iPhoneの時間制限を完全マスター!スクリーンタイムで使いすぎを防ぐ設定方法

ライフハック

「気づいたらスマホを何時間も見てた…」

「子どもがゲームばかりしていて困る」

「SNSをチェックするつもりが、気がついたら1時間経ってた!」

こんな経験、ありませんか?

iPhoneには「スクリーンタイム」という便利な機能が標準で搭載されています。これを使えば、自分や家族のiPhone使用時間をコントロールできるんです。

この記事では、スクリーンタイムの基本的な使い方から、効果的な設定方法、うまく機能しないときの対処法まで、わかりやすく解説していきます。

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  1. スクリーンタイムって何?どんなことができるの?
    1. スクリーンタイムでできること
  2. 【初期設定】スクリーンタイムを有効にする方法
    1. 自分用のiPhoneで設定する場合
    2. 子ども用のiPhoneで設定する場合
  3. 【基本設定1】休止時間を設定して就寝前のスマホをやめる
    1. すぐに休止時間を開始する方法
    2. スケジュールを設定する方法
    3. 曜日別に設定する方法
  4. 【基本設定2】アプリごとに使用時間を制限する
    1. カテゴリ単位で制限する方法
    2. 個別のアプリだけに制限をかける方法
    3. 制限時間に達するとどうなるの?
  5. 【重要設定】常に許可するアプリを選ぶ
    1. 設定方法
    2. 注意点:LINEが制限できない場合
  6. 【パスコード設定】勝手に設定を変えられないようにする
    1. パスコードの設定方法
    2. パスコード設定時の重要な注意点
  7. 【子ども向け】コミュニケーションの制限を設定する
    1. 設定方法
  8. 【子ども向け】コンテンツとプライバシーの制限
    1. 基本的な設定方法
    2. できる制限の例
  9. スクリーンタイムが効かない!よくある原因と対処法
    1. 原因1:「休止時間中にブロック」がオフになっている
    2. 原因2:「常に許可」に制限したいアプリが入っている
    3. 原因3:スクリーンタイムパスコードが設定されていない
    4. 原因4:iOSのバージョンが古い
    5. 原因5:スクリーンタイムの設定が正しく反映されていない
  10. 【応用技】ファミリー共有で離れた場所から子どものiPhoneを管理
    1. ファミリー共有の設定方法
    2. ファミリー共有のメリット
  11. 【使用状況確認】週間レポートで自分の使い方を振り返る
    1. レポートの見方
    2. 週間レポート通知
  12. まとめ:スクリーンタイムで健康的なiPhone生活を

スクリーンタイムって何?どんなことができるの?

スクリーンタイムは、iOS 12から搭載されたiPhone標準の機能です。アプリの使用時間を管理したり、特定の時間帯にiPhoneの使用を制限したりできます。

スクリーンタイムでできること

自分のiPhoneの使用状況がわかる

どのアプリをどれくらい使っているか、1日に何回iPhoneを持ち上げたか、どんな通知を何回受け取ったかなど、使用状況を詳しく確認できます。

アプリの使用時間を制限できる

SNSやゲームなど、特定のアプリやカテゴリに1日の使用時間制限を設定できます。制限時間に達すると、そのアプリは使えなくなります。

休止時間を設定できる

就寝前や勉強時間など、iPhoneから離れたい時間帯を設定できます。休止時間中は、許可したアプリ以外は使えません。

子どものiPhoneを管理できる

年齢に合わない不適切なコンテンツをブロックしたり、アプリのダウンロードに承認を必要にしたりできます。親のiPhoneから子どものiPhone使用状況を確認することもできますよ。

【初期設定】スクリーンタイムを有効にする方法

まずは、スクリーンタイムを有効にしましょう。

自分用のiPhoneで設定する場合

手順:

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「スクリーンタイム」をタップ
  3. 「アプリとWebサイトのアクティビティ」をタップ
  4. 「アプリとWebサイトのアクティビティをオンにする」をタップ

これで、iPhoneの使用状況が記録され始めます。

子ども用のiPhoneで設定する場合

手順:

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「スクリーンタイム」をタップ
  3. 「スクリーンタイムをオンにする」をタップ
  4. 「続ける」をタップ
  5. 「これは子供用のiPhoneです」を選択

子ども用として設定すると、より厳格な管理オプションが利用できるようになります。

【基本設定1】休止時間を設定して就寝前のスマホをやめる

休止時間を設定すると、特定の時間帯にiPhoneの使用を制限できます。就寝前や勉強時間に設定するのがおすすめです。

すぐに休止時間を開始する方法

手順:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」を開く
  2. 「休止時間」をタップ
  3. 「明日まで休止時間をオンにする」をタップ

これで、翌日の午前0時まで休止時間が有効になります。

スケジュールを設定する方法

毎日決まった時間に休止時間を設定したい場合は、スケジュール機能を使いましょう。

手順:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」→「休止時間」を開く
  2. 「スケジュール」をオンにする
  3. 開始時刻と終了時刻を設定

たとえば、夜10時から朝7時まで設定すれば、その時間帯は許可したアプリ以外使えなくなります。

曜日別に設定する方法

平日と休日で違う時間を設定することもできます。

手順:

  1. 「スケジュール」をオンにした状態で「毎日」をタップ
  2. 「曜日別に設定」を選択
  3. 各曜日ごとに開始・終了時刻を設定

これで、平日は厳しく、休日は少し緩めの設定にできますね。

【基本設定2】アプリごとに使用時間を制限する

SNSやゲームなど、ついつい長時間使ってしまうアプリには、1日の使用時間制限を設定しましょう。

カテゴリ単位で制限する方法

アプリのカテゴリ全体に制限をかけることができます。

手順:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」を開く
  2. 「アプリ使用時間の制限」をタップ
  3. 「制限を追加」をタップ
  4. カテゴリを選択(例:「SNS」「ゲーム」など)
  5. 時間を設定(例:1日1時間)
  6. 右上の「追加」をタップ

たとえば「SNS」カテゴリに1日1時間の制限を設定すると、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなど、すべてのSNSアプリを合計1時間までしか使えなくなります。

個別のアプリだけに制限をかける方法

特定のアプリだけに制限をかけたい場合は、こうします。

手順:

  1. カテゴリを選択する画面で、カテゴリ名をタップ
  2. カテゴリ内のアプリ一覧が表示される
  3. 制限したいアプリだけにチェックを入れる
  4. 時間を設定して「追加」をタップ

これで、例えばゲームカテゴリの中でも特定のゲームだけに制限をかけられます。

制限時間に達するとどうなるの?

設定した時間に達すると、アプリのアイコンに砂時計マークが表示され、アプリが使えなくなります。

ただし、「時間延長の許可を求める」をタップすれば、以下の選択肢が表示されます:

  • あと1分:あと1分だけ使える(1日1回のみ)
  • 15分後に再通知:15分間制限を解除
  • 今日は制限しない:今日1日は制限なし

自分用のiPhoneなら自由に選べますが、子ども用のiPhoneでスクリーンタイムパスコードを設定している場合は、パスコードの入力が必要になります。

【重要設定】常に許可するアプリを選ぶ

休止時間中やアプリの使用制限中でも、常に使えるようにしておきたいアプリを設定できます。

設定方法

手順:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」を開く
  2. 「常に許可」をタップ
  3. 「許可されたアプリ」セクションで、常に使いたいアプリの「+」ボタンをタップ

常に許可しておくべきアプリの例:

  • 電話
  • メッセージ
  • FaceTime
  • マップ
  • 時計

緊急時の連絡手段として、これらは常に許可しておくことをおすすめします。

注意点:LINEが制限できない場合

「LINEを制限しているのに使えてしまう」という場合は、「常に許可」にLINEが入っている可能性があります。

制限したい場合は、「常に許可」のリストからLINEを除外してください。

【パスコード設定】勝手に設定を変えられないようにする

子どものiPhoneを管理する場合や、自分でも簡単に制限を解除できないようにしたい場合は、スクリーンタイムパスコードを設定しましょう。

パスコードの設定方法

手順:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」を開く
  2. 「スクリーンタイム・パスコードを使用」をタップ
  3. 4桁のパスコードを入力
  4. もう一度同じパスコードを入力して確認
  5. Apple IDとパスワードを入力(パスコードを忘れた場合の復元用)

このパスコードを設定すると、スクリーンタイムの設定を変更したり、時間制限を解除したりする際に、パスコードの入力が必要になります。

パスコード設定時の重要な注意点

パスコードは絶対に忘れないでください!

パスコードを忘れてしまうと、設定の変更ができなくなります。最悪の場合、iPhoneを初期化する必要があります。

必ず、忘れないパスコードを設定して、どこかにメモしておきましょう。

【子ども向け】コミュニケーションの制限を設定する

子どものiPhoneで、知らない人からの連絡を防ぎたい場合は、コミュニケーションの制限を設定できます。

設定方法

手順:

  1. 「設定」→「iCloud」で「連絡先」をオンにする
  2. 「設定」→「スクリーンタイム」→「コミュニケーションの制限」を開く
  3. 「休止時間外」をタップ
  4. 以下から選択:
  • 全員:誰とでも連絡できる
  • 連絡先のみ:連絡先に登録されている人とだけ連絡できる
  • 指定した連絡先のみ:特定の連絡先とだけ連絡できる

休止時間中の設定も同様に行えます。

この制限は、電話、FaceTime、メッセージ、iCloudの連絡先に適用されます。ただし、緊急連絡先への通話は常に可能です。

【子ども向け】コンテンツとプライバシーの制限

年齢に合わない不適切なコンテンツから子どもを守るために、コンテンツとプライバシーの制限を設定しましょう。

基本的な設定方法

手順:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」を開く
  2. 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
  3. 「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにする

できる制限の例

アプリの制限

年齢制限があるアプリの利用を制限できます。

  • 「4+」:4歳以上向けのアプリのみ
  • 「9+」:9歳以上向けのアプリのみ
  • 「12+」:12歳以上向けのアプリのみ
  • 「17+」:17歳以上向けのアプリのみ

Webコンテンツの制限

  • 無制限:すべてのWebサイトにアクセス可能
  • 成人向けWebサイトを制限:アダルトコンテンツを自動的にブロック
  • 許可されたWebサイトのみ:指定したWebサイトだけアクセス可能

アプリのインストール制限

「iTunesおよびApp Storeでの購入」から、以下を制限できます:

  • アプリのインストールを禁止
  • アプリの削除を禁止
  • アプリ内課金を禁止

親の承認がないと新しいアプリをダウンロードできないように設定すれば、勝手に課金されることもありません。

スクリーンタイムが効かない!よくある原因と対処法

「スクリーンタイムを設定したのに、制限が効かない」というトラブルがよくあります。原因と対処法を見ていきましょう。

原因1:「休止時間中にブロック」がオフになっている

休止時間を設定しても、この設定がオフだと制限が効きません。

対処法:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」→「休止時間」を開く
  2. 「休止時間中にブロック」をオンにする

この設定をオンにすると、休止時間中は許可していないアプリが完全にブロックされます。

原因2:「常に許可」に制限したいアプリが入っている

休止時間やアプリ使用時間の制限を設定しても、「常に許可」に入っているアプリは制限されません。

対処法:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」→「常に許可」を開く
  2. 制限したいアプリの「−」ボタンをタップして除外

特にLINEやゲームアプリが知らないうちに「常に許可」に入っている場合があるので、確認してみてください。

原因3:スクリーンタイムパスコードが設定されていない

パスコードを設定していないと、簡単に制限を解除できてしまいます。

対処法:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」を開く
  2. 「スクリーンタイム・パスコードを使用」をタップ
  3. パスコードを設定

子どものiPhoneを管理する場合は、必ずパスコードを設定しましょう。

原因4:iOSのバージョンが古い

古いバージョンのiOSでは、スクリーンタイムにバグがある場合があります。

対処法:

  1. 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開く
  2. 最新のiOSにアップデート

最新バージョンにアップデートすることで、多くの問題が解決します。

原因5:スクリーンタイムの設定が正しく反映されていない

設定を変更しても、すぐに反映されないことがあります。

対処法:

  1. スクリーンタイムを一度オフにする
  2. iPhoneを再起動する
  3. もう一度スクリーンタイムをオンにして設定し直す

これで、設定がリセットされて正しく機能するようになることが多いです。

【応用技】ファミリー共有で離れた場所から子どものiPhoneを管理

ファミリー共有を設定すると、親のiPhoneから子どものiPhone使用状況を確認したり、設定を変更したりできます。

ファミリー共有の設定方法

手順:

  1. 親のiPhoneで「設定」→「自分の名前」をタップ
  2. 「ファミリー共有」をタップ
  3. 「メンバーを追加」→「子どもアカウントを作成」を選択
  4. 画面の指示に従って子どもアカウントを作成

ファミリー共有のメリット

離れた場所から管理できる

親のiPhoneから、子どものiPhone使用状況をリアルタイムで確認できます。設定の変更も親のiPhoneから可能です。

承認と購入のリクエスト

子どもがアプリをダウンロードしようとすると、親のiPhoneに通知が届きます。親が承認しないとダウンロードできません。

週間レポートの確認

子どもが1週間でどのアプリをどれくらい使ったか、詳細なレポートが親のiPhoneに届きます。

【使用状況確認】週間レポートで自分の使い方を振り返る

スクリーンタイムには、1週間の使用状況をまとめたレポート機能があります。

レポートの見方

手順:

  1. 「設定」→「スクリーンタイム」を開く
  2. 「すべてのアプリとWebサイトのアクティビティを確認する」をタップ

ここで確認できる情報:

  • 1日の平均使用時間
  • 最もよく使うアプリ
  • iPhoneを持ち上げた回数
  • 受け取った通知の数
  • アプリカテゴリ別の使用時間

週間レポート通知

毎週決まった時間に、1週間の使用状況をまとめた通知が届きます。この通知をタップすると、詳細なレポートを確認できます。

「先週より使用時間が30%増えてる!」なんてことがわかると、自分の使い方を見直すきっかけになりますよ。

まとめ:スクリーンタイムで健康的なiPhone生活を

iPhoneのスクリーンタイム機能を使えば、自分や家族のiPhone使用時間を効果的に管理できます。

今すぐできる基本設定:

  • スクリーンタイムを有効にする
  • 休止時間を設定(就寝前の2時間など)
  • よく使うアプリに使用時間制限を設定
  • 常に許可するアプリを設定
  • スクリーンタイムパスコードを設定

子どものiPhoneを管理する場合:

  • 子ども用として設定
  • コミュニケーションの制限を設定
  • コンテンツとプライバシーの制限を設定
  • ファミリー共有で遠隔管理

うまく機能しない場合は:

  • 「休止時間中にブロック」がオンか確認
  • 「常に許可」のリストを確認
  • スクリーンタイムパスコードを設定
  • iOSを最新版にアップデート

スクリーンタイムは、iPhoneの使いすぎを防ぐだけでなく、自分の使い方を客観的に見直すきっかけにもなります。

最初は厳しすぎる設定にせず、無理のない範囲から始めて、徐々に調整していくのがおすすめです。健康的なiPhone生活を送りましょう!

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