「今使っているVSCodeって、どのバージョンなんだろう?」
プログラミングをしていると、拡張機能のインストールやトラブルシューティングの際に、VSCodeのバージョンを確認する必要が出てきますよね。
この記事では、Visual Studio Code(VSCode)のバージョンを確認する3つの方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。どの方法も1分あればできる簡単な操作です。
VSCodeとは?基本を押さえよう

Visual Studio Code(通称:VSCode)は、Microsoftが開発した無料のコードエディタです。
プログラミング初心者からプロの開発者まで、世界中で広く使われています。
VSCodeの特徴は以下の通りです:
- 完全無料で商用利用も可能
- Windows、Mac、Linuxで動作する
- 豊富な拡張機能でカスタマイズできる
- Gitやデバッグツールとスムーズに連携
- 軽量で動作が速い
VSCodeは毎月のように更新され、新機能の追加やバグ修正が行われます。そのため、自分が使っているバージョンを把握しておくことは重要です。
方法1:メニューから確認する(Windows版)
最も基本的な確認方法は、VSCodeのメニューから直接確認する方法です。
手順:
- VSCodeを起動します
- 画面上部のメニューバーから「ヘルプ」をクリック
- 表示されるメニューから「バージョン情報」を選択
すると、ポップアップウィンドウが開き、以下の情報が表示されます:
- バージョン番号(例:1.85.2)
- GitHubのコミットID
- アーキテクチャ(x64など)
- 使用しているOS情報
この画面には「コピー」ボタンがあり、クリックするとすべての情報がクリップボードにコピーされます。サポートに問い合わせる際などに便利ですよ。
方法2:メニューから確認する(Mac版)
Macをお使いの場合は、メニューの位置が少し異なります。
手順:
- VSCodeを起動します
- 画面上部のメニューバーから「Code」をクリック
- 表示されるメニューから「About Visual Studio Code」を選択
Windows版と同じように、バージョン情報が記載されたウィンドウが表示されます。
操作の流れはWindowsとほぼ同じなので、迷うことはないでしょう。
方法3:コマンドラインで確認する
もっと手早く確認したい方や、コマンド操作に慣れている方には、コマンドラインからの確認がおすすめです。
Windows(コマンドプロンプトまたはPowerShell)の場合:
code --version
または短縮形でも同じ結果が得られます:
code -v
Mac・Linuxの場合:
ターミナルを開いて、同じコマンドを実行します:
code --version
実行結果の例:
1.85.2
f1b07bd25dfad64b0167beb15359ae573aecd2cc
x64
この3行は、それぞれ以下を意味しています:
- 1行目:バージョン番号
- 2行目:GitHubのコミットID(開発者向けの識別番号)
- 3行目:使用しているシステムのアーキテクチャ
コマンドラインでの確認は、スクリプトを書いたり自動化したりする際にも役立ちます。
VSCodeのバージョン番号の見方
VSCodeのバージョン番号は「メジャー.マイナー.パッチ」という形式で表示されます。
例:1.85.2の場合
- メジャーバージョン(1):大規模な変更や新機能の追加
- マイナーバージョン(85):小規模な機能追加や改善
- パッチバージョン(2):バグ修正や安定性向上
VSCodeは基本的に毎月1回、マイナーバージョンアップが行われます。このタイミングでパッチバージョンは0にリセットされ、その後にバグが見つかった場合にパッチバージョンが上がっていく仕組みです。
つまり、1.85.0が公開された後にバグ修正が2回あれば、1.85.2になるというわけですね。
VSCodeのバージョンアップについて
VSCodeは自動更新機能を備えています。
新しいバージョンが利用可能になると、VSCodeの右下に通知が表示され、クリックするだけで更新できます。
手動で更新を確認したい場合:
- Windows/Linux:「ヘルプ」→「更新の確認」
- Mac:「Code」→「Check for Updates」
もし自動更新が無効になっている場合は、以下の手順で有効化できます:
Ctrl + ,(MacはCmd + ,)で設定画面を開く- 検索ボックスに「update mode」と入力
- 「Update: Mode」を「default」に設定
これで自動更新が有効になります。
よくある質問
Q1:バージョン情報が表示されない場合は?
VSCodeが正しくインストールされていない可能性があります。公式サイトから最新版をダウンロードして、再インストールしてみましょう。
Q2:コマンドラインで「code」が認識されないと言われます
VSCodeのインストール時に、PATHへの追加が行われていない可能性があります。VSCodeを再インストールする際に、「PATHへの追加」オプションにチェックを入れてください。
Q3:最新版にアップデートすべきですか?
基本的には最新版の使用をおすすめします。セキュリティの修正や新機能が含まれているためです。ただし、業務で使用している場合は、チームで統一されたバージョンを使う必要があることもあります。
Q4:古いバージョンに戻すことはできますか?
はい、可能です。VSCodeの公式サイトには過去のバージョンもアーカイブされています。特定の拡張機能との互換性問題などがある場合は、古いバージョンをダウンロードしてインストールできます。
まとめ
VSCodeのバージョン確認方法を3つご紹介しました。
- GUIで確認:「ヘルプ」メニューから直感的に確認
- コマンドラインで確認:
code --versionで素早くチェック - どちらも1分以内:初心者でも簡単に操作可能
バージョン情報は、拡張機能のインストールやトラブルシューティング、サポートへの問い合わせなど、さまざまな場面で必要になります。
定期的にバージョンをチェックして、常に最新の状態で快適な開発環境を保ちましょう。
VSCodeは毎月アップデートされているので、新機能や改善点をチェックするのも楽しみの一つです。自動更新を有効にしておけば、いつも最新の機能を使えますよ。


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