「Windows 11を使っているけど、動画編集ソフトって別途買わないといけないの?」と思っていませんか?
実はWindows 11には、最初から無料の動画編集アプリが入っています。
それがMicrosoft Clipchamp(クリップチャンプ)です。
この記事では、Clipchampの概要から基本機能・使い方・無料版と有料版の違いまで、初めて聞いた人でもわかるように解説します。
Microsoft Clipchampとは
Microsoft Clipchamp(クリップチャンプ)は、Microsoftが提供する動画編集アプリです。
2022年10月のWindows 11アップデートから標準搭載され、追加インストールなしで誰でもすぐ使えるようになっています。
Clipchampはもともとオーストラリアのスタートアップ企業「Clipchamp」が開発したブラウザベースの動画編集サービスで、Microsoftはこのサービスを買収し、Windowsに組み込む形で展開しています。
以前のWindowsに搭載されていた「ビデオエディター」に代わる動画編集ツールとして位置づけられており、より高機能・直感的な編集が可能になっています。
Clipchampの特徴
無料で最大1080p(フルHD)書き出しが可能
無料版でも最大1080p(HD画質)でウォーターマーク(透かし)なしでエクスポートできます。
多くの無料動画編集ソフトでは透かしが入ってしまいますが、Clipchampは無料でもプロフェッショナルな仕上がりが実現できます。
インストール不要・追加費用ゼロ
Windows 11ユーザーであれば、スタートメニューから「Clipchamp」を検索するだけで起動できます。
会社のPCなど自由にソフトをインストールできない環境でも、そのまま使えるのが大きな強みです。
ブラウザ(オンライン版)でも利用可能
デスクトップアプリのほかに、https://app.clipchamp.com からMicrosoft EdgeまたはGoogle Chromeを使ってオンラインでも利用できます。
Windows 10ユーザーや、macOSでも使える点も覚えておきましょう。
AIを活用した機能を搭載
MicrosoftのAI技術を組み込んでおり、ナレーションの自動生成(テキスト読み上げ)などAI機能が継続的に追加・強化されています。
Clipchampの主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| カット・トリミング | 動画の不要な部分を削除したり、分割できる(スプリット機能) |
| テキスト・テロップ追加 | タイトルや字幕を直感的に追加可能 |
| BGM・効果音の追加 | 無料のストックオーディオを素材として利用できる |
| トランジション | 場面転換に効果を付ける。複数のテンプレートから選択するだけ |
| フィルター・エフェクト | 映像の色合いや雰囲気を変えるエフェクトを適用できる |
| テンプレート | SNS・プレゼン用など目的別のテンプレートから編集開始できる |
| ストック素材 | 商用利用可能な無料の動画・画像・BGMを素材として挿入できる |
| 画面録画 | PCの画面をそのままClipchamp内で録画できる(録画→編集が一体) |
| Webカメラ録画 | カメラの映像をキャプチャして動画に組み込める |
| SNSへの直接アップロード | 編集後にYouTubeやTikTokへアプリからそのまま投稿できる |
無料版と有料版(Premium)の違い
Clipchampには無料版と有料版(Premium)があります。
| 項目 | 無料版 | Premium版 |
|---|---|---|
| 最大書き出し解像度 | 1080p(フルHD) | 4K(3840p・UHD) |
| ウォーターマーク | なし | なし |
| ストックオーディオ | 無料素材のみ | プレミアム素材も使用可能 |
| フィルター・エフェクト | 無料のもののみ | プレミアムフィルターも使用可能 |
| ブランドキット | なし | あり |
| 価格 | 無料 | Microsoft 365個人・ファミリープランに含まれる |
普通にYouTube動画やSNS投稿用の動画を作るだけなら、無料版で十分と言われています。
プレミアムのストック素材やブランドキット機能、あるいは4K書き出しが必要になる場合に有料版を検討する形で問題ありません。
なお、Microsoft 365 個人プランまたはファミリープランを契約している方は、Premiumオプションが自動的に有効になります。
Clipchampの起動方法
Windows 11の場合
- タスクバーの検索ボックスに「Clipchamp」と入力する
- 検索結果に表示された「Microsoft Clipchamp」をクリックして起動
スタートメニューの「すべてのアプリ」→「M」の項目にも「Microsoft Clipchamp」があります。
Clipchampがスタートメニューに見つからない場合
Microsoft Storeから無料でインストールできます。
また、スタートメニューから「ビデオエディター」を起動すると、Clipchampのインストールを促す画面が表示されます。
基本的な使い方の流れ
Clipchampでの動画編集は、大きく以下の流れで進みます。
- 「新しいビデオを作成」をクリックして新規プロジェクトを開く
- 画面左上の「メディアをインポート」から動画・画像・音声ファイルを取り込む(ドラッグ&ドロップも可)
- 取り込んだ素材を画面下のタイムラインにドラッグして並べる
- カット・テキスト追加・BGM挿入・トランジション設定などを行う
- 右上の「エクスポート」ボタンから書き出し(保存)する
画面は左側パネル(素材・テンプレート・テキスト・音楽・エフェクト)、中央のプレビュー、下部のタイムラインという3エリア構成で、直感的に操作できます。
こんな人に向いている
Clipchampは特に次のような用途・ユーザーに向いています。
動画編集が初めてで、まず試しに使ってみたい人には、操作が直感的でわかりやすく、学習コストが低いためとても向いています。
YouTube・TikTok・InstagramなどのSNS向けに短い動画を作りたい人にも、テンプレートやストック素材が充実しているため手軽に作成できます。
会社や学校でPCにソフトをインストールできない環境でも、Windows 11であれば追加インストール不要で使えます。
画面録画してすぐ編集したい人にも、録画から編集まで1つのアプリで完結できるため便利です。
Clipchampが向かないケース
一方で、次のような場面では他の動画編集ソフトを検討した方がよい場合もあります。
4K以上の高解像度での書き出しを必要とする場合、無料版は最大1080pのため対応できません。
なお、有料のPremium版(Microsoft 365個人・ファミリープランを含む)では4K(3840p)書き出しに対応しています。
複雑な映像合成・モーショングラフィックスなど高度な編集を求める場合は、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなどの専門ソフトが適しています。
まとめ
Microsoft Clipchampは、Windows 11に標準搭載されている無料の動画編集アプリです。
無料版でも1080p・透かしなし書き出し、ストック素材の利用、画面録画まで使えるため、初心者の入門ツールとして十分な機能を持っています。
「まず動画編集をやってみたい」「SNS用に簡単な動画を作りたい」という人は、追加費用ゼロのClipchampから始めてみましょう。

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