好きな曲を何度も聴きたい。お気に入りのアルバムをエンドレスで流したい。
Apple Musicには、そんな願いを叶えるリピート機能が搭載されています。でも、「リピートボタンがどこにあるか分からない」「何回タップすればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Apple Musicの繰り返し再生機能を徹底解説します。iPhone・Android・Mac・Windows、それぞれのデバイスでの設定方法から、シャッフルとの組み合わせまで、知りたい情報が全部詰まっています。
Apple Musicのリピート機能とは

リピート機能は、曲やアルバム、プレイリストを繰り返し再生できる便利な機能です。
Apple Musicのリピートには、3つのモードがあります。
リピートオフ(通常再生)
リピートボタンが灰色、または四角いハイライトがない状態です。
この状態では、プレイリストやアルバムの最後の曲まで再生したら、そこで再生が停止します。ただし、自動再生機能がオンになっている場合は、関連する曲が続けて流れることがあります。
全曲リピート(アルバム・プレイリスト全体)
リピートボタンを1回タップした状態です。ボタンが赤色(または色が変わって)ハイライトされます。
再生中のアルバムやプレイリスト全体がエンドレスで繰り返されます。最後の曲が終わると、自動的に最初の曲に戻って再生が続きます。長時間作業をする時や、お気に入りのアルバムをずっと流しておきたい時に便利ですね。
1曲リピート
リピートボタンを2回タップすると、ボタンの上に「1」という数字が表示されます。
この状態では、今再生している曲だけがエンドレスでループします。語学学習や楽器の練習、あるいは推しの曲をひたすら聴きたい時に最適です。
iPhone・iPadでリピート設定する方法
iPhoneやiPadでリピート設定をするのは、とても簡単です。
基本の設定手順
- ミュージックアプリを開く
- 曲を再生する
- 画面下部の再生中バー(ミニプレーヤー)をタップ
- 「再生中」画面が開いたら、右下の「次に再生」ボタン(3本線のアイコン)をタップ
- 画面上部に表示されるリピートボタンをタップ
リピートボタンは、循環矢印のアイコンです。
リピートモードの切り替え方
リピートボタンをタップするたびに、モードが切り替わります。
- 1回タップ:全曲リピートがオンになる(ボタンが赤色に)
- 2回タップ:1曲リピートがオンになる(ボタンに「1」が表示)
- 3回タップ:リピートオフに戻る(ボタンが灰色に)
この3つの状態が順番に切り替わるので、何回タップしたか分からなくなっても大丈夫。ボタンの色と表示を見れば、今どのモードなのか一目で分かります。
複数曲がリピートされているか確認する方法
全曲リピートをオンにした状態で、「次に再生」のキュー画面を一番下までスクロールしてみてください。
キューの最後に、何曲がリピート再生されるのか表示されます。プレイリストに30曲入っていれば、「30曲がリピート再生されます」といった表示が出るはずです。
Androidでリピート設定する方法
Android版のApple Musicも、操作方法はiPhoneとほぼ同じです。
- Apple Musicアプリを開く
- 曲を再生する
- 画面下部の再生中バーをタップして全画面表示にする
- 右下の「次に再生」ボタンをタップ
- 画面上部のリピートボタンをタップして切り替える
ボタンの位置や表示も、iPhone版とほとんど変わりません。AndroidユーザーもiPhoneユーザーも、同じ感覚で操作できます。
Macでリピート設定する方法
Macのミュージックアプリでは、2つの方法でリピート設定ができます。
方法1:再生コントロールから設定
- ミュージックアプリを開く
- 曲を再生する
- 画面上部の再生コントロールバーにあるリピートボタンをクリック
リピートボタンは、再生・停止ボタンの近くにある循環矢印のアイコンです。クリックするたびに、オフ→全曲リピート→1曲リピート→オフと切り替わります。
方法2:メニューバーから設定
メニューバーの「コントロール」を開くと、リピートの設定ができます。
- 「コントロール」→「リピート」→「オフ」:リピートを無効にする
- 「コントロール」→「リピート」→「すべて」:全曲リピートを有効にする
- 「コントロール」→「リピート」→「1曲」:1曲リピートを有効にする
細かく設定したい時は、この方法が分かりやすいですね。
アルバムを素早くシャッフル&リピート再生
ライブラリ内のアルバムにマウスポインタを合わせると、「…」(詳細ボタン)が表示されます。
そこをクリックして「”アルバム名”をシャッフル」を選べば、アルバム全体をシャッフル再生できます。リピートボタンと組み合わせれば、ランダムな順序で何度も楽しめますよ。
Windowsでリピート設定する方法
Windows版のApple Musicも、基本的な操作はMacと似ています。
- Apple Musicアプリを起動する
- 曲を再生する
- 画面上部の再生コントロールにあるリピートボタンをクリック
リピートボタンを何度かクリックすると、色が変わったり「1」の数字が表示されたりします。
- ボタンの色が変わる:全曲リピートがオン
- 「1」が表示される:1曲リピートがオン
- ボタンが灰色:リピートオフ
シンプルで分かりやすいですね。
プレイリストを素早くシャッフル再生
プレイリストやアルバムを選択してから、「シャッフル」ボタンをクリックすれば、すぐにシャッフル再生が始まります。
リピートと組み合わせれば、ランダムな順序で繰り返し楽しめます。
ブラウザ版(music.apple.com)でのリピート設定
パソコンのブラウザからApple Musicにアクセスしている場合も、リピート機能が使えます。
- music.apple.comを開く
- ライブラリから曲を再生、またはApple Musicをストリーミング再生
- 再生中の曲が表示されたら、リピートボタンをクリック
ブラウザ版でも、ボタンの色の変化や「1」の表示で、現在のモードが確認できます。
アルバムやプレイリストを素早くシャッフル再生したい時は、アルバムまたはプレイリストを選択してから「シャッフル」ボタンをクリックしましょう。
シャッフル機能との組み合わせ方
リピート機能とシャッフル機能は、同時に使うことができます。
シャッフル再生をオンにする方法
リピートボタンの隣に、交差した矢印のアイコンがあります。これがシャッフルボタンです。
タップまたはクリックすると、ボタンの色が変わってシャッフル再生がオンになります。もう一度タップすれば、シャッフルがオフになります。
全曲リピート+シャッフルの使い方
プレイリストやアルバムをランダムな順序で、何度も繰り返して聴きたい。
そんな時は、リピートボタンを1回タップ(全曲リピート)して、シャッフルボタンもオンにしましょう。これで、ランダムな順序で曲が流れ続けます。
作業用BGMとして、気分に合わせた音楽を延々と流したい時にピッタリです。
1曲リピート+シャッフルは?
1曲リピートをオンにすると、シャッフル機能は実質的に無効になります。
同じ曲だけがループするので、他の曲に移ることがないからです。1曲リピートを使いたい時は、シャッフルをオフにしておきましょう。
自動再生とリピートの関係
Apple Musicには「自動再生」という機能もあります。これは、プレイリストやアルバムの最後まで再生すると、関連する曲を自動的に流し続けてくれる機能です。
自動再生ボタンは、無限大記号「∞」のアイコンです。
自動再生中はリピートできない
実は、自動再生がオンになっていると、リピートボタンとシャッフルボタンが無効になります。
自動再生のキューに入っている曲は、リピート再生もシャッフル再生もできないんです。逆に、リピート再生をオンにしていると、自動再生のキューが表示されません。
どちらを使うべき?
同じ曲やアルバムを繰り返し聴きたい時は、リピート機能を使いましょう。
新しい曲をどんどん発見したい時や、延々と音楽を流し続けたい時は、自動再生機能が便利です。
状況に応じて使い分けると、音楽ライフがもっと快適になります。
リピートできない時のトラブルシューティング

「リピートボタンが反応しない」「設定したのにリピートされない」そんな時は、次の方法を試してみてください。
自動再生がオンになっていないか確認
自動再生(∞マーク)がオンになっていると、リピート機能が使えません。
「次に再生」画面を開いて、∞マークがハイライトされていないか確認しましょう。オンになっていたら、タップしてオフにしてください。
ステーション再生ではリピートできない
Apple Musicには「ステーション」という機能があります。これは、再生履歴をもとにApple Musicが自動で作成するプレイリストです。
ステーション再生中は、自動再生と同じ仕組みのため、リピート機能やシャッフル機能が使えません。通常のプレイリストやアルバムで再生すれば、リピートが有効になります。
アプリを再起動してみる
たまに、アプリの一時的な不具合でリピートボタンが反応しないことがあります。
Apple Musicアプリを完全に終了して、もう一度起動してみましょう。それでも改善しない場合は、デバイスを再起動すると直ることが多いです。
iOSやアプリが最新版か確認
古いバージョンのiOSやApple Musicアプリでは、不具合が起こりやすくなります。
iPhoneの「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で、最新版にアップデートしましょう。Apple Musicアプリも、App Storeから最新版が配信されていないかチェックしてください。
よくある質問と回答
リピートボタンが見つからない
リピートボタンは、「次に再生」画面の上部にあります。
曲を再生して、画面下部のミニプレーヤーをタップ→右下の3本線アイコン(次に再生ボタン)をタップ、の順で進んでください。循環矢印のアイコンがリピートボタンです。
リピートとシャッフルを同時に使える?
はい、同時に使えます。
全曲リピートとシャッフルを両方オンにすれば、ランダムな順序で曲が繰り返し再生されます。ただし、1曲リピートの場合は、同じ曲だけがループするのでシャッフルの意味がありません。
推しの曲を何度もリピートしたら、トップソングに影響する?
Apple Musicのトップソングは、再生回数だけでなく、ダウンロード回数やプレイリストへの追加数、iTunes Storeでの売上など、様々な要因で決まります。
リピート再生だけでトップソングを大きく変えるのは難しいでしょう。ただし、ライブラリに追加したりプレイリストに入れたりすることで、アーティストへの貢献にはなります。
プレイリストの一部だけをリピートできる?
Apple Musicの標準機能では、プレイリスト全体か1曲だけのリピートしかできません。
特定の数曲だけをループさせたい場合は、その曲だけを集めた新しいプレイリストを作成して、それを全曲リピートするのが一番簡単です。
リピート中に曲をスキップしたらどうなる?
全曲リピートの場合、スキップした曲は飛ばされて次の曲に進みます。再びループが始まると、スキップした曲も再生されます。
1曲リピートの場合は、スキップすると次の曲に移り、1曲リピートが自動的に解除されます。
まとめ:リピート機能を使いこなして音楽をもっと楽しもう
Apple Musicのリピート機能は、たった1つのボタンで3つのモードを切り替えられるシンプルな設計です。
全曲リピートで作業用BGMを流し続けたり、1曲リピートで好きな曲を心ゆくまで聴いたり。シャッフルと組み合わせれば、さらに多彩な楽しみ方ができます。
自動再生との関係や、リピートできない時の対処法も知っておけば、どんな状況でも快適に音楽を楽しめるでしょう。
ボタン1つで変わる音楽体験。今日からリピート機能を活用して、もっと自由に、もっと深く、お気に入りの音楽と向き合ってみませんか?


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