毎回Safariを起動してブックマークから探すのって、ちょっと面倒じゃないですか？
実は、iPadではお気に入りのウェブサイトをホーム画面に追加して、アプリのように1タップで開けるんです。この機能を使えば、毎日チェックするニュースサイトやよく使うツールへのアクセスが格段にスピーディーになります。
この記事では、iPadのホーム画面にウェブサイトやショートカットを追加する方法を、画像なしでも分かりやすく解説していきますね。
ホーム画面に追加するって何？どんなメリットがあるの？
「ホーム画面に追加」というのは、ウェブサイトへのショートカットをiPadのホーム画面に配置する機能のこと。
普通のアプリアイコンと同じように並べられて、タップするだけで目的のページが開きます。
主なメリットはこちら
- 時間短縮：Safariを開いてブックマークを探す手間が省ける
- アクセスの簡単さ：1タップで直接ページが開く
- 整理整頓：フォルダにまとめて分類できる
- 視認性の向上：アイコンで視覚的に判別できる
例えば、よく見るニュースサイト、オンラインバンキング、学習サイトなどを追加しておけば、毎日の作業効率が大幅にアップします。
ブックマークとの違いは、アクセスの速さと分かりやすさ。ブックマークはSafariの中を探す必要がありますが、ホーム画面のアイコンなら一目瞭然です。
【基本編】Safariでウェブサイトをホーム画面に追加する方法
それでは、実際の追加方法を見ていきましょう。iPadでは主にSafariブラウザからこの機能を使います。
手順1：Safariでお気に入りのページを開く
まず、ホーム画面に追加したいウェブサイトをSafariで開いてください。
ログインが必要なサイトの場合は、ログイン後のページを開いておくのがおすすめ。そうすると、次回からアイコンをタップした時にログイン済みの状態で開ける可能性が高くなります。
手順2：共有ボタンをタップ
画面上部（アドレスバーの近く）にある「共有ボタン」をタップします。
共有ボタンは、四角いアイコンの中から上向きの矢印が出ているマークです。このボタンを押すと、共有メニューが表示されます。
手順3：「ホーム画面に追加」を選択
共有メニューが開いたら、下にスクロールして「ホーム画面に追加」という項目を探してください。
アイコンは「+」マークが付いた四角いデザインになっています。これをタップすると、次の画面に進みます。
手順4：名前をカスタマイズして追加
「ホーム画面に追加」の画面が表示されたら、アイコンの名前を変更できます。
デフォルトではウェブサイトのタイトルが入っていますが、自分で分かりやすい名前に変更するのがおすすめ。例えば「楽天市場」を「買い物」に変えるなど、短くシンプルな名前にすると見やすくなります。
名前を決めたら、右上の「追加」ボタンをタップ。これでホーム画面にアイコンが追加されます！
手順5：アイコンの位置を調整
追加されたアイコンは、ホーム画面の空いているスペースに自動的に配置されます。
位置を変えたい場合は、アイコンを長押しして「ホーム画面を編集」を選び、ドラッグして好きな場所に移動させましょう。フォルダに入れて整理することもできますよ。
【応用編】Webアプリとして開く新機能を活用しよう
iOS 18以降のiPadには、ウェブサイトをより「アプリらしく」開ける新機能が追加されました。
「Webアプリとして開く」という機能で、これをオンにすると以下のような体験ができます。
Webアプリモードの特徴
- フルスクリーン表示になる（Safariのアドレスバーが表示されない）
- アプリのような独立した画面で開く
- より集中して作業できる環境が整う
- PWA（プログレッシブウェブアプリ）対応サイトなら通知も受け取れる
この機能は、「ホーム画面に追加」の画面で「Webアプリとして開く」というトグルスイッチをオンにするだけ。デフォルトでオンになっている場合もあります。
特にGoogleドキュメントやNotionなどの作業ツール、TwitterやInstagramなどのSNSで使うと効果的です。
ショートカットアプリで自動化する上級テクニック
iPadには「ショートカット」という標準アプリがあり、これを使うともっと複雑な操作を1タップで実行できます。
例えば、特定のウェブページを開いてから音楽を再生する、といった連続操作をまとめることが可能。
ショートカットをホーム画面に追加する手順
- 「ショートカット」アプリを開く
- 新規ショートカットを作成、または既存のものを選択
- ショートカットの詳細画面を開く
- 右上のメニューから「ホーム画面に追加」を選択
- アイコン画像と名前をカスタマイズ
- 「追加」をタップ
ショートカットのアイコンは、自分で撮影した写真やカメラロールの画像を使えるので、オリジナリティのあるホーム画面が作れます。
よくあるトラブルと解決方法
ホーム画面への追加機能を使っていると、時々うまくいかないことも。ここでは代表的なトラブルと解決策をまとめました。
「ホーム画面に追加」が表示されない
共有メニューに「ホーム画面に追加」が見当たらない場合、いくつかの原因が考えられます。
考えられる原因と対処法
- Safariで開いていない：他のアプリ内ブラウザやGmailから開いたページでは表示されません。URLをコピーして直接Safariで開き直してください
- 共有メニューを最後までスクロールしていない：共有メニューは横にスクロールできるので、左にスワイプして他のオプションも確認しましょう
- カスタマイズで非表示になっている：共有メニューの一番下にある「アクションを編集」をタップし、「ホーム画面に追加」の横にある「+」ボタンを押して有効化してください
- iOSバージョンが古い：iOS 7以降で利用可能な機能です。設定アプリから「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で最新版に更新しましょう
追加したアイコンが見つからない
アイコンを追加したはずなのに見当たらない時は、こんな場所を探してみてください。
- 最後のホーム画面ページ：新しいアイコンは自動的に一番右のページに追加されます
- アプリライブラリ：画面を右にスワイプして、アプリライブラリから検索することもできます
- 既存のフォルダ内：間違えてフォルダにドラッグしてしまった可能性も
それでも見つからない場合は、もう一度追加の手順を試してみてください。
アイコンの画像が変な表示になる
ウェブサイトによっては、ホーム画面用のアイコン画像を用意していない場合があります。
その場合、iPadは自動的にページのスクリーンショットを縮小したものを使ったり、サイトのカラーテーマに合わせた単色背景に文字を表示したりします。
これは仕様なので変更できませんが、見た目が気になる場合は、ショートカットアプリを使って自分で画像を設定する方法がおすすめです。
「追加」ボタンがグレーアウトしている
「ホーム画面に追加」の画面で「追加」ボタンが押せない（グレーになっている）場合は、以下を確認してください。
- ストレージ容量不足：iPadの空き容量が少ないと追加できません。不要なアプリやファイルを削除して空き容量を確保しましょう
- ホーム画面アイコンの上限：1つのデバイスに追加できるウェブアプリの数には上限があります。使わないショートカットを削除してから再度試してください
- 一時的な不具合：iPadを再起動してから再度試すと解決することがあります
ホーム画面をもっと便利に使うコツ
ウェブサイトをホーム画面に追加したら、次は整理整頓と効率化のコツを押さえましょう。
フォルダ分けで見やすく整理
追加したウェブサイトが増えてきたら、フォルダにまとめるのが効果的です。
例えば、「ニュース」フォルダに複数のニュースサイト、「仕事」フォルダに業務ツール、「買い物」フォルダにECサイトをまとめる、といった感じ。
フォルダの作り方は簡単。アイコンを長押しして、別のアイコンの上にドラッグするだけです。
Dockに配置して即アクセス
特によく使うウェブサイトは、画面下部の「Dock」に配置するのもおすすめ。
Dockはどのホーム画面からでもアクセスでき、さらにiPadを使っているどの場面でも表示できるので、最高に便利な場所なんです。
アイコンをDockにドラッグするだけで配置できます。
ウィジェットと組み合わせる
iOS 14以降では、ホーム画面にウィジェットも配置できるようになりました。
天気予報、カレンダー、ニュースなどのウィジェットとウェブサイトのアイコンを組み合わせると、情報収集がより効率的になります。
まとめ：ホーム画面をカスタマイズして作業効率アップ！
iPadのホーム画面にウェブサイトを追加する機能は、シンプルですが非常に便利なツールです。
よく使うサイトへのアクセスが劇的に速くなり、毎日の作業がスムーズになります。
この記事のポイント
- Safariの共有ボタンから「ホーム画面に追加」で簡単に追加できる
- Webアプリモードを使えばアプリのような体験が可能
- ショートカットアプリでさらに高度な自動化もできる
- トラブル時は共有メニューの設定やiOSバージョンを確認
- フォルダ分けやDock配置で整理整頓を
あなたのiPadのホーム画面を、自分だけの最適な作業環境にカスタマイズしてみてください。
毎日数分の時短でも、1年間で考えると大きな違いになりますよ！
コメント