どうも、ちょげ(@chogetarou)です。
ギリシャ神話の女神「ネメシス」について解説します。
ネメシスとは?

ネメシスは、人間の思い上がりや慢心を罰する女神です。
ヘシオドスでは、ネメシスは、女神「ニュクス」の娘とされています。
ネメシスが登場するエピソードには、ゼウスに追われて卵を産む話やナルキッソスの話があります。
ゼウスに追われる話

ゼウスは、ネメシスとの子供を作ろうとして、彼女を追いかけます。
ネメシスは、ゼウスに抱かれることを嫌がり、色々な姿に変身しながら逃げます。
しかし、ネメシスがガチョウに変身したところで、白鳥に変身したゼウスに抱かれてしまいます。
ゼウスと交わったネメシスは、子供を身籠り、1つの卵を産みます。
ネメシスが生んだ卵は、レダに預けられます。
その後、卵からはヘレネとディオスクロイが生まれます。
ナルキッソスの話

ナルキッソスは、とても美しい少年でした。
美少年のナルキッソスは、多くの乙女やニンフ(妖精)に言い寄られます。
ですが、ナルキッソスは言いよる彼女たちを強く拒みます。
ナルキッソスに拒まれた女性たちは深く傷つき、女神ネメシスに祈ります。
彼女たちの祈りを聞き入れたネメシスは、ナルキッソスに激怒し、彼を泉に誘い出します。
ナルキッソスは、泉を覗き込み、水面に映る美少年(ナルキッソス自身)に恋をします。
水面に映る自分に恋をしたナルキッソスは、水辺に張り付き、水面を眺め続けます。
ナルキッソスは、ずっと水面を見つめ続けていたことで、衰弱し、そのまま死んでしまいます。
その後、水辺から根が生えて、ナルキッソスは水仙となります。
まとめ
ネメシスは、人間の思い上がりや慢心を罰する女神です。
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