Teamsでチャットしようとしたら、急にひらがなしか打てなくなった……そんな経験はないでしょうか。
スペースキーを押しても変換候補が出ず、ひらがなのまま確定されてしまうのは、IMEの設定が意図せず変わっていることが原因のほとんどです。
この記事では、TeamsでひらがなのままIME変換できないときの対処法を、試す順番とともにわかりやすく解説します。
なぜTeamsでひらがなしか打てなくなるのか

TeamsはElectron(エレクトロン、Webブラウザ技術をベースにしたアプリ開発フレームワーク)を使って作られたアプリです。
このElectronベースのアプリは、Windows標準のIME(Input Method Editor、日本語入力システム)との相性に問題が生じやすいという特性があります。
具体的に起こりやすいのは、以下のような状況です。
- Teams使用中に別のアプリ(ExcelやブラウザなどX)で別の言語入力を使った
- Teamsのウィンドウからフォーカスが外れて戻ってきた
- Teamsのバージョンアップや、Windowsの更新後から発生した
これらのタイミングで、IMEの変換モードが「無変換」に切り替わってしまうことが最も多い原因として確認されています。
「無変換モード」とは、入力したひらがなをそのまま確定してしまい、漢字変換の候補を表示しない状態のことです。
対処法一覧
試す順番の目安として、手軽なものから並べています。
| 優先度 | 対処法 | 効果 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| ① | IMEの変換モードを「一般」に変更 | 高い | 1分以内 |
| ② | Teamsを再起動 | 中程度 | 2〜3分 |
| ③ | Teamsのキャッシュをクリア | 高い | 5分程度 |
| ④ | 旧バージョンのMicrosoft IMEに切り替え | 中程度 | 3分程度 |
| ⑤ | PCを再起動 | 中程度 | 5〜10分 |
対処法①:IMEの変換モードを「一般」に変更する
最もよく報告されている原因がこれです。
まずこの方法を試してください。
手順
- 画面右下のタスクバーにある「あ」または「A」のIMEアイコンを右クリックする
- メニューから「変換モード」を選択する
- 変換モードの一覧が表示されるので、「無変換」にチェックが入っていたら「一般」に変更する
「一般」に変更すると、スペースキーで漢字変換の候補が表示されるようになります。
補足: IMEアイコンが見当たらない場合は、タスクバーの右端にある「∧」(隠れているインジケーターを表示)をクリックすると見つかることがあります。
対処法②:Teamsを完全に再起動する
変換モードを変更しても直らない場合は、Teamsを完全に終了して起動し直してください。
「×ボタンで閉じた」だけでは、Teamsはバックグラウンドで動き続けていることがあります。
完全に終了するには、以下の手順が必要です。
手順
- 画面右下のタスクバーにある「∧」をクリックして、隠れているアイコンを表示する
- Teamsのアイコンを右クリックする
- 「終了」または「Quit」を選択する
- Teamsが完全に終了したことを確認してから、再度Teamsを起動する
対処法③:Teamsのキャッシュをクリアする
Teamsのキャッシュ(一時保存データ)が壊れていると、入力がおかしくなることがあります。
手順
- まず上記の手順でTeamsを完全に終了する
- キーボードの「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 以下のパスを入力してEnterを押す
%appdata%\Microsoft\Teams
- 開いたフォルダの中から以下のフォルダをすべて削除する(フォルダ名が一致するものを選んで削除)
Cacheblob_storagedatabasesGPUCacheIndexedDBLocal Storagetmp
- フォルダを削除したら、Teamsを再起動する
注意: キャッシュを削除すると、Teams上の一部の設定(背景画像など)がリセットされる場合があります。チャット履歴やファイルは削除されません。
Microsoftの公式ドキュメントにもキャッシュクリアの手順が掲載されています。
詳細はMicrosoft Learn「Teams クライアントのキャッシュをクリアする」を参照してください。
対処法④:旧バージョンのMicrosoft IMEに切り替える
Microsoft IMEの新バージョンとTeamsの相性が悪い場合があります。
旧バージョンのIMEに切り替えることで改善する報告が複数あります。
手順
- タスクバーの「あ」または「A」のIMEアイコンを右クリックする
- 「設定」を選択する
- 「Microsoft IMEの設定」画面が開いたら、「全般」タブをクリックする
- 「互換性」の項目にある「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」をオンまたはオフに切り替える
現在オフならオンに、オンならオフに切り替えてみてください。
切り替えた後、Teamsで入力を試して改善されるか確認します。
対処法⑤:PCを再起動する
上記の方法をすべて試しても改善しない場合は、PCを再起動してください。
再起動によってIMEの状態がリセットされ、問題が解消されることがあります。
根本的な原因と再発防止
この問題は、TeamsとWindowsのIMEの連携バグとして、MicrosoftのQ&Aフォーラムにも多数の報告が寄せられており(Microsoft Q&A 2024年時点)、根本的な修正はMicrosoft側のアップデートに依存しています。
再発しやすい状況として確認されているのは以下の通りです。
- Teams起動中に別のアプリで他の言語(中国語・英語など)を使う
- Teamsのウィンドウとほかのウィンドウを頻繁に切り替える
- 新しいTeamsを使用している(旧Teamsより発生しやすいとの報告あり)
完全に防ぐ方法は現状では確立されていませんが、問題が起きたら対処法①のIME変換モードの確認を最初に試すのが最も手軽です。
まとめ
TeamsでひらがなのままIME変換できない場合は、まずタスクバーのIMEアイコンを右クリック→変換モード→「一般」に変更するのが最も効果的です。
それでも直らない場合は、Teamsの再起動やキャッシュのクリアを試してみてください。
TeamsはElectronベースのアプリという性質上、IMEとの相性問題は完全には解消されていないのが現状です。
問題が繰り返し発生する場合は、対処法④の「旧バージョンのMicrosoft IMEを使う」への切り替えも検討してみましょう。
Teamsの使い方や関連トラブルについては、Microsoft公式サポートサイトも参考にしてください。
参考情報源:


コメント