Adobe Stockとは?特徴や料金プラン、使い方を初心者向けに徹底解説

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ウェブサイト制作、プレゼン資料作成、SNS投稿など、デザイン作業に欠かせないのが高品質な画像や動画素材です。
しかし、適切な素材を探すのは時間がかかりますし、著作権や肖像権の問題も気になります。

そんな悩みを解決してくれるのが「Adobe Stock(アドビストック)」です。
この記事では、Adobe Stockの特徴や料金プラン、使い方について詳しく解説します。

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Adobe Stockとは

Adobe Stockは、PhotoshopやIllustratorで有名なアドビ株式会社が2015年から提供している商用利用可能なストックフォトサービスです。
ロイヤリティフリーの写真、イラスト、動画、音楽など、3億点以上(2024年時点)の高品質な素材を提供しています。

ストックフォトサービスとは

ストックフォトサービスとは、広告媒体・出版物・SNSなどで使用できる画像や動画を集めたサービスです。
商用利用可能な素材が用意されているため、著作権や肖像権の問題を気にせず安心して使用できます。

インターネット上にある画像を無断で使用すると、著作権や肖像権の侵害につながる可能性があります。
また、自分で撮影した写真であっても、キャラクターや知らない人が映り込んでいた場合、肖像権の侵害になることがあります。

ストックフォトサービスを活用することで、これらの権利関係の問題を解決できます。

Adobe Stockの主な特徴

1. 豊富な素材の種類

Adobe Stockでは、以下のような多様な素材を提供しています:

  • 写真(標準、プレミアム)
  • イラスト・ベクター画像
  • ビデオ(HD、4K)
  • オーディオ(音楽、効果音)
  • テンプレート
  • 3Dアセット(モデル、マテリアル、ライト)
  • モーショングラフィックステンプレート

すべての素材が高解像度で、商用利用が可能です。
プロのフォトグラファーやデザイナーが提供するクオリティの高い素材が揃っています。

2. Adobe製品との連携

Adobe StockはAdobe Creative Cloud製品と完璧に連携します。
Photoshop、Illustrator、Premiere Proなどのアプリケーション内で直接素材を検索・プレビュー・ライセンス購入できます。

ブラウザを開いてダウンロードする必要がないため、作業効率が大幅に向上します。
素材はCreative Cloud ライブラリに自動的に追加され、チーム間での共有も簡単です。

3. 強力な検索機能

Adobe Stockには、AdobeのAI技術「Adobe Sensei」を活用したスマート検索機能があります。

主な検索機能:

  • キーワード検索
  • 類似画像検索
  • ビジュアル検索(自分でアップロードした画像から類似素材を探せる)
  • フィルター機能(色、向き、人物の有無など)
  • ムード、スタイル、カラー、フォーカスによる検索

3億点以上の膨大な素材の中から、イメージ通りの素材を迅速に見つけることができます。

4. 商用利用可能

Adobe Stockの素材はすべてロイヤリティフリーで、商用利用が可能です。

ロイヤリティフリーとは:

作品を使用できる権利を一度購入すれば、使用期限や使用地域に制限がなく利用できるライセンス形態です。
1つの素材を複数の媒体で使用することも可能です。

広告、マーケティング、ウェブサイト、印刷物など、幅広い用途で安心して使用できます。

5. 無料素材も充実

Adobe Stockには、商用利用可能な無料素材が100万点以上用意されています(2024年6月時点)。
予算が限られている場合でも、高品質なコンテンツを利用できます。

Adobe Stockの料金プラン

Adobe Stockには、利用頻度や必要な素材数に応じて選べる複数の料金プランがあります。

サブスクリプションプラン(定額制)

月額料金を支払い、毎月一定数の素材をダウンロードできるプランです。

主なプラン(年間契約の場合):

  • 3点プラン:月額約3,280円
  • 10点プラン:月額約3,828円(初月無料)
  • 40点プラン:月額約10,428円
  • 750点プラン:月額約26,378円

サブスクリプションプランの特徴:

  • 通常素材(写真、イラスト、ベクター、テンプレート、オーディオ)が利用可能
  • 一部のプランでは未使用ライセンスの繰り越しが可能(最大12ヶ月)
  • 年間契約の方が月額料金が安くなる
  • 1クレジット=1画像

無料体験:

10点プランと40点プランには、初月無料体験があります。
30日以内に解約すれば料金はかかりません。
無料体験期間中にダウンロードした素材は、解約後も使用し続けることができます。

クレジットパック

必要なときに必要な分だけ購入できるプランです。

主なクレジットパック:

  • 5クレジット:約6,480円
  • 16クレジット:約19,800円
  • 40クレジット:約44,800円
  • 150クレジット:約154,800円

クレジットパックの特徴:

  • プレミアム素材や動画、拡張ライセンスにも使用可能
  • クレジットの有効期限は購入から1年間(日本では6ヶ月)
  • 自動更新なし
  • 大きなパックほど1クレジットあたりの単価が安い

素材の種類によって必要なクレジット数が異なります:

  • 標準画像:1クレジット
  • プレミアム画像:2〜5クレジット
  • HD動画:4〜8クレジット
  • 4K動画:8〜12クレジット

グループ版・エンタープライズプラン

複数人のチームや企業全体で利用する場合は、グループ版やエンタープライズプランがおすすめです。

グループ版の特徴:

  • 無制限のユーザーにサブスクリプションプランを共有可能
  • ライセンス取得履歴を一元管理
  • 素材の重複購入を防止
  • 個人版と同額で利用可能

企業で利用する場合、素材の権利が企業に帰属するため、社内のどの担当者でも安心して利用できます。

Adobe Stockのライセンス種類

Adobe Stockには、用途に応じて3つのライセンス形態があります。

通常ライセンス

Adobe Stockのほとんどの写真・イラスト・ベクター素材に適用されるライセンスです。
サブスクリプションプランで購入できるのは、通常ライセンスの素材のみです。

利用可能範囲:

  • 印刷物:50万部まで
  • デジタル配信:50万回まで
  • ウェブサイト、SNS、広告など

強化ライセンス

素材を使った制作物に50万部以上の露出が見込まれる場合に使用します。

強化ライセンスの素材:

  • プレミアムコレクション
  • ビデオ素材
  • エディトリアル素材

クレジットパックでのみ購入可能です。

拡張ライセンス

通常・強化ライセンスで取得した素材は、その素材がメインで商品になるような利用はできません。
それが可能なのは、拡張ライセンスのみです。

利用例:

  • Tシャツやマグカップなどの商品デザイン
  • スマートフォンケースのデザイン
  • ポスターや絵画として販売

クレジットパックでのみ購入できます。

Adobe Stockの使い方

1. 素材を検索する

Adobe Stock公式サイトのトップページ上部にある検索窓に、欲しい画像に関するキーワードを入力します。

検索のコツ:

  • 具体的なキーワードを使う
  • 左側のフィルターで素材の種類や条件を絞り込む
  • 色、向き、人物の有無などで絞り込み可能
  • 類似画像検索機能を活用する

2. 素材をプレビューする

気になる素材のサムネイルをクリックすると、詳細ページが表示されます。
透かし入りのプレビュー画像を、実際のデザインに配置して確認することもできます。

3. 素材を購入・ダウンロードする

詳細ページで「ライセンスを取得」ボタンをクリックし、指示に従って素材を購入します。
ダウンロードした素材は以下に保存されます:

  • PCのダウンロードフォルダ
  • Adobe Creative Cloud ライブラリ(自動追加)

4. Adobe製品から直接利用する

Photoshop、Illustrator、Premiere ProなどのAdobe製品を使っている場合は、アプリ内から直接素材を検索・ライセンス取得できます。

手順:

  1. Adobe製品を起動
  2. 「ウィンドウ」→「ライブラリ」を選択
  3. ライブラリパネルで「Adobe Stock」を検索
  4. 気に入った素材を見つけたらライセンスを取得

このワークフローにより、作業効率が大幅に向上します。

Adobe Stockのメリット

1. コストパフォーマンスが良い

他社の有料ストックフォトサービスと比較して、料金が比較的安いのが特徴です。
高品質な素材が豊富に揃っているため、コストパフォーマンスに優れています。

2. 作業効率が向上する

Adobe Creative Cloudとの連携により、素材の検索から購入、編集までをアプリ内で完結できます。
ブラウザとアプリを行き来する手間が省け、制作時間を大幅に短縮できます。

3. 安心して商用利用できる

画像のライセンス管理がしっかりされているため、安心して商用利用できます。
無料素材サイトの場合、無断でアップロードされたデータだったため全部回収、という事例もあります。

印刷物の場合、印刷後に著作権問題が発覚したら大惨事になるため、信頼できる有料ストックフォトを利用しましょう。

4. 高解像度に対応

Web利用では72dpiの解像度が標準ですが、印刷物では300dpi以上の解像度が必要になります。
Adobe Stockの素材は高解像度に対応しているため、印刷物にも安心して使用できます。

看板などの大きめの印刷物に対応できるような超高解像度データも提供されています。

Adobe Stockのデメリット

1. 日本人の被写体が少ない

Adobe Stockはグローバルサービスのため、日本人よりも外国人が被写体となっている写真や動画が多くなっています。

ただし、日々新たな素材が追加されているため、以前に比べてこの問題はかなり解消されてきています。
日本人が被写体になっている素材のみを大量に使用したい場合を除けば、大きなデメリットにはなりません。

国内のストックフォトサービスと併用するのも1つの方法です。

2. 自動更新に注意

サブスクリプション型のサービスのため、月々の支払いは自動更新となります。
手動で解約しない限り、毎月または毎年自動で契約が更新されます。

最大プランの場合、月々の料金は約32,978円。
年間だと約40万円になるため、予算管理には注意が必要です。

よくある質問

Q1. Adobe Creative Cloudを使っていないと利用できませんか?

いいえ、Adobe Stockは単独で利用できます。
Adobe Creative Cloudの契約がなくても、Adobe Stockのサブスクリプションまたはクレジットパックを購入すれば利用可能です。

ただし、Adobe Creative Cloud製品との連携機能を活用することで、より効率的に作業できます。

Q2. 無料体験中にダウンロードした素材は、解約後も使えますか?

はい、使えます。
無料体験期間中にダウンロードした素材は、解約後も永続的に使用できます。

Q3. 1つの素材を複数のプロジェクトで使えますか?

はい、ロイヤリティフリーのため、1つの素材を複数のプロジェクトや媒体で使用できます。
使用期限や使用回数の制限はありません。

Q4. 素材をそのまま商品として販売できますか?

通常ライセンスと強化ライセンスでは、素材がメインの商品として販売することはできません。
Tシャツのデザインやスマートフォンケースなど、素材を商品として販売したい場合は、拡張ライセンスが必要です。

Q5. クレジットの有効期限は?

クレジットパックで購入したクレジットの有効期限は、購入から1年間です。
ただし、日本では6ヶ月となっています。

サブスクリプションプランのクレジットは、プランによっては翌月以降に繰り越すことができます(最大12ヶ月)。

まとめ

Adobe Stockは、デザイン作業に必要な高品質な素材を提供する信頼性の高いストックフォトサービスです。

Adobe Stockのポイント:

  • 3億点以上の豊富な素材(写真、動画、イラスト、音楽など)
  • Adobe Creative Cloud製品との完璧な連携
  • 強力なAI検索機能
  • ロイヤリティフリーで商用利用可能
  • 比較的リーズナブルな料金設定
  • 初月無料体験あり

サブスクリプションプランとクレジットパックから、自分の利用頻度に合わせて選べます。
無料体験を活用して、実際に使い勝手を試してみるのがおすすめです。

高品質な素材を効率的に活用して、クリエイティブな作品作りを楽しみましょう!

参考情報

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