「Teamsで送ったファイル、どこに保存されているの?」
「会議録画が見つからない…」
Teams上では一見、ファイルがすべてTeams内に収まっているように見えます。
しかし実際には、ファイルはTeams本体に保存されていません。OneDriveやSharePointなど、複数の場所に分散して保管されています。
この記事では、ファイルの種類ごとの保存先を整理し、それぞれのアクセス方法や注意点をわかりやすく解説します。
(Microsoft公式サポート「Microsoft Teams内のファイル ストレージ」、2025年2月時点)
Teamsのファイル保存先は「チャット」と「チャネル」で異なる
Teamsのファイル保存先を理解するうえで、最初に押さえておくべき大原則があります。
| 場所 | 保存先 |
|---|---|
| チャット(1:1・グループ) | 送信者のOneDrive for Business |
| チーム・チャネル | チームのSharePointサイト |
| 会議録画(プライベート会議) | 主催者のOneDrive |
| 会議録画(チャネル会議) | チームのSharePoint |
Teamsを「ファイル管理ツール」として捉えると混乱しがちですが、実態はOneDriveとSharePointの「フロントエンド(見せ方)」にすぎません。
ファイルの実体は必ずどちらかのクラウドストレージに存在しています。
チャットで送ったファイルの保存場所
保存先:送信者のOneDrive for Business
1:1チャットやグループチャットでファイルを添付すると、そのファイルはファイルを送信した人のOneDrive for Businessに自動保存されます。
具体的な保管先はこちらです。
OneDrive → マイファイル → 「Microsoft Teams チャットファイル」フォルダ
このフォルダはTeamsを使い始めると自動で生成されます。
日本語版Teamsでは「Microsoft Teams チャットファイル」、英語版では「Microsoft Teams Chat Files」という名前になります。
アクセス方法
Teamsのチャット画面からは、チャット上部の「ファイル」タブを開くと、そのチャットで共有されたファイルが一覧表示されます。
ファイルの実体を直接確認したい場合は、OneDriveを開いて「Microsoft Teams チャットファイル」フォルダを探してみてください。
注意点:退職・アカウント削除で閲覧不可になる
チャットのファイルは「送信した人のOneDrive」に保存されているため、その人が退職などでアカウント削除された場合、OneDriveごと消えてしまいます。
共有相手はそのファイルを閲覧できなくなります。
長期間保持したい重要なファイルは、個人チャットではなくチャネルに共有するか、SharePointに保存しておくことを推奨します。
チャネルで共有したファイルの保存場所
保存先:チームのSharePointサイト
チームのチャネル(標準チャネル)でファイルを投稿・アップロードすると、そのファイルはチームに紐付いたSharePointサイトに保存されます。
保管先のパスはこちらです。
SharePoint → チームサイト → ドキュメント → チャネル名のフォルダ
Teamsでチームを作成すると、同時にSharePointサイトが自動作成されます。
各チャネルに対応したフォルダが「ドキュメント」ライブラリの中に自動生成される仕組みです。
アクセス方法
チャネルの「ファイル」タブから直接開くか、「ファイル」タブの「SharePointで開く」をクリックすると、ブラウザでSharePointサイトが表示されます。
注意点:チャネル名を変更してもフォルダ名は変わらない
Teamsでチャネル名を変更しても、SharePoint内の対応フォルダ名は変更されません。
フォルダ名は最初に作成された時点の名称で固定されます。
SharePoint上でフォルダを探すときは、このことを覚えておいてください。
プライベートチャネルの場合
プライベートチャネルのファイルは、通常のチャネルとは別の専用SharePointサイトに保存されます。
プライベートチャネルのメンバーだけがアクセスできます。
標準チャネルのSharePointとは独立したサイトになっている点に注意してください。
会議録画の保存場所
会議録画もチャットかチャネルかで保存先が変わります。
プライベート会議・グループ通話の場合
主催者のOneDrive → 「Recordings」フォルダ
1:1通話やグループ通話、チャネル外で開催した会議は、録画を開始した人ではなく会議の主催者のOneDriveに保存されます。
会議が終わると5〜30分ほどでフォルダに追加され、Teams上の会議チャットにもリンクが通知されます。
録画ファイルのサイズは1時間あたり約400MBです。
主催者のOneDriveの空き容量がなくなると録画が保存されない場合があるため注意が必要です(Microsoft Learn、2025年2月時点)。
チャネル会議の場合
SharePoint → チームサイト → チャネル名 → Documents → Recordings フォルダ
チャネル上で開催した会議の録画は、チームのSharePointサイト内の「Recordings」フォルダに保存されます。
チャネルのメンバー全員がアクセスできます。
Teamsでの確認方法は次のとおりです。
- 対象チャネルの「ファイル」タブを開く
- 「Recordings」フォルダをクリックする
- 録画ファイルをクリックして再生または「SharePointで開く」をクリックする
チャットメッセージ(テキスト)の保存場所
テキストのチャットメッセージ本体は、ファイルとは異なる場所に保存されています。
標準チャネルのメッセージはAzureのチャットサービスに保存され、情報保護のためにExchange Onlineのグループメールボックス内の隠しフォルダにもコピーされます。
プライベートチャネルのメッセージは、グループメールボックスではなくチャネルメンバー個人のメールボックスにコピーされます(Microsoft公式)。
通常の利用では意識する必要はありませんが、管理者が電子情報開示(eDiscovery)やデータ保護ポリシーを設定する際に関係してきます。
保存場所の探し方まとめ
「あのファイルどこに行った?」となったときの探し方を整理します。
チャットで共有したファイルを探す場合
- チャット上部の「ファイル」タブ → そのチャット内のファイル一覧
- OneDriveの「Microsoft Teams チャットファイル」フォルダ → 自分が送ったファイルが全件保存
チャネルで共有したファイルを探す場合
- 対象チャネルの「ファイル」タブ → チャネルのファイル一覧
- 「SharePointで開く」→ ブラウザでSharePointを直接確認
会議録画を探す場合
- 会議チャット → Teams会議終了後に録画リンクが自動投稿される
- OneDrive「Recordings」フォルダ → プライベート会議・グループ通話の録画
- チャネルの「ファイル」タブ → 「Recordings」フォルダ → チャネル会議の録画
よくある質問(FAQ)
Q. TeamのファイルタブとOneDriveの「Microsoft Teams チャットファイル」フォルダ、どちらで管理すればいい?
通常の閲覧や共有はTeamsの「ファイル」タブで十分です。
ファイルの削除やバージョン履歴の確認・復元はOneDriveから操作するのが確実です。OneDriveのごみ箱からは削除後93日以内であれば復元できます。
Q. 個人用OneDriveとOneDrive for Businessは違うの?
別物です。Teamsで使われるのはMicrosoft 365アカウントに紐付いたOneDrive for Businessで、個人の無料OneDriveアカウントとは接続できません(Microsoft公式)。
Q. OneDriveの容量が足りなくなったらどうなる?
チャットのファイルアップロードが失敗したり、会議録画が保存されなくなります。
OneDriveの空き容量を定期的に確認することを推奨します。
容量不足が発生した場合はMicrosoft Teamsファイル添付できない場合の対処法も参考にしてください。
まとめ
Teamsのファイル保存先は「チャット→OneDrive」「チャネル→SharePoint」「録画→会議の種類に応じてどちらか」という3パターンに整理できます。
保存先の仕組みを理解しておくことで、「ファイルが見つからない」「退職者のファイルが消えた」といったトラブルを防ぎやすくなります。
重要なファイルは個人チャットではなくチャネルに保存するのが安全です。
Teamsの全体的な使い方はMicrosoft Teamsとは?完全解説、SharePointの使い方はSharePointの使い方完全ガイド、OneDriveのフォルダ管理についてはOneDriveのマイファイルとは?もあわせて参考にしてください。
参考情報源:

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