ChatGPTの「思考中」機能とは?|GPT-5/5.1のThinkingモード完全ガイド・無料での使い方・プロンプトのコツを徹底解説

ChatGPTを使っていて、「思考中…」「Thinking…」という表示を見たことはありませんか?

これは、ChatGPTの最新モデルGPT-5/GPT-5.1に搭載されたThinkingモード(推論機能)が、回答する前に「じっくり考えている」サインなんです。通常の高速回答とは違い、複雑な問題を段階的に分析してから答えを出すため、より正確で質の高い回答が得られるんですよ。

2025年11月にリリースされたGPT-5.1は、無料ユーザーでも使える最新モデルです。この記事では、GPT-5/5.1のThinkingモードについて、特徴、使い方、無料での利用方法、プロンプトのコツ、裏技まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します!


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  1. ChatGPTの最新モデルGPT-5/5.1とは?
    1. GPT-5とGPT-5.1の基本
    2. 2つのモード
    3. GPT-5/5.1の驚異的な性能
  2. Thinkingモードの仕組み:なぜ「思考中」なのか?
    1. 思考の連鎖(Chain of Thought)
    2. 適応的推論(Adaptive Reasoning)
    3. 思考プロセスの可視化
  3. GPT-5/5.1の使い方【無料・有料別完全ガイド】
    1. 無料ユーザーの使い方
    2. 有料ユーザーの使い方
  4. 【裏技】無料プランでThinkingモードを無制限に使う方法
    1. 制限をバイパスする方法
  5. Instantモード vs Thinkingモード:どっちを使うべき?
    1. 比較表
    2. 使い分けの基準
    3. 実例で比較
  6. GPT-5/5.1用のプロンプトの書き方のコツ
    1. 最重要ルール:シンプルに、直接的に
    2. コツ①:明確かつ簡潔に書く
    3. コツ②:必要な情報をすべて含める
    4. コツ③:出力形式を明確にする
    5. コツ④:Thinkingモードを誘発したい場合
    6. コツ⑤:「どうするか」ではなく「何が欲しいか」
    7. プロンプトのテンプレート
  7. GPT-5.1の新機能:温かみのある応答
    1. GPT-5からの改善点
    2. 実際の比較例
    3. パーソナライズ設定
  8. GPT-5/5.1 と 推論モデル(o1、o3等)の違い
    1. 2つの系統
    2. 違いは何?
    3. どっちを使うべき?
  9. よくある質問(Q&A)
    1. Q1:GPT-5.1は無料で使えますか?
    2. Q2:「GPT-5o」というモデルはありますか?
    3. Q3:Thinkingモードの思考時間を短くできますか?
    4. Q4:GPT-5.1とGPT-5、どちらが優れていますか?
    5. Q5:無料プランでThinkingモードを多く使う方法はありますか?
    6. Q6:GPT-5/5.1は日本語でも使えますか?
    7. Q7:モデルを手動で選択する方法は?
    8. Q8:「GPT-5の制限に達しました」と表示されたらどうすればいいですか?
  10. まとめ

ChatGPTの最新モデルGPT-5/5.1とは?

GPT-5とGPT-5.1の基本

まず、2025年の大きな変化をおさらいしましょう。

GPT-5:2025年8月8日リリース

  • OpenAI史上最高性能の「統合システム」
  • 高速モードと推論モード(Thinkingモード)を自動切替
  • 博士号レベルの知能を持つと評価

GPT-5.1:2025年11月12日リリース(現在の最新

  • GPT-5の改良版
  • より温かみのある応答
  • 指示追従性が大幅に向上
  • 無料ユーザーも利用可能

重要なポイント
GPT-5/5.1は単一のモデルではなく「統合システム」です。内部に2つのモデルを持ち、リアルタイムのルーターが自動で最適なモードを選んでくれます。

2つのモード

GPT-5/5.1には2つの動作モードがあります:

①Instantモード(高速応答)

  • 特徴:すぐに答える
  • 得意:日常会話、簡単な質問、文章作成
  • 速度:ほぼ即座(1〜2秒)
  • 用途:メール作成、翻訳、雑談、検索

②Thinkingモード(深い推論)

  • 特徴:じっくり考えてから答える
  • 得意:数学、プログラミング、複雑な分析
  • 速度:数秒〜数十秒(問題の難易度による)
  • 用途:コードレビュー、戦略立案、研究分析

自動切替(Autoモード)
ChatGPTが質問の内容を判断して、自動で最適なモードを選択してくれます。ユーザーは何も意識する必要がありません。

GPT-5/5.1の驚異的な性能

数学の問題解決

  • AIME 2025(国際数学オリンピック予選):94.6%の正答率
  • GPT-4:13%の正答率
  • なんと7倍以上の性能向上

プログラミング

  • SWE-bench Verified(複雑なソフトウェア開発):74.9%
  • 実務レベルのコード生成・デバッグが可能

科学分野

  • 博士課程レベルの物理、化学、生物の問題を解決可能
  • 専門家と同等の分析能力

ハルシネーション(誤情報)の削減

  • 従来モデルと比較して70〜80%削減
  • より信頼できる情報を提供

Thinkingモードの仕組み:なぜ「思考中」なのか?

思考の連鎖(Chain of Thought)

Thinkingモードは、人間のように段階的に考えます:

思考プロセス

  1. 問題の分析:質問を理解し、何を求められているか分析
  2. 仮説の構築:複数のアプローチを検討
  3. 段階的な推論:ステップごとに論理的に考える
  4. 自己検証:途中で間違いがないかチェック
  5. 最適解の選択:最も適切な答えを選ぶ
  6. 最終回答の生成:分かりやすく整理して回答

この思考プロセスは「reasoning tokens(推論トークン)」として記録され、最終的な回答の質を大きく向上させています。

適応的推論(Adaptive Reasoning)

GPT-5.1の革新的機能
Thinkingモードは問題の難易度を自動判断し、必要な思考時間を調整します。

簡単な問題

  • 思考時間を短縮
  • GPT-5より最大2倍高速に回答

複雑な問題

  • じっくり時間をかける
  • GPT-5より最大2倍の時間をかけて精度向上

質問1:「Pythonで Hello World を表示して」
→ Instantモード:即答(1秒)

質問2:「O(n log n)で配列をソートするアルゴリズムを設計し、最適化の理由も説明して」
→ Thinkingモード:深い推論(10〜20秒)

思考プロセスの可視化

Thinkingモード実行中は、画面に簡易的な思考の流れが表示されます:

表示例

思考中...
- 問題の制約条件を分析しています
- 複数のアプローチを比較しています
- 最適なアルゴリズムを選択しています
- コードの効率性を検証しています

この表示は全ての内部思考ではありませんが、AIがどう考えているか垣間見ることができます。


GPT-5/5.1の使い方【無料・有料別完全ガイド】

無料ユーザーの使い方

嬉しいニュース:GPT-5.1は無料ユーザーでも使えます

基本的な使い方

ステップ1ChatGPTにアクセス

  • 無料アカウントでログイン

ステップ2:そのまま質問するだけ

  • モデル選択は不要
  • 自動的にGPT-5.1が使われます
  • 質問の内容に応じて、AutoモードがInstantとThinkingを自動切替

ステップ3:「思考中」表示を確認

  • 複雑な質問をすると「思考中…」と表示される
  • 表示をクリックすると思考プロセスが見られる

無料プランの制限

通常メッセージ(Instant主体)

  • 5時間ごとに最大10メッセージ
  • 制限に達すると自動的にGPT-5 miniに切り替わる

Thinkingモード(手動選択時)

  • 1日1回まで
  • ただし、自動切替は制限外(後述の裏技を参照)

制限に達したら

  • 表示:「GPT-5のFreeプランの制限に達しました」
  • 対処:5時間待つと自動リセット
  • 代替:GPT-5 miniで継続(精度は低下)

有料ユーザーの使い方

モデルの手動選択(Plus / Pro / Teamプラン)

ステップ1:画面左上のモデル名をクリック

ステップ2:好きなモードを選択
選択肢:

  • Auto(おすすめ):自動でInstant/Thinkingを切替
  • Instant:高速応答を優先
  • Thinking mini:軽い推論(バランス型)
  • Thinking:最高精度の推論
  • Thinking Pro(Proプラン限定):最も深い推論

ステップ3:質問する

  • 選択したモードで動作
  • Thinkingモードでは必ず「思考中」が表示される

思考の深さ設定(有料プラン限定)

Thinkingモードでは、思考時間を4段階で調整できます:

チャット欄左下から選択

  1. 軽め:とにかく速度重視(数秒)
  2. 標準:バランス型(デフォルト)
  3. じっくり:高精度(数十秒)
  4. 深い:最高精度(1分以上かかることも)

おすすめの使い分け

  • 簡単な確認 → 軽め
  • 通常の質問 → 標準
  • 重要な分析 → じっくり
  • 会社の経営判断 → 深い

プラン別の利用制限

無料プラン(Free)

  • GPT-5.1:5時間ごとに10メッセージ
  • Thinking:1日1回

Plusプラン(月額$20、約3,000円)

  • GPT-5.1:3時間ごとに160メッセージ
  • Thinking:週3,000メッセージまで
  • すべてのモードを手動選択可能

Proプラン(月額$200、約30,000円)

  • GPT-5.1:ほぼ無制限
  • Thinking:無制限
  • Thinking Pro利用可能
  • 最高性能で連続作業可能

【裏技】無料プランでThinkingモードを無制限に使う方法

重要な裏技を発見!

制限をバイパスする方法

通常、無料プランでは手動でThinkingモードを選ぶと「1日1回」の制限にカウントされます。

しかし、プロンプトで推論を誘発すると、制限外で使えるんです!

やり方

プロンプトの最後に以下のフレーズを追加:

魔法の言葉

「しっかり考えて回答してください」
「じっくり考えてください」
「深く推論してください」
「よく考えて答えてください」

悪い例(制限にカウント):
モード選択でThinkingを手動選択
→ 1日1回の制限消費

良い例(制限外):
「以下のコードのバグを見つけてください。じっくり考えて回答してください。
[コード]」
→ 自動でThinkingモードに切り替わるが、制限にカウントされない!

仕組み

  • GPT-5.1は「しっかり考えて」などの指示を検出すると、Thinkingモードが必要だと判断
  • これは「手動選択」ではなく「自動切替」扱いになる
  • 自動切替分は1日1回の制限にカウントされない

注意点

  • この方法で起動したThinkingは、手動選択より少し簡易的な場合がある
  • それでも通常より格段に深い分析が期待できる

Instantモード vs Thinkingモード:どっちを使うべき?

比較表

項目InstantモードThinkingモード
速度ほぼ即座(1〜2秒)数秒〜数十秒
得意分野日常会話、文章作成、簡単な質問数学、プログラミング、複雑な分析
正確性高い非常に高い
温かみある(GPT-5.1で向上)やや機械的
ハルシネーション少ない非常に少ない(70〜80%削減)
無料制限5時間で10回1日1回(手動選択時)
Plus制限3時間で160回週3,000回

使い分けの基準

Instantモードを使うべき場合

以下のような場合はInstantがおすすめ

  1. 日常会話・雑談
  • 挨拶、軽い質問
  1. 文章作成
  • メール、ブログ記事、SNS投稿
  • 翻訳、要約
  1. 簡単な情報収集
  • 一般知識の確認
  • 用語の説明
  1. 速さが重要
  • すぐに答えが欲しい
  • リアルタイムの会話

Thinkingモードを使うべき場合

以下のような場合はThinkingがおすすめ

  1. 複雑な数学問題
  • 微積分、統計、証明問題
  • 数学オリンピック級の問題
  1. 高度なプログラミング
  • アルゴリズムの設計
  • バグの発見と修正
  • コードの最適化
  • セキュリティレビュー
  1. 科学的な分析
  • 研究レベルの質問
  • データの複雑な分析
  • 実験計画の立案
  1. 戦略立案・プランニング
  • ビジネス戦略
  • プロジェクト計画
  • 多段階の意思決定
  1. 法律・金融の分析
  • 契約書の詳細レビュー
  • リスク評価
  • 財務分析
  1. 正確性が最重要
  • 間違えられないタスク
  • 会社の重要な判断

実例で比較

例1:メール作成

質問:「取引先への謝罪メールを書いて」
→ Instantモード:適切(1秒で完成)

例2:アルゴリズム設計

質問:「この配列ソートの時間計算量を分析し、O(n log n)で解く方法を提案して」
→ Thinkingモード:必須(15秒かけて正確に分析)

GPT-5/5.1用のプロンプトの書き方のコツ

GPT-5/5.1では、従来のプロンプト作成ルールが大きく変わりました

最重要ルール:シンプルに、直接的に

従来(GPT-4等)で推奨されていた書き方

あなたは優秀なプログラマーです。
ステップバイステップで慎重に考えてください。
段階的に、丁寧に、以下の問題を解いてください。

【問題】
...

GPT-5/5.1で推奨される書き方

以下のプログラミング問題を解いてください。

【問題】
...

理由
GPT-5/5.1はすでに自動で深く考えるように設計されているため、「ステップバイステップで考えて」などの指示は不要であり、むしろ混乱を招く可能性があります。

コツ①:明確かつ簡潔に書く

悪い例

この非常に複雑で難解な問題について、様々な多角的な視点から分析し、
あらゆる可能性を慎重に検討した上で、最も適切な解決策を、
ステップバイステップで、丁寧に、段階的に考えてください。

良い例

以下の問題を解いてください:
[問題内容]

ポイント

  • 余計な装飾語は省く
  • 指示は1〜2文で簡潔に
  • 何をしてほしいか明確に

コツ②:必要な情報をすべて含める

悪い例

コードを書いて

良い例

以下の条件でPythonコードを書いてください:

【条件】
- 目的:CSVファイルから特定列のデータを抽出
- 入力:最大10,000行のCSVファイル
- 出力:辞書形式
- エラーハンドリング:必須
- コメント:各関数に詳細な説明を含める

コツ③:出力形式を明確にする

悪い例

この データを分析して

良い例

以下のデータを分析し、以下の形式で出力してください:

【データ】
[データを貼り付け]

【出力形式】
1. 主要な傾向(3つ)
2. 統計的な裏付け(平均、標準偏差)
3. 結論(100字以内)

コツ④:Thinkingモードを誘発したい場合

無料プランで制限を気にせずThinkingモードを使いたい場合:

プロンプトに追加

「しっかり考えて回答してください」
「じっくり推論してください」
「深く分析してください」

以下のビジネス戦略を評価してください。
メリット・デメリットを多角的に分析し、改善案を提示してください。
じっくり考えて回答してください。

【戦略内容】
...

コツ⑤:「どうするか」ではなく「何が欲しいか」

従来の書き方(非推奨)

まず問題を分析し、
次に仮説を立て、
それから検証し、
最後に結論を出してください。

GPT-5/5.1の書き方(推奨)

以下の問題を解決してください。

期待する出力:
- 解決策
- その理由
- 実装方法

プロンプトのテンプレート

テンプレート①:問題解決

以下の問題を解いてください:

【問題】
[問題内容]

【制約条件】
- [制約1]
- [制約2]

【期待する出力】
- [出力内容1]
- [出力内容2]

テンプレート②:コードレビュー

以下のコードをレビューしてください。

【目的】
[レビューの目的]

【確認ポイント】
- セキュリティ脆弱性
- パフォーマンスのボトルネック
- エッジケースの処理

【コード】
[コードを貼り付け]

テンプレート③:戦略立案(Thinking推奨)

以下のビジネス課題について、戦略を立案してください。
じっくり考えて回答してください。

【課題】
[課題内容]

【現状】
[現状の説明]

【求める提案】
- 戦略案(3つ)
- 各戦略のメリット・デメリット
- 推奨する戦略とその理由

GPT-5.1の新機能:温かみのある応答

GPT-5からの改善点

GPT-5.1は、GPT-5に対する大きな改善を実現しました。

GPT-5の課題

  • 回答が「冷たい」「機械的」という声
  • ユーザーからの不満が多数
  • 世界中で「#keep4o」(GPT-4oに戻して)というハッシュタグがトレンド入り

GPT-5.1の改善

  • より人間らしく、温かみのある応答
  • 共感を示す表現
  • 自然な会話の流れ

実際の比較例

同じ質問への回答の違い

質問:「ストレスを感じていて、リラックスできる方法を知りたい」

GPT-5の回答

リラックスの方法:
1. 深呼吸をする
2. 軽い運動をする
3. 音楽を聴く
...

GPT-5.1の回答

大丈夫ですよ。最近いろいろ大変なことがあって、ストレスが溜まっているんですね。

リラックスする方法をいくつか提案しますね:
1. 深呼吸をしてみてください。ゆっくり...
...

違い

  • GPT-5.1は共感から始める
  • より会話的で温かいトーン
  • 機械的な箇条書きだけでなく、人間らしい配慮

パーソナライズ設定

GPT-5.1では、応答のトーンを選択できるようになりました。

設定方法

  1. ChatGPT画面右上の「設定」をクリック
  2. 「パーソナライズ」を選択
  3. 好みのスタイルを選ぶ

選択肢

  • プロフェッショナル:洗練されていて几帳面
  • 素直:素直でポジティブ
  • 個性的:お茶目で想像力豊か
  • 無駄がない:簡潔で効率的(旧「ロボット」)

GPT-5/5.1 と 推論モデル(o1、o3等)の違い

2つの系統

ChatGPTには現在、2つの系統のモデルがあります:

①GPTシリーズ(メインモデル)

  • GPT-5.1(最新、デフォルト)
  • GPT-5
  • GPT-4.5(非推奨)
  • GPT-4o(廃止)

②推論モデル(oシリーズ)

  • o4-mini(最新)
  • o3、o3-mini
  • o1、o1-mini

違いは何?

GPT-5/5.1(統合システム)

  • 万能型:日常会話も複雑な問題も対応
  • 自動切替:InstantとThinkingを自動で選択
  • バランス型:速度と精度のバランスが良い
  • デフォルト:ChatGPTを開くと自動的にこれが使われる

推論モデル(o1、o3等)

  • 専門型:複雑な推論に特化
  • 常時Thinking:常に深く考える(高速モードなし)
  • 超高精度:より正確だが時間がかかる
  • 手動選択:モデル選択画面から明示的に選ぶ必要がある

どっちを使うべき?

ほとんどの場合はGPT-5.1で十分

  • 日常的な質問
  • 通常のプログラミング
  • ビジネス文書作成
  • データ分析

推論モデル(o1、o3等)を使うべき場合

  • 国際数学オリンピック級の超難問
  • 最高精度が必要な科学研究
  • 複雑すぎるアルゴリズム設計
  • GPT-5.1でも解けなかった問題

結論
まずはGPT-5.1のAutoモードを使いましょう。それで満足できない場合のみ、推論モデルを検討してください。


よくある質問(Q&A)

Q1:GPT-5.1は無料で使えますか?

A:はい、無料で使えます。

無料プランの内容

  • GPT-5.1にアクセス可能
  • 5時間ごとに最大10メッセージ
  • Thinkingモードも1日1回利用可能
  • 基本機能(検索、コーディング、画像生成等)も利用可能

制限に達したら

  • 自動的にGPT-5 miniに切り替わる
  • 5時間後に自動リセット

Q2:「GPT-5o」というモデルはありますか?

A:いいえ、存在しません。

正しいモデル名

  • GPT-5(2025年8月リリース)
  • GPT-5.1(2025年11月リリース、最新)

混同しやすい理由

  • GPT-4o(フォーオー)というモデルが存在した
  • 「o」は「omni(オムニ)」の略
  • 現在は廃止済み

Q3:Thinkingモードの思考時間を短くできますか?

A:有料プランでは調整できます。

無料プラン

  • 思考時間は自動調整のみ
  • ユーザー側で変更不可

有料プラン(Plus / Pro)

  • チャット欄左下から4段階で調整可能
  • 軽め
  • 標準
  • じっくり
  • 深い

Q4:GPT-5.1とGPT-5、どちらが優れていますか?

A:GPT-5.1の方が優れています。

GPT-5.1の改善点

  • より温かみのある応答
  • 指示追従性の向上
  • 適応的推論(問題に応じた思考時間の最適化)
  • 会話の自然さの向上

OpenAIの推奨
特別な理由がない限り、GPT-5.1を使用してください。

Q5:無料プランでThinkingモードを多く使う方法はありますか?

A:はい、裏技があります。

方法
プロンプトに「しっかり考えて回答してください」などの指示を追加すると、自動的にThinkingモードに切り替わり、これは1日1回の制限にカウントされません

「この問題を解いてください。じっくり考えて回答してください」
→ Thinkingモードが起動するが、制限外

注意
この方法で起動したThinkingは、手動選択より少し簡易的な場合があります。

Q6:GPT-5/5.1は日本語でも使えますか?

A:はい、日本語でも使えます。

注意点

  • 英語で訓練されているため、英語の方がやや精度が高い場合があります
  • 日本語でも十分高品質な回答が得られます
  • 複雑な専門用語は英語の方が理解されやすいことも

おすすめ

  • まずは日本語で試す
  • うまくいかない場合は英語で試す

Q7:モデルを手動で選択する方法は?

A:有料プランでは可能です。

無料プラン

  • モデル選択画面は表示されない
  • 自動的にGPT-5.1 Autoが使われる

有料プラン(Plus / Pro / Team)

  1. 画面左上のモデル名をクリック
  2. ドロップダウンメニューから選択
  • Auto
  • Instant
  • Thinking mini
  • Thinking
  • Thinking Pro(Proプラン限定)

Q8:「GPT-5の制限に達しました」と表示されたらどうすればいいですか?

A:以下の対処法があります。

対処法①:時間を置く

  • 5時間待つと自動的にリセット
  • 最もシンプルで確実

対処法②:GPT-5 miniを使う

  • 自動的に切り替わる
  • 精度は低下するが、基本的な質問には十分

対処法③:プロンプトをまとめる

  • 複数の質問を1つのプロンプトにまとめる
  • メッセージ数を節約

対処法④:有料プランにアップグレード

  • Plusプラン:3時間で160メッセージ
  • Proプラン:ほぼ無制限

まとめ

ChatGPT の最新モデル GPT-5/5.1 とThinkingモードについて、重要なポイントをまとめます。

GPT-5/5.1とは

  • 2025年11月リリースの最新モデル(GPT-5.1)
  • 無料ユーザーも利用可能
  • 統合システム:InstantとThinkingを自動切替
  • 博士号レベルの知能
  • ハルシネーション70〜80%削減

2つのモード

  • Instant:高速応答(1〜2秒)、日常会話・文章作成に最適
  • Thinking:深い推論(数秒〜数十秒)、複雑な問題解決に最適
  • Auto:自動で最適なモードを選択(おすすめ)

驚異的な性能

  • 数学:AIME 2025で94.6%(GPT-4は13%)
  • プログラミング:SWE-benchで74.9%
  • 博士課程レベルの科学問題を解決

無料での使い方

  • そのまま質問するだけ(モデル選択不要)
  • 制限:5時間で10メッセージ
  • Thinking(手動):1日1回
  • 制限に達したらGPT-5 miniに自動切替

裏技:制限をバイパス

  • プロンプトに「しっかり考えて回答してください」と追加
  • 自動でThinkingモードに切り替わる
  • これは1日1回の制限にカウントされない

プロンプトのコツ

  • シンプルに、直接的に書く
  • 「ステップバイステップで」などは不要
  • 必要な情報をすべて含める
  • 出力形式を明確にする

GPT-5.1の新機能

  • 温かみのある応答
  • 共感を示す表現
  • パーソナライズ設定(4種類のトーン)
  • 適応的推論(問題に応じた思考時間の最適化)

推論モデル(o1、o3等)との違い

  • GPT-5/5.1:万能型、自動切替、バランス型(おすすめ
  • 推論モデル:専門型、常時Thinking、超高精度

料金プラン

  • 無料:5時間で10メッセージ
  • Plus(月額$20):3時間で160メッセージ
  • Pro(月額$200):ほぼ無制限

GPT-5/5.1は、ChatGPTの「考える力」を大幅に強化した画期的なモデルです。無料ユーザーでも使えるので、ぜひ複雑な問題を解く際に活用してみてください!


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