「せっかく撮った動画、友だちに送りたいのに5分しか送れない…」
運動会や発表会、旅行の思い出など、大切な瞬間を撮影した動画。LINEで友だちや家族に送ろうとしたら、「最大5分まで送信できます」というメッセージが表示されて困ったことはありませんか?
実は、LINEには動画の長さに5分という制限があるんです。でも安心してください!5分を超える動画でも送る方法はちゃんとあります。
今回は、LINEで長い動画を送る方法を、いくつかの選択肢に分けてわかりやすく解説していきますね。
なぜLINEは5分までなの?
まず、なぜこんな制限があるのか知っておきましょう。
LINEでトークから直接送れる動画は、iPhoneでもAndroidでも最長5分までと決まっています。これは、通信の負荷を減らして、みんなが快適に使えるようにするためなんです。
動画ファイルは写真よりもずっと容量が大きいので、長い動画をそのまま送ると、通信量がすごく増えてしまいます。スマホの通信速度が遅くなったり、データ容量をたくさん使ってしまったりするのを防ぐための仕組みなんですね。
5分を超えるとどうなる?
6分、7分といった長い動画を普通に送ろうとすると、2つのパターンがあります。
パターン1:エラーメッセージが表示される
「最大5分まで送信できます」というメッセージが出て、送信できません。
パターン2:自動的にカットされる
エラーが出ずに送信できたように見えても、実際には5分1秒以降が自動的に切り取られてしまいます。相手には途中で終わった動画が届くことになるんです。
どちらにしても、動画を最後まで見てもらうことはできません。
方法1:ファイル機能を使って送る【おすすめ!】
5分以上の動画を送る、最も確実でおすすめの方法がこれです。
動画を「ファイル」として送ることで、5分の制限を回避できます。ファイルとして送れば、最大1GBまでの動画を送信可能です!
Androidでファイルを送る方法
Androidなら比較的簡単です。
手順:
- 送りたい相手とのトーク画面を開く
- 左下の「+」ボタンをタップ
- 「ファイル」を選択
- 「フォト」または「動画」を選ぶ
- 送りたい動画を選択
- 「送信」をタップ
これで完了!相手には動画ファイルとして届きます。
iPhoneでファイルを送る方法
iPhoneの場合は、少し手間がかかります。まず動画を「ファイル」アプリに保存する必要があるんです。
事前準備:動画をファイルアプリに保存
- 「写真」アプリを開く
- 送りたい動画を選ぶ
- 左下の共有ボタン(四角に↑マーク)をタップ
- 下にスクロールして「”ファイル”に保存」を選ぶ
- 保存場所を選んで「保存」をタップ
LINEで送信:
- LINEのトーク画面を開く
- 左下の「+」ボタンをタップ
- 「ファイル」を選択
- 先ほど保存した動画を選ぶ
- 「送信」をタップ
ちょっと面倒ですが、これが確実な方法です!
受け取った側はどうすればいい?
ファイルで送られてきた動画は、タップするとダウンロードできます。
ダウンロード後、スマホの動画再生アプリで普通に見ることができますよ。iPhone、Androidどちらでも問題なく再生できます。
注意点
ファイルで送った動画には、保存期限があります。公式には期限が明記されていませんが、送信後しばらくするとダウンロードできなくなることがあります。
受け取った側は、できるだけ早めにダウンロードして保存しておくことをおすすめします。
方法2:iPhoneの共有機能を使う【iPhone限定】
iPhoneユーザー限定ですが、もっと簡単な方法もあります。
「写真」アプリの共有機能を使えば、ファイルアプリに保存する手間を省けます。
手順:
- 「写真」アプリを開く
- 送りたい動画を選ぶ
- 左下の共有ボタンをタップ
- アプリ一覧から「LINE」を選ぶ
- 送信先の友だちを選ぶ
- 「送信」をタップ
この方法で送ると、動画が「.MOV形式」のファイルとして送られます。
この方法の注意点
- 送る側がiPhoneである必要がある(受け取る側はAndroidでもOK)
- ファイルとして送られるので、やはり保存期限がある
- 相手には動画ファイルとして届く
方法3:Googleフォトを使う【iPhone・Android両対応】
クラウドサービスを使う方法もあります。代表的なのがGoogleフォトです。
この方法なら、どんなに長い動画でも共有できます!
手順:
- Googleフォトアプリをインストール(していない場合)
- Googleフォトアプリを開く
- 送りたい動画をアップロード(自動バックアップがオンなら既に入っている)
- 動画を選んで、共有ボタンをタップ
- 「リンクを作成」を選ぶ
- 作成されたリンクをコピー
- LINEのトークに貼り付けて送信
相手はリンクをタップするだけで、動画を見ることができます。
Googleフォトのメリット
- 動画の長さに制限がない
- 複数の人に一度に共有できる
- 相手がGoogleアカウントを持っていなくても見られる
- 保存期限の心配がない
デメリット
- Googleフォトのアプリが必要
- インターネット接続が必要(オフラインでは見られない)
- Googleアカウントが必要
方法4:その他のクラウドサービス
Googleフォト以外にも、同じようなサービスがたくさんあります。
Dropbox
ビジネスでもよく使われるクラウドストレージです。
- Dropboxに動画をアップロード
- 共有リンクを作成
- LINEで送信
無料プランでも2GBまで使えます。
OneDrive(Microsoftのサービス)
Windowsパソコンを使っている人なら、すでに使っているかもしれません。
無料で5GBまで使えます。使い方はGoogleフォトと同じです。
iCloud(iPhone限定)
iPhoneユーザーなら、iCloudを使う方法もあります。
- 動画をiCloud Driveに保存
- 共有リンクを作成
- LINEで送信
iPhoneに最初から入っているので、新しくアプリをインストールする必要がありません。
方法5:LINEアプリ内で編集する
「どうしても5分以内に収めたい!」という場合は、LINEの編集機能を使って動画をカットする方法もあります。
手順:
- LINEのトーク画面で、写真・動画の送信ボタンをタップ
- 送りたい動画を選ぶ
- 動画のサムネイルをタップ
- 「トリミング」ボタンをタップ
- 画面下のバーをスライドして、5分以内に調整
- 「完了」をタップ
- 「送信」をタップ
不要な部分をカットして、必要な部分だけを5分以内に収めることができます。
この方法のメリット・デメリット
メリット:
- LINEだけで完結する
- 別のアプリが不要
- 相手は普通の動画として受け取れる
デメリット:
- カットした部分は送れない
- 動画全体を送ることはできない
番外編:LYPプレミアムなら動画をアルバムに保存できる
LYPプレミアム(月額508円)に加入すると、LINEアルバムに動画を保存できるようになります。
LYPプレミアムの動画アルバム機能
- 5分以内の動画を最大100個まで保存可能
- 保存期限がない
- 相手もLYPプレミアムに加入していなくても見られる
ただし、5分以上の動画は保存できないので、完全な解決策ではありません。短い動画をたくさん共有したい人には便利です。
どの方法を選べばいい?
たくさん方法を紹介しましたが、状況に応じて使い分けるのがベストです。
パターン別おすすめ
1人の友だちに長い動画を送りたい
→ ファイル機能(方法1)がおすすめ
複数の人に同じ動画を共有したい
→ Googleフォト(方法3)が便利
iPhoneユーザーで手軽に送りたい
→ iPhone共有機能(方法2)が簡単
動画を短くしてもいい
→ LINEの編集機能(方法5)で十分
ビジネスで使う
→ Dropboxなど信頼性の高いサービスがおすすめ
ファイルサイズの上限も知っておこう
ファイル機能を使う場合、動画の長さ制限はなくなりますが、ファイルサイズは最大1GBまでという制限があります。
1GBってどのくらい?
スマホで撮影した動画の場合、画質によって変わりますが:
- 720p(HD画質):約30〜60分
- 1080p(フルHD):約15〜30分
- 4K:約5〜10分
高画質で長時間撮影した動画は、1GBを超えてしまうことがあります。
1GBを超えてしまったら?
その場合は、以下の方法を試してみてください:
- 動画を分割する:編集アプリで動画を2つに分けて、それぞれ送る
- 画質を下げる:編集アプリで解像度を下げて容量を小さくする
- クラウドサービスを使う:GoogleフォトやDropboxなら容量制限が緩い
よくある質問
Q:ノートに動画を投稿できないの?
以前はLINEのノート機能に動画を投稿できましたが、2024年2月15日からできなくなりました。
それまでに投稿した動画は引き続き見られますが、新しく動画を投稿することはできません。
Q:動画の画質は落ちる?
方法によって違います。
- トークで普通に送る:自動的に圧縮されるので画質が落ちる
- ファイルで送る:元の画質のまま送られる
- iPhoneの共有機能:元の画質のまま
- Googleフォト:設定によって異なる(元の画質を保つ設定も可能)
高画質で送りたい場合は、ファイル機能か共有機能を使うのがおすすめです。
Q:通信量はどのくらいかかる?
動画の長さと画質によって大きく変わります。
5分のフルHD動画なら、だいたい100〜200MBくらい。Wi-Fi環境での送信をおすすめします。
モバイルデータ通信で送ると、あっという間に通信制限にかかってしまう可能性があるので注意してください!
Q:受け取った動画はいつまで見られる?
- トークで普通に送った動画:保存期限があるが、具体的な日数は非公表
- ファイルで送った動画:保存期限がある(早めにダウンロード推奨)
- Googleフォトなどのリンク:サービス側で削除しない限りずっと見られる
大切な動画は、受け取ったらすぐにスマホ本体に保存しておくのが安全です。
まとめ:状況に合わせて最適な方法を選ぼう!
LINEで5分以上の動画を送る方法、たくさんありましたね。
一番簡単で確実なのは「ファイル機能」を使う方法です。Androidなら特に簡単なので、まずはこれを試してみてください。
iPhoneユーザーは、共有機能を使うのも手軽でいいですね。
複数の人に共有したい場合や、すごく長い動画の場合は、Googleフォトなどのクラウドサービスが便利です。
どの方法も一長一短があるので、送りたい動画の長さや相手の人数、使っているスマホの種類に応じて、最適な方法を選んでみてください。
大切な思い出の動画、最後までしっかり共有できるといいですね!
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