星座一覧|全88星座を完全網羅!名前・特徴・見える季節まで徹底解説

科学

夜空を見上げると、無数の星がきらめいています。
「あの星の並びは何座だろう?」と思ったこと、ありませんか?

実は、現在世界で公式に認められている星座は全部で88個。
星座占いでおなじみの12星座から、聞いたこともないようなマイナーな星座まで、すべて国際的に決められているんです。

この記事では、88星座すべてを一覧で紹介しながら、星座の歴史や分類、見つけ方のコツまでわかりやすく解説していきます。


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88星座とは?世界共通の「星の地図」

星座の定義

星座とは、夜空に輝く星々を線で結び、人や動物、神話の登場人物などの形に見立てたものです。
古代の人々は星空を眺めながら、方角を知る目印や季節を知る手がかりとして星座を活用してきました。

面白いのは、かつては国や地域によって星座の数も形もバラバラだったということ。
ヨーロッパ、中国、アラブ、南米——それぞれの文化で独自の星座が存在していたんですね。

1922年に88星座が確定

このバラバラな状況を統一したのが、1922年の国際天文学連合(IAU)の総会です。
ここで88個の星座が公式に決められ、1930年には星座の境界線も確定しました。

つまり、現在の88星座は「世界共通の星の地図」として、約100年前に定められたものなんです。

88星座の内訳を見てみると、こんな感じになっています。

88星座の内訳
動物を表す星座:42個
道具や物を表す星座:29個
人間や神話の登場人物:17個

動物が圧倒的に多いのは、古代の人々が身近な生き物を夜空に投影していたからでしょう。


星座の歴史|古代バビロニアから現代まで

紀元前から続く星座の物語

星座の歴史は非常に古く、紀元前3000年頃のメソポタミア文明までさかのぼります。
古代バビロニアの人々は、太陽や月、惑星の動きを観察し、その通り道にある星の並びに名前をつけていきました。

これが後に「黄道十二星座」と呼ばれる、星座占いの原型になったわけです。

プトレマイオスの48星座

2世紀になると、ギリシャ・ローマの天文学者プトレマイオスが、当時知られていた48の星座をまとめた『アルマゲスト』を著しました。
この48星座は、中世ヨーロッパやイスラム世界で1000年以上にわたって使われ続けることになります。

オリオン座、おおぐま座、さそり座など、現在も有名な星座の多くはこのプトレマイオスのリストに含まれているんですよ。

大航海時代に南天の星座が追加

15〜16世紀の大航海時代、ヨーロッパの探検家たちは南半球の空を初めて目にしました。
そこには、古代ギリシャ人が見たことのない星々が広がっていたのです。

オランダの航海者ピーテル・ケイセルやフレデリック・デ・ハウトマン、フランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカイユらが、次々と新しい星座を設定していきました。

カメレオン座、きょしちょう座、けんびきょう座——これらは南半球でしか見えない、比較的新しい星座なんです。


星座の分類|いろいろな切り口で整理してみよう

黄道十二星座(12星座占いの星座)

最も有名な分類が「黄道十二星座」です。
これは太陽が1年かけて通る道「黄道」に沿って並ぶ12の星座のこと。

星座名学名誕生日の目安
おひつじ座Aries3/21〜4/19
おうし座Taurus4/20〜5/20
ふたご座Gemini5/21〜6/21
かに座Cancer6/22〜7/22
しし座Leo7/23〜8/22
おとめ座Virgo8/23〜9/22
てんびん座Libra9/23〜10/23
さそり座Scorpius10/24〜11/22
いて座Sagittarius11/23〜12/21
やぎ座Capricornus12/22〜1/19
みずがめ座Aquarius1/20〜2/18
うお座Pisces2/19〜3/20

ちなみに、実際の天文学では黄道を通る星座は13個あります(へびつかい座を含む)。
でも星座占いでは、古代バビロニアの暦に合わせて12個のままなんですね。

季節ごとの分類

日本から星座を観察するなら、季節ごとの分類が便利です。
夜8時頃に南の空で見やすい星座を、季節ごとにまとめてみましょう。

春の星座(3〜5月)
しし座、おとめ座、うしかい座、かに座、からす座など

夏の星座(6〜8月)
さそり座、いて座、はくちょう座、こと座、わし座など

秋の星座(9〜11月)
ペガスス座、アンドロメダ座、みずがめ座、うお座、カシオペヤ座など

冬の星座(12〜2月)
オリオン座、おうし座、ふたご座、おおいぬ座、こいぬ座など

冬の星座は特に明るい星が多く、初心者でも見つけやすいのでおすすめです。

北天と南天の星座

星座は、見える場所によっても分類できます。

北天の星座(36個)
北半球で見やすい星座。おおぐま座、こぐま座、りゅう座、カシオペヤ座など。
日本からは一年中見える「周極星座」も多い。

南天の星座(52個)
南半球で見やすい星座。みなみじゅうじ座(南十字星)、ケンタウルス座など。
日本からは全く見えないものや、沖縄など南の地域でしか見えないものもある。


代表的な星座をピックアップ!

オリオン座|冬の王者

冬の夜空で最も目立つのがオリオン座です。
三つ星と呼ばれる等間隔に並んだ3つの星が目印で、初心者でも簡単に見つけられます。

ギリシャ神話では、海の神ポセイドンの息子で腕利きの狩人オリオンの姿とされています。
右肩に輝く赤い星「ベテルギウス」と、左足の青白い星「リゲル」は、どちらも1等星という明るさ。

おおぐま座|北斗七星の親

おおぐま座の一部である「北斗七星」は、日本で最も有名な星の並びかもしれません。
柄杓(ひしゃく)の形をした7つの星は、北極星を見つける目印としても使われてきました。

ギリシャ神話では、ゼウスに見初められた美女カリストが、嫉妬深いヘラによって熊に変えられた姿だとか。

みなみじゅうじ座|最も小さな星座

88星座の中で最も面積が小さいのが、みなみじゅうじ座(南十字星)です。
オーストラリアやニュージーランドの国旗にデザインされているほど、南半球では重要な星座。

残念ながら日本のほとんどの地域からは見えませんが、沖縄の波照間島まで行けば観測できます。

うみへび座|最も大きな星座

逆に88星座で最大の面積を誇るのが、うみへび座です。
全天の約3%を占め、東西に長く横たわっています。

ただし明るい星が少ないため、実際に見つけるのはかなり難しい星座でもあります。


星座の現代的な役割

星座占い

星座といえば、やはり星座占いを思い浮かべる人が多いでしょう。
新聞やテレビ、アプリで毎日チェックしている人も少なくないはず。

ただし、現代の星座占いで使われる「12宮」と、実際の黄道十二星座には約1ヶ月分のズレがあります。
これは地球の歳差運動(コマのように首を振る動き)によって、約2000年前から春分点の位置が移動しているためです。

つまり「自分の誕生日の星座」は、実際にその日に太陽がいる星座とは異なることが多いんですね。

天文学での活用

現代の天文学でも、星座は重要な役割を果たしています。
「○○座にある銀河」「△△座の方向に新しい天体を発見」といった具合に、天体の位置を示す目印として使われているのです。

1930年に境界線が確定してからは、夜空のすべての点がいずれかの星座に属するようになりました。


88星座一覧表

以下に、国際天文学連合(IAU)が定める88星座すべてを一覧にしました。

星座名学名略号意味季節/位置面積(平方度)
アンドロメダ座AndromedaAnd王女アンドロメダ722
いっかくじゅう座MonocerosMon一角獣482
いて座SagittariusSgr射手867
いるか座DelphinusDelイルカ189
インディアン座IndusIndインディアン南天294
うお座PiscesPsc889
うさぎ座LepusLep野うさぎ290
うしかい座BoötesBoo牛飼い907
うみへび座HydraHya水蛇1303
エリダヌス座EridanusEri川の名1138
おうし座TaurusTau牡牛797
おおいぬ座Canis MajorCMa大きな犬380
おおかみ座LupusLup334
おおぐま座Ursa MajorUMa大熊1280
おとめ座VirgoVir乙女1294
おひつじ座AriesAri牡羊441
オリオン座OrionOri狩人オリオン594
がか座PictorPic画架南天247
カシオペヤ座CassiopeiaCas王妃カシオペヤ598
かじき座DoradoDorカジキ南天179
かに座CancerCnc506
かみのけ座Coma BerenicesComベレニケの髪386
カメレオン座ChamaeleonChaカメレオン南天132
からす座CorvusCrvカラス184
かんむり座Corona BorealisCrB北の冠179
きょしちょう座TucanaTucオオハシ南天295
ぎょしゃ座AurigaAur馭者657
きりん座CamelopardalisCamキリン北天757
くじゃく座PavoPav孔雀南天378
くじら座CetusCet鯨/海獣1231
ケフェウス座CepheusCep王ケフェウス588
ケンタウルス座CentaurusCenケンタウロス1060
けんびきょう座MicroscopiumMic顕微鏡南天210
こいぬ座Canis MinorCMi小さな犬183
こうま座EquuleusEqu小さな馬72
こぎつね座VulpeculaVul小狐268
こぐま座Ursa MinorUMi小熊北天256
こじし座Leo MinorLMi小獅子232
コップ座CraterCrtコップ282
こと座LyraLyr竪琴286
コンパス座CircinusCirコンパス南天93
さいだん座AraAra祭壇南天237
さそり座ScorpiusScoサソリ497
さんかく座TriangulumTri三角形132
しし座LeoLeo獅子947
じょうぎ座NormaNor定規南天165
たて座ScutumSct109
ちょうこくぐ座CaelumCae彫刻具南天125
ちょうこくしつ座SculptorScl彫刻室475
つる座GrusGru南天366
テーブルさん座MensaMenテーブル山南天153
てんびん座LibraLib天秤538
とかげ座LacertaLacトカゲ201
とけい座HorologiumHor時計南天249
とびうお座VolansVol飛魚南天141
とも座PuppisPup船尾673
はえ座MuscaMus南天138
はくちょう座CygnusCyg白鳥804
はちぶんぎ座OctansOct八分儀南天291
はと座ColumbaCol270
ふうちょう座ApusAps風鳥南天206
ふたご座GeminiGem双子514
ペガスス座PegasusPeg天馬ペガスス1121
へび座SerpensSer637
へびつかい座OphiuchusOph蛇遣い948
ヘルクレス座HerculesHer英雄ヘラクレス1225
ペルセウス座PerseusPer英雄ペルセウス615
ほ座VelaVel500
ぼうえんきょう座TelescopiumTel望遠鏡南天252
ほうおう座PhoenixPhe不死鳥南天469
ポンプ座AntliaAntポンプ239
みずがめ座AquariusAqr水瓶980
みずへび座HydrusHyi水蛇(小)南天243
みなみじゅうじ座CruxCru南十字南天68
みなみのうお座Piscis AustrinusPsA南の魚245
みなみのかんむり座Corona AustralisCrA南の冠南天128
みなみのさんかく座Triangulum AustraleTrA南の三角形南天110
や座SagittaSge80
やぎ座CapricornusCap山羊414
やまねこ座LynxLynヤマネコ545
らしんばん座PyxisPyx羅針盤221
りゅう座DracoDra北天1083
りゅうこつ座CarinaCar竜骨南天494
りょうけん座Canes VenaticiCVn猟犬465
レチクル座ReticulumRetレチクル南天114
ろ座FornaxFor南天398
ろくぶんぎ座SextansSex六分儀314
わし座AquilaAql652

まとめ

この記事のポイント

  • 現在の88星座は1922年に国際天文学連合(IAU)によって定められた
  • 内訳は動物42個、道具・物29個、人間・神話キャラクター17個
  • 黄道十二星座は星座占いでおなじみの12星座
  • 最大の星座はうみへび座、最小はみなみじゅうじ座
  • 日本から見えない南天の星座も多く存在する

88星座の中には、誰でも知っている有名な星座もあれば、天文ファンでも聞いたことがないようなマイナーな星座もあります。

次に夜空を見上げるときは、この記事で紹介した星座を探してみてはいかがでしょうか。
きっと、星空がもっと身近で楽しいものに感じられるはずです。

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