「パソコンが急に重くなった…メモリが足りないのかな?」 「メモリの使用率ってどこで見るの?」 「8GBで足りてる?16GB必要?どうやって判断すればいい?」
こんな疑問、ありませんか?
実は、Windowsでメモリを確認する方法は10種類以上もあるんです!簡単な方法から詳細な診断まで、目的に応じて使い分けることで、PCの状態を正確に把握できます。
この記事では、3秒で確認できる簡単な方法から、メモリの詳細情報、増設の判断基準まで完全解説。読み終わる頃には、あなたもメモリ管理のエキスパートです!
【最速3秒】今すぐメモリを確認する方法

方法1:タスクマネージャー(一番簡単!)
手順:
- Ctrl + Shift + Esc を同時押し
- 「パフォーマンス」タブをクリック
- 左側の「メモリ」を選択
見るべきポイント:
使用中:5.2/15.9 GB (33%)
↑現在の使用量 ↑搭載メモリ ↑使用率
危険度判定:
~60%:余裕あり(緑)
60-80%:やや注意(黄)
80%~:要対策(赤)
方法2:タスクバーから素早く確認
Windows 11/10共通:
- タスクバーを右クリック
- 「タスクマネージャー」を選択
- 簡易表示なら「詳細」をクリック
メモリ使用率が一目で分かります!
メモリの詳細情報を確認する5つの方法
方法1:設定アプリで確認(Windows 11/10)
手順:
- Windows + I で設定を開く
- システム → バージョン情報
- 「デバイスの仕様」セクション
- 実装RAM を確認
表示例:
実装 RAM:16.0 GB
(使用可能:15.9 GB)
方法2:システム情報で詳細確認
手順:
- Windows + Pause キー
- または「msinfo32」を実行
確認できる情報:
- 物理メモリ合計
- 利用可能な物理メモリ
- 仮想メモリの状態
- ページファイルの容量
方法3:コマンドで瞬時に確認
コマンドプロンプトで:
# メモリ容量を確認
wmic memorychip get capacity
# メモリの詳細情報
wmic memorychip list brief
# より詳しい情報
systeminfo | findstr /C:"物理メモリ"
PowerShellで:
# メモリ使用状況
Get-CimInstance Win32_OperatingSystem | Select TotalVisibleMemorySize, FreePhysicalMemory
# メモリモジュール情報
Get-CimInstance Win32_PhysicalMemory | Select Manufacturer, Capacity, Speed
方法4:DirectX診断ツール
手順:
- Windows + R → 「dxdiag」
- 「システム」タブ
- 「メモリ」の項目を確認
ゲーム用途なら、ここでの確認が便利!
方法5:リソースモニター(詳細分析)
手順:
- タスクマネージャー → パフォーマンス
- 下部の「リソースモニターを開く」
- メモリタブで詳細確認
確認できる情報:
- プロセスごとの使用量
- 物理メモリの内訳
- ハードフォルトの発生状況
メモリ使用状況の見方と判断基準

タスクマネージャーの読み方
項目 | 意味 | 正常値 |
---|---|---|
使用中 | 現在使用しているメモリ | 60%以下 |
利用可能 | すぐ使える空きメモリ | 2GB以上 |
コミット済み | 予約済みメモリ | 搭載量以下 |
キャッシュ済み | 高速化用メモリ | 多いほど良い |
ページプール | システム用メモリ | 1GB前後 |
非ページプール | 固定メモリ | 500MB以下 |
圧縮メモリとは?
Windows 10/11の新機能:
通常:使わないデータ → ディスクへ(遅い)
圧縮:使わないデータ → 圧縮してメモリに(速い)
表示例:使用中 (圧縮: 250 MB)
→ 250MBが圧縮されて保存中
メモリ不足のサインと対処法
危険信号TOP5
- 使用率が常に80%以上
- ディスクアクセスが100%
- 「メモリ不足」警告が出る
- アプリが頻繁にクラッシュ
- PCの動作が異常に遅い
即効!メモリを解放する方法
方法1:不要なアプリを終了
タスクマネージャー → プロセス
メモリ使用量でソート
不要なアプリを「タスクの終了」
方法2:スタートアップを整理
タスクマネージャー → スタートアップ
不要なアプリを「無効化」
方法3:メモリ最適化コマンド
# 管理者権限で実行
echo off | clip
用途別:必要メモリ容量の目安
2025年版 推奨メモリ容量
用途 | 最小 | 推奨 | 理想 |
---|---|---|---|
ネット・Office | 4GB | 8GB | 16GB |
プログラミング | 8GB | 16GB | 32GB |
動画編集 | 16GB | 32GB | 64GB |
ゲーム | 8GB | 16GB | 32GB |
3D/CAD | 16GB | 32GB | 64GB+ |
AI/機械学習 | 16GB | 32GB | 64GB+ |
Windows 11の要件
最小要件: 4GB(64ビット版) 快適動作: 8GB以上 推奨: 16GB以上
メモリの種類と規格を確認
搭載メモリの詳細確認
CPU-Zで確認(無料ツール):
- CPU-Zをダウンロード・起動
- 「Memory」タブ:容量・種類
- 「SPD」タブ:各スロットの詳細
確認できる情報:
- DDR世代(DDR3/DDR4/DDR5)
- 動作周波数(2666MHz等)
- タイミング(CL16等)
- 製造メーカー
メモリスロットの空き確認
コマンドで確認:
wmic memphysicalmemory get devicelocator, capacity
物理的に確認:
- PCのマニュアルで最大容量確認
- 現在の使用スロット数を確認
- 空きスロット = 全スロット – 使用中
メモリ増設の判断基準

増設が必要なケース
✅ こんな時は増設検討:
- 使用率が常に70%以上
- ページファイルを頻繁に使用
- 複数アプリで作業が多い
- 仮想マシンを使用
- 将来的に重い作業予定
増設前のチェックリスト
- [ ] マザーボードの最大容量確認
- [ ] 空きスロット数の確認
- [ ] メモリ規格の確認(DDR4等)
- [ ] デュアルチャネル対応確認
- [ ] 予算の確認(8GB:3,000円~)
トラブルシューティング
Q1:表示されるメモリが少ない
原因と対策:
- 内蔵GPUが使用 → 正常(共有メモリ)
- 32ビットOS → 3.5GB制限あり
- メモリ予約 → msconfig で確認
Q2:メモリ使用率が異常に高い
確認事項:
- Windows Updateの実行中?
- ウイルススキャン中?
- メモリリークのアプリ?
- Chrome のタブ開きすぎ?
Q3:メモリエラーが疑われる
Windows メモリ診断:
- Windows + R → 「mdsched」
- 「今すぐ再起動して問題を確認」
- 自動でテスト実行
プロのメモリ管理テクニック
仮想メモリの最適化
設定方法:
- システムのプロパティ → 詳細設定
- パフォーマンス → 設定
- 詳細設定 → 仮想メモリ → 変更
推奨設定:
- 初期サイズ:RAM × 1.5
- 最大サイズ:RAM × 3
- SSDに設定すると高速
RAMディスクの活用
メリット:
- 超高速な一時作業領域
- SSDの寿命延長
- ブラウザキャッシュに最適
注意: 電源オフでデータ消失
まとめ:メモリ管理でPCを快適に!
Windowsのメモリ確認は、PCの健康診断のようなもの。定期的にチェックすることで、快適な環境を維持できます。
絶対に覚えるべき3つの方法:
- Ctrl + Shift + Esc → パフォーマンス 最も簡単で詳しい情報
- 使用率60%以下を維持 これ以上は対策検討
- タスクマネージャーで原因特定 メモリ食いアプリを発見
適切なメモリ管理で、PCのパフォーマンスを最大限に引き出しましょう!
今すぐ確認:
- タスクマネージャーでメモリ使用率チェック
- 70%超えなら不要アプリを終了
- 常に高い場合は増設を検討
快適なPC環境で、生産性を向上させましょう!
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