Slackのメール転送完全ガイド!チャンネルへの自動転送設定から活用法まで

プログラミング・IT

「重要なメールをチームと共有したい」「サーバーアラートをSlackで受け取りたい」「問い合わせメールをチャンネルに自動転送したい」

メールとSlackを両方使っていると、情報が分散して管理が大変ですよね。

この記事では、Slackのメール転送機能について、基本から設定方法、活用シーン、トラブルシューティングまで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。

スポンサーリンク
  1. Slackのメール転送機能とは
    1. メール転送機能の概要
    2. メール転送の仕組み
  2. Slackメール転送の3つの方法
    1. 方法1:チャンネル専用メールアドレス(有料プラン限定)
    2. 方法2:Slackbot転送メールアドレス(全プラン対応)
    3. 方法3:メールアドオン(Gmail/Outlook)
  3. チャンネル専用メールアドレスの設定方法(有料プラン)
    1. ステップ1:チャンネルを選択
    2. ステップ2:インテグレーションタブを開く
    3. ステップ3:メールアドレスを取得
    4. ステップ4:メールアドレスを共有(オプション)
    5. ステップ5:カスタマイズ(オプション)
  4. Slackbot転送メールアドレスの設定方法(無料プラン対応)
    1. ステップ1:設定画面を開く
    2. ステップ2:メッセージ&メディアを開く
    3. ステップ3:転送アドレスを取得
    4. ステップ4:メールの共有方法
  5. Gmailからの自動転送設定
    1. 前提条件
    2. ステップ1:Gmail設定を開く
    3. ステップ2:転送タブを開く
    4. ステップ3:Slackのメールアドレスを追加
    5. ステップ4:確認コードを入力
    6. ステップ5:転送設定を有効化
  6. Gmailフィルタで特定のメールだけを転送
    1. フィルタ機能とは
    2. フィルタの作成手順
    3. フィルタ設定の実例
  7. Slack for Gmail アドオンの使い方
    1. アドオンのインストール
    2. 使用方法
    3. メリットとデメリット
  8. Slack for Outlook の使い方
    1. 対応環境
    2. インストール方法
    3. 使用方法
  9. メール転送の活用シーン
    1. 活用シーン1:カスタマーサポート
    2. 活用シーン2:サーバー監視・アラート
    3. 活用シーン3:営業・マーケティング
    4. 活用シーン4:請求書・経理
    5. 活用シーン5:プロジェクト管理
    6. 活用シーン6:採用・人事
  10. メール転送のトラブルシューティング
    1. トラブル1:メールが転送されない
    2. トラブル2:メールが遅れて届く
    3. トラブル3:添付ファイルが表示されない
    4. トラブル4:スマホから設定できない
    5. トラブル5:管理者権限がない
  11. メール転送使用時の注意点
    1. 注意点1:セキュリティとプライバシー
    2. 注意点2:チャンネルの選択
    3. 注意点3:通知の過多
    4. 注意点4:メールアドレスの管理
    5. 注意点5:無料プランの制限
    6. 注意点6:検索とアーカイブ
  12. よくある質問(FAQ)
    1. 無料プランでもメール転送は使えますか?
    2. 複数のチャンネルに同じメールを転送できますか?
    3. 転送されたメールは誰が送信したように表示されますか?
    4. 添付ファイルも一緒に転送されますか?
    5. メールアドレスを後から変更できますか?
    6. 転送されたメールに返信できますか?
    7. 特定の時間帯だけメールを転送することはできますか?
    8. メールが大量に届いてチャンネルが荒れてしまいました。どうすればいいですか?
    9. 転送設定を削除するにはどうすればいいですか?
    10. モバイルアプリからでも転送されたメールは見られますか?
  13. まとめ

Slackのメール転送機能とは

まず、Slackのメール転送機能の基本について理解しましょう。

メール転送機能の概要

Slackのメール転送機能とは、メールをSlackのチャンネルやダイレクトメッセージに自動的に送信できる機能です。

メールで受信した情報を、Slackに集約することで、情報の一元管理が可能になります。

できること

  • 外部からのメールをSlackチャンネルに自動転送
  • システムアラートや通知をSlackで受信
  • 問い合わせメールをチーム全体で共有
  • メーリングリストをSlackチャンネルに統合

メール転送の仕組み

Slackがチャンネルやアカウント専用のメールアドレスを生成します。

そのメールアドレス宛に送られたメールが、Slackに表示される仕組みです。

生成されたメールアドレス:
abc123xyz@yourworkspace.slack.com

↓ このアドレス宛にメールを送信

↓ Slackの指定チャンネルに自動投稿

Slackメール転送の3つの方法

Slackには、プランや用途に応じて3つのメール転送方法があります。

方法1:チャンネル専用メールアドレス(有料プラン限定)

対象プラン

  • Pro
  • Business+
  • Enterprise Grid

特徴

  • チャンネルごとに専用のメールアドレスを作成
  • ダイレクトメッセージにも専用アドレスを設定可能
  • チーム全体でメールを共有できる
  • 最も推奨される方法

メリット

  • 特定のチャンネルに直接投稿される
  • 複数のチャンネルにそれぞれ別のメールアドレスを設定可能
  • カスタム名とアイコンを設定できる

デメリット

  • 有料プランが必要

方法2:Slackbot転送メールアドレス(全プラン対応)

対象プラン

  • 無料プラン
  • 有料プラン

特徴

  • 個人用の転送アドレスを取得
  • 受信メールはSlackbotから自分にのみ届く
  • 必要に応じてチャンネルに共有できる

メリット

  • 無料プランでも使える
  • プライバシーが保たれる

デメリット

  • チャンネルに直接投稿されない
  • 手動で共有する必要がある
  • 自分にしか見えない

方法3:メールアドオン(Gmail/Outlook)

対象サービス

  • Slack for Gmail
  • Slack for Outlook

特徴

  • メールクライアント側からSlackに転送
  • 1通ずつ手動で転送
  • リアルタイムで選択して共有

メリット

  • 必要なメールだけを選んで転送できる
  • メールを読みながら操作可能

デメリット

  • 自動転送ではない
  • 毎回手動操作が必要

チャンネル専用メールアドレスの設定方法(有料プラン)

有料プランで最も便利な、チャンネル専用メールアドレスの設定方法を詳しく説明します。

ステップ1:チャンネルを選択

手順

  1. Slackデスクトップアプリまたはブラウザ版を開く
  2. メールを転送したいチャンネルを開く
  3. チャンネル名をクリック

注意

  • モバイルアプリからは設定できません
  • デスクトップ版を使用してください

ステップ2:インテグレーションタブを開く

手順

  1. チャンネル詳細画面が表示される
  2. 「インテグレーション」タブをクリック
  3. 「このチャンネルにメールを送信する」を選択

ダイレクトメッセージの場合

  • 同様の手順でDM相手の名前をクリック
  • 「インテグレーション」タブから設定

ステップ3:メールアドレスを取得

手順

  1. 「メールアドレスを取得する」ボタンをクリック
  2. 専用のメールアドレスが自動生成される
  3. 表示されたメールアドレスをコピー

生成されるメールアドレスの例

random-string.channel-name.abc123@yourworkspace.slack.com

ステップ4:メールアドレスを共有(オプション)

チャンネルメンバーにメールアドレスを知らせる場合:

手順

  1. Slackbotから通知が届く
  2. 「メールアドレスを共有する」をクリック
  3. チャンネルにメッセージが投稿される
  4. または、手動でメールアドレスをチャンネルにピン留め

ステップ5:カスタマイズ(オプション)

メールの表示をカスタマイズできます。

設定できる項目

  • 表示名:送信者として表示される名前
  • アイコン:メッセージに表示されるアイコン画像
  • 説明:このメールアドレスの用途

設定方法

  1. インテグレーション画面で「編集」をクリック
  2. 名前とアイコンを設定
  3. 「変更を保存」をクリック

Slackbot転送メールアドレスの設定方法(無料プラン対応)

無料プランでも使える、Slackbot経由の転送設定方法です。

ステップ1:設定画面を開く

手順

  1. Slackデスクトップアプリを開く
  2. 左上の自分のプロフィール写真をクリック
  3. 「環境設定」を選択

ステップ2:メッセージ&メディアを開く

手順

  1. 左側のメニューから「メッセージ&メディア」をクリック
  2. 下にスクロール
  3. 「メールをSlackに取り込む」セクションを探す

ステップ3:転送アドレスを取得

手順

  1. 「転送先メールアドレスを取得する」ボタンをクリック
  2. 専用のメールアドレスが生成される
  3. 「コピー」をクリックしてアドレスを保存

生成されるメールアドレスの例

your-unique-id@yourworkspace.slack.com

ステップ4:メールの共有方法

このアドレスに送信されたメールは、Slackbotから自分だけに届きます

チャンネルに共有する手順

  1. Slackbotからメッセージを確認
  2. メールの上にマウスを置く
  3. 「ファイルを共有…」ボタンをクリック
  4. 共有先のチャンネルを選択
  5. メッセージを添えて「共有」をクリック

Gmailからの自動転送設定

Gmailからメールを自動的にSlackに転送する設定方法です。

前提条件

  • Slackのメールアドレス(チャンネル専用またはSlackbot転送用)を取得済み
  • Gmailアカウントにアクセスできる

ステップ1:Gmail設定を開く

手順

  1. Gmailを開く
  2. 右上の歯車アイコンをクリック
  3. 「すべての設定を表示」をクリック

ステップ2:転送タブを開く

手順

  1. 「転送とPOP/IMAP」タブをクリック
  2. 「転送先アドレスを追加」ボタンをクリック

ステップ3:Slackのメールアドレスを追加

手順

  1. コピーしたSlackのメールアドレスを貼り付け
  2. 「次へ」をクリック
  3. 確認画面で「続行」をクリック
  4. 「OK」をクリック

ステップ4:確認コードを入力

重要なステップ

  1. SlackにGmailから確認メールが届く
  • チャンネル専用の場合:チャンネルに表示
  • Slackbot転送の場合:Slackbotから届く
  1. メールに記載された確認コードをコピー
  • または、メール内のリンクをクリック
  1. Gmailの設定画面に戻る
  2. 確認コードを入力するか、リンクをクリックしていれば自動的に確認完了

ステップ5:転送設定を有効化

すべてのメールを転送する場合

  1. 「次のアドレスに転送する」にチェック
  2. Slackのメールアドレスを選択
  3. 「変更を保存」をクリック

特定のメールだけを転送する場合

フィルタ機能を使います(次のセクションで詳しく説明)。

Gmailフィルタで特定のメールだけを転送

特定の条件に合ったメールだけをSlackに転送する方法です。

フィルタ機能とは

Gmailのフィルタ機能を使うと、以下の条件でメールを自動振り分けできます。

条件例

  • 特定の送信者から
  • 件名に特定のキーワードを含む
  • 特定のラベルがついている
  • 添付ファイルがある

フィルタの作成手順

ステップ1:フィルタ作成画面を開く

  1. Gmailの設定を開く
  2. 「フィルタとブロック中のアドレス」タブをクリック
  3. 「新しいフィルタを作成」をクリック

ステップ2:条件を設定

メールの検索条件を入力します。

条件の例

From: noreply@example.com
(特定の送信者から)

Subject: 【請求書】
(件名に【請求書】を含む)

Has the words: 重要
(本文に「重要」を含む)

複数の条件を組み合わせることもできます。

ステップ3:フィルタアクションを設定

  1. 「フィルタを作成」をクリック
  2. 「次のアドレスに転送する」にチェック
  3. Slackのメールアドレスを選択
  4. 「フィルタを作成」をクリック

フィルタ設定の実例

例1:問い合わせメールを転送

条件:
- From: contact-form@yoursite.com
アクション:
- #customer-inquiries チャンネルに転送

例2:サーバーアラートを転送

条件:
- Subject: [ALERT]
アクション:
- #server-monitoring チャンネルに転送

例3:特定プロジェクトのメールを転送

条件:
- Subject: プロジェクトX
アクション:
- #project-x チャンネルに転送

Slack for Gmail アドオンの使い方

Gmail側からメールを手動でSlackに送る方法です。

アドオンのインストール

手順

  1. Google Workspace Marketplaceにアクセス
  2. 「Slack for Gmail」を検索
  3. 「インストール」をクリック
  4. 必要な権限を許可

使用方法

手順

  1. Gmailでメールを開く
  2. 右サイドバーにSlackアイコンが表示される
  3. Slackアイコンをクリック
  4. 「チャンネルとメンバーを検索する」を選択
  5. ワークスペースを選択
  6. 送信先(チャンネルまたはメンバー)を入力
  7. 「[名前]に送信する」をクリック
  8. カスタムメッセージを追加(オプション)
  9. 「送信」をクリック

メリットとデメリット

メリット

  • 必要なメールだけを選んで送信できる
  • リアルタイムで操作
  • メールを読みながら判断できる

デメリット

  • 自動ではない
  • 毎回手動操作が必要
  • 大量のメールには不向き

Slack for Outlook の使い方

Outlook向けのアドオンも同様に使えます。

対応環境

使用可能

  • Office 365
  • Outlook on the web
  • Outlook デスクトップアプリ

使用不可

  • オンプレミス版Microsoft Exchange(POP/IMAP)
  • 国別クラウド環境(一部)

インストール方法

Outlook on the web

  1. Outlookをブラウザで開く
  2. 「アドインを取得」をクリック
  3. 「Slack for Outlook」を検索
  4. 「追加」をクリック

Outlookデスクトップアプリ

  1. ツールバーから「アドインを取得」をクリック
  2. 「マイアドイン」を選択
  3. 「Slack for Outlook」を検索
  4. インストール

使用方法

ブラウザ版

  1. メールを開く
  2. 三点リーダー(…)をクリック
  3. 「Send to Slack」を選択
  4. 送信先を選択
  5. 「Send to Slack」をクリック

デスクトップ版

  1. メールを選択
  2. ツールバーの「Connect to Slack」をクリック
  3. Slackにサインイン
  4. 送信先を選択

メール転送の活用シーン

Slackのメール転送機能が役立つ具体的なシーンを紹介します。

活用シーン1:カスタマーサポート

課題

問い合わせメールが個人の受信箱に届き、対応状況が共有されない。

解決策

設定:
- 問い合わせフォームからのメール
→ #customer-supportチャンネルに自動転送

効果:
- チーム全体で対応状況を把握
- 複数人で協力して返信
- 対応漏れを防止

活用シーン2:サーバー監視・アラート

課題

サーバーアラートメールが見逃されやすい。

解決策

設定:
- サーバーアラートメール
→ #server-alertsチャンネルに自動転送

効果:
- リアルタイムで異常を検知
- チーム全体で状況を共有
- 迅速な対応が可能

活用シーン3:営業・マーケティング

課題

重要な案件メールが埋もれてしまう。

解決策

設定:
- 大口顧客からのメール
→ #sales-priorityチャンネルに転送

効果:
- 重要案件を見逃さない
- チーム全体で情報共有
- 迅速なフォローアップ

活用シーン4:請求書・経理

課題

請求書メールが経理部門に届くまでに時間がかかる。

解決策

設定:
- 件名に「請求書」を含むメール
→ #invoicesチャンネルに転送

効果:
- 経理部門が即座に確認
- 支払い遅延を防止
- 記録が自動的に残る

活用シーン5:プロジェクト管理

課題

プロジェクト関連のメールが分散している。

解決策

設定:
- プロジェクト名を含むメール
→ プロジェクト専用チャンネルに転送

効果:
- 情報が一元化
- 全員が最新情報を把握
- 過去のやり取りを検索しやすい

活用シーン6:採用・人事

課題

応募者からのメールを採用チーム全員で共有したい。

解決策

設定:
- 採用フォームからのメール
→ #recruitingチャンネルに転送

効果:
- 選考状況を全員が把握
- 対応の重複を防止
- スムーズな連携

メール転送のトラブルシューティング

メール転送がうまくいかない場合の対処法です。

トラブル1:メールが転送されない

症状

Slackのメールアドレスに送信しても、メッセージが表示されない。

原因と対処法

原因1:受信メール機能が無効

  • ワークスペースまたは組織で受信メール機能がオフになっている
  • 対処法:管理者に確認・有効化を依頼

原因2:メールアドレスが間違っている

  • コピーミスやスペースが含まれている
  • 対処法:メールアドレスを再度コピーして確認

原因3:メールプロバイダーによるブロック

  • スパムフィルターで弾かれている
  • 対処法:@slack.comと@slack-mail.comを許可リストに追加

原因4:転送設定の確認コードを入力していない

  • Gmailなどの転送設定が完了していない
  • 対処法:Slackに届いた確認コードを入力

トラブル2:メールが遅れて届く

症状

メールを送信してから、Slackに表示されるまで時間がかかる。

原因と対処法

これは正常な動作です。

  • メール転送は、通常のSlackメッセージより少し遅れます
  • 数秒〜数分程度の遅延は問題ありません
  • 10分以上遅延する場合は、ネットワークやサーバーの問題を確認

トラブル3:添付ファイルが表示されない

症状

メールの添付ファイルがSlackで見られない。

原因と対処法

原因1:ファイルサイズが大きすぎる

  • Slackのファイルサイズ制限を超えている
  • 対処法:ファイルを圧縮するか、外部ストレージへのリンクを使用

原因2:ファイル形式が非対応

  • 一部の特殊なファイル形式は表示されない
  • 対処法:Slackでサポートされている形式に変換

トラブル4:スマホから設定できない

症状

モバイルアプリから転送設定をしようとしてもできない。

原因と対処法

チャンネル専用メールアドレスの作成は、デスクトップ版のみです。

対処法(スマホしかない場合)

  1. スマホのブラウザでSlackにアクセス
  2. ブラウザメニューから「PC版サイト」を有効化
  3. PC版の手順で設定

トラブル5:管理者権限がない

症状

「このオプションが表示されません」「権限がありません」と表示される。

原因と対処法

ワークスペースの管理者が、メールアドレス作成権限を制限している可能性があります。

対処法

  1. ワークスペースのオーナーまたは管理者に連絡
  2. 権限を付与してもらう
  3. または、管理者に代わりに設定してもらう

メール転送使用時の注意点

安全かつ効果的に使用するための注意点です。

注意点1:セキュリティとプライバシー

重要

Slackのメールアドレスは、知っている人なら誰でも使えます。

リスク

  • メールアドレスが流出すると、誰でもチャンネルに投稿できる
  • スパムメールが大量に届く可能性
  • 機密情報が意図せず共有される

対策

  • メールアドレスを公開しない
  • 必要な人だけに共有
  • 不要になったら無効化する
  • フィルタ機能で送信者を制限

注意点2:チャンネルの選択

問題

間違ったチャンネルに転送設定をすると、情報漏洩のリスクがあります。

対策

  • パブリックチャンネルとプライベートチャンネルを使い分ける
  • 機密情報は プライベートチャンネルまたはDMに転送
  • 転送先を定期的に見直す

注意点3:通知の過多

問題

大量のメールを転送すると、チャンネルがメールで埋め尽くされます。

対策

  • 専用チャンネルを作成(例:#email-alerts)
  • フィルタ機能で必要なメールだけを転送
  • 通知設定を調整(ミュートなど)
  • チャンネルメンバーに事前に説明

注意点4:メールアドレスの管理

問題

どのチャンネルにどのメールアドレスが紐付いているか分からなくなる。

対策

  • メールアドレスをチャンネルにピン留め
  • ドキュメントに記録
  • カスタム名とアイコンを設定して識別しやすくする

注意点5:無料プランの制限

制限内容

無料プランでは:

  • チャンネル専用メールアドレスは作成できない
  • Slackbot転送のみ使用可能
  • チャンネルに直接投稿されない

対策

  • 有料プランへのアップグレードを検討
  • または、手動共有の手間を受け入れる

注意点6:検索とアーカイブ

問題

メールで転送された情報は、Slack内で検索しにくい場合があります。

対策

  • 重要な情報は要約してメッセージとして投稿
  • スレッドで議論を整理
  • 定期的にピン留めやブックマークを活用

よくある質問(FAQ)

無料プランでもメール転送は使えますか?

はい、使えます。ただし、Slackbot経由の転送のみで、チャンネルに直接投稿することはできません。メールはまずSlackbotから自分に届き、その後手動で共有する必要があります。

複数のチャンネルに同じメールを転送できますか?

はい、できます。各チャンネルで別々のメールアドレスを生成し、メール側で複数の転送先を設定すれば可能です。

転送されたメールは誰が送信したように表示されますか?

カスタム名を設定していない場合、元のメールの送信者名が表示されます。カスタム名を設定すれば、その名前で表示されます。

添付ファイルも一緒に転送されますか?

はい、添付ファイルも転送されます。ただし、Slackのファイルサイズ制限(無料プラン:5GB、有料プラン:10GB以上)内である必要があります。

メールアドレスを後から変更できますか?

直接変更はできませんが、無効化して新しいアドレスを生成することができます。古いアドレスに送られたメールは届かなくなります。

転送されたメールに返信できますか?

Slack内から元のメール送信者に直接返信することはできません。メールクライアントを使って返信する必要があります。

特定の時間帯だけメールを転送することはできますか?

Slack自体にはその機能はありませんが、メールプロバイダー側(Gmailなど)で複雑なフィルタやスクリプトを使えば、条件付き転送が可能な場合があります。

メールが大量に届いてチャンネルが荒れてしまいました。どうすればいいですか?

  1. 専用チャンネルを作成して転送先を変更
  2. フィルタ機能でメール量を絞る
  3. 通知設定でミュートを推奨
  4. 一時的にメールアドレスを無効化

転送設定を削除するにはどうすればいいですか?

チャンネル専用メールアドレスの場合

  1. チャンネル詳細→「インテグレーション」タブ
  2. メール転送設定を探す
  3. 「削除」または「無効化」をクリック

Gmailの転送設定を解除

  1. Gmail設定→「転送とPOP/IMAP」タブ
  2. 「転送を無効にする」を選択
  3. 「変更を保存」

モバイルアプリからでも転送されたメールは見られますか?

はい、転送されたメールはモバイルアプリでも通常のメッセージと同様に表示されます。

まとめ

Slackのメール転送機能について、詳しく解説してきました。

重要なポイント

  • Slackには3つのメール転送方法がある
  • 有料プランならチャンネル専用メールアドレスが便利
  • 無料プランでもSlackbot経由で転送可能
  • Gmailのフィルタ機能で特定のメールだけを転送できる
  • カスタマーサポート、アラート、プロジェクト管理など幅広く活用できる
  • セキュリティとプライバシーに注意
  • 通知過多にならないようフィルタを活用

転送方法の選び方

プラン推奨方法理由
有料プランチャンネル専用メールアドレスチーム全体で直接共有できる
無料プランSlackbot転送手動共有が必要だが使用可能
手動選択Gmail/Outlookアドオン必要なメールだけを転送

メールとSlackを連携することで、情報の一元管理が実現し、チームのコミュニケーション効率が大幅に向上します。

ぜひ、自分のチームに合った方法でメール転送機能を活用してみてくださいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました