どうも、ちょげ(@chogetarou)です。
昔、好きな事を話す時、早口で話しすぎて、ドン引きされたことがありました。
当時は、自分の中では普通に話していただけなので、すごいショックでした。
逆に、ゆっくり話すと、つまらなそうにしていたり、話を遮られたりと、これまた良いことがありません。
一体、早口とゆっくりした話し方では、どちらの方が良いのでしょうか?
聞き手の印象

1976年、サザンカルフォルニア大学が興味深い実験を行なっています。
この実験では、同じ話し手が同じ内容の話を、「早口」で話した場合と「ゆっくり」と話した場合で、聞き手の印象を比較しています。
そこで早口の話し手に対して、聞き手が次のようなことを感じることがわかりました。
- 自信
- 信頼性
- 知識量の多さ
聞き手は、良い印象を持っていたのです。
また、これらの印象から早口の場合は、情報の信頼性が上がり、聞き手に対しての影響力も上がっていたことが分かりました。
しかし、早口の方がゆっくりした話し方より必ずしも優れているかというと、そうでもないようです。
1991年、ジョージア大学が行った実験では、ゆっくりした話した方の方が、聞き手が知っている情報、または既に賛成している意見では、説得力と影響力が増したことが分かりました。
これとは逆に、話す内容を知らない人、反対意見を持っている人には、ゆっくりした話し方がむしろ反発され、説得力が低下。早口で話した方が、むしろ説得力と影響力が上がっていました。
オススメの記事 >>> 「よくある雑談の7つの話題」どれが盛り上がる?
どっちが良い?

早口の話し方は、次のような人に良い効果があります
- 話す内容を知らない
- 反論を持っている
逆に、ゆっくりとした話し方は、次のような人に良い効果があります。
- 話す内容を知っている
- 既に意見に賛成している
つまり、聞き手によって、早口とゆっくりした話し方のどちらが良いのかは変わるのです。
メリットから考えると、これから話す内容を、「相手が知っているか」、「相手が賛成しているか」によって、どちらが良いかは変わります。
まとめ
聞き手にとって、話す内容が新しい、もしくは反対している意見であれば「早口」。既に知っている内容、または元から賛成している意見であれば「ゆっくりとした話し方」が良い。
なので、聞き手によって、「早口」と「ゆっくりとした話し方」のどちらが良いのかは変わるということです。
早口かゆっくりかどちらで話すべきか迷ったら、話す内容と相手のことを考えてみてください。
オススメの記事 >>> 「よくある雑談の7つの話題」どれが盛り上がる?
参考

コメント