Windowsプリントスクリーン完全ガイド【スクリーンショットの全方法を解説】

Windows

「プリントスクリーンキーを押したけど、どこに保存された?」
「画面の一部だけをキャプチャしたい」
「プリントスクリーンが効かない、動作しない…」

Windowsで画面を画像として保存したい時、プリントスクリーン(スクリーンショット)機能を使いますよね。でも、実は方法がいくつもあって、それぞれ微妙に違うんです。

この記事では、Windowsのプリントスクリーン機能のすべての方法から、保存場所、編集方法、トラブル解決まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。


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  1. プリントスクリーンとは?基礎知識
    1. プリントスクリーン(スクリーンショット)とは
    2. Windowsのプリントスクリーン、実は6種類
  2. 【方法1】PrintScreenキー単体
    1. 使い方
    2. メリットとデメリット
    3. ノートPCでの注意点
  3. 【方法2】Windowsキー + PrintScreen
    1. 使い方
    2. ファイル形式と命名
    3. メリットとデメリット
  4. 【方法3】Alt + PrintScreen
    1. 使い方
    2. アクティブウィンドウとは?
    3. いつ使う?
  5. 【方法4】Windowsキー + Shift + S(最もおすすめ)
    1. 使い方
    2. 各モードの詳細
    3. メリット
  6. 【方法5】Snipping Tool(スニッピングツール)
    1. 起動方法
    2. 使い方
    3. メリットとデメリット
  7. 【方法6】Snip & Sketch(切り取り&スケッチ)
    1. 起動方法
    2. 編集機能
  8. スクリーンショットの保存場所まとめ
    1. 保存場所一覧
    2. クリップボードとは?
  9. プリントスクリーンが効かない時の解決方法
    1. 問題1:PrintScreenキーを押しても反応しない
    2. 問題2:画面が真っ黒になる
    3. 問題3:保存されない・ファイルが見つからない
    4. 問題4:一部だけキャプチャできない
  10. PrintScreenキーの動作を変更する方法
    1. PrintScreenキーでSnipping Toolを起動
    2. ショートカットキーの確認
  11. スクリーンショットの活用術
    1. 活用術1:手順書・マニュアル作成
    2. 活用術2:エラー画面の記録
    3. 活用術3:比較画像の作成
    4. 活用術4:ゲームのスクリーンショット
  12. おすすめのスクリーンショット設定
    1. 設定1:自動保存先を変更
    2. 設定2:ファイル形式の選択
  13. サードパーティ製スクリーンショットツール
    1. おすすめ無料ツール
    2. 有料ツール
  14. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:複数のモニターがある場合、どうなる?
    2. Q2:動画再生中のキャプチャは?
    3. Q3:長いページ全体をキャプチャしたい
    4. Q4:自動で連番保存したい
    5. Q5:スクリーンショットのショートカットを忘れた
  15. まとめ:状況に応じて最適な方法を選ぼう

プリントスクリーンとは?基礎知識

まず、基本的な仕組みを理解しましょう。

プリントスクリーン(スクリーンショット)とは

パソコンの画面に表示されている内容を、そのまま画像ファイルとして保存する機能です。

別名:

  • スクリーンショット(Screen Shot)
  • 画面キャプチャ
  • スクショ
  • PrintScreen(プリントスクリーン)

何に使う?
📝 手順書やマニュアル作成
💬 エラーメッセージの記録
🎮 ゲームの場面保存
📊 資料作成
💼 仕事の報告

Windowsのプリントスクリーン、実は6種類

目的に応じて、6つの方法から選べます。

1. PrintScreenキー単体

  • 画面全体をクリップボードにコピー
  • 最もシンプル

2. Windowsキー + PrintScreen

  • 画面全体を自動保存
  • ファイルとして残る

3. Alt + PrintScreen

  • アクティブウィンドウ(選択中の窓)だけキャプチャ
  • 余計な部分が映らない

4. Windowsキー + Shift + S

  • 範囲を自由に選択
  • 最も便利(おすすめ)

5. Snipping Tool(スニッピングツール)

  • 細かい範囲指定
  • 従来のツール

6. Snip & Sketch(切り取り&スケッチ)

  • 新しいツール
  • 編集機能付き

それぞれ詳しく見ていきましょう。


【方法1】PrintScreenキー単体

最も基本的な方法です。

使い方

手順:

  1. キャプチャしたい画面を表示
  2. キーボードのPrintScreenキーを押す
  • キーボードによって表記が異なる:
  • PrtScn
  • PrtSc
  • Print Screen
  • Prt Scr
  1. 画面全体がクリップボード(一時保存場所)にコピーされる
  2. ペイントやWordなどを開く
  3. Ctrl + Vで貼り付け
  4. ファイルとして保存

メリットとデメリット

メリット:
✅ シンプルで分かりやすい
✅ すべてのWindowsで使える
✅ どんなアプリにも貼り付け可能

デメリット:
❌ 自動保存されない(貼り付ける必要あり)
❌ 画面全体しかキャプチャできない
❌ ファイル名は自分で付ける

ノートPCでの注意点

ノートPCでは、Fnキーとの組み合わせが必要な場合があります。

試すパターン:

  • Fn + PrintScreen
  • Fn + Insert
  • Fn + PrtSc

機種によって異なるので、説明書を確認してください。


【方法2】Windowsキー + PrintScreen

自動保存される便利な方法です。

使い方

手順:

  1. キャプチャしたい画面を表示
  2. Windowsキー + PrintScreenキーを同時押し
  3. 画面が一瞬暗くなる(フラッシュ効果)
  4. 自動的にファイルとして保存される

保存場所:

C:\Users\[ユーザー名]\Pictures\スクリーンショット

ピクチャフォルダ内の「スクリーンショット」フォルダです。

ファイル形式と命名

保存形式: PNG(高画質な画像形式)

ファイル名:

スクリーンショット (番号).png
例:スクリーンショット (1).png

番号は自動で連番になります。

メリットとデメリット

メリット:
✅ 自動保存で楽
✅ すぐにファイルとして使える
✅ 保存場所が分かりやすい

デメリット:
❌ 画面全体しかキャプチャできない
❌ ファイル名が自動なので後で整理が必要


【方法3】Alt + PrintScreen

アクティブウィンドウだけをキャプチャする方法です。

使い方

手順:

  1. キャプチャしたいウィンドウをクリックして選択
  • 選択中のウィンドウの枠が濃くなる
  1. Alt + PrintScreenキーを同時押し
  2. アクティブウィンドウだけがクリップボードにコピーされる
  3. ペイントなどに貼り付け(Ctrl + V)
  4. 保存

アクティブウィンドウとは?

今、選択中の(操作できる状態の)ウィンドウのことです。

見分け方:

  • タイトルバー(上部の帯)の色が濃い
  • 前面に表示されている
  • キーボード入力が効く状態

いつ使う?

📌 特定のアプリだけキャプチャしたい時

  • デスクトップの壁紙やタスクバーは不要
  • アプリの画面だけが欲しい

📌 複数ウィンドウを開いている時

  • 必要な窓だけを撮影
  • 余計な情報が映らない

【方法4】Windowsキー + Shift + S(最もおすすめ)

範囲を自由に選択できる、最も便利な方法です。

使い方

手順:

  1. Windowsキー + Shift + Sを同時押し
  2. 画面が暗くなり、上部にメニューが表示される
  3. キャプチャモードを選択:
  • 四角形: 四角い範囲を指定
  • フリーフォーム: 自由な形で範囲指定
  • ウィンドウ: ウィンドウ全体
  • 全画面: 画面全体
  1. マウスをドラッグして範囲を選択
  2. クリップボードにコピーされる
  3. 右下に通知が表示される
  4. 通知をクリック→編集画面(Snip & Sketch)が開く
  5. 編集・保存

各モードの詳細

四角形モード(最も使う):

  1. 左上をクリック
  2. 右下までドラッグ
  3. 離すとキャプチャ完了

フリーフォームモード:

  1. 始点をクリック
  2. 自由に線を描く
  3. 始点に戻ると完成

ウィンドウモード:

  1. キャプチャしたいウィンドウをクリック
  2. 自動的にそのウィンドウだけキャプチャ

メリット

✅ 範囲を自由に選べる
✅ 不要な部分を除外できる
✅ 編集もできる
✅ Windows 10/11で標準装備

これが一番便利!
慣れたらこの方法をメインで使うのがおすすめです。


【方法5】Snipping Tool(スニッピングツール)

従来からある範囲選択ツールです。

起動方法

方法A:スタートメニューから

  1. スタートメニューを開く
  2. 「Snipping Tool」と検索
  3. アプリをクリック

方法B:ショートカットキー(設定が必要)

PrintScreenキーにSnipping Toolを割り当てられます(後述)。

使い方

手順:

  1. Snipping Toolを起動
  2. 「新規」ボタンをクリック
  3. 画面が暗くなる
  4. キャプチャモードを選択:
  • 四角形: 範囲を四角形で指定
  • フリーフォーム: 自由な形
  • ウィンドウ: ウィンドウ全体
  • 全画面: 画面全体
  1. 範囲を選択
  2. 編集ウィンドウが開く
  3. ペンやマーカーで書き込める
  4. 「ファイル」→「名前を付けて保存」

メリットとデメリット

メリット:
✅ 範囲指定が簡単
✅ 遅延キャプチャ機能(数秒後に撮影)
✅ 簡単な編集機能

デメリット:
❌ いちいちアプリを起動する必要がある
❌ 機能が限定的

注意:
Windows 11では、Snipping Toolは新しくなり、Snip & Sketchと統合されました。


【方法6】Snip & Sketch(切り取り&スケッチ)

Windows 10の新しいキャプチャツールです(Windows 11では統合)。

起動方法

方法A:通知から

  1. Windowsキー + Shift + Sでキャプチャ
  2. 右下の通知をクリック
  3. Snip & Sketchが開く

方法B:直接起動

  1. スタートメニューで「切り取り&スケッチ」と検索
  2. アプリをクリック

編集機能

キャプチャ後、以下の編集ができます:

ペンツール:

  • 手書きで線や図形を描ける
  • 色、太さを選択可能

マーカー:

  • 蛍光ペンのように強調できる

消しゴム:

  • 描いた線を消せる

定規・分度器:

  • まっすぐな線や角度を測れる

トリミング:

  • 不要な部分をカット

保存:

  • PNG、JPEG、GIFで保存可能

スクリーンショットの保存場所まとめ

方法ごとに保存場所が異なります。

保存場所一覧

方法保存場所
PrintScreenキークリップボード(貼り付けが必要)
Windowsキー + PrintScreenピクチャ\スクリーンショット
Alt + PrintScreenクリップボード(貼り付けが必要)
Windowsキー + Shift + Sクリップボード(通知から保存)
Snipping Tool手動で保存先を指定
Snip & Sketch手動で保存先を指定

クリップボードとは?

一時的にデータを保存する場所です。

特徴:

  • コピー(Ctrl + C)したデータが入る
  • 次にコピーすると上書きされる
  • パソコンを再起動すると消える

使い方:

  1. PrintScreenでキャプチャ
  2. ペイントやWordを開く
  3. Ctrl + Vで貼り付け
  4. ファイルとして保存

プリントスクリーンが効かない時の解決方法

キャプチャできない場合の対処法です。

問題1:PrintScreenキーを押しても反応しない

原因1:Fnキーとの組み合わせが必要

解決策:

  • Fn + PrintScreenを試す
  • Fn + Insertを試す
  • BIOSでFnキーの設定を変更(上級者向け)

原因2:OneDriveが干渉している

解決策:

  1. OneDriveアイコンを右クリック
  2. 「設定」を開く
  3. 「バックアップ」タブ
  4. 「PrintScreenキーでSnipping Toolを起動」のチェックを外す
  5. 「OK」

問題2:画面が真っ黒になる

原因: 保護されたコンテンツ(動画再生中など)

解決策:

方法A:再生を一時停止

  1. 動画を一時停止
  2. プリントスクリーンを実行

方法B:別のツールを使う

  • Snipping Toolを使う
  • Game Barを使う(Windowsキー + G)

問題3:保存されない・ファイルが見つからない

原因: 保存場所を間違えている

解決策:

  1. 検索で探す
  • エクスプローラーで「*.png」と検索
  • 「ピクチャ」フォルダ内を確認
  1. 保存方法を確認
  • PrintScreenキーだけ→クリップボードのみ
  • Windowsキー + PrintScreen→自動保存

問題4:一部だけキャプチャできない

原因: マルチモニター環境での混乱

解決策:

特定のモニターだけキャプチャ:

  1. そのモニターでWindowsキー + Shift + S
  2. 範囲を選択

すべてのモニターをキャプチャ:

  1. Windowsキー + PrintScreen
  2. 全画面が1つの画像に

PrintScreenキーの動作を変更する方法

より便利にカスタマイズする方法です。

PrintScreenキーでSnipping Toolを起動

手順(Windows 11):

  1. 設定を開く(Windowsキー + I)
  2. 「アクセシビリティ」をクリック
  3. 「キーボード」を選択
  4. 「PrintScreenキーを使用してSnipping Toolを開く」をオンにする
  5. 完了

これで:
PrintScreenキーを押すと、範囲選択モードが起動します。

ショートカットキーの確認

Windows 11の設定:
設定→「アクセシビリティ」→「キーボード」→「PrintScreenキー」

Windows 10の設定:
設定→「簡単操作」→「キーボード」→「PrintScreenキー」


スクリーンショットの活用術

プリントスクリーンを便利に使うコツです。

活用術1:手順書・マニュアル作成

手順:

  1. Windowsキー + Shift + Sで画面をキャプチャ
  2. Wordや PowerPointに貼り付け(Ctrl + V)
  3. 矢印や文字で説明を追加
  4. 分かりやすいマニュアル完成

活用術2:エラー画面の記録

手順:

  1. エラーが表示されたら、すぐにプリントスクリーン
  2. サポートに問い合わせる時、画像を添付
  3. 文章だけより伝わりやすい

活用術3:比較画像の作成

手順:

  1. 変更前の画面をキャプチャ→保存
  2. 設定を変更
  3. 変更後の画面をキャプチャ→保存
  4. 2つの画像を並べて比較

活用術4:ゲームのスクリーンショット

手順:

  1. Windowsキー + GでGame Barを起動
  2. カメラアイコンをクリック
  • またはショートカット:Windowsキー + Alt + PrintScreen
  1. 自動保存される

保存場所:

C:\Users\[ユーザー名]\Videos\Captures

おすすめのスクリーンショット設定

より快適に使うための設定です。

設定1:自動保存先を変更

手順:

  1. 「ピクチャ\スクリーンショット」フォルダを右クリック
  2. 「プロパティ」を選択
  3. 「場所」タブをクリック
  4. 「移動」をクリック
  5. 新しい保存先を選択(例:Dドライブ)
  6. 「適用」「はい」

設定2:ファイル形式の選択

Snipping ToolやSnip & Sketchでは、保存時に形式を選べます。

おすすめ形式:

PNG:

  • 高画質
  • 文字がきれい
  • ファイルサイズ中
  • おすすめ: 資料作成、文字多め

JPEG:

  • 写真向き
  • ファイルサイズ小
  • おすすめ: メール添付、写真中心

GIF:

  • アニメーション可能(複数枚で動く)
  • 色数少ない
  • おすすめ: 簡単な図

サードパーティ製スクリーンショットツール

より高機能なツールもあります。

おすすめ無料ツール

1. Greenshot(グリーンショット)

  • 軽量・高速
  • 自動保存機能
  • 簡単な編集
  • ショートカットカスタマイズ可能

2. ShareX

  • 超高機能
  • 画面録画もできる
  • クラウド自動アップロード
  • OCR(文字認識)機能

3. LightShot(ライトショット)

  • シンプル
  • オンライン共有が簡単
  • URLで即シェア

有料ツール

Snagit(スナッグイット):

  • プロ向け
  • 動画キャプチャ
  • 高度な編集機能
  • パノラマキャプチャ

よくある質問(FAQ)

Q1:複数のモニターがある場合、どうなる?

A:

  • PrintScreen単体: すべてのモニターが1つの画像に
  • Windowsキー + Shift + S: 範囲選択で特定モニターだけ可能
  • Alt + PrintScreen: アクティブウィンドウのみ(どのモニターでも)

Q2:動画再生中のキャプチャは?

A:

  • 通常のプリントスクリーンでは黒くなることが多い
  • Game Bar(Windowsキー + G)を使う
  • 動画プレイヤーの機能を使う

Q3:長いページ全体をキャプチャしたい

A:
Windows標準機能では不可。以下の方法を:

  • ブラウザ拡張機能(Full Page Screen Capture等)
  • ShareXなどのツール
  • 複数回に分けてキャプチャ→結合

Q4:自動で連番保存したい

A:

  • Windowsキー + PrintScreenが自動連番
  • または、Greenshotなどのツールを使用

Q5:スクリーンショットのショートカットを忘れた

A:
最重要3つ:

  1. Windowsキー + PrintScreen → 全画面自動保存
  2. Windowsキー + Shift + S → 範囲選択(おすすめ)
  3. Alt + PrintScreen → アクティブウィンドウのみ

まとめ:状況に応じて最適な方法を選ぼう

Windowsのプリントスクリーンには、様々な方法があります。

この記事のポイント:

6つの方法:PrintScreen、Windowsキー+PrintScreen、Alt+PrintScreen、Windowsキー+Shift+S、Snipping Tool、Snip & Sketch
保存場所:クリップボードor自動保存(方法による)
トラブル解決:Fnキー、OneDrive設定、保護コンテンツ対応
カスタマイズ:PrintScreenキーの動作変更、保存先変更
活用術:マニュアル作成、エラー記録、ゲームキャプチャ

シーン別おすすめ方法:

📊 資料作成(範囲指定) → Windowsキー + Shift + S
🖥️ 画面全体を保存 → Windowsキー + PrintScreen
🪟 特定のウィンドウのみ → Alt + PrintScreen
✏️ 編集もしたい → Snip & Sketch
🎮 ゲーム画面 → Windowsキー + Alt + PrintScreen(Game Bar)

初心者におすすめの1つ:

Windowsキー + Shift + S

理由:

  • 範囲を自由に選べる
  • すぐに編集できる
  • Windows 10/11標準
  • 一番使い勝手が良い

プリントスクリーンは、仕事でもプライベートでも超便利な機能。この記事の方法を覚えて、画面キャプチャを使いこなしてくださいね!

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