どうも、ちょげ(@chogetarou)です。
この記事では、ギリシャ神話のアルテミスについて解説します。
アルテミスとは

アルテミスは、ゼウスと女神レトの娘で、アポロンの双子の姉です。
アルテミスは、「狩猟」「純潔」「月」を司る処女神です。
また、アルテミスは、「誕生」「多産」「(人や動物の)子供」の守り神ともされています。
彼女は、弓を持ち、ニンフや動物を伴い、よく山野を駆け回り、狩りをしているとされています。
苛烈さと冷酷さ
アルテミスは、苛烈かつ無慈悲で容赦のない冷酷さを持っているのが特徴です。
アルテミスの冷酷さを表すエピソードには、次のようなものがあります。
- ゼウスに犯されたカリスト(アルテミスのお付き)を熊に変える
- 母レトを嘲笑したニオべの子供をアポロンと共に皆殺し
- 水浴びを見たアクタイオンを鹿に変え、彼の猟犬で八つ裂きにする
関連する星座
アルテミスに関連する星座は、3つあります。
- オリオン座
- こぐま座
- おおぐま座
オリオン座

1つ目は、「オリオン座」です。
女神「アルテミス」は、ポセイドンの息子「オリオン」に恋をします。
アルテミスとオリオンは、2人とも狩りが得意だったこともあり、すぐに仲良くなります。
しかし、アルテミスの弟「アポロン」は、2人の関係を快く思いませんでした。
ある日、アポロンは、オリオンにサソリを送り込みます。
サソリに気づいたオリオンは、サソリから逃げ、海の果てまで行きます。
オリオンが海の果てまで逃げた時、アポロンは、アルテミスに海に浮かぶ点に向けて、弓を射るようにけしかけます。
アルテミスが打った矢は、海に浮かぶ点に見事命中します。
その後、オリオンの死体が海に浮かび、アルテミスは、自分の矢がオリオンの頭を射抜いたことを知りました。
アルテミスは、死んでしまったオリオンを蘇らせて欲しいとゼウスに頼みますが、蘇生は断られます。
ゼウスは、蘇生の代わりに、オリオンを天にあげ、彼を星座にします。
この時、生まれた星座がオリオン座です。
こぐま座とおおぐま座

2つ目と3つ目は、こぐま座とおおぐま座です。
ある日、ゼウスは、アルテミスのお付きのカリストに目をつけ、彼女を犯します。
アルテミスは、処女ではなくなったカリストを熊に変えます。
その後、カリストの息子アルカスは、母が変した熊に出会います。
アルカスは、自分の母親だと知らずに、母が変身した熊をしとめようとします。
この親子を不憫に思ったゼウスは、カリストとアルカスを天にあげ、星座にします。
この時生まれた星座がこぐま座とおおぐま座です。
まとめ
アルテミスは、ゼウスと女神レトの娘で、アポロンの双子の姉です。
アルテミスは、「狩猟」「純潔」「月」を司る処女神です。
彼女の性格は、苛烈さと冷酷さが特徴です。
また、アルテミスに関連する星座は、次の3つです。
- オリオン座
- こぐま座
- おおぐま座
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