「お店みたいなQRコードを作りたい」 「名刺にQRコード入れたいけど、業者に頼むと高そう…」 「Wi-Fiのパスワード、QRコードにできないかな?」
実は、QRコードは無料で簡単に作れるんです!特別なソフトも、プログラミング知識も必要ありません。
この記事では、WindowsでQRコードを作る7つの方法を完全解説。読み終わる頃には、プロ並みのQRコードが作れるようになりますよ!
QRコードの基礎知識:作る前に知っておきたいこと

QRコードって何を入れられるの?
QRコードには、想像以上に色々な情報を入れられます。
【入れられる情報】
- URL:ウェブサイトへのリンク
- テキスト:最大4,296文字(英数字)
- Wi-Fi情報:SSID+パスワード
- 連絡先:名前、電話番号、メールアドレス
- 位置情報:地図アプリと連携
- メール:宛先、件名、本文を自動入力
- SMS:電話番号とメッセージ
- アプリ起動:LINE、Instagram等
QRコードのサイズと読み取りやすさ
【最適なサイズ】
- 名刺:2cm × 2cm以上
- チラシ:3cm × 3cm以上
- ポスター:5cm × 5cm以上
- 看板:距離÷10のサイズ(10m離れるなら1m角)
小さすぎると読み取れないので注意!
方法1:Microsoft Edge(最も簡単!)
EdgeのQRコード生成機能
Windows 11のMicrosoft Edgeには、QRコード生成機能が標準搭載されています。
【URLのQRコード作成手順】
- Edgeで共有したいウェブページを開く
- アドレスバーの右端にあるQRコードアイコンをクリック
- または右クリック→「このページのQRコードを作成」
- QRコードが表示される
- 「ダウンロード」で画像保存
たった10秒で完成!これが最も簡単な方法です。
カスタマイズ機能
【色の変更】
- QRコード表示画面で色を選択可能
- 8色から選べる
- ブランドカラーに合わせられる
方法2:無料オンラインツール(高機能)
QRコードメーカー(日本語対応)
【おすすめポイント】
- 完全無料
- 登録不要
- 日本語完全対応
- デザインQRも作成可能
【使い方】
- 「qr.quel.jp」にアクセス
- 作成したいQRコードの種類を選択
- 情報を入力
- デザインをカスタマイズ
- 「QRコードを作成」をクリック
- PNG形式でダウンロード
QRのススメ(多機能)
【特徴】
- アクセス解析機能付き
- 短縮URL自動生成
- 一括作成対応
【便利な機能】
- 動的QRコード:後から内容を変更可能
- パスワード保護:限定公開
- 有効期限設定:キャンペーン用
方法3:Google Chrome拡張機能
The QR Code Extension
【インストール方法】
- Chrome ウェブストアで検索
- 「Chromeに追加」をクリック
- ツールバーにアイコン追加
【使い方】
- 現在のページ:アイコンをクリックするだけ
- 選択テキスト:テキスト選択→右クリック→QRコード生成
- 画像として保存:右クリックで保存
QR Code Generator
より高機能な拡張機能です。
【特徴】
- Wi-Fi QRコード作成
- vCard(連絡先)対応
- カラーカスタマイズ
- ロゴ挿入可能
方法4:Microsoft Office(Word/Excel/PowerPoint)

Wordでの作成方法
【手順】
- 「挿入」タブをクリック
- 「アドイン」または「Officeアドインの入手」
- 「QR4Office」を検索してインストール
- QRコードの種類と内容を入力
- 文書に挿入
【メリット】
- 文書に直接挿入
- レイアウト調整が簡単
- 印刷品質が高い
Excelでの活用例
【大量作成に便利】
- A列にURL一覧を入力
- QR4Officeで一括変換
- 各セルにQRコード配置
名簿や商品リストのQRコード化に最適!
方法5:Windows用フリーソフト
QRコード作成器(定番ソフト)
【特徴】
- インストール型で高速動作
- オフラインで使用可能
- バッチ処理対応
【インストールと使い方】
- 窓の杜からダウンロード
- インストール実行
- 起動して情報入力
- 各種設定を調整
- 「作成」ボタンで生成
QRQR(高機能ソフト)
【プロ向け機能】
- エラー訂正レベル調整
- マージン設定
- データ圧縮最適化
- SVG形式出力対応
方法6:PowerShellで作成(上級者向け)
コマンドラインでQRコード生成
【準備】
Install-Module -Name QRCodeGenerator
【基本的な使い方】
New-QRCode -Data "https://example.com" -OutPath "C:\qrcode.png"
【応用例:Wi-Fi QRコード】
$wifi = "WIFI:T:WPA;S:MyNetwork;P:MyPassword;;"
New-QRCode -Data $wifi -Size 10
プログラマーには便利な方法です!
方法7:スマホ連携アプリ
Your Phone(スマホ連携)
Windows 11とスマホを連携させて、スマホアプリで作成したQRコードをPCに送る方法です。
【設定方法】
- Windows「スマホ連携」アプリを起動
- スマホにコンパニオンアプリをインストール
- 連携設定完了
- スマホでQRコード作成
- 自動的にPCに同期
用途別:最適なQRコード作成方法
名刺用QRコード
【おすすめ内容】
- vCard形式(連絡先情報)
- LinkedInプロフィール
- ポートフォリオサイト
【作成ツール】
- QRのススメ(vCard対応)
- Word + QR4Office(レイアウト調整が楽)
【実例:vCard形式】
BEGIN:VCARD
VERSION:3.0
FN:山田太郎
TEL:090-1234-5678
EMAIL:yamada@example.com
END:VCARD
Wi-Fi接続用QRコード
【必要情報】
- ネットワーク名(SSID)
- パスワード
- セキュリティタイプ(WPA2等)
【フォーマット】
WIFI:T:WPA;S:ネットワーク名;P:パスワード;;
ゲストが簡単に接続できて便利!
店舗・イベント用
【メニュー表QRコード】
- PDFメニューへのリンク
- Googleドライブで更新可能
- 印刷コスト削減
【アンケートQRコード】
- Googleフォームと連携
- リアルタイム集計
- ペーパーレス化
デザインQRコードの作り方

カラーQRコード
【色選びのポイント】
- コントラスト比は4.5:1以上
- 明るい背景+暗い模様が基本
- 企業カラーを活用
ロゴ入りQRコード
【作成手順】
- 通常のQRコードを生成
- 中央部分を30%以内で削除
- ロゴを配置
- エラー訂正レベルを「H」に設定
【注意点】
- ロゴは全体の30%以下
- 必ず読み取りテスト実施
- 複数端末で確認
トラブルシューティング
Q:QRコードが読み取れない
A:以下を確認
- サイズが小さすぎる
- 最低2cm角以上に拡大
- コントラストが低い
- 白黒のはっきりした配色に変更
- 余白が不足
- QRコード周囲に4モジュール分の余白確保
- 印刷品質が低い
- 300dpi以上で出力
Q:情報量が多すぎてQRコードが複雑に
A:対策方法
- URL短縮サービスを使用
- bit.lyやQRのススメの短縮機能
- 不要な情報を削除
- 本当に必要な情報だけに絞る
- 分割して複数のQRコードに
- 用途別に分ける
Q:動的QRコードと静的QRコードの違いは?
A:それぞれの特徴
【静的QRコード】
- 内容変更不可
- 無料で作成可能
- アクセス解析不可
【動的QRコード】
- 内容を後から変更可能
- アクセス解析機能付き
- 多くは有料サービス
セキュリティ対策:安全なQRコード運用
悪用されないために
【注意すべきポイント】
- 個人情報は最小限に
- パスワードは直接入れない
- 有効期限を設定する
QRコード詐欺から身を守る
【確認すべきこと】
- 読み取り前にURLを確認
- 不審なQRコードは読まない
- 公式アプリで読み取る
まとめ:今すぐQRコードを作ってみよう!
WindowsでのQRコード作成、想像以上に簡単でしたね!
【用途別おすすめ方法】
- とにかく簡単に作りたい
- Microsoft Edgeの機能(URL専用)
- QRコードメーカー(オンライン)
- ビジネスで使いたい
- Word + QR4Office
- QRのススメ(解析機能付き)
- 大量に作成したい
- Excel + QR4Office
- PowerShell(自動化)
【今すぐ試すべき3つのこと】
- Edgeで自分のSNSのQRコード作成
- TwitterやInstagramのプロフィールURL
- 10秒で完成
- Wi-FiのQRコード作成
- ゲスト用に便利
- パスワード入力の手間なし
- 名刺用vCard作成
- 連絡先交換が一瞬で完了
- ビジネスチャンスを逃さない
QRコードは、アナログとデジタルをつなぐ架け橋。使いこなせば、仕事もプライベートももっと便利になります。
さあ、今日からあなたもQRコードクリエイターです!
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