「iPhoneのロック画面がみんなと同じで個性がない」「壁紙に時計の色が馴染まなくて見にくい」
そんな悩みはありませんか？
実は、iOS 16以降のiPhoneでは、ロック画面の時計の色やフォントを自由にカスタマイズできるようになりました。この記事では、時計の色変更方法から、おしゃれなカスタマイズのコツまで詳しく解説します。
iOS 16以降で時計のカスタマイズが可能に
何ができるようになった？
iOS 16のアップデートで、ロック画面のカスタマイズ機能が大幅に強化されました。
変更できる項目
- 時計のフォント（6種類から選択）
- 時計の色（豊富なカラーパレット）
- フォントの太さ（スライダーで調整）
- 時計のサイズ（iOS 18以降、一部フォントのみ）
- 時計の質感（iOS 18以降、ソリッド/ガラス）
対応機種
iOS 16以降がインストールできるiPhoneであれば、すべて対応しています。
対応機種
- iPhone 8以降
- iPhone SE（第2世代）以降
古い機種をお使いの方は、まずiOSのアップデートを確認しましょう。
時計の色を変更する方法【基本編】
それでは、実際に時計の色を変更する手順を見ていきましょう。
手順1：ロック画面を編集モードにする
操作方法
- iPhoneのロック画面を表示
- 画面の何もないところを長押し
- 「カスタマイズ」ボタンが表示されたらタップ
Face IDまたはTouch IDで認証を求められる場合があります。
手順2：時計をタップして編集画面を開く
操作方法
- カスタマイズ画面で「時刻」部分をタップ
- フォントと色の選択画面が表示される
ここで時計のデザインを自由に変更できます。
手順3：好きな色を選択
操作方法
- 画面下部のカラーパレットから好きな色をタップ
- さらに細かい色調整も可能
- リアルタイムでプレビューされる
選べる色
- レッド
- オレンジ
- イエロー
- グリーン
- ブルー
- パープル
- ピンク
- ホワイト
- グレー
- ブラック
- その他多数のカラーバリエーション
手順4：変更を保存
操作方法
- 色を選んだら「×」アイコンをタップして編集画面を閉じる
- 「完了」をタップ
- 「壁紙を両方に設定」または「ホーム画面をカスタマイズ」を選択
これで時計の色変更が完了です。
フォントも同時に変更する
色だけでなく、フォントも同時に変更できます。
選べるフォント
iPhoneには6種類のフォントが用意されています。
フォントの種類
- ソフト：丸みのあるやさしいデザイン
- ステンシル：ミリタリー風のスタイリッシュなデザイン
- モダン：シンプルで読みやすいデザイン
- ラウンド：太めで存在感のあるデザイン
- スラブ：明朝体風の落ち着いたデザイン
- スクリプト：筆記体風のエレガントなデザイン
フォントの太さも調整可能
手順
- フォント選択画面でフォントをタップ
- 下部のスライダーで太さを調整
- 細いフォントから太いフォントまで自由に変更
※一部のフォントは太さ調整ができません
iOS 18の新機能：サイズと質感の変更
iOS 18以降では、さらに多くのカスタマイズが可能になりました。
時計のサイズ変更（iOS 18以降）
変更方法
- カスタマイズ画面で時計をタップ
- 1番目のフォントを選択
- 右下の角をドラッグしてサイズ調整
- 最大で画面の約半分まで拡大可能
注意点
- サイズ変更できるのは1番目のフォント（ソフト）のみ
- サイズを大きくするとウィジェットは下部に移動
- 上部にウィジェットを配置したい場合は、サイズを元に戻す必要がある
質感の変更（iOS 18以降）
2つの質感
- ソリッド：従来通りの不透明なデザイン
- ガラス：半透明でガラスのような質感
変更方法
- 時計の編集画面を開く
- 質感オプションから「ソリッド」または「ガラス」を選択
ガラス質感は、壁紙が透けて見えるおしゃれなデザインです。
ウィジェットの色も同時に変わる
重要なポイント：時計の色を変更すると、ロック画面のウィジェットも同じ色に変わります。
影響を受けるもの
- 日付表示
- 追加したウィジェット（天気、カレンダーなど）
- バッテリー残量表示
統一感が出て見栄えが良くなりますが、個別に色を設定することはできません。
壁紙に合わせた色選びのコツ
時計の色選びで失敗しないためのポイントをご紹介します。
コントラストを意識する
良い例
- 暗い壁紙 → 明るい色の時計（白、イエロー、シアンなど）
- 明るい壁紙 → 暗い色の時計（黒、ネイビー、ダークグレーなど）
悪い例
- 黄色い壁紙 → 黄色い時計（見えにくい）
- 黒い壁紙 → 黒い時計（判読困難）
時計が見やすいかどうかが最優先です。
壁紙の雰囲気に合わせる
クールな壁紙（都会、夜景など）
- ブルー、シアン、ホワイト、シルバーなど
温かい壁紙（自然、夕日など）
- オレンジ、イエロー、レッド、ゴールドなど
モノトーンの壁紙
- ホワイト、グレー、ブラック（シンプルに）
アクセントカラーとして使う
壁紙の主要な色に合わせるのではなく、あえて対照的な色を選ぶことで、時計をアクセントにすることもできます。
例
- グリーン系の壁紙 → ピンクやパープルの時計
- ブルー系の壁紙 → オレンジやイエローの時計
時計を目立たなくする・消す方法
逆に、時計を目立たせたくない場合もあるでしょう。
壁紙と同じ色にする
時計を完全に消すことはできませんが、壁紙と同じ色にすることで見えにくくすることは可能です。
手順
- 壁紙が黒なら時計の色も黒に設定
- 壁紙が白なら時計の色も白に設定
ただし、ウィジェットも同じ色になるので注意が必要です。
被写界深度エフェクトを使う
iPhone XS以降では、ポートレートモードで撮影した写真を壁紙にすると、被写体が時計の前に浮き出て見える効果が使えます。
使い方
- ポートレートモードで人物を撮影
- その写真をロック画面の壁紙に設定
- 人物が時計に少しかぶるように位置調整
- 自動的に人物が前面に、時計が背面に配置される
時計を人物の後ろに隠すことができます。
スタンバイモードの時計もカスタマイズ可能
iOS 17以降では、「スタンバイモード」という新機能が追加されました。
スタンバイモードとは
iPhoneを横向きで充電すると、スマートディスプレイのように時計や写真を表示できる機能です。
設定方法
- 「設定」→「スタンバイ」をタップ
- 「スタンバイ」をオンにする
- iPhoneを横向きにして充電
- 自動的にスタンバイモードに切り替わる
スタンバイモードの時計デザイン
時計のスタイル
- デジタル時計（複数のデザイン）
- アナログ時計
- 世界時計
変更方法
- スタンバイモード中に画面をスワイプ
- 時計画面に移動
- 上下スワイプでデザイン変更
置き時計として使うのに最適です。
よくある質問
時計の位置は変更できる？
残念ながら、ロック画面のメイン時計の位置は変更できません。
時計は常にロック画面の上部に固定されています。ただし、ウィジェットとして別の時計を追加することは可能です。
秒数も表示できる？
メインの時計は「時:分」のみの表示で、秒数は表示できません。
秒数まで表示したい場合は、ウィジェットで秒数付きの時計を追加する方法があります。
時計を完全に消すことはできる？
標準機能では完全に消すことはできません。
壁紙と同じ色にして目立たなくする、または被写界深度エフェクトで隠す方法があります。
ホーム画面の時計の色は変えられる？
ロック画面の時計の色変更は、ホーム画面には影響しません。
ホーム画面に時計を表示したい場合は、ウィジェットを追加する必要があります。
複数のロック画面を作成できる？
はい、できます。
用途や時間帯に応じて、複数のロック画面を作成し、切り替えて使うことが可能です。
切り替え方法
- ロック画面を長押し
- 左右にスワイプして好きなロック画面を選択
カスタマイズ例：おすすめの組み合わせ
実際に使いやすい組み合わせをご紹介します。
ビジネス向け
設定
- 壁紙：ダークグレーや黒のシンプルな背景
- フォント：モダンまたはスラブ
- 色：ホワイトまたはシルバー
- 太さ：やや細め
落ち着いた印象で、ビジネスシーンに最適です。
カジュアル向け
設定
- 壁紙：明るい色の写真や風景
- フォント：ソフトまたはラウンド
- 色：パステルカラーや鮮やかな色
- 太さ：普通〜太め
親しみやすく、日常使いに最適です。
エレガント向け
設定
- 壁紙：花や自然の美しい写真
- フォント：スクリプト（筆記体）
- 色：ゴールドやローズゴールド
- 太さ：細め
上品で洗練された印象になります。
ミニマル向け
設定
- 壁紙：単色（黒または白）
- フォント：モダン
- 色：壁紙と対照的な色（黒なら白、白なら黒）
- 太さ：細め
シンプルで見やすく、飽きのこないデザインです。
カスタマイズできない時の対処法
時計の色が変更できない場合の確認ポイントです。
iOSのバージョンを確認
確認方法
- 「設定」→「一般」→「情報」
- 「iOSバージョン」を確認
iOS 16未満の場合は、アップデートが必要です。
アップデート方法
手順
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- 利用可能なアップデートがあればダウンロード
- インストールを実行
※バッテリー残量50%以上、Wi-Fi接続推奨
機種が古い場合
iPhone 7以前の機種では、iOS 16をインストールできません。
この場合、時計のカスタマイズ機能は利用できないため、機種変更を検討しましょう。
まとめ：自分だけのロック画面を作ろう
iPhoneのロック画面の時計は、色やフォントを自由にカスタマイズできます。
変更できる項目
- フォント（6種類）
- 色（豊富なカラーパレット）
- 太さ（スライダーで調整）
- サイズ（iOS 18以降、一部フォント）
- 質感（iOS 18以降、ソリッド/ガラス）
基本的な変更手順
- ロック画面を長押し
- 「カスタマイズ」をタップ
- 「時刻」をタップ
- 好きな色とフォントを選択
- 「完了」で保存
色選びのコツ
- 壁紙とのコントラストを意識
- 壁紙の雰囲気に合わせる
- アクセントカラーとして使う
- 見やすさを最優先
注意点
- 時計の色を変えるとウィジェットも同じ色に変わる
- 位置は変更できない
- 秒数表示はできない
ロック画面は1日に何度も見る画面です。自分好みにカスタマイズすれば、iPhoneを使うのがもっと楽しくなりますよ。
壁紙に合わせて時計の色を変えたり、気分や季節で雰囲気を変えたり。あなただけのオリジナルなロック画面を作ってみてください！
複数のロック画面を作成して、仕事用とプライベート用で使い分けるのもおすすめです。ぜひ、いろいろな組み合わせを試してみてくださいね。
コメント