「iPhoneの写真をWindowsに送りたいけど、どうすれば…」 「PDFファイルをiPhoneに入れたいのに、方法が分からない」 「AirDropが使えないから困る!」
AppleとMicrosoftという異なる会社の製品だから、ファイル転送が複雑になってしまうんです。でも、実は簡単な方法がたくさんあるんですよ!
この記事では、WindowsとiPhone間でファイルを転送する7つの方法を完全解説。読み終わる頃には、あなたも自由自在にファイルを送れるようになります!
方法1:iCloud経由(最も簡単!)

iCloudって何?
iCloudは、Appleが提供するクラウドストレージサービス。インターネット上の保管庫のようなものです。
【メリット】
- ケーブル不要
- 自動同期で楽々
- 5GBまで無料
【デメリット】
- 5GB以上は有料(月130円〜)
- インターネット必須
- 大容量ファイルは時間がかかる
Windows版iCloudの設定方法
【初期設定の手順】
- Microsoft Storeを開く
- 「iCloud」を検索してインストール
- Apple IDでサインイン
- 同期したい項目にチェック
- 写真
- iCloud Drive
- ブックマーク等
【写真の自動同期設定】
- iCloudの設定を開く
- 「写真」にチェック
- 「新しい写真およびビデオを自分のPCにダウンロード」を選択
- 保存先フォルダを指定
これで、iPhoneで撮った写真が自動的にWindowsに保存されます!
iCloud Driveでファイル共有
【iPhoneからWindowsへ】
- iPhoneの「ファイル」アプリを開く
- 送りたいファイルを長押し
- 「移動」→「iCloud Drive」
- WindowsのiCloud Driveフォルダに自動表示
【WindowsからiPhoneへ】
- エクスプローラーでiCloud Driveフォルダを開く
- ファイルをドラッグ&ドロップ
- iPhoneの「ファイル」アプリで確認
方法2:USBケーブルで直接転送(最速!)
必要なもの
- Lightning to USBケーブル(iPhone付属のもの)
- またはUSB-C to USBケーブル(iPhone 15以降)
写真・動画の転送手順
【基本の転送方法】
- iPhoneをUSBケーブルでWindowsに接続
- iPhoneで「このコンピュータを信頼しますか?」→「信頼」
- パスコードを入力
【方法A:エクスプローラーから】
- エクスプローラーを開く
- 「PC」→「Apple iPhone」
- 「Internal Storage」→「DCIM」
- 写真をコピー&ペースト
【方法B:フォトアプリから】
- Windows標準の「フォト」アプリを起動
- 「インポート」→「USBデバイスから」
- iPhoneを選択
- インポートしたい写真を選んで「選択した項目のインポート」
ファイル転送の注意点
残念ながら、USBケーブルでは写真と動画以外のファイル転送はできません。PDFやWordファイルなどは、他の方法を使う必要があります。
方法3:iTunesを使った転送(音楽や文書に最適)
iTunesのインストールと設定
【インストール手順】
- Microsoft Storeから「iTunes」をダウンロード
- インストール後、起動
- Apple IDでサインイン
ファイル共有機能の使い方
【対応アプリのファイル転送】
- iPhoneをUSBで接続
- iTunesでデバイスアイコンをクリック
- 左メニューの「ファイル共有」
- アプリを選択(例:Numbers、Keynote)
- 「ファイルを追加」でWindowsからファイルを転送
この方法なら、特定のアプリで使うファイルを確実に転送できます。
方法4:クラウドストレージ活用(無料で大容量)
Google Drive(15GB無料)
【設定と使い方】
- iPhoneに「Google Drive」アプリをインストール
- Googleアカウントでログイン
- WindowsでGoogleドライブにアクセス
- ファイルをアップロード/ダウンロード
【メリット】
- 15GBまで無料(iCloudの3倍!)
- どんなファイルでも転送可能
- 共有リンクで他人とも共有可能
OneDrive(5GB無料、Microsoft推奨)
【Windows側の準備不要!】
- Windows 10/11には標準搭載
- エクスプローラーに統合済み
【iPhone側の設定】
- 「OneDrive」アプリをインストール
- Microsoftアカウントでログイン
- 自動アップロード設定も可能
Dropbox(2GB無料)
容量は少ないですが、使いやすさは抜群。一時的なファイル転送には十分です。
方法5:メール添付(小さいファイルに便利)

添付ファイルの制限
【サイズ制限】
- Gmail:25MB
- Outlook:20MB
- iCloudメール:20MB
大きいファイルを送る裏技
【ファイル圧縮】
- Windowsでファイルを右クリック
- 「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」
- 圧縮ファイルをメールに添付
【Mail Drop(iCloudメール)】
- 最大5GBまで送信可能
- 30日間ダウンロード可能
- iCloudメールアドレス必須
方法6:AirDrop代替アプリ(無線で高速転送)
Snapdrop(ブラウザだけで完結)
【使い方が超簡単】
- WindowsとiPhoneで同じWi-Fiに接続
- 両方で「snapdrop.net」を開く
- デバイスが表示されたらクリック
- ファイルを選択して送信
アプリ不要、登録不要、完全無料!
Send Anywhere(大容量対応)
【特徴】
- 最大10GBまで無料
- 6桁のキーで簡単転送
- Wi-Fi不要(インターネット経由)
【使い方】
- 両デバイスにアプリをインストール
- 送信側:ファイル選択→6桁キー表示
- 受信側:6桁キー入力→ダウンロード
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【iPhone側の万能アプリ】
- ファイル管理機能充実
- Wi-Fi転送機能内蔵
- PDFリーダーとしても優秀
WindowsのブラウザからiPhoneにファイルを送れます。
方法7:その他の便利な方法
LINE(意外と便利)
【Keep機能を活用】
- 自分だけのトークルームを作成
- ファイルを送信
- Keepに保存(1GBまで)
- 別デバイスでダウンロード
友達に送る必要なし!自分専用の転送ツールとして使えます。
Telegram(最大2GBのファイル)
【クラウドチャット機能】
- 「Saved Messages」に保存
- 複数デバイスで同期
- 2GBまでのファイル対応
Microsoft Phone Link
【Windows 11の新機能】
- iPhoneの通知をWindowsで確認
- メッセージの送受信
- 写真の同期(今後拡張予定)
用途別おすすめ方法
写真を大量に転送したい
最適解:USBケーブル
- 最速で確実
- 通信料不要
- 一括転送可能
次点:iCloud写真
- 自動同期で手間いらず
- ただし容量に注意
文書ファイル(PDF、Word等)
最適解:クラウドストレージ
- Google DriveやOneDrive
- どこからでもアクセス可能
- バージョン管理も可能
動画ファイル(大容量)
最適解:USBケーブル or Send Anywhere
- USBなら最速
- Send Anywhereなら無線で10GBまで
急いで1枚だけ送りたい
最適解:メール or LINE
- 設定不要ですぐ送れる
- 相手にも送りやすい
よくあるトラブルと解決法

Q:iPhoneがWindowsに認識されない
A:以下を順番に試してください
- ケーブルを確認
- 純正または認証済みケーブル使用
- 充電専用ケーブルはNG
- 信頼設定を確認
- iPhone側で「信頼」をタップ
- パスコード入力
- ドライバを更新
- デバイスマネージャーを開く
- Apple Mobile Device USB Driverを更新
Q:iCloudの容量が足りない
A:3つの対策
- 不要な写真を削除
- iPhoneの「最近削除した項目」も空に
- iCloud写真を最適化
- 設定→写真→「iPhoneのストレージを最適化」
- 有料プランにアップグレード
- 50GB:月130円(おすすめ)
- 200GB:月400円
Q:転送速度が遅い
A:原因と対策
- Wi-Fi環境を改善
- 5GHz帯を使用
- ルーターに近づく
- ファイルサイズを縮小
- 画像は圧縮
- 動画は解像度を下げる
- 時間帯を変える
- 深夜や早朝は高速
まとめ:最適な方法を選ぼう!
WindowsとiPhone間のファイル転送、もう迷いません!
【シーン別ベスト3】
- 日常使い
- iCloud(自動同期で楽)
- Google Drive(無料容量が多い)
- USBケーブル(確実で高速)
- ビジネス利用
- OneDrive(Office連携)
- Teams(共同作業)
- メール(記録が残る)
- プライベート
- LINE Keep(手軽)
- Snapdrop(アプリ不要)
- Send Anywhere(大容量対応)
【今すぐ試すべきこと】
- まずiCloudかGoogle Driveを設定
- USBケーブル転送も覚えておく
- 緊急用にSnapdropをブックマーク
これで、どんな状況でもファイル転送に困ることはありません。
AndroidならすぐできることでもiPhoneだと一手間かかる…それがWindowsとiPhoneの関係。でも、方法さえ知っていれば全然問題なし!
今日から、あなたもファイル転送マスターです!
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