「Teamsのチャットで@マークを使うと何が起きるの?」「チーム全員に通知を送りたいけど、どうすればいい?」
そんな疑問を持つ方に向けて、Teamsのメンション機能の基本から種類別の使い方、通知設定まで丁寧に解説します。
Teamsのメンションとは

メンション(mention)とは、チャットやチャネルの投稿で「@マーク+名前」を入力することで、特定の相手に通知を送る機能です。
英語で「言及する・名前を挙げる」という意味を持つ言葉で、SNSやビジネスチャット全般で広く使われる機能の一つです。
メンションの基本的な概念については、メンションとは?SNSやビジネスツールで使える便利機能をわかりやすく解説も参考にしてください。
メンションされるとどうなるのか
メンションを受け取ったユーザーには、以下の通知が届きます(Microsoft公式サポートページより)。
- バナー通知:デスクトップなら画面右下、スマートフォンなら画面上部にポップアップが表示される
- アクティビティフィード通知:Teamsの左側メニュー「アクティビティ(ベルアイコン)」に通知が表示される
- メッセージ内のマーキング:メンションされた名前が赤い太字で表示され、投稿の右上に「@」マークが付く
つまり、メンションを使うと「このメッセージ、あなた宛ですよ」と相手に確実に気づかせることができます。
大人数のチャネルで投稿が流れやすい状況でも、メンションがあれば見落としを防げます。
Teamsのメンションの種類
Teamsには用途に応じて5種類のメンションがあります。
どのメンションを使うかによって、通知が届く範囲が異なります。
| 種類 | 入力方法 | 通知範囲 | 使える場所 |
|---|---|---|---|
| 個人メンション | @名前 | 指定した1人 | チャット・チャネル |
| チームメンション | @チーム名または@team | チームメンバー全員 | 標準チャネルのみ |
| チャネルメンション | @チャネル名または@channel | チャネルメンバー全員 | 標準チャネルのみ |
| グループチャット全員 | @全員(英語環境では@everyone) | グループチャット参加者全員 | グループチャットのみ |
| タグメンション | @タグ名 | タグに登録されたメンバー | 標準チャネルのみ |
(Microsoft公式サポートページ「Use @mentions to get someone’s attention in Microsoft Teams」、2025年2月時点)
メンションの種類別の使い方
個人メンション(特定の1人に通知)
最も基本的なメンションです。
誰宛のメッセージかを明確にしつつ、その人だけに通知を届けることができます。
- チャットまたはチャネルのメッセージ入力欄に「@」を入力する
- 名前の候補が表示されるので、メンションしたい人を選択する
- メッセージを入力して送信する
候補に表示されない場合は、@メールアドレスを直接入力することで検索できます。
「@」は半角・全角どちらでもメンションとして動作します(Microsoft公式サポートページより)。
敬称(「さん」など)を付けたい場合は、メンションを選択したあとに続けて入力します。
例:@田中さん、確認をお願いします
チームメンション(チーム全員に通知)
チームに所属するメンバー全員に通知を送ります。
全社向けのお知らせや、チーム全体に対応を求める連絡に使います(Microsoft公式サポートページより)。
- チャネルのメッセージ入力欄に「@team」または「@チーム名」を入力する
- 候補にチーム名が表示されるので選択する
- メッセージを入力して送信する
注意点:
- プライベートチャネルでは
@teamは使用できません(Microsoft公式サポートページより) - チームの所有者があらかじめ
@teamメンションを有効にしている必要があります
チャネルメンション(チャネルメンバーに通知)
チャネルに参加しているメンバーに通知を送ります。
チャネル単位でのお知らせや、特定プロジェクトのメンバーへの連絡に使います。
- チャネルのメッセージ入力欄に「@channel」または「@チャネル名」を入力する
- 候補にチャネル名が表示されるので選択する
- メッセージを入力して送信する
注意点:
- チャネルを非表示に設定しているメンバーには通知が届かない場合があります(Microsoft公式サポートページより)
- プライベートチャネルでは使用できません
グループチャット全員メンション(@全員)
グループチャットの全参加者に通知を送る機能です。
2023年2月のアップデートで追加されました(Microsoft Unified Communications サポートチームより)。
日本語環境のTeamsでは「@全員」、英語環境では「@everyone」と表示されます。
- グループチャットのメッセージ入力欄に「@全員」を入力する
- 候補に「全員」が表示されるので選択する
- メッセージを入力して送信する
注意点:
- チャネルでは使用できません。チャネルでは
@teamまたは@channelを使います - 管理者の設定によって使用が制限されている場合があります
タグメンション(役割・グループ単位で通知)
タグとは、チーム内のメンバーをグループ化する機能です。
たとえば「営業」「デザイン」「管理職」のようなタグを作成しておくと、そのグループにまとめてメンションを送ることができます(Microsoft公式サポートページ「Using tags in Microsoft Teams」より)。
タグの作成手順(チームの所有者):
- チームの「…(その他のオプション)」→「チームを管理」をクリックする
- 「タグ」タブを選択する
- 「タグを作成」をクリックして、タグ名とメンバーを設定する
タグメンションの使い方:
- チャネルのメッセージ入力欄に「@タグ名」を入力する
- 候補からタグを選択して送信する
注意点:
- タグは標準チャネルでのみ使用できます。プライベートチャネル・共有チャネルでは使用できません(Microsoft公式サポートページより)
- デフォルトではチームの所有者のみがタグを作成できます
メンションの通知設定を変更する
メンション通知の表示方法は、ユーザーが個別に設定できます。
「通知が多すぎる」と感じたときや、逆に「見逃したくないメンションがある」ときに活用しましょう。
- Teamsの右上の「…(設定など)」→「設定」をクリックする
- 「通知」を選択する
- 以下の項目をそれぞれ設定する
| 通知の種類 | 設定できる内容 |
|---|---|
| 個人メンション | バナーとフィード / フィードのみ / オフ |
| チャネルのメンション | バナーとフィード / フィードのみ / オフ |
| チームのメンション | バナーとフィード / フィードのみ / オフ |
「バナーとフィード」を選ぶと画面上のポップアップ通知とアクティビティフィードの両方に表示されます。
「フィードのみ」にするとポップアップは出ず、アクティビティフィードにだけ表示されます。
メンションを使うときのポイント
メンションの使いすぎに注意する
@teamや@channel、@全員は、使い方を誤ると大量の通知が届いてメンバーの業務を妨げることがあります。
チーム全体に通知が必要なとき以外は、個人メンションやタグメンションで対象を絞るのが基本です(Microsoft公式サポートページより)。
組織内でルールを決めておく
メンション機能は便利な一方で、運用ルールが曖昧だと「重要な通知か気づかない」「通知が多すぎる」といった問題が起きやすくなります。
チームで以下のような使い分けを決めておくと、スムーズなコミュニケーションにつながります。
- 緊急・要返答 → 個人メンション
- チャネル全体への共有 → チャネルメンション
- 役割単位での連絡 → タグメンション
- 全員への重要な一斉通知 → チームメンションまたは@全員
プライベートチャネルでの制限を把握する
プライベートチャネルでは @team・@channel が使えません(Microsoft公式サポートページより)。
特定メンバーだけに通知したい場合は、個人メンションまたはタグメンションを使いましょう。
Teamsのチーム作成や権限設定については、Microsoft Teamsのチーム作成方法を完全解説も参考にしてください。
まとめ
Teamsのメンションは「@マーク+名前・チーム・チャネル・タグ名」を入力するだけで使える、シンプルながら強力な機能です。
個人・チーム・チャネル・グループチャット・タグの5種類を場面に応じて使い分けることで、情報の見落としを防ぎながら不要な通知を減らすことができます。
通知が多いと感じたら設定から調整し、チーム内で運用ルールを共有しておくのもおすすめです。
Teamsのその他の基本機能については、Microsoft Teamsとは?在宅ワーク時代の必須ツールを完全解説もあわせてご覧ください。

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