GoogleメッセージとSMSの違いとは?RCSで進化したメッセージングを徹底解説

「GoogleメッセージとSMSって何が違うの?」
「RCSって何?どうやって使うの?」
「従来のSMSとどっちがいいの?」

スマートフォンでメッセージを送るとき、こんな疑問を持ったことはありませんか?

Googleメッセージは、従来のSMSを大きく進化させた「RCS(Rich Communication Services)」という新しい規格に対応したメッセージアプリです。
画像や動画を高画質で送れたり、既読確認ができたり、LINEのような機能がSMSの延長線上で使えるようになっています。

この記事では、GoogleメッセージとSMSの違い、RCSとは何か、それぞれの特徴やメリット・デメリット、使い方まで、わかりやすく解説します。

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Googleメッセージとは

Googleメッセージ(Google Messages)は、Googleが開発・提供しているAndroidスマートフォン向けの標準メッセージアプリです。

現在販売されているほとんどのAndroid端末には、Googleメッセージがプリインストールされています。

Googleメッセージの特徴

Googleメッセージの最大の特徴は、次世代のメッセージング規格「RCS(Rich Communication Services)」に対応していることです。

RCSに対応していない相手や、RCSが使えない状況では、自動的に従来のSMS/MMSに切り替わる仕組みになっています。

つまり、Googleメッセージは以下の3つの機能を1つのアプリで使い分けられるのです。

  1. RCS(リッチ コミュニケーション サービス):次世代のメッセージング規格
  2. SMS(ショート メッセージ サービス):従来のテキストメッセージ
  3. MMS(マルチメディア メッセージング サービス):画像や動画を送れるメッセージ

SMSとは

SMS(Short Message Service / ショート メッセージ サービス)は、携帯電話番号を使ってテキストメッセージを送受信する、1990年代から使われている伝統的なメッセージサービスです。

SMSの特徴

SMSは、携帯電話回線網(音声通話と同じ回線)を使ってメッセージを送ります。

そのため、インターネット接続がなくても、携帯電話の電波さえ届けばメッセージを送受信できます。

主な特徴

  1. 全角70文字(英数字160文字)までのテキストメッセージ
  2. 携帯電話回線網を使用(インターネット接続不要)
  3. ほぼすべての携帯電話で使用可能
  4. 画像や動画は送れない(テキストのみ)
  5. 既読確認や入力中表示などの機能なし
  6. 暗号化されていない(平文で送信)
  7. 1通ごとに送信料金が発生

SMSの歴史

SMSは、1992年12月3日に世界初のメッセージが送信されて以来、30年以上にわたって世界中で使われてきました。

シンプルで確実に届くという特性から、現在でも認証コードの送信や緊急連絡など、重要な用途で広く使われています。

RCSとは

RCS(Rich Communication Services / リッチ コミュニケーション サービス)は、SMSやMMSの後継として開発された、次世代のメッセージング規格です。

RCSの開発と標準化

RCSは、2007年から開発が始まりました。

その後、通信業界団体であるGSMA(GSM Association)が中心となって標準化を進め、2016年に「Universal Profile(ユニバーサル プロフィール)」という世界共通の仕様が策定されました。

Universal Profileの登場により、異なる国や携帯通信会社のユーザー同士でもRCSを使ったメッセージのやりとりができるようになりました。

Googleの役割

Googleは、RCSの普及を積極的に推進している企業です。

GoogleはJibe Mobileという会社を買収し、RCSのインフラを整備しました。

現在、携帯通信会社がRCSに対応していない場合でも、Googleのサーバー(Google Jibe)を経由してRCSを使える「Google Guest」という仕組みを提供しています。

RCSの主な機能

RCSは、LINEやWhatsAppのような機能を、電話番号だけで使えるようにしたサービスです。

主な機能

  1. 長文メッセージ:最大3,072文字(日本では最大2,730文字のサービスもあり)
  2. 高画質な画像・動画の送信:圧縮による劣化が少ない
  3. 既読確認:相手がメッセージを読んだかわかる
  4. 入力中表示:相手が入力しているときに表示される
  5. グループチャット:複数人でのやりとりが可能
  6. 位置情報の共有
  7. GIF・スタンプの送信
  8. ファイル共有
  9. エンドツーエンド暗号化(Googleメッセージ同士)

RCSの通信方式

RCSは、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信(4G/5G)を使ってメッセージを送信します。

つまり、インターネット接続が必要です。

データ通信を使うため、Wi-Fi接続時は無料ですが、モバイルデータ通信時はデータプラン料金がかかります。

GoogleメッセージとSMSの違い

GoogleメッセージとSMSの違いを、わかりやすく表にまとめました。

比較表

項目SMSGoogleメッセージ(RCS)
文字数制限全角70文字最大3,072文字
送信可能な内容テキストのみテキスト・画像・動画・GIF・音声・ファイル
画質高解像度
通信方式携帯電話回線網インターネット(Wi-Fi/モバイルデータ)
インターネット接続不要必要
既読確認なしあり
入力中表示なしあり
グループチャット制限あり充実した機能
暗号化なし(平文)あり(エンドツーエンド暗号化)*
対応端末ほぼすべての携帯電話Android 5.0以降、iOS 18以降
料金1通ごとに送信料金Wi-Fi時無料、モバイルデータ通信時はデータプラン料金
認証マークなし企業アカウントで利用可能

*エンドツーエンド暗号化は、Googleメッセージ同士でRCSを使用する場合に適用されます。iPhoneのRCS(2026年2月時点)では未対応です。

詳しい違い

1. 送信できる内容

SMSはテキストのみですが、Googleメッセージ(RCS)では高画質な画像や動画、GIF、音声メッセージ、ファイルなど、さまざまなコンテンツを送信できます。

2. 文字数制限

SMSは全角70文字(英数字160文字)までという厳しい制限がありますが、RCSでは最大3,072文字まで送信できます。

長い文章を送りたいときに、何通にも分ける必要がありません。

3. 既読確認と入力中表示

SMSでは、相手がメッセージを読んだかどうかわかりませんが、RCSでは既読確認機能があります。

また、相手が返信を入力している様子も表示されるため、LINEのようなリアルタイムな会話ができます。

4. グループチャット

SMSでもグループメッセージは可能ですが、機能は限定的です。

RCSでは、グループに名前をつけたり、アイコンを設定したり、メンバーを追加・削除したりと、充実したグループチャット機能が使えます。

5. セキュリティ

SMSは暗号化されていないため、通信経路上で第三者に読まれるリスクがあります。

一方、Googleメッセージ同士でRCSを使う場合は、エンドツーエンド暗号化が適用され、送信者と受信者以外は内容を読むことができません。

ただし、iPhoneのRCS(iOS 18時点)やAndroidとiPhone間のRCSメッセージは、エンドツーエンド暗号化に対応していません。

6. 料金

SMSは1通ごとに送信料金がかかります(受信は無料が一般的)。

RCSはインターネット通信を使うため、Wi-Fi接続時は追加料金なしで使えます。
モバイルデータ通信を使う場合は、契約しているデータプラン料金がかかります。

7. 対応端末

SMSはほぼすべての携帯電話で使えます。

RCSは、Android 5.0以降、iOS 18以降で対応していますが、携帯通信会社やアプリの対応状況によって使えない場合もあります。

GoogleメッセージのRCS対応状況

Androidでの対応

Androidでは、Android 5.0(2014年リリース)以降の端末でRCSが利用できます。

Googleメッセージアプリがプリインストールされている端末では、RCSが標準で有効になっていることが多いです。

Google Pixelシリーズや、多くのAndroidスマートフォンにGoogleメッセージが標準搭載されています。

iPhoneでの対応

Appleは長らくRCSに対応していませんでしたが、2024年秋にリリースされたiOS 18からRCSに対応しました。

これにより、iPhoneとAndroidの間でも、RCSを使ったリッチなメッセージのやりとりができるようになりました。

ただし、以下の制限があります。

  1. エンドツーエンド暗号化は未対応(2026年2月時点)
  2. メッセージの吹き出しは緑色(SMSと同じ色)
  3. iMessage機能は使えない

iPhoneのメッセージアプリでは、iPhone同士の場合はiMessage(青い吹き出し)、それ以外はRCSまたはSMS(緑の吹き出し)が使われます。

日本の携帯通信会社の対応

日本では、以下の状況となっています。

ドコモ・au・ソフトバンク

  • 共同で「+メッセージ(プラスメッセージ)」を2018年5月から提供
  • +メッセージはRCSに対応
  • 3社間でのみ利用可能(海外の事業者とは接続不可)

KDDI(au)

  • 2024年5月に、Googleメッセージをプリインストールする方針を表明
  • 2025年10月から、auネットワークを利用するすべてのスマートフォンでRCSを標準で有効化

楽天モバイル

  • 「Rakuten Link」アプリでRCSに対応

Googleメッセージ

  • ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル、MVNO(格安SIM)ユーザーも利用可能
  • 携帯通信会社が対応していなくても、GoogleのGoogle Guestサービス経由で利用できる

GoogleメッセージとSMS、どちらを使うべき?

GoogleメッセージのRCSとSMS、それぞれに適した使い方があります。

Googleメッセージ(RCS)が向いている場面

  1. 写真や動画を高画質で送りたいとき
  2. 長い文章を送りたいとき
  3. 相手が読んだかどうか確認したいとき
  4. グループチャットを楽しみたいとき
  5. セキュリティを重視するとき(Googleメッセージ同士)
  6. Wi-Fi環境で無料で使いたいとき

SMSが向いている場面

  1. 確実に届けたいとき(インターネット接続が不安定な場所)
  2. 相手の端末がRCSに対応しているかわからないとき
  3. ガラケーや古いスマートフォンの相手に送るとき
  4. 認証コードなど重要な短い情報を送るとき
  5. データ通信ができない・使いたくないとき

フォールバック機能

Googleメッセージには、「フォールバック機能」があります。

これは、RCSでメッセージを送信できない場合(相手がRCS非対応、インターネット接続がないなど)に、自動的にSMSで送信する機能です。

この機能により、ユーザーは特に意識することなく、最適な方法でメッセージを送れます。

GoogleメッセージのRCSを使う方法

Androidでの設定方法

Androidスマートフォンでは、以下の手順でRCSを有効にできます。

手順

  1. Googleメッセージアプリを開く
  2. 右上のプロフィール写真またはアイコンをタップ
  3. 「メッセージの設定」をタップ
  4. 「RCSチャット」をタップ
  5. 「RCSチャット」をオンにする

RCSチャットのステータスは、設定画面で確認できます。

ステータスの種類

  • 「接続しています」:RCSが正常に動作しています
  • 「設定中」:RCSの設定を進めています
  • 「接続できません」:RCSに接続できていません
  • 「携帯通信会社によって無効にされています」:携帯通信会社に確認が必要です

iPhoneでの設定方法

iOS 18以降のiPhoneでは、以下の手順でRCSを有効にできます。

手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「アプリ」をタップ
  3. 「メッセージ」をタップ
  4. 「テキストメッセージ」セクションの下にある「RCSメッセージング」をタップ
  5. 「RCSメッセージング」をオンにする

設定後、メッセージ作成画面に「RCS」というインジケーターが表示されれば、RCSが有効になっています。

RCSが使えないときの対処法

RCSが使えない場合、以下を確認してください。

1. Android/iOSのバージョン

  • Android 5.0以降、iOS 18以降が必要です

2. アプリのバージョン

  • Googleメッセージアプリが最新版か確認し、古い場合は更新してください

3. インターネット接続

  • Wi-Fiまたはモバイルデータ通信に接続されているか確認してください

4. 携帯通信会社の対応

  • 携帯通信会社がRCSに対応しているか確認してください

5. デフォルトSMSアプリの設定(Android)

  • GoogleメッセージがデフォルトのSMSアプリに設定されているか確認してください

日本でのRCS対応サービス

日本では、複数のRCS対応サービスが提供されています。

+メッセージ(プラスメッセージ)

ドコモ・au・ソフトバンクが共同で提供するRCS対応アプリです。

特徴

  1. 3社のユーザー間でRCSメッセージを送受信可能
  2. 既読・未読の確認機能(オフにも可能)
  3. 未登録の番号からのメッセージには「未登録」表示
  4. RCS非対応の相手にはSMS/MMSで送信
  5. データ通信を使用(パケット通信料のみ)

制約

  • 3大キャリア以外(MVNO、SIMフリー端末)では利用不可
  • 海外の事業者とは接続不可

Googleメッセージ

Googleが提供するRCS対応アプリです。

特徴

  1. すべてのAndroid端末、iOS 18以降のiPhoneで利用可能
  2. 携帯通信会社に関係なく使用可能
  3. エンドツーエンド暗号化対応(Googleメッセージ同士)
  4. PCからも送受信可能(デバイスのペア設定)
  5. Gemini AIとの会話も可能

Rakuten Link

楽天モバイルが提供するRCS対応アプリです。

特徴

  1. 国内外問わず無料でメッセージ送信可能
  2. 画像・動画・スタンプなどのリッチコンテンツをサポート
  3. 音声通話も無料

併用も可能

AndroidではSMSアプリを1つしかデフォルトに設定できませんが、+メッセージやRakuten Linkは、デフォルトSMSアプリに設定しなくてもRCSを利用できます。

つまり、以下のような使い分けが可能です。

  • SMSとRCS:Googleメッセージで管理
  • +メッセージ専用のRCS:+メッセージアプリで管理

GoogleメッセージとSMSのセキュリティ

SMSのセキュリティリスク

SMSは暗号化されていないため、以下のリスクがあります。

  1. 通信経路上での盗聴:第三者が内容を読める可能性
  2. なりすまし:送信元の電話番号を偽装しやすい
  3. フィッシング詐欺:偽のSMSによる詐欺が多い

このため、SMSで機密情報や個人情報を送ることは避けるべきです。

Googleメッセージ(RCS)のセキュリティ

Googleメッセージ同士でRCSを使う場合、以下のセキュリティ機能があります。

1. エンドツーエンド暗号化

送信者と受信者以外は、メッセージの内容を読むことができません。
Googleを含む第三者からも保護されます。

2. 不審なメッセージの警告

不審なメッセージを受信した場合、警告メッセージが表示されます。

3. 認証マーク(企業向け)

企業がRCSを利用する場合、厳格な審査を経て認証マークを表示できます。
これにより、公式な送信元かどうかを一目で判断できます。

注意点

  • iPhoneのRCS(iOS 18時点)は、エンドツーエンド暗号化に対応していません
  • AndroidとiPhone間のRCSメッセージも暗号化されません
  • メッセージはデバイス上のSMSデータベースに保存されるため、他のアプリからアクセスされる可能性があります

まとめ

GoogleメッセージとSMSの違いについて解説しました。

Googleメッセージは、次世代のメッセージング規格「RCS」に対応したアプリです。
高画質な画像・動画の送信、既読確認、入力中表示、グループチャット、エンドツーエンド暗号化など、LINEのような機能を電話番号だけで使えます。

SMSは、1990年代から使われている伝統的なテキストメッセージサービスです。
全角70文字までのテキストのみですが、インターネット接続不要で、ほぼすべての携帯電話で使えます。

主な違い

項目SMSGoogleメッセージ(RCS)
文字数全角70文字最大3,072文字
送信内容テキストのみテキスト・画像・動画・GIF・音声・ファイル
通信方式携帯電話回線網インターネット
既読確認なしあり
暗号化なしあり(Googleメッセージ同士)
対応端末ほぼすべてAndroid 5.0以降、iOS 18以降
料金1通ごと課金Wi-Fi時無料、データ通信時はデータプラン料金

使い分けのポイント

  • Googleメッセージ(RCS):写真・動画を高画質で送りたい、長文を送りたい、既読確認をしたい、セキュリティを重視する
  • SMS:確実に届けたい、相手の対応状況が不明、インターネット接続がない、データ通信を使いたくない

Googleメッセージには、RCSが使えない場合に自動的にSMSに切り替わる「フォールバック機能」があるため、ユーザーは特に意識せずに最適な方法でメッセージを送れます。

日本での状況

  • +メッセージ:ドコモ・au・ソフトバンクのユーザー間で利用可能
  • Googleメッセージ:すべてのAndroid、iOS 18以降のiPhoneで利用可能
  • Rakuten Link:楽天モバイルユーザー向け

セキュリティ

  • SMSは暗号化されていないため、機密情報の送信には不向き
  • Googleメッセージ同士のRCSは、エンドツーエンド暗号化で保護される
  • ただし、iPhoneのRCS(2026年2月時点)やAndroid-iPhone間は暗号化未対応

RCSの普及により、電話番号だけで高機能なメッセージングが使える時代になりました。
Googleメッセージを活用して、より豊かなコミュニケーションを楽しんでみてください。

参考情報

  1. Google メッセージ ヘルプ – Google が提供する RCS チャットに関するよくある質問
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  2. Google メッセージ ヘルプ – Google メッセージで RCS チャットをオンにする
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    With Rich Communication Services or RCS, a modern industry standard for messaging, you can have a more dynamic and secur...
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