「Teamsの会議でワイヤレスイヤホンを使いたいけど、マイクが認識されない」「音は聞こえるのに自分の声が届かない」といったトラブルで困っていませんか?
ワイヤレスイヤホンとTeamsの組み合わせは、設定の落とし穴がいくつかあります。
この記事では、接続方法・Teamsの設定手順・よくあるトラブルの解決策まで、まとめて解説します。
Microsoft TeamsでワイヤレスイヤホンはBluetoothで使える?
結論から言うと、Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンはTeamsで使えます。
ただし、「音声を聞くだけ」と「マイクも使う」では少し挙動が違うため、正しい設定が必要です。
また、TeamsにはMicrosoftが認定した「Teams認定デバイス」という公式対応製品があります。
Teams認定デバイスであれば、通話の応答・ミュート・音量調整などをイヤホンのボタンから直接操作できる点が大きなメリットです。
BluetoothイヤホンをPCに接続する手順
まずBluetoothイヤホンをWindowsにペアリングします。
- Windows 11の「設定」→「Bluetooth とデバイス」を開く
- 「デバイスの追加」をクリックする
- イヤホンをペアリングモードにする(機種によって手順が異なるため、説明書を参照)
- 一覧に表示されたイヤホン名を選択して「接続」をクリックする
接続完了後、タスクバー右下のスピーカーアイコンをクリックして、出力デバイスがイヤホンに切り替わっているか確認しましょう。
Teamsでイヤホンを「オーディオデバイス」に設定する手順
Windowsに接続できても、Teams側で出力先を設定しないと音が出ないことがあります。
これがワイヤレスイヤホントラブルの最もよくある原因です。
会議参加前に設定する方法
- Teamsアプリの右上にある自分のプロフィール写真の左「…(設定など)」をクリックする
- 「設定」を選ぶ
- 左メニューの「デバイス」をクリックする
- 「オーディオデバイス」でイヤホンを選択する
- 「スピーカー」と「マイク」の両方がイヤホンになっているか確認する
会議中に設定を変更する方法
- 会議画面上部の「マイク」アイコン横の矢印(▼)をクリックする
- 「デバイスの設定」を選択する
- スピーカーとマイクをイヤホンに切り替える
Bluetoothイヤホンの「ヘッドセット」と「ヘッドフォン」の違いに注意
Bluetoothイヤホンをペアリングすると、Windowsのサウンド設定に同じ機器が2つの名前で表示されることがあります。
| 表示名 | 音質 | マイク |
|---|---|---|
| ヘッドフォン(Stereo) | 高音質 | 使えない |
| ヘッドセット(Hands-Free AG Audio) | やや音質が落ちる | 使える |
Teams会議でマイクも使いたい場合は、「ヘッドセット」側を選択する必要があります。
「ヘッドフォン」を選んでしまうと音質は良いですが、マイクが機能しないため自分の声が相手に届きません。
Teams設定の「マイク」欄に「Hands-Free AG Audio」が表示されている場合は、それを選択するとマイクが使えます。
Teams認定ワイヤレスイヤホン・ヘッドセットの種類
Teamsには公式認定を受けた対応デバイスがあり、通話ボタン・ミュートボタンなどのハードウェア操作がTeamsと連動します。
代表的な製品を紹介します。
Microsoft純正 ワイヤレスヘッドセット
Microsoft モダン ワイヤレス ヘッドセットは、Teams認定を取得したMicrosoft純正のオーバーヘッド型ヘッドセットです。
付属のUSBドングル(Microsoft USB Link)をPCに接続するだけで自動的にペアリングが完了し、追加設定なしでTeamsのボタン操作に対応します。
Bluetoothでも接続できますが、Teams認定機能(ボタン操作)はUSBドングル使用時のみ有効です。
Surface ヘッドフォン 2+
Surface Headphones 2+もTeams認定デバイスで、付属のUSB LinkまたはBluetoothで接続できます。
タッチコントロールで通話の応答・ミュート操作が可能で、ノイズキャンセリング機能も搭載されています。
ソニー LinkBuds UC for Microsoft Teams
完全ワイヤレスイヤホンとしてTeams認定を取得したソニーの製品です。
付属のUSBトランシーバー(2.4GHz接続)をPCに挿すとTeams操作に対応し、通話の受話・マイクオンオフ・挙手などをタップ操作で行えます。
PC(USBトランシーバー経由)とスマホ(Bluetooth)の2台同時接続にも対応しています。
想定市場価格は30,000円前後です(2022年11月発売時点)。
よくあるトラブルと解決方法
音が聞こえない・スピーカーから音が出る
Teamsの設定でオーディオデバイスが「PC内蔵スピーカー」のままになっている可能性があります。
Teamsの「設定」→「デバイス」でスピーカーをイヤホンに変更してください。
イヤホンはWindowsにつながっているのにTeams側に反映されない場合は、Teamsを再起動すると認識されることがあります。
マイクが使えない・自分の声が届かない
Bluetoothイヤホンのマイクが機能しない場合、以下を順番に確認してください。
まずTeamsの設定「デバイス」→「マイク」で「Hands-Free AG Audio(ヘッドセット)」が選択されているか確認します。
「ヘッドフォン(Stereo)」が選ばれているとマイクは使えません。
次にWindowsの設定でマイクへのアクセスが許可されているか確認します。
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」で、「マイクへのアクセス」と「アプリにマイクへのアクセスを許可する」がオンになっているか確認してください。
また、Teamsアプリ自体がミュート状態になっていないかも確認しましょう。
会議画面右上のマイクアイコンに斜線が入っている場合はミュート中です。
途中で音が途切れる・接続が不安定
Bluetoothイヤホンが別のデバイス(スマホなど)とも接続されている場合、音声が途切れることがあります。
一度スマホ側のBluetooth接続を切断し、PCとの接続だけにしてみてください。
イヤホンのバッテリー残量が少ない場合も音が途切れやすくなります。充電状態を確認しましょう。
Bluetoothで接続しているのにTeamsの音が聞こえなくなる(ハンズフリーテレフォニー問題)
Windows 11特有のトラブルとして、Bluetooth設定の「ハンズフリーテレフォニー」が原因で音声が出なくなるケースが報告されています。
解決手順は以下のとおりです。
- Windowsの「設定」→「Bluetooth とデバイス」を開く
- 接続中のイヤホンを右クリックして「プロパティ」を選ぶ
- 「サービス」タブを開く
- 「ハンズフリーテレフォニー」のチェックを外す
- 変更を保存してTeamsを再起動する
この設定変更後は再起動のたびにリセットされることがあるため、根本的な解決にはドライバー更新やWindowsのアップデートも試してみてください。
他のアプリがマイクを使っているため認識されない
ZoomやGoogle Meet、Skypeなどの別のビデオ会議アプリをTeamsと同時に起動していると、マイクが他のアプリに占有されてTeamsで使えないことがあります。
Teamsだけを起動した状態で接続を確認してみてください。
Teamsの「テスト通話」でイヤホンを事前確認する方法
会議が始まる前に音声・マイクの動作確認をしたい場合は、Teamsのテスト通話機能が便利です。
- Teamsの「設定」→「デバイス」を開く
- 「テスト通話を行う」ボタンをクリックする
- ガイダンスに従って話しかけると、録音した自分の声が再生される
この機能で音声・マイクの両方が正常に動作しているか事前確認できます。
まとめ
Microsoft Teamsでワイヤレスイヤホンを快適に使うには、「WindowsへのBluetoothペアリング」と「Teams側のオーディオデバイス設定」の両方が必要です。
特にマイクを使いたい場合は「ヘッドセット(Hands-Free AG Audio)」を選択することが重要なポイントです。
また、Teams認定デバイスを使えば、ボタン操作でミュートや通話応答ができ、会議の操作がよりスムーズになります。
トラブルが発生したときは、この記事のチェックリストを上から順に確認してみてください。
多くの場合はTeamsのデバイス設定の変更か、Teamsの再起動で解決できます。

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