Androidの内部ストレージを増やす方法10選|空き容量不足を解消する完全ガイド

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Androidスマホを使っていて、「ストレージの空き容量がありません」「新しいアプリがインストールできない」という警告が表示されたことはありませんか?内部ストレージがいっぱいになると、スマホの動作が遅くなったり、写真が撮れなくなったりと、さまざまな問題が発生します。

この記事では、Androidの内部ストレージを増やす方法を詳しく解説します。すぐにできる簡単な方法から、根本的に解決する方法まで紹介するので、ぜひ試してみてください。

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  1. 内部ストレージとは?
    1. 内部ストレージの役割
    2. 内部ストレージと外部ストレージの違い
    3. メモリ(RAM)との違い
  2. 内部ストレージがいっぱいになるとどうなる?
    1. 1. アプリがインストールできない
    2. 2. 写真や動画が撮影できない
    3. 3. アプリのアップデートができない
    4. 4. スマホの動作が遅くなる
    5. 5. アプリが頻繁にフリーズする
    6. 6. スマホが勝手に再起動する
    7. 7. 最悪の場合、初期化が必要になる
  3. 内部ストレージの空き容量を確認する方法
    1. 方法1:設定アプリから確認する
    2. 方法2:Files by Googleアプリから確認する
  4. 【基本編】内部ストレージの空き容量を増やす方法
    1. 方法1:キャッシュを削除する
    2. 方法2:使っていないアプリをアンインストールする
    3. 方法3:ダウンロードファイルを削除する
    4. 方法4:不要な写真や動画を削除する
    5. 方法5:LINEのデータを削除する
  5. 【中級編】データを移行して空き容量を増やす方法
    1. 方法6:Googleフォトにバックアップして削除する
    2. 方法7:Googleドライブにバックアップする
    3. 方法8:SDカードにデータを移動する
    4. 方法9:パソコンにデータを移動する
  6. 【上級編】SDカードを内部ストレージ化する
    1. 内部ストレージ化のメリット
    2. 内部ストレージ化のデメリット
    3. 内部ストレージ化の手順(機種によって可能/不可能あり)
  7. 【予防編】容量不足を防ぐ日常的な対策
    1. 1. 定期的にストレージをチェックする
    2. 2. 写真や動画は自動バックアップを設定する
    3. 3. 大きなファイルはSDカードに直接保存する
    4. 4. 不要なアプリはすぐに削除する
    5. 5. ゲームアプリのデータダウンロードに注意
  8. Files by Googleアプリの便利な機能
    1. 自動削除提案機能
    2. ファイルのバックアップ機能
    3. ファイルの共有機能
  9. ストレージ容量が減らない時の対処法
    1. 1. スマホを再起動する
    2. 2. Android OSをアップデートする
    3. 3. キャッシュパーティションをクリアする(一部機種のみ)
    4. 4. 工場出荷状態に初期化する(最終手段)
  10. よくある質問(Q&A)
    1. Q1:内部ストレージの空き容量は、どのくらい確保すればいいですか?
    2. Q2:「システム」の容量が大きいのですが、削除できますか?
    3. Q3:SDカードに移動できないアプリがあるのはなぜですか?
    4. Q4:Googleフォトの無料プランは本当に無料ですか?
    5. Q5:SDカードを内部ストレージ化すると、速度は遅くなりますか?
    6. Q6:キャッシュを削除すると、アプリが使えなくなりませんか?
    7. Q7:LINEのトーク履歴は削除されませんか?
    8. Q8:容量の大きいアプリを見つける方法はありますか?
  11. まとめ

内部ストレージとは?

まずは、内部ストレージについて基本的な知識を確認しましょう。

内部ストレージの役割

内部ストレージとは、Androidスマホ本体に内蔵されているデータの保存場所のことです。「フラッシュメモリ」という半導体メモリを使用しており、電源を切ってもデータが消えません。

内部ストレージに保存されるもの:

  • インストールしたアプリ
  • アプリのデータ
  • 撮影した写真や動画
  • ダウンロードしたファイル
  • 音楽ファイル
  • Androidシステム(OS)

スマホのスペック表では、内部ストレージの容量は「ROM 64GB」「ROM 128GB」などと表記されます。

内部ストレージと外部ストレージの違い

内部ストレージ:

  • スマホ本体に内蔵されている
  • アプリをインストールできる
  • 高速に読み書きできる
  • 容量は固定(増設不可)

外部ストレージ(SDカード):

  • 後から追加できる
  • 主に写真や動画、音楽を保存
  • 内部ストレージより遅いことが多い
  • 容量を自由に選べる(32GB、64GB、128GBなど)

メモリ(RAM)との違い

よく混同されるのが、ストレージとメモリ(RAM)です。

ストレージ(ROM):

  • データの保存場所
  • 容量が大きい(64GB、128GBなど)
  • 電源を切ってもデータは残る

メモリ(RAM):

  • アプリを動かすための作業場所
  • 容量は小さい(4GB、8GBなど)
  • 電源を切るとデータは消える

例えるなら、ストレージは「本棚」、メモリは「机の上」です。本棚にたくさん本(データ)を保存しておき、必要な時に机の上(メモリ)に出して作業するイメージです。

内部ストレージがいっぱいになるとどうなる?

内部ストレージの空き容量が少なくなると、さまざまな問題が発生します。

1. アプリがインストールできない

新しいアプリをダウンロードしようとすると、「空き容量が不足しています」というエラーが表示され、インストールできません。

2. 写真や動画が撮影できない

カメラで写真を撮ろうとすると、「ストレージに空きがありません」と表示され、撮影できなくなります。大切な瞬間を逃してしまうかもしれません。

3. アプリのアップデートができない

アプリやAndroid OSのアップデートには、一時的に大きな空き容量が必要です。容量不足だと、最新のセキュリティ更新が適用できず、危険な状態になります。

4. スマホの動作が遅くなる

内部ストレージの空き容量が少なくなると、Androidシステム全体の動作が遅くなります。アプリの起動に時間がかかったり、画面の切り替えがもたつくようになります。

5. アプリが頻繁にフリーズする

メモリ不足により、アプリが急に停止したり、応答しなくなったりします。作業中のデータが失われることもあります。

6. スマホが勝手に再起動する

空き容量が極端に少なくなると、Androidが強制的に再起動を繰り返すことがあります。これは、再起動のタイミングでキャッシュなどの不要なデータを削除し、空き容量を確保するための緊急措置です。

7. 最悪の場合、初期化が必要になる

再起動ループから抜け出せなくなると、工場出荷状態への初期化が必要になることもあります。すべてのデータが失われる最悪の事態です。

内部ストレージの空き容量を確認する方法

対策を始める前に、現在の空き容量を確認しましょう。

方法1:設定アプリから確認する

手順:

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「ストレージ」または「ストレージとメモリ」をタップ
  3. 内部ストレージの使用状況が表示される

表示される項目:

  • システム:Android OSが使用している容量
  • アプリ:インストールしているアプリの合計容量
  • 画像・動画:カメラで撮影した写真や動画
  • 音楽:音楽ファイル
  • その他:ダウンロードファイル、キャッシュなど

方法2:Files by Googleアプリから確認する

Google純正のファイル管理アプリ「Files by Google」を使うと、より詳細な情報が確認できます。

手順:

  1. Google Playストアから「Files by Google」をインストール(多くの機種にプリインストール済み)
  2. アプリを開く
  3. 画面上部に内部ストレージの使用量が表示される
  4. 「→」をタップすると、詳細が表示される

このアプリは、削除できるファイルを自動で提案してくれるので、とても便利です。

【基本編】内部ストレージの空き容量を増やす方法

まずは、スマホ内の不要なデータを削除する基本的な方法を紹介します。

方法1:キャッシュを削除する

キャッシュとは、アプリが一時的に保存しているデータのことです。Webサイトの画像やアプリの設定情報などが含まれます。削除してもアプリの動作に支障はありません。

すべてのアプリのキャッシュを一括削除する:

  1. 「設定」→「ストレージ」をタップ
  2. 「キャッシュデータ」または「キャッシュされたデータ」をタップ
  3. 「OK」または「削除」をタップ

個別アプリのキャッシュを削除する:

  1. 「設定」→「アプリ」をタップ
  2. キャッシュを削除したいアプリをタップ
  3. 「ストレージ」をタップ
  4. 「キャッシュを削除」をタップ

特に削除すべきアプリ:

  • Google Chrome:Webサイトの閲覧履歴やキャッシュが溜まる
  • YouTube:再生した動画のキャッシュが大量に溜まる
  • TikTok、Instagram:動画のキャッシュが膨大
  • Spotify、LINE MUSIC:音楽のキャッシュが溜まる
  • ゲームアプリ:ゲームデータのキャッシュが大きい

方法2:使っていないアプリをアンインストールする

長い間使っていないアプリは、思い切って削除しましょう。

アプリのアンインストール手順:

  1. 「設定」→「アプリ」をタップ
  2. アンインストールしたいアプリをタップ
  3. 「アンインストール」をタップ
  4. 「OK」をタップ

または:

  1. ホーム画面でアプリのアイコンを長押し
  2. 「アンインストール」までドラッグ
  3. 「OK」をタップ

削除の判断基準:

  • 最後に使ったのが1ヶ月以上前
  • インストールしたけど、ほとんど使っていない
  • 同じ機能を持つアプリが他にある
  • 容量が大きい(100MB以上)のに、たまにしか使わない

注意:プリインストールアプリ(最初から入っているアプリ)の中には、削除できないものもあります。その場合は「無効化」を選択すると、動作を停止できます。

方法3:ダウンロードファイルを削除する

Webサイトからダウンロードしたファイルは、自動的には削除されません。定期的に確認して、不要なファイルを削除しましょう。

手順:

  1. 「ファイル」または「Files」アプリを開く(機種によって名称が異なる)
  2. 「ダウンロード」フォルダをタップ
  3. 不要なファイルを長押し
  4. 削除したい他のファイルもタップして選択
  5. 画面上部のゴミ箱アイコンをタップ

よくあるダウンロードファイル:

  • PDFファイル
  • ZIP圧縮ファイル
  • APKファイル(アプリのインストールファイル)
  • 画像や動画

方法4:不要な写真や動画を削除する

写真や動画は、内部ストレージを圧迫する最大の原因です。特に高画質で撮影していると、1枚あたり数MB、動画なら数百MBになることもあります。

削除手順:

  1. 「フォト」または「ギャラリー」アプリを開く
  2. 削除したい写真や動画を長押し
  3. 他に削除したいものもタップして選択
  4. ゴミ箱アイコンをタップ
  5. 「削除」をタップ

削除の判断基準:

  • ブレている写真
  • 似たような写真が何枚もある
  • スクリーンショット(必要なものだけ残す)
  • 古いメモ代わりの写真
  • 失敗した動画

注意:「フォト」アプリで削除した写真は、一時的にゴミ箱に移動します。完全に削除するには、ゴミ箱を空にする必要があります。

方法5:LINEのデータを削除する

LINEは、トークの写真や動画、スタンプなどで、気づかないうちに大量のデータが溜まります。

LINEのキャッシュ削除:

  1. LINEアプリを開く
  2. ホーム画面右上の「設定」(歯車マーク)をタップ
  3. 「トーク」をタップ
  4. 「データの削除」をタップ
  5. 削除したい項目にチェック(「写真」「ボイスメッセージ」「ファイル」など)
  6. 「選択したデータを削除」をタップ

注意:トーク履歴自体は削除されませんが、写真や動画は見られなくなります。大切な写真は事前に保存しておきましょう。

【中級編】データを移行して空き容量を増やす方法

不要なデータを削除するだけでは限界があります。大切なデータは別の場所に移動しましょう。

方法6:Googleフォトにバックアップして削除する

Googleフォトは、写真や動画を無料でバックアップできるクラウドストレージサービスです。

特徴:

  • Googleアカウントがあれば無料で使える
  • 15GBまで無料(Gmail、Googleドライブと共用)
  • スマホからもPCからもアクセスできる
  • 自動バックアップ機能あり

手順:

  1. Google Playストアから「Google フォト」をインストール(プリインストール済みの場合が多い)
  2. アプリを開く
  3. Googleアカウントでログイン
  4. 画面右上のプロフィールアイコンをタップ
  5. 「フォトの設定」→「バックアップと同期」をタップ
  6. 「バックアップと同期」をオンにする
  7. バックアップが完了するまで待つ

バックアップ後に削除:

  1. Googleフォトアプリを開く
  2. 画面下部の「ライブラリ」をタップ
  3. 「デバイスの空き容量を増やす」または「空き容量を増やす」をタップ
  4. 削除される写真の枚数とサイズが表示される
  5. 「削除」をタップ

これで、すでにバックアップ済みの写真や動画がスマホ本体から削除され、Googleフォトからはいつでも閲覧できます。

注意:15GBを超える場合は、有料プラン(100GB:月額250円、200GB:月額380円)に加入する必要があります。

方法7:Googleドライブにバックアップする

写真や動画以外のファイル(PDF、Word、Excelなど)は、Googleドライブにバックアップしましょう。

手順:

  1. 「Google ドライブ」アプリを開く
  2. 画面右下の「+」をタップ
  3. 「アップロード」をタップ
  4. アップロードしたいファイルを選択
  5. アップロード完了後、元のファイルを削除

方法8:SDカードにデータを移動する

AndroidスマホにSDカードスロットがある場合、microSDカードを使えば物理的に容量を増やせます。

SDカードのメリット:

  • 容量を自由に選べる(32GB、64GB、128GB、256GBなど)
  • 一度購入すれば追加費用なし
  • インターネット接続不要で使える
  • 他のスマホやPCでも使える

SDカードの選び方:

  • 容量:64GB以上がおすすめ
  • 速度:Class 10以上、UHS-I対応がおすすめ
  • メーカー:サンディスク、トランセンド、Samsungなどの信頼できるメーカー

SDカードの設定手順:

  1. microSDカードをスマホのSDカードスロットに挿入
  2. 通知が表示されるので、タップ
  3. 「外部ストレージとして使用」または「内部ストレージとして使用」を選択
  4. 画面の指示に従って設定

外部ストレージと内部ストレージの違い:

外部ストレージ:

  • 写真、動画、音楽ファイルを保存
  • SDカードを他のスマホでも使える
  • データの移動が簡単

内部ストレージ:

  • アプリもSDカードにインストール可能
  • そのスマホ専用になる(他のスマホでは使えない)
  • 暗号化される

データをSDカードに移動する:

  1. 「設定」→「ストレージ」をタップ
  2. 「SDカードへデータ転送」または「データを転送」をタップ
  3. 移動したい項目(写真、動画、音楽など)にチェック
  4. 「転送」または「移動」をタップ

方法9:パソコンにデータを移動する

パソコンを持っている場合、USBケーブルで接続してデータを移動できます。

手順:

  1. AndroidスマホとパソコンをUSBケーブルで接続
  2. スマホに通知が表示されるので、「ファイル転送」または「MTP」を選択
  3. パソコンでエクスプローラー(Windows)またはFinder(Mac)を開く
  4. スマホが表示されるので、クリック
  5. 「内部ストレージ」→「DCIM」→「Camera」フォルダを開く(写真・動画の保存場所)
  6. 移動したいファイルを選択して、パソコンにコピー
  7. コピー完了後、スマホ内のファイルを削除

Macの場合の追加手順:
Macの場合、「Android File Transfer」というアプリが必要です。

  1. https://www.android.com/filetransfer/ からダウンロード
  2. インストールして起動
  3. スマホを接続すると自動的にファイルが表示される

【上級編】SDカードを内部ストレージ化する

SDカードを「内部ストレージ」として使用すると、アプリもSDカードにインストールできるようになります。

内部ストレージ化のメリット

  • アプリをSDカードにインストール可能
  • 内部ストレージの負担が大幅に軽減
  • 実質的にストレージ容量が増える

内部ストレージ化のデメリット

  • SDカードがそのスマホ専用になる(他のスマホでは使えない)
  • SDカードのデータが暗号化される
  • 読み書き速度が遅いSDカードだと、動作が遅くなる
  • SDカードを抜くと、アプリが使えなくなる

内部ストレージ化の手順(機種によって可能/不可能あり)

方法1:スマホの設定から(対応機種のみ)

  1. SDカードをスマホに挿入
  2. 通知をタップ、または「設定」→「ストレージ」を開く
  3. SDカードをタップ
  4. 「内部ストレージとしてフォーマット」を選択
  5. 警告を読み、「フォーマット」をタップ
  6. フォーマット完了後、「完了」をタップ

注意:この機能がない機種も多くあります。Galaxy、HUAWEIなどの一部メーカーは、この機能を意図的に無効にしています。

方法2:ADBコマンドを使う(上級者向け)
機種の設定に項目がない場合でも、ADB(Android Debug Bridge)コマンドを使えば、内部ストレージ化できることがあります。ただし、この方法は非常に技術的で、失敗するとスマホやSDカードが使えなくなる可能性があるため、ここでは詳しい手順は省略します。

興味がある方は、「Android SDカード 内部ストレージ化 ADB」で検索してみてください。

【予防編】容量不足を防ぐ日常的な対策

一度空き容量を確保しても、また同じ問題が起きないように、日頃から以下の対策を心がけましょう。

1. 定期的にストレージをチェックする

月に1回は、ストレージの使用状況を確認しましょう。空き容量が20%を切ったら、対策を始める目安です。

2. 写真や動画は自動バックアップを設定する

Googleフォトの「バックアップと同期」をオンにしておけば、撮影した写真や動画が自動的にバックアップされます。定期的に「空き容量を増やす」を実行すれば、手間なく容量を確保できます。

3. 大きなファイルはSDカードに直接保存する

カメラアプリの設定で、保存先をSDカードに変更できます。

手順:

  1. カメラアプリを開く
  2. 設定を開く
  3. 「保存先」または「ストレージ」を探す
  4. 「SDカード」を選択

4. 不要なアプリはすぐに削除する

「とりあえずダウンロード」したアプリは、使わないと判断したらすぐに削除しましょう。

5. ゲームアプリのデータダウンロードに注意

ゲームアプリの中には、最初は数百MBでも、追加データをダウンロードすることで数GBになるものがあります。遊ばなくなったゲームは、早めに削除しましょう。

Files by Googleアプリの便利な機能

Google純正の「Files by Google」アプリには、ストレージ管理に便利な機能がたくさんあります。

自動削除提案機能

アプリを開くと、削除候補のファイルを自動で提案してくれます。

提案される項目:

  • ジャンクファイル:不要な一時ファイル
  • 重複するファイル:同じファイルが複数ある
  • 大きなファイル:サイズの大きいファイル
  • 使用していないアプリ:長期間使っていないアプリ
  • ぼやけた写真:ピントが合っていない写真
  • スクリーンショット:古いスクリーンショット

ファイルのバックアップ機能

Files by Googleアプリから、直接Googleドライブにファイルをバックアップできます。

ファイルの共有機能

近くのスマホと、インターネット接続なしでファイルを共有できます(オフライン共有)。

ストレージ容量が減らない時の対処法

対策を実行しても容量が減らない場合は、以下を試してみてください。

1. スマホを再起動する

一時的なバグが原因で、正しく容量が表示されないことがあります。スマホを再起動すると改善することが多いです。

2. Android OSをアップデートする

古いバージョンのAndroidを使っていると、ストレージ管理に不具合が出ることがあります。最新版にアップデートしてみましょう。

手順:

  1. 「設定」→「システム」→「システムアップデート」または「ソフトウェア更新」
  2. 「アップデートをチェック」をタップ
  3. 更新がある場合は、ダウンロードしてインストール

3. キャッシュパーティションをクリアする(一部機種のみ)

リカバリーモードから、システム全体のキャッシュをクリアできます。ただし、機種によって方法が異なり、間違えると危険なので、詳しい手順はメーカーの公式サイトで確認してください。

4. 工場出荷状態に初期化する(最終手段)

どうしても解決しない場合は、スマホを工場出荷状態に戻す必要があります。

注意:すべてのデータが削除されるので、必ず事前にバックアップを取ってください。

手順:

  1. 「設定」→「システム」→「リセット オプション」
  2. 「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」をタップ
  3. 警告を読み、「スマートフォンをリセット」をタップ

よくある質問(Q&A)

Q1:内部ストレージの空き容量は、どのくらい確保すればいいですか?

A:最低でも10%、できれば20%以上の空き容量を確保しましょう。

例えば、64GBのスマホなら6GB以上、できれば12GB以上の空き容量が理想です。これだけあれば、アプリのアップデートや写真撮影がスムーズに行えます。

Q2:「システム」の容量が大きいのですが、削除できますか?

A:いいえ、削除できません。

「システム」はAndroid OSが使用している領域で、スマホを動かすために必要不可欠です。通常、10GB〜20GB程度を使用します。Android OSをアップデートすると、一時的にシステム容量が増えることもありますが、これは正常な動作です。

Q3:SDカードに移動できないアプリがあるのはなぜですか?

A:アプリの仕様やセキュリティ上の理由で、SDカードに移動できないアプリがあります。

特に以下のようなアプリは移動できないことが多いです:

  • システムアプリ(プリインストールアプリ)
  • セキュリティ関連アプリ
  • ウィジェットを使用するアプリ
  • バックグラウンドで常時動作するアプリ

Q4:Googleフォトの無料プランは本当に無料ですか?

A:15GBまでは完全に無料です。ただし、Gmail、Googleドライブと容量を共有します。

15GBを超える場合は、有料のGoogle Oneプランに加入する必要があります:

  • 100GB:月額250円
  • 200GB:月額380円
  • 2TB:月額1,300円

Q5:SDカードを内部ストレージ化すると、速度は遅くなりますか?

A:SDカードの速度次第です。

高速なSDカード(UHS-I、Class 10以上)を使えば、それほど遅くなりません。ただし、内部ストレージより遅いのは事実なので、頻繁に使うアプリは内部ストレージに入れておくことをおすすめします。

Q6:キャッシュを削除すると、アプリが使えなくなりませんか?

A:いいえ、問題ありません。

キャッシュは一時的なデータなので、削除してもアプリは正常に動作します。ただし、削除直後は、データを再取得するため、一時的に動作が遅くなることがあります。例えば、Webブラウザのキャッシュを削除すると、次回のページ読み込みに時間がかかります。

Q7:LINEのトーク履歴は削除されませんか?

A:LINEの「データの削除」では、トーク履歴自体は削除されません。

削除されるのは、トーク内で送受信した写真、動画、ボイスメッセージ、ファイルなどです。テキストのトーク履歴は残ります。ただし、削除した写真や動画は、トーク画面で「ダウンロードできません」と表示されるようになります。

Q8:容量の大きいアプリを見つける方法はありますか?

A:「設定」→「ストレージ」→「アプリ」で確認できます。

アプリの一覧が容量の大きい順に表示されます(機種によっては、並び替えが必要)。特にゲームアプリや動画アプリは容量が大きいので、使っていないものは削除を検討しましょう。

まとめ

Androidの内部ストレージを増やす方法を詳しく解説しました。

すぐにできる5つの方法:

  1. キャッシュを削除する
  2. 使っていないアプリをアンインストールする
  3. ダウンロードファイルを削除する
  4. 不要な写真や動画を削除する
  5. LINEのデータを削除する

データを移行する3つの方法:

  1. Googleフォトにバックアップして削除する
  2. Googleドライブにバックアップする
  3. SDカードにデータを移動する
  4. パソコンにデータを移動する

根本的に解決する方法:

  1. SDカードを内部ストレージ化する(対応機種のみ)

予防策:

  • 定期的にストレージをチェック(月1回)
  • 写真や動画の自動バックアップを設定
  • 大きなファイルはSDカードに直接保存
  • 不要なアプリはすぐに削除

重要なポイント:

  • 空き容量は最低10%、できれば20%以上を確保
  • 写真や動画が内部ストレージを圧迫する最大の原因
  • Googleフォトを活用すれば、無料で15GBまでバックアップ可能
  • SDカードを使えば、物理的に容量を増やせる
  • Files by Googleアプリが便利

定期的にメンテナンスを行って、快適なAndroidライフを楽しんでください!

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