Dartで、リスト(List)の要素を削除する方法を紹介します。
方法

リストの要素を削除するには、Listに用意されているメソッドを使います。
リストには、要素を削除できるメソッドがいくつかあります。
今回は、その中の5つを紹介します。
- removeAt : 場所を指定して削除
- removeLast : 1番最後の要素を削除
- removeRange : 特定の範囲の要素を全て削除
- remove : 要素があるかを検索して、あったら削除
- clear : 要素を全削除
removeAtメソッド

1つ目は、「removeAtメソッド」です。
「removeAtメソッド」は、指定した位置の要素を削除するものです。
var list = <int>[1,2,3];
list.removeAt(1);

「removeAtメソッド」の引数には、削除する場所をインデックスで指定します。
removeLastメソッド

2つ目は、「removeLastメソッド」です。
「removeLastメソッド」は、リストの1番後ろ(1番右)の要素を削除するメソッドです。
var list = <int>[1,2,3];
list.removeLast();

最後の要素を削除したいなら、このメソッドを使うのがオススメです。
removeRangeメソッド

3つ目は、「removeRangeメソッド」です。
このメソッドは、特定の範囲にある要素を全て削除するメソッドです。
var list = <int>[1,2,3,4,5];
list.removeRange(1,4);

範囲は、2つのインデックスを使って、(start, end)のように指定します。
「end」のインデックスは、範囲に入らないので気をつけてください。
例えば、2番目から5番目までだったら、「removeRange(1, 6)」のようになります。
removeメソッド

4つ目は、 「removeメソッド」です。
このメソッドは、指定された値を探し、見つけたら削除するメソッドです。(同じ値が複数ある場合は、1番最初のだけ)
var list = <int>[1,2,3];
list.remove(2);

上記の例では、「2」がリストにあるかを探し削除しています。
数値だけではなく、文字列でも同じようにすることができます。
特定の値だけを削除したい時に役立つメソッドです。
clearメソッド

5つ目は、「clearメソッド」です。
このメソッドは、リストが持つ要素を全て削除します。
var list = <int>[1,2,3];
list.clear();

1度全てを消してリセットしたい場面で役立ちます。
まとめ
リストの要素を削除するには、メソッドを使用します。
この記事で紹介した、要素を削除できるメソッドは次の5つです。
- removeAt : 場所を指定して削除
- removeLast : 1番最後の要素を削除
- removeRange : 特定の範囲の要素を全て削除
- remove : 要素があるかを検索して、あったら削除
- clear : 要素を全削除
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