Googleカレンダーを使っているのに、「あ、会議の時間だった!」「約束を忘れてた!」なんてこと、ありませんか?
Googleカレンダーには通知機能があります。予定の時間が近づくと、スマホやパソコンで知らせてくれる便利な機能です。
でも、「通知が来ない」「通知が多すぎる」「どうやって設定するの?」という悩みも多いんです。
この記事では、Googleカレンダーの通知設定を完全解説します。パソコン・スマホ別に、わかりやすく説明していきますね。
Googleカレンダーの通知の種類

まず、どんな通知方法があるのか知っておきましょう。
プッシュ通知(スマホ)
スマホの画面に表示される通知です。
ロック画面にも表示されるので、一番気づきやすい方法ですね。「ポン」という音と一緒に通知が届きます。
デスクトップ通知(パソコン)
パソコンの画面右下(Windowsの場合)や右上(Macの場合)に表示される通知です。
作業中でも小さなウィンドウで知らせてくれます。
メール通知
登録しているメールアドレスに通知が届きます。
スマホを見られない状況でも、後でメールを確認すれば予定がわかります。
すべての通知(複数同時)
上記の通知を組み合わせることもできます。
例えば、スマホのプッシュ通知とメール通知の両方を設定すれば、より確実に気づけますね。
通知のタイミングを理解しよう
デフォルトの通知タイミング
Googleカレンダーは、初期設定で以下のタイミングで通知します。
終日の予定
- 予定当日の午前9時
時間指定の予定
- 予定の30分前
ただし、これは変更できます。
カスタマイズできるタイミング
通知のタイミングは自由に設定できます。
- 予定の直前(0分前)
- 5分前
- 10分前
- 15分前
- 30分前
- 1時間前
- 2時間前
- 1日前
- 1週間前
複数の通知を設定することもできます。例えば、「1日前」と「30分前」の2回通知を受け取る設定も可能です。
パソコンでの通知設定方法
デフォルト通知の設定(すべての予定に適用)
新しく作る予定すべてに適用される基本設定です。
手順1:設定を開く
- Googleカレンダー(calendar.google.com)を開く
- 右上の歯車アイコン(⚙)をクリック
- 「設定」を選択
手順2:カレンダーを選択
- 左側のメニューで設定したいカレンダーを選ぶ
- 「マイカレンダー」の下から該当カレンダーをクリック
手順3:通知設定を変更
- 「予定の通知」セクションを探す
- 「通知を追加」をクリック
- 通知方法(「通知」または「メール」)を選択
- 時間を設定(例:30分前)
手順4:複数の通知を設定
「通知を追加」を再度クリックすれば、2つ目、3つ目の通知を追加できます。
例:
- 1日前にメール
- 30分前にデスクトップ通知
個別の予定の通知設定
特定の予定だけ通知タイミングを変えたい場合です。
手順1:予定を開く
カレンダー上の予定をクリックします。
手順2:編集モードに入る
鉛筆アイコン(編集)をクリックします。
手順3:通知を設定
- 予定の詳細画面で「通知を追加」を探す
- 通知方法と時間を設定
- 「保存」をクリック
デフォルト設定とは別に、その予定だけの通知を設定できます。
デスクトップ通知を有効化
パソコンで通知を受け取るには、ブラウザの許可が必要です。
Chromeの場合
- Googleカレンダーを開く
- アドレスバーの左側に鍵マークまたは「︙」が表示される
- クリックして「通知」を探す
- 「許可」を選択
初回アクセス時
「カレンダーが通知を表示しようとしています」というメッセージが出たら、「許可」をクリックします。
スマホでの通知設定方法
iPhoneの場合
アプリ内の設定
- Googleカレンダーアプリを開く
- 左上の「≡」(メニュー)をタップ
- 「設定」をタップ
- 設定したいカレンダーを選択
- 「通知」をタップ
- 通知タイミングを設定
iOS本体の設定(重要)
アプリの設定だけでなく、iPhone本体でも通知を許可する必要があります。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Googleカレンダー」を探す
- 「通知」をタップ
- 「通知を許可」をオンにする
- 「ロック画面」「通知センター」「バナー」をすべてオンに
これを忘れると、アプリで設定しても通知が来ません!
Androidの場合
アプリ内の設定
- Googleカレンダーアプリを開く
- 左上の「≡」をタップ
- 「設定」をタップ
- 通知したいカレンダーを選択
- 「通知」をタップ
- タイミングを設定
Android本体の設定
- Androidの「設定」を開く
- 「アプリと通知」または「アプリ」を選択
- 「Googleカレンダー」を探す
- 「通知」をタップ
- 通知をオンにする
- 通知の重要度を「緊急」または「高」に設定
個別の予定を編集(スマホ)
- 予定をタップして開く
- 鉛筆アイコン(編集)をタップ
- 「通知を追加」をタップ
- タイミングを選択
- 右上の「保存」をタップ
通知が来ない場合のトラブルシューティング

原因1:通知設定がオフになっている
確認方法
- Googleカレンダーの設定で通知がオンか確認
- スマホ本体の設定でアプリの通知が許可されているか確認
- パソコンならブラウザの通知設定を確認
原因2:サイレントモードやおやすみモード
スマホの場合
- サイレントモードになっていないか確認
- iPhoneの「おやすみモード」がオンになっていないか
- Androidの「サイレントモード」や「通知を非表示」がオフか
サイレントモードでも通知を受け取りたい場合は、Googleカレンダーを「例外」に設定できます。
原因3:通知がミュートされている
カレンダー全体の通知をミュートしている可能性があります。
- 左側のカレンダー一覧を確認
- ベルマークに斜線が入っていたら、それをクリックしてミュート解除
原因4:バッテリー最適化(Android)
Androidでは、バッテリー節約のためにアプリの動作が制限されることがあります。
解除方法
- 設定→「バッテリー」
- 「バッテリー最適化」を開く
- Googleカレンダーを「最適化しない」に設定
原因5:同期の問題
カレンダーの同期が止まっていると、通知も来ません。
同期を確認(Android)
- 設定→「パスワードとアカウント」
- Googleアカウントを選択
- 「アカウントの同期」をタップ
- 「カレンダー」がオンになっているか確認
- 右上の「︙」から「今すぐ同期」をタップ
同期を確認(iPhone)
- 設定→「カレンダー」
- 「アカウント」→Googleアカウントを選択
- 「カレンダー」がオンか確認
原因6:予定の通知が設定されていない
その予定自体に通知が設定されていない可能性があります。
予定を開いて、「通知」欄に何か表示されているか確認しましょう。空白なら、通知を追加する必要があります。
通知をオフにしたい場合
すべての通知を停止
予定が多すぎて通知がうるさい場合は、一時的にオフにできます。
パソコンの場合
- 設定→該当カレンダーを選択
- 「予定の通知」セクション
- すべての通知を削除(×ボタンをクリック)
スマホの場合
- アプリの設定を開く
- カレンダーを選択
- 「通知」をオフにする
特定のカレンダーだけオフ
複数のカレンダーを使っている場合、特定のカレンダーだけ通知を止められます。
例:
- 仕事のカレンダー:通知オン
- 祝日カレンダー:通知オフ
- 友人の誕生日カレンダー:通知オフ
左側のカレンダー一覧で、通知を止めたいカレンダーのベルマークをクリックすればミュートできます。
一時的にミュート
「今日は集中したいから通知を止めたい」という場合は、スマホ本体のサイレントモードやおやすみモードを使うのがおすすめです。
カレンダーの設定を変えずに済みます。
よくある質問
Q. 通知音を変更できる?
A. スマホ本体の設定から変更できます。
iPhoneの場合
残念ながら、Googleカレンダーアプリ単体では通知音を変更できません。iPhone全体の通知音を変更するか、サードパーティ製のカレンダーアプリを使う必要があります。
Androidの場合
- 設定→「アプリと通知」
- Googleカレンダーを選択
- 「通知」→「通知音」から変更
Q. バイブレーションだけにできる?
A. できます。スマホ本体をマナーモードにすれば、バイブレーションのみで通知されます。
Q. 通知をスヌーズできる?
A. はい、通知が来たとき「スヌーズ」をタップすると、5分後に再度通知されます(スマホの場合)。
Q. 共有カレンダーの予定も通知される?
A. はい、共有カレンダーでも通知設定ができます。カレンダーごとに通知のオン・オフを切り替えられます。
Q. 終日の予定の通知時刻を変えられる?
A. はい、デフォルトでは午前9時ですが、設定で変更できます。例えば「前日の18時」や「当日の6時」などに設定可能です。
Q. メール通知が届かない
A. 迷惑メールフォルダを確認してください。また、Gmailを使っている場合は、「プロモーション」タブに振り分けられていることがあります。
賢い通知設定のコツ
予定の種類で使い分ける
すべての予定に同じ通知設定をする必要はありません。
重要な会議
- 1日前にメール
- 1時間前に通知
- 10分前に通知
日常的な予定
- 15分前に通知のみ
終日の予定(誕生日など)
- 前日の18時に通知
カレンダーごとに設定
複数のカレンダーを使い分けている場合の例:
仕事用カレンダー
- 30分前と10分前に通知
プライベートカレンダー
- 1時間前に通知のみ
祝日カレンダー
- 通知オフ
移動時間を考慮
外出が必要な予定は、移動時間を考えて早めに通知を設定しましょう。
例:
- 都内の会議:1時間前
- 遠方の予定:2時間前または前日
Googleカレンダーには「移動時間」を設定する機能もあります。これを使えば、移動時間を考慮した通知ができます。
複数デバイスでの通知管理

パソコンとスマホの両方で通知
同じGoogleアカウントでログインしていれば、パソコンとスマホの両方で通知を受け取れます。
注意点
両方で通知をオンにすると、同じ予定で2回通知が来ます。「うるさい」と感じる場合は、片方だけオンにしましょう。
おすすめ設定
- 仕事中(デスク作業):パソコン通知のみ
- 外出中:スマホ通知のみ
- 休日:スマホ通知のみ
スマートウォッチでの通知
Apple WatchやAndroid Wearなどのスマートウォッチでも通知を受け取れます。
スマホの通知設定がそのまま反映されるので、特別な設定は不要です。
手首で確認できるので、会議中や運転中でも気づきやすいですね。
通知をカスタマイズする応用技
Google Homeやスマートスピーカーで通知
Google HomeやGoogle Nest(スマートスピーカー)を持っている場合、音声で予定を知らせてくれます。
設定方法
- Google Homeアプリを開く
- デバイスの設定を開く
- 「カレンダー通知」をオンにする
「今日の予定は?」と聞けば、音声で教えてくれます。
複数のGoogleアカウント
仕事用とプライベートで別のGoogleアカウントを使っている場合、それぞれで通知設定ができます。
スマホアプリなら、アカウントを切り替えて、それぞれの設定を調整しましょう。
まとめ:自分に合った通知設定を見つけよう
Googleカレンダーの通知設定は、かなり柔軟にカスタマイズできます。
基本の設定手順
- 設定からデフォルト通知を設定
- スマホ本体でアプリの通知を許可
- 重要な予定は個別に通知を追加
通知が来ない場合は、以下を確認しましょう。
- アプリとスマホ本体の両方で通知がオン
- サイレントモードやおやすみモードになっていない
- カレンダーの同期がオン
- バッテリー最適化の例外に設定(Android)
「通知が多すぎる」なら、カレンダーごとにオン・オフを切り替えたり、不要な予定の通知を削除しましょう。
自分のライフスタイルに合わせて通知設定を調整すれば、大事な予定を見逃さず、ストレスのないスケジュール管理ができますよ。

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