4.「ドライバーを自動的に検索」を選択する
最新ドライバーはWindowsの自動検索では見つからないこともあります。
NVIDIAやAMD、Intelなどのメーカー公式サイトから直接ダウンロードするのがより確実です。
対処法9:ハードウェアアクセラレーターをOFFにする
「バッファ中・読み込みに時間がかかりすぎています」というエラーが出る場合は、ハードウェアアクセラレーターが干渉している可能性があります。
⚠️ この設定は個人用(個人アカウント)バージョンのみ有効です。職場・学校アカウントでは表示されません。
- Clipchampを開く(起動できている場合)
- 左メニューの「設定」を開く
- 「エクスポート」の項目にある「ハードウェアアクセラレーター」のトグルをOFFにする(Microsoft公式サポートより)
対処法10:システムファイルチェッカーを実行する
Windowsアップデート後などにClipchampが起動しなくなった場合、システムファイルの破損が原因のことがあります。
以下の手順で、Windowsの保護されたファイルをスキャンし、破損があれば自動修復できます(Microsoft公式サポート「Windowsでシステムファイルチェッカーを使用する方法」より)。
手順1: DISMコマンドを実行する(Windowsの修復ソースを事前に整備)
- スタートメニューで「cmd」と検索する
- コマンドプロンプトを右クリック→「管理者として実行」をクリックする
- 以下のコマンドを入力して
Enterキーを押す
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 完了まで待つ(数分〜10分程度かかる場合があります)
手順2: システムファイルチェッカーを実行する
- 引き続き同じコマンドプロンプトで以下を入力して
Enterキーを押す
sfc /scannow
- スキャンが100%完了するまで待つ
- 完了後、PCを再起動してClipchampを起動する
対処法11:アプリを再インストールする
上記の方法をすべて試しても解決しない場合は、Clipchampの再インストールを試みてください。
- 設定を開く(
Win + I)→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く - 「Microsoft Clipchamp」を見つけ、右の「…」→「アンインストール」をクリックする
3.「Microsoft Store」を開く - 検索欄に「Clipchamp」と入力し、インストールする
Clipchampの動作に必要な最小環境
以下を満たしていない場合、そもそもClipchampが正常に動作しない可能性があります(Microsoft公式サポートより)。
| 項目 | 最小要件 |
|---|---|
| RAM(メモリ) | 8GB以上(16GB推奨) |
| OS | Windows 10/11 64ビット版(デスクトップアプリの場合)※ブラウザ版はmacOS・Linuxでも動作 |
| ブラウザ | Chrome または Edge の64ビット版 |
| ストレージ | 編集する動画ファイルの容量以上の空き領域が必要 |
メモリが不足している場合は、他のアプリやブラウザタブをすべて閉じてからClipchampを起動してみてください。
まとめ
Clipchampが開けない場合は、以下の手順を上から順番に試してみてください。
- PCを再起動する
- インターネット接続・VPNを確認する
- MicrosoftアカウントまたはGoogleアカウントのサインインを確認する
- タスクマネージャーでプロセスを強制終了して再起動する
- アプリの修復・リセットを試す
- Windowsストアアプリのトラブルシューティングを実行する
- Windows Update・グラフィックスドライバーを最新にする
- システムファイルチェッカー(sfc /scannow)を実行する
- 再インストールする
多くの場合は手順1〜5で解決します。
Clipchampの基本的な使い方についてはMicrosoft Clipchampとは?Windows標準の動画編集ソフトを完全マスター!も合わせてご確認ください。
参考情報源:
- Microsoft公式サポート「Clipchampが適切に動作することを確認する」
- Microsoft公式サポート「Clipchampプロジェクトまたはアセットが読み込まれていない場合の処理」
- Microsoft公式サポート「Clipchampからのエクスポートのトラブルシューティング」
- Microsoft公式サポート「Windowsでシステムファイルチェッカーを使用する方法」
- Microsoft Q&A「Clipchampを起動できない」
- Microsoft Q&A「Clipchamp will not launch」
- The Windows Club「Clipchamp not opening or working」(2025年11月)
- 富士通FMVサポート「Clipchampについて」


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